のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

似てるようで似てない

2012年06月21日 08時12分27秒 | 日常生活
祈祷会で会った教会仲間から
「薬局で妹ちゃんに会ったよー!」と話しかけられました。

おー!よく分かったね。
と驚くと
「ううん。私じゃなくて、妹ちゃんから話しかけてくれたの。
 もしかしたら・・・って。名前呼ばれちゃった♪」
と、にこにこしながら答えてくれました。


・・・すごいな、妹さん。
さすが人大好きっ子。
私の教会仲間までインプットされているとは。
しかも、妹さんのほうから話しかけちゃうんだ!
と感嘆しましたが。

よくよく考えると、私も知り合いを見かけたら、瞬間的にテンションが上がるし、
思わず「おー!」と話しかけちゃうほうだと思い当たりました。

なんだろう。
思いも寄らないところで知った顔を見つけたときのあの喜び。
推測するに「ウォーリーを探せ」的な達成感からくる喜びです。
なにより「知り合い」を「見かけた」ぐらいであれば
通りすがりに「おー!」「おー!」で会話をすませられちゃうのです。
あのお手軽感も好きなんだろうなあ。

残念なことに、人の顔や名前を覚えるのがとてつもなく苦手な私は
基本的に普段、ぼんやり歩いていることもあって、
そういった喜びに遭遇することすら、まれなのです。

その希少価値も「ウォーリーを探せ」的楽しみに繋がっていると思われます。

旅行フラグ立ちました

2012年06月20日 08時16分26秒 | 日常生活
幼なじみから電話があり、妹さんの結婚を伝えられました。

とうとう!?
とうとう、結婚なんだね!
おめでとーーーーーっ!

なにせ、もう長いこと(優に10年ぐらい)遠距離恋愛だったのです。
遠距離恋愛に苦手意識というか不信感を抱いている私にとっては
ものすごくものすごく嬉しいニュースです。
(私の身勝手な)ジンクスを打ち破ってくれて、ありがとー!

しかしながら、幼なじみは妹に先を越され、
覚悟はしていたものの、やはり若干、ショックが大きかった模様。
「まさかね、まさかあの子に先を越されるなんて。」としょんぼり。

うん。気持ちは分かるよ。
なにせ私は「妹に先を越された姉」の先輩だもの。

とお伝えしたところ、幼なじみから
「やろー!やけん、絶対、のんちゃんに聞いてもらおうっち思ったんよ。」

・・・思い出され方に思うところは色々あるものの、
いの1番に教えていただけたのは、すんごく嬉しい♪
めでたい話は、いつだって大歓迎なのです。
何より、ちっちゃい頃から知ってるあの花ちゃん(仮名)が結婚だなんて!
感無量・・・。


ところで、結婚式の日取りも会場もまったく決まっていない中、
もし結婚式が旦那様の勤務地、名古屋で行われるのであれば
私も一緒に旅立つことが決まりました。

だって名古屋(の近く)には、従兄弟もいるし!
一度は遊びに行きたいと思っていたのです。
ちょうどいいきっかけだ!
・・・冷静に考えると(冷静に考えなくとも)
「きっかけ」になりようもない関係の薄さと言えなくもない。

けど、決めた!
名古屋に行く!
でもって、幼なじみが結婚式に参加してる時に、従兄弟を呼び出しちゃえー。
と、まだ結婚式の日取りも会場も、ましてや従兄弟の都合すらなんにも分かっていない中、
好き勝手に着々と計画を立てていると、幼なじみが当たり前のように言いました。
「なんで?のんちゃんだったら、全然、結婚式に参加できるよ?
 妹も絶対、来ていいっち言うよ?」



思いがけず、結婚式への出席が増えそうな予感。

2012年5月の読書

2012年06月18日 21時56分53秒 | 読書歴
久々の落語ブームに、しょっちゅう訪れる児童小説ブーム、そして、定期的に訪れるノンフィクションブームが私のもとにやってきました。つまり、本を読むことに疲れていると思われます。疲れると、なぜか(って、あまり考えることなく読み進められるから、ですが)児童小説に手を伸ばしたくなるのです。懐かしく「あの頃に」立ち帰れます。それにしても、落語との再会は私にとって幸せな収穫でした。でも、ただでさえ、好きなものが多すぎて時間が足りない私にとって、好きなものが増えるのはちょっと困ったことでもあるのです。

37.カフーを待ちわびて/原田マハ
■ストーリ
沖縄の離島・与那喜島で、雑貨商を営みながら淡々と暮らしている明青のところに、ある日「幸」と名乗る女性から便りがやってきた。明青が旅先の神社で絵馬に残した「嫁に来ないか」という言葉を見て、手紙を出してきたのだ。「私をお嫁さんにしてください」幸からの思いがけない手紙に半信半疑の明青の前に現れたのは、明青が見たこともないような美(チュ)らさんだった。幸は神様がつれてきた花嫁なのか?戸惑いながらも、溌剌とした幸に思いをつのらせる明青。折しも島では、リゾート開発計画が持ち上がっていた。
■感想 ☆☆
ラブストーリーが読みたくなって借りた作品。ラブストーリーって難しいな・・・と思いました。読みやすくて面白かったけれど、ラブストーリ部分よりも島のリゾート開発のほうが私にとってはインパクトが大きかったために、主人公ふたりそっちのけで読み進めてしまいました。経済が立ち行かなくなった島でのリゾート開発は、そこで暮らす人にとってどんな意味を持つのか。生きていくためには、きれい事だけではすまされないけれど、こうやって私たちはいろんなものを失ってきたのかもしれない、と思わされました。玉山鉄二さん主演で映画化されてるんだとか。見てみたいなー。

