のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

信教の自由を守る会(メモ)

2011年02月11日 22時31分33秒 | 教会生活
2月11日、北九州のバプテスト教会は毎年、信教の自由について
考える集会を行っています。私は「靖国」とか「平和」「戦争」という言葉自体に
アレルギー反応があるため、今まで参加したことがなかったのですが、
今回は「交読文」朗読をお願いされたため、初めて出席しました。

出席してよかったな、と心から思いました。
以下、今回の講演会のメモ。

・信教の自由はあるべき。
・でも、信仰を持たない自由も大切にするべき。
・「仏教」や「イスラム教」など他の宗教を信じる自由もあるべき。
・私たちが信じる神の優位性を主張してはいけない。
・他の宗教の神様を尊重する心を大切に。
・天皇制度が「諸悪の根源」というわけではない。
・天皇や皇族が悪いと言うわけでもない。
・けれど、「その家庭に生まれただけで優位性が生じる」という
 システム自体はやはり問題なのではないか。
・何より、その家庭に生まれてしまった人たちの人権も
 無視されているのではないか。(逆差別が発生しているのではないか。)
・では、私たちにできることは何か、考えることから始めよう。
・身近なことからはじめよう。
・自分たちの弱さを自覚する。
・誰の目にも分かるほど「おかしい」と感じられるときは、
 すでに私達の手では流れを止められないところまで来ている。
・だからこそ、今、自由に意見が言えるときに思いを口にする。
・疑問点をうやむやにしない