無農薬でモロヘイヤを作る岡崎さん。山形県有機農業協議会の会員で、NPO法人日本ヤーコン協会の正会員でもあります。
山形市の兼業農家で育った岡崎さん。50代頃までは勤めを続けていて、農家を継ぐとは思っていなかったそうです。それが有機農家としてここまで情熱を傾けることになるとは。思わぬ展開でした。
そのきっかけになったのは自身の病を有機の野菜が治してくれたこと、尊敬できる人との出会がありました。
息子や娘たちがスポーツに打ち込む中で知った技と心を鍛える「勝つ心理」、オリンピックの金メダリスト、ラニー・バッシャムの教えがそれを導いてくれました。それは今も岡崎さんのバックボーンになっています。
岡崎さんは「世界三大健康野菜」と呼ばれるヤーコン、キクイモ、アピオスを栽培し、販売に力を入れています。コロナ禍の前までは商圏は仙台市。試食販売でその効果を伝え、多くの得意先を獲得していました。自身が取り戻した健康をこの野菜でと、熱く語りながら顧客を増やしていったのです。
ヤーコンは体質改善に最適です。フラクトオリゴ糖が含まれていて食べるとそのほとんどが大腸へ運ばれ乳酸菌のエサとなり善玉菌を増やします。便秘の改善やコレステロールや中性脂肪、血糖値が下がるなどの効果があります。菊芋は糖尿病に有効、アピオスも神経を安定させ、親指ほどの3粒で元気回復と言われます。
母と岡崎さん夫婦、娘、長男夫婦、次男、孫と大家族の岡崎さん、今後の方向はの問いに「腸内フローラを活性化させる作物づくりです」とキッパリ。
11月には収穫期、ぜひ乞うご期待です。