38.ストーリー・セラー/有川浩
■ストーリ
小説家と、彼女を支える夫を突然襲った、あまりにも過酷な運命。極限の選択を求められた彼女は、今まで最高の読者でいてくれた夫のために、物語を紡ぎ続けた。
■感想 ☆☆☆☆
「ラブコメ大好きで何が悪い」有川さんの名言です。この作品はコメディではないけれど、それでも有川さんの信念が伝わってくる作品でした。本人を彷彿とさせる男前なヒロインたち。彼女と彼女とともに歩む夫が互いに支えあい、思いあう姿に、思わず目頭が熱くなりました。ずるいなぁ、そう思わずにはいられない作品です。

39.炉辺荘(イングルサイド)のアン(第七赤毛のアン)/モンゴメリ
40.アンをめぐる人々(第八赤毛のアン)/モンゴメリ
41.虹の谷のアン(第九赤毛のアン)/モンゴメリ
42.アンの娘リラ(第十赤毛のアン)/モンゴメリ
■ストーリ
今やアンは6人の子どもの母親となりました。アンの愛と知恵とユーモアに溢れた子育ての日々を描く「炉辺荘のアン」一見平穏なアヴォンリーに起る様々な事件を愛とユーモアで紹介する「アンをめぐる人々」アンの子供達と隣家の牧師一家の子供たちの交流をユーモアたっぷりに描く「虹の谷のアン」そして、アンとアンの末娘リラを中心に、第一次世界大戦が勃発した世界で、成長した息子たちや娘の恋人たちが次々に出征していく中、悲しみに耐える残された人々を描いた「アンの娘リラ」
■感想 ☆☆☆☆☆
ようやくようやく赤毛のアンシリーズをすべて読み終えました。途中で放り出したままだったアンシリーズですが、最後まで読めて本当によかった。大好きな古い友人の「その後の生活」を知ることができて満足しました。もっとも印象的だったのは、シリーズの中でテイストが異なる「アンの娘リラ」。平和でのどかだったアヴォンリーの生活に戦争が影を落とす様を丁寧に描いていて胸が痛くなりました。どこの国であろうと、「国のために戦う若者の姿」や「残される人たちの悲しみ」は変わらないのだということを改めて実感しました。

43.おおきなかぶ、むずかしいアボカド~村上ラヂオ2~/村上春樹
■内容
1.人の悪口を具体的に書かない、2.言い訳や自慢をなるべく書かない、3.時事的な話題は避ける。村上春樹さんがエッセイを書く時に自ら課したルール。その法則に則って書かれた、どうでもいいようだけど、やっぱりどうにも読み過ごすことが出来ない、心に沁みる興味津々のエピソード。大橋歩さんの美しい銅版画を挿画に綴られたアンアンの人気エッセイを書籍化。
■感想 ☆☆☆☆
どの文章からも伝わってくる村上さんの誠実な、でも一風変わった人柄が心地よいエッセイ集。村上さんの文章を読むたびに、私は彼の文章から漂う品の良さ、そして揺るぎない信念が好きなのだと実感します。このエッセイ集を図書館から借りている間に3度ほど読み返しました。

44.よってたかって古今亭志ん朝/志ん朝一門
■内容
生前、他人にあまり自分の内面を見せることがなかった古今亭志ん朝。直弟子たちによって語られた芸に厳しく、人間味豊かな名人の素顔。

45.名人―志ん生、そして志ん朝 /小林信彦
■内容
2001年10月1日、古今亭志ん朝急逝の報にふれて衝撃を受けた著者が、哀惜の念をこめて、志ん生と志ん朝、父子二代の落語家を論じる。

46.志ん朝の走馬灯/京須 偕充
■内容
古今亭志ん朝が生前唯一、その落語の録音を許したプロデューサーであり、数多くの落語家の音源制作を手掛けた著者が、折々に書いてきた「古今亭志ん朝」の素顔、横顔、そして志ん朝落語に関する評論を、あらたに書き下ろした文章も追加して一冊にまとめたもの。初めて言葉を交わした日から、早すぎる死まで。一人のプロデューサーの記憶に焼きついた志ん朝の姿を追憶する。

■感想 ☆☆☆☆
時折襲われるフィクション疲れによる「本読みたくない病」のため、普段は滅多に訪れないノンフィクションの棚で本を物色しました。つらつらタイトルを眺めているとふと目についたのは落語関係の本。無性に読みたくなり、一番多く並べられていた志ん朝師匠に関するものを3冊借りました。この3冊が大当たりで、3冊それぞれに弟子、ファン、プロデューサーと異なる視点から偏りなく志ん朝師匠を知ることができ、大いに楽しみました。
そもそも落語が好きとは言え、詳しくはなく、志ん生師匠の落語は聴いたことがあるものの、志ん朝師匠の落語は未聴。だからこそ、稀代の落語家、志ん朝師匠の落語に対して、物狂おしいほどのあこがれにかられました。ぜひ一度、聴いてみたかった。同じ時代を生きていたのに、一度も聴いたことがないなんて、なんてもったいないことをしたんだろう、とそういうふうに思わされました。
また落語家(より、私は噺家という言葉のほうが好きですが)さんたちの独特な師弟関係も興味深く読み進めました。伝統芸能でもある落語故の口伝による芸の受け渡し、「この噺は、あの師匠筋のものだから」という筋の通し方など、潔く、すがすがしさを感じさせられる風習にさわやかな気持ちになりました。とはいえ、お弟子さんたちによる「よってたかって~」によると、そういった風習も徐々にすたれてきており、今の噺家さんは師匠の噺をテープに録って覚えたり、違う師匠筋の噺も何の断りもなく高座にかけたりすることがあるんだとか。「伝統」を大切にしている噺家さんたちすら、時代によって少しずつ変わっていく寂しさ、面倒だけど、大切に残してほしい風習が失われていくやりきれなさを感じさせられました。
3冊の本すべてから伝わってきたのは、志ん朝という稀代の噺家の厳格さ、芸に対しての真摯さ、厳しさ、誇り高さ。プライドを持って、芸に生きた噺家の姿を憧れを持って読み進めました。
この本のおかげで、テレビでたまに放映されている高座をビデオ録画するようになりました。またタイミングよく、志ん朝師匠の大須演芸場での独演会がCDブックとして発売されてしまったのです。全30巻!見たい!でも、高い!!うっかり買ってしまわないように気を付けないと!

47.水底フェスタ/辻村深月
■ストーリ
村も母親も捨てて東京でモデルとなった由貴美。突如帰郷してきた彼女に魅了された広海は、村長選挙を巡る不正を暴き、村を売ろうとしている由貴美に協力する。だが、由貴美が本当に欲しいものは別にあった。
■感想 ☆
ここ最近、辻村作品との相性が悪く、今回も作品世界にまったく入り込むことができませんでした。読み進めるのがとてもつらい作品でした。ただ、文章の持つ訴求力は高かったので、辛かったのは純粋に、私がこういった話が苦手だからだと思われます。人が「好き」だの「嫌い」だのそういった感情に振り回されて、理性を失う話がとてつもなく苦手なのです。ただ、作品全体の空気感は単館系日本映画で、映画化されると面白いのかもしれないとも思いました。文章だけで読み進めると、「あちらの世界に堕ちていく」緊張感が私にとって、息苦しすぎましたが、映像だとやや緩和される気がします。
その場合、ヒロインのイメージはビジュアル的には、市川美和子さんです。でも、菅野美穂さんもこういった「魔性の女」を嬉々として演じそうだな、とも思います。彼女にふりまわされる年下の男の子は、三浦春馬さんかなー。・・・ちょっと違うかな。も少し芯が強い感じなんだけどな。

48.バレエものがたり./アデル・ジュラス
■ストーリ
舞台の上のロマンチックな踊りの世界が物語になりました。お姫さまや王子さま、美しい乙女や奇妙な生きものたちが、恋をしたり、変身したり、幽霊になったり、ふしぎな魔法のお話をくりひろげます。「ジゼル」「コッペリア」「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」「火の鳥」の6話による短編集。
■感想 ☆☆*
有名な話ほど、漠然とストーリーの流れを知ってはいても、詳しいところはよく知らなかったり通して読んだことはなかったりするもんだな、と思いました。「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」は絵本で読んで話の流れまでちゃんと記憶に残っているけれど、「ジゼル」も「コッペリア」も通して読むのは初めてで、とても新鮮でした。

49.人形の家/ルーマ・ゴッデン
■ストーリ
小さなオランダ人形のトチーは「人形の家」で両親と弟のりんごちゃん、犬のかがりと幸せに暮らしていました。しかし、ある日、ごうまんな人形、マーチペーンが「人形の家」に入りこみ、思いがけない事件がおこります。
■感想
小さいころ、共に遊んだ人形やぬいぐるみを懐かしく思い出す作品。幼いころは何の疑問もなく、人形には人格があると信じていたし、今も心のどこかで「もしかしたら・・・」という想いを捨てられないで抱えている気がします。だから、人形の擬人化は抵抗なく受け入れられるし、意地悪な子もいれば、高慢な子がいたり、賢くはないけれど正直な子がいたり、という人間(人形?)模様も面白く読み進めました。
分かりやすく意地悪な子よりも、一見、人当たりがよくて、でも心の中に野望を抱えている子のほうが百倍ぐらい怖いし、たちが悪い。そして、争いの火種となる最も恐ろしい感情は「愛されたい」という欲望に「自分だけが」という特権意識が付与されたときなのかもしれない、と思いました。みんなと同じように愛されたい、でもなく、みんな同じぐらい愛されたい、でもなく、みんなより少しでも多く愛されたい、私だけが愛されたい、という想いは独占欲へと発展し、そのために周囲の人たちをおとしいれたりする感情につながるのだろうと思いました。そんな目には見え難い悪意に立ち向かえるのは「賢さ」とか「優しさ」ではなく、「自分を信じる心」「自分に正直な心」なのかもしれない、とも思いました。自分を信じているから、理不尽な要求にも屈しないし、自分が大切にしていることを守り通す。不器用な強さがまぶしく輝く作品でした。

50.くらやみ城の冒険/マージェリー・シャープ
51.ダイヤ城からの脱出/マージェリー・シャープ
52.くらやみ城の冒険/マージェリー・シャープ
53.地下の湖の冒険/マージェリー・シャープ
54.オリエントの冒険/マージェリー・シャープ
■ストーリ
優美で勇敢なミス・ビアンカが様々な人たちを助けに行く冒険譚。
第1巻では、ネズミたちで結成されている囚人友の会はが最悪の牢獄「くらやみ城」に投獄されたノルウェイ詩人を救出するため、ノルウェイ語を話せるノルウェイ鼠を招くところから始まります。ノルウェイ鼠を招くためには、ノルウェイに行く必要があり、かくして、外交官に飼われ、せとものの塔に住み、飛行機で世界中を行ったり来たりしているミス・ビアンカに白羽の矢が立ちました。そして、ここから彼女と大使館の厨房に住む鼠のバーナードの冒険が始まり、意地悪な女王の館から孤児の女の子を助けたり(2巻)、孤児の女の子を逃してしまったために、女王から罰として塔に閉じ込められている元悪者の大臣を助けたり(3巻)、地下の湖から行方不明の男の子を無事に連れ帰ったり(4巻)、オリエントの女王の罰を受けて象に踏みつぶされる運命にある給仕の男の子と女中頭の女性を救い出したり(5巻)するのです。

■感想 ☆☆☆☆
とにかくビアンカが魅力的!白い艶やかな毛並みに漆黒の瞳、細いしなやかな体につけられた細い銀のネックレス。優美で優雅な語り口調、品よく、育ちも良く、思いやりもあって、でもほんの少し世間知らずで、思い立ったらすぐ行動に移してしまう向う見ずなところもある。そんなビアンカが持ち前の行動力で次々の人間を救い出す行動力は読んでいてすかっとします。第1巻を読み終えた瞬間にシリーズ全作品をよみとおしたい!と強く思いました。残り2巻。ビアンカとバーナードの間に漂うそこはかとない恋愛感情は実を結ぶのか、大使のぼっちゃんは無事に成長し、ミス・ビアンカと一緒でなくても平気になってしまうのか(それも寂しい・・・・)。彼女たちのこれからを見守ります。

「おめでとう」と「ありがとう」

2012年06月17日 22時58分35秒 | 日常生活
本日は、大好きな友人の結婚式。
あったかい気持ちをたくさんたくさんおすそ分けしていただいた素敵な結婚式でした。

一緒に式に参列した友人は、新婦の姿を見た途端に涙ぐみ、
新婦の親友は、率直な飾り気のない言葉でお祝いスピーチをし、
同じテーブルにいた同期は、新郎新婦の紹介スライドを見て涙を流し、
隣の席に座っていた元同期は、ものすごくさばさばとした子なのに
最後に見送ってくれた新婦と目を見合わせた途端、涙をあふれさせました。
披露宴の招待客のほとんどが結婚式にも参列し、
結婚式会場は立って参加しなければいけない人も出るぐらいの大入り満員で
結婚式に参加した人みんなが心から新郎新婦の門出を祝っていることが伝わる
すごく素敵な結婚式でした。

普段はついつい皮肉やの目線で物事を見たり意見を言ったりすることの多い私ですが
今日ばかりは、心から「結婚式っていいなー。ふたりだけではなく、
参列者ひとりひとりがもれなく幸せを味わえる時間なんだなー。」と思いました。

それにしても、「おお!久し振り!」の多い1日でした。
彼女とは会社の同期として知り合ったため、
私のテーブルのほぼ全員が同期(含 転職者)。
にも関わらず、よく見かける顔は同じフロアで仕事をしている1名と
私と新婦の共通の友人1名のみで、他は、福岡市にいても事務所が違ったり、
長年、関東勤務だったり、すでに転職していたり、
現在はママ業に専念していたりする人たちばかり。
「おお!久し振りー!」というびっくりが立て続いた結婚式でした。

そんな中、同期夫妻のちびっこちゃんとは「はじめまして☆」。
初めて会った瞬間は、眉間にしわを寄せられ、
あきらかに不機嫌そうな顔つきを披露されましたが
披露宴終了後には、なんとかだっこをすることにも成功。
8か月のちびっこちゃんは、既に人見知りが始まっているらしく
「抱っこできてる!すごい!」と驚いてくれました。
・・・なんだか、「選ばれし人」みたいですっごく嬉しい。

「うれしい」が詰まった1日でした。

人見知り同盟

2012年06月16日 23時43分04秒 | 日常生活
祖母が現在、暮らしてしている施設で家族会が開かれました。
この1年の施設行事のあれやこれやを写真で紹介してくれたり
みんなで健康体操を行なったりして楽しく過ごした後は、
いよいよ本日のメインイベント、茶話会です。
前回の茶話会はみんなでじゃんけん大会でしたが、今回はパンケーキづくり。
さらに、みんなでお話しながら楽しめるスタイルです。

とは言うものの、人見知りの強い祖母は
みんなの中でくつろぐ、ということが極端に苦手なタイプ。
本日も落ち着かないみたいで、しきりに
「疲れたやろ?部屋に帰ろうかね。」
と言い募っていました。

でもね、まだプログラムが終わってないのよー。
茶話会が終わるまでは部屋に帰れないんだよー。
と非情な孫(わたくし)がにべもなく却下したところ
「だって、トイレに行きたいんよ・・・」
と言い始めました。

本当に?そういう言い訳、わたし、しょっちゅう使ってるよ?
と疑う心ない孫(わたくし)の隣で
「じゃあ、一緒に行こうかね。
 でも、まだこれ(茶話会)が終わってないけん、
 トイレのあとは、ここに戻ってこないかんのよ?」
と優しく言い聞かせながら、トイレに付き合うできた嫁(母上)。

そして、そんなあれやこれやを静かに見守る息子(父上)と
そんなあれやこれやそっちのけで(当たり前)
焼き上がりつつあるパンケーキを熱く見つめ続けるひ孫(甥っ子君)。

ちょっと!!
あの子の視線、完全にパンケーキに釘付けですけど!
パンケーキから1秒たりとも離れないどころか、微動だにしてませんけど!
あれは絶対に自分のパンケーキに違いない、と確信(誤解?)している甥っ子君は
視線を外さないまま、少しずつ少しずつパンケーキのもとへにじり寄ります。
・・・いいんだけどね。
食欲旺盛なちびっこを見ていると、なんとなくこちらまで幸せな気持ちになるし。
このパンケーキも、
「この場にいるみんなで食べて下さいねー。ご家族の方もどうぞー!」
というものだし。

というわけで、この場の主役(祖母)不在のまま
息子と孫と孫の婿とひ孫でパンケーキを美味しく頬張りました。
んまいー!
このあっさり控え目でしつこくない甘さがなんとも素敵!
何枚でも食べられちゃうよー。
と、おおいに楽しみました。

それにしても。
祖母は、相変わらずの人見知りっぷりだよね。
(血はつながっていないはずなのに、なぜか)母上とそっくりだよねー。
周囲の人に対して気を遣いすぎるから、
知らない人がたくさんいる場所だと気疲れ、人疲れしちゃうんだろうね。
と妹さんに(パンケーキを頬張りながら)伝えたところ、
妹さんが「確かにねー。似とうかも。」と同意しながら

「でも、お姉ちゃんもこういう場所、苦手やろ?」

と、実に的確な指摘を返してくれました。
うん。確かに、私は周囲の人に対してまったく気を使わないくせに
こういう場所を苦手と思いがちかも。
さすが、長年、すぐ近くで過ごしてきただけありますな。
いろいろとばれてますな。と感心しましたが。

でも・・・。
わたくし、うまくキャラに入り込めれさえすれば、こういう場所も平気な気がする。
ということに思い至りました。
しょっちゅうスイッチの切り替えに失敗するぽんこつさんだけど
スイッチさえうまく入れば、集団行動も意外と心から楽しめるのです。

と、説明したところ、妹さんも「確かにね。わかるかも。」と納得してくれました。
でもって、そういう妹さんは、こういう場所をいつだって全力で楽しめちゃう人なんだよね。
あなたのそういうところ、私はいつだって心から感心しちゃってますよ。
と、悔しいので心の中でこっそり伝える姉。いろいろと負けず嫌いなのです。

そして、この間、ただ黙々とパンケーキに集中し続けた甥っ子君。
元来、パンが大好きだけあって、ひたすらに集中して全力でパンケーキに挑みます。
そんな甥っ子君に施設の職員さんがにこにこしながら話しかけてくれました。
「かわいいですねぇ。パンケーキ、美味しいですか?」

その瞬間。
パンケーキを口に入れたまま、動きも表情も完全に停止する甥っ子君。
「あれ?どうしたのかな?知らない人でびっくりしたのかな?」
と、優しく接してくれる職員さんの前で、甥っ子君はなおも固まり続け
ゆうに一拍以上間をおいて、突如、顔をくしゃくしゃにして泣き始めました。

失礼すぎるっ!!
「ごめんね。怖かったね。」
と必死で謝りながら去っていく職員さんに、こちらも恐縮しながら謝り返し、
そういえばこの人(甥っ子君)も人見知りだったっけ、と思い出しました。

7人いて、4人(含 私)が人見知りさん。
なおかつ、そのうち2名は人見知りというよりは人嫌いに近くて
残りの2名は、人見知りなのに、人が好きな甘えんぼ。
いろいろと厄介な人たちです。

大当たり

2012年06月16日 09時22分14秒 | 日常生活
お友達のブログで「今更ながらだけど・・・」と紹介されていた座右の銘メーカーに興味を惹かれ、
深く考えずに自分の本名を入れてぽちっとな、とクリックしてみました。
出てきた言葉がコレ。


思いやり それは相手と自分を重ねる 目に見えないヤリ


・・・!!
思わず、画面をまじまじと覗き込み
え?!見てるの?見られてるの?私の何を知ってるって言うの?
と動揺に動揺を重ねました。
心当たり当たりまくりの言葉なんですけれども・・・。

あまりに度肝を抜かれたため、
そうだ!「のりぞう」でも検索してみようっと!と思いたち、またもやクリック。


最後に笑えりゃそれでいい


・・・私の知り合いがこん中に隠れてんじゃないかな。
と、思わずネット社会のセキュリティを疑いました。
すんごいなー。とほとほと感心し、面白くなって妹さんと義弟君の本名でもぽちっとな☆とクリック。

妹さんの座右の銘
玄関のドアを開けなければ 何も始まらない

なるほどねー。
それで、あんなに家の中でじっとしていられない子なのか。
信念があっての出べそっ子なのか。

義弟君の座右の銘
嘘で塗り固めた言葉で 人の心が 震えることはない

・・・これはっ。
これは、義弟君の座右の銘、というよりは
義弟君に座右の銘にしてもらいたい言葉。
あぁ。聞かせてあげたいっ。

と、とっさに思いましたが
よくよく考えると、義弟君ほど嘘の苦手な子はいないもんあぁ
あんなに自分にも他人にも正直に生きてる人ってあまり見かけないしなぁ、と思い返しました。

というわけで。
侮りがたし、座右の銘メーカー
わりに楽しめます。
私はもんのすごく楽しみました。

本末転倒な道半ば

2012年06月15日 00時07分40秒 | 日常生活
友人ふたりとお食事会。
三人で集まれたのは、かなり久々。
・・・のような気がしますが、私の記憶力って、とんとあてにならないからなー。
幸せ真っ只中の友人たちとのんびり話し、色々、カツを入れてもらいました。

カツを入れてもらったのは主にお金の使い方とか、お金の管理方法とか、お金の貯め方とか。
お金にまつわるあれやこれやを呆れもせずに優しく諭してくれる親切な友人たち。
毎度毎度のことながら、本当にありがとう。

ふたりともしっかり者過ぎて、私はひたすらに感嘆し。
ふたりはふたりで私の鮮やかなどんぶり勘定ぶりにある意味、感嘆しておりました。

でも!
わたくし、今年はお小遣帳をつけ始めたのですっ。
何にいくらぐらい使っているのか、とりあえずは把握するところから始めようと一念発起。

これって、私にしては大きな進歩じゃない?
と、大いに自慢したところ
「で?何に1番使っとったと?」
という、実に適切、かつ的確な反応が戻ってきました。

・・・ですよね。
そりゃ、話の流れ的に次の質問はそう来るよね。


結論から申し上げると、まだそこ(分析)まで至っておりません。
なにせ、お小遣帳をつけはじめはしたものの、現実を直視するのが怖くて、
月の終わりの収支計算が一切できていないのです。
ただひたすらに使ったお金を記入するのみ。
蓄積したデータをこれっぽっちも活用できないまま、
もうすぐ半年を迎えようとしています。

そろそろ。
そろそろ、半年分の決算をどどーんと出します。
2012年後半にむけての目標です。

2012年4月の読書

2012年06月13日 23時46分45秒 | 読書歴
4月の記憶が既に曖昧です。がんばれ、私の記憶力。
記録に残すことって大切だなー。私のために。

26.王国 その1/吉本ばなな
27.王国 その2/吉本ばなな
28.王国 その3/吉本ばなな
29.アナザーワールド(王国 その4)/吉本ばなな
■ストーリ
薬草茶づくりの名手であるおばあちゃんと、その孫の雫石(しずくいし)は、小さな山小屋で心穏やかに暮らしていたが、雫石が18歳になったとき、山のふもとの開発が原因で山を降りざるを得なくなる。
「最高のもの探し続けなさい。そして謙虚でいなさい。憎しみはあなたの細胞まで傷つけてしまうから。」というおばあちゃんの助言を胸に、おばあちゃんと離れた雫石は、不思議な力をもつ占い師、楓のもとでアシスタントとして働くことになる。
目に見えない「大きなもの」に包まれ、守られて生きる雫石、超能力をもつ楓、そして彼のパトロンであり、恋人でもある片岡さんと雫石の恋人の真一郎くん、雫石の住むアパートの「ものすごくいやな感じ」の隣人。雫石の人生は静かに、大きく動き出す。

■感想 ☆☆☆*
やっぱりばななさんが好きだな、と思ったシリーズ作品。四部作の中で四作目は特に好きでした。ばななさんが「作品を書くこと」に対して抱いている使命感が好きです。

とてもとてもばななさんらしいな、と思った文章。
「生きていく。つなげていく。這うように、苦しくても自分の考えと磨かれた直感となるべく健康な体をもって、それだけを頼りに。人間を愛し。人間に寄りかからず。」

愛する人との別離に苦しみ続けたヒロインに対して父親が語りかけた言葉に泣きそうになりました。そのとおりだな、と思いました。
「だれもだれかを背いたりはしないよ。誰も悪くはない。時間が流れているだけだ。そして、自然にその人の思う方向に変わっていくだけだよ。」

30.吉祥寺の朝比奈くん/中田永一
■ストーリ
恋人同士の圭太と遥が内緒で交わしていた交換日記は二人だけの秘密だったはずなのに、ノートはいろんな人のもとを巡り、いろんな人がノートに書き込んでいき、新たな物語を紡ぎ始める。(「交換日記始めました!」)高校二年のときにクラスメイトだった遠山真之介。五年後の今、不思議なことに同級生の誰も彼のことを憶えていないのだ。(「ラクガキをめぐる冒険」)ツトムと小山内さんと俺。ツトムは小山内さんが気になり、小山内さんの心の内にいるのは・・・?微妙なバランスで保ち続ける三角関係の物語。(「三角形はこわさないでおく」)私のおなかは、とてもひんぱんに鳴る。そのせいで何に対しても積極的になれなかった私の前に、春日井君があらわれる。(「うるさいおなか」)山田真野。上から読んでも下から読んでもヤマダマヤ。吉祥寺に住んでいる僕と山田さんの、永遠の愛を巡る物語。(「吉祥寺の朝日奈くん」)

■感想 ☆☆☆
某小説家が扮する覆面作家だと言われており、その「某小説家」が大好きな作家さんだったために図書館に出回るのを興味深く待っていました。けれど、そんなことをすっかり忘れてしまうぐらい、作品世界にのめりこみました。かわいい。かわいらしい。恋がしたくなる。一歩前に踏み出したくなる。そんな作品ばかりでした。

31.スロー・グッドバイ/石田衣良
■ストーリ
「涙を流さなくちゃ、始まらないことだってあるんだよ」。恋人にひどく傷つけられて泣けなくなった女の子など、さよならから始まる物語を優しく追った短編集。普通の人たちの少しだけ特別な恋を綴った10篇。

■感想 ☆☆*
友人から贈り物としていただいた文庫本を母親に「読みやすいよ」と薦めたタイミングで、久々に自分も読み返したくなりました。「さよなら」から始まる物語ばかりだけれど、どれもあたたかい気持ちになる作品ばかり。恋ってきついこと多いよね。でも楽しいこともたくさんあるよね。そんな女子会トークを繰り広げたくなりました。
石田さんという作家さんに対して、私はずっとずっと「読まず嫌い」を貫いていたので、彼に出会わせてくれた友人には心から感謝です。

32.カラーバケーション/加藤実秋
■ストーリ
風営法の改正に合わせ、営業形態を変更させたclub indigo。カジュアルカフェ風の二部を設け、若手ホストが接客を担当するようになる。他者に興味を持たないイマドキな若手ホストはトラブルを運んでくるし、渋谷警察署の豆柴は殺人事件に巻き込まれるし、開店以来一度も休んだことのない憂夜が突然休暇を取れば厄介で大きな問題が巻き起こる。愛すべきホストクラブに集う一風変わったホスト探偵団の活躍を描くシリーズ第4作。

■感想 ☆☆☆
気がつけば「クラブ インディゴ」シリーズも四作目。おなじみの面々は、すでにキャラクターが確立しているため、作品世界の中を生き生きと自由自在に動き回っています。顔なじみだからこそ、の親近感で思う存分、楽しめました。特に裏稼業の方々がたくさん出てきた第四話は「これぞインディゴの面々!」というホストくんたちの大活躍が見られて、大好きでした。

33.こころげそう~男女九人お江戸恋物語~/畠中恵
■ストーリ
江戸・橋本町の下っ引き宇多が、恋しい思いを伝えられぬまま亡くしたはずの於ふじが幽霊として戻ってきた。神田川でこときれた於ふじと千之助兄妹の死の真相を探りつつも、大人になってしまった九人の幼なじみたちは、それぞれの恋や将来への悩みを絡ませ合う。

■感想 ☆☆
九人は多すぎるんだろうなぁ、と思いました。ひとりひとりの問題を丁寧に描こうとした結果、それぞれの悩みや思い入れが均等に描かれすぎて、私自身は九人のどの子にも肩入れ出来ませんでした。本来、私は誰かひとりに肩入れして、喜んだり落ち込んだりしながら本を読み進めるというのに。それぞれが自分の思いを持て余していて、恋に振り回されていて。「恋するってやっぱり大変だな・・・」という気持ちになりました。

34.偉大なるしゅららぼん/万城目学
■ストーリ
琵琶湖畔の街・石走に住み続ける日出家と棗家には、代々受け継がれてきた力があった。高校に入学した日出涼介、日出淡十郎、棗広海が偶然同じクラスになった時、力で力を洗う戦いの幕が上がる。

■感想 ☆☆☆*
何をどうやったら、こんな話をおもいつくんだろう、と心底不思議になり、作家っていうのは努力でなれるものじゃないんだな、才能なんだな、とひたすらに感嘆しながら読み終えました。すごいです。とにかくすごいの一言に尽きます。こんなにも奇想天外な話をよく思いついたな、という「すごい」と、この奇想天外なお話をよくここまで収束できたもんだな、という「すごい」。ため息交じりで本を置きました。面白かったー!

35.愛妻記/新藤兼人
■内容
妻の肝臓がんの手術が終り、余命1年余と告げられたとき、夫は妻主演の映画を撮ろうと決意した。人は老いをいかに生きるべきか。火花を散らすふたりの老仕事師夫妻の凄絶な愛と慈しみを哀惜をこめて描く。妻乙羽信子、1994年12月22日逝去。享年70。この作品は妻の一周忌にささげられている。

■感想 ☆☆☆*
感情を極力抑え、冷静に客観的に綴られた文章。その文章の合間合間から新藤監督の乙羽さんへの愛情がにじみ出ている。実に日本人らしい、奥ゆかしい愛情表現に包まれた作品で、「夫婦」を繋ぐ「愛」というものについて考えさせられた。また、新藤監督の映画に対する情熱もひしひしと伝わってくる作品。日本映画がとても元気だった時代を経て、日本映画の斜陽時代も日本映画を見捨てず、映画の可能性を追求した「仕事人」の姿に、その筋の通った生き方に、私も背筋を正された。

36.人生で大切なことはすべて映画で学んだ/童門冬二
■内容
表の顔は、歴史を鋭い視点で切り取り、現代人に有効な知恵として提供する作家・童門冬二。裏の顔は、コレなしでは生きていけないというほどの落語ファンにして映画ファン。そんな彼が歴史に残る名作から最近の佳作まで自分が人生の折々で影響を受けてきた映画について振り返る。

■感想 ☆☆
映画の感想も難しいものだと思いました。作品に対する思い入れは伝わってくるけれど、いかんせん、見たことのない作品も多く。そういった作品については、あらすじなどの作品情報も入れてもらわないと、まったく何の情報もないままでは、なかなか「好きだ」という思いに共感できないんだな、ということに気付きました。

そういうとき

2012年06月13日 23時26分58秒 | 日常生活
何かの拍子にタイミングがずれて、そのまま戻れずにずるずると堕ちていく
ってことがたまに(・・・よりも少し頻繁に)あるのですが
今日はそういう日でした。

さびしいニュースを聞いたり
残念なことが立て続いたり
無力感にさいなまされたり

こういう日は「バイオリズムの低下」という魔法の言葉を使ってみる。
そういう日なんだな、と思って、とりあえず眠ります。

運命的な偶然

2012年06月12日 22時55分22秒 | 日常生活
昼休み、幼馴染の近況が気になってメールをしたところ
「ちょうど、今日、電話せないかんと思っとったんよー!」
という返事が届きました。

まぢっすかい!?
そらまた、すごいシンパシーだわ、と思いつつ
メールにも愛想を持ち合わせていない私は
「はいよー。お待ちしてますよー。」
と簡潔に返事を送り、ぱたんと携帯を閉じました。
(・・・どうでもよいことではありますが。
 「携帯を閉じる」っていう言葉もそのうちなくなっちまうのでしょうか。
 今ですら「おや、まだ?」てな扱いを受けるようになっていて
 なんとなくものさびしいのです。)

仕事帰り。
幼馴染からの電話は何時頃に来るかしら、などとつらつら考えながら
自宅に向かって歩いていたところ、
目の前にものすごく見覚えのあるシルエットが現れました。

・・・え?もしかして?
もしかして、もしかすると?
と目を凝らして近寄っていくと、
あちらの人影もものすごくいぶかしげに私のほうへ近寄ってきました。

「え?のんちゃん?・・・・のんちゃん!!」

はい。のんちゃんです。
なんでも、たった今、私にメールを送ってくれたばかりなんだとか。
なんですって?と携帯を確認したところ
まさに今、メールを受信している最中でした。

すごーい!
めっちゃ運命的じゃない??
と道端で抱き合って喜びあい、(大袈裟)
我が家の真ん前で時を忘れて(やっぱり大袈裟)話し込みました。

それにしても、さすが幼馴染。
家が近いというだけでは説明のつかない運命的な出会い方じゃなあい?
とお互いを結びつけている絆の強さについて、大いに盛り上がりました。

・・・なぜに。
なぜに、この力を幼馴染に限定することなく
殿方に向けて発揮できないかなぁ。
と、幼馴染の幸せ話を聞きながら、しみじみと思いました。

ま、いっか。
幼馴染の幸せ話を聞くのは大好きなのです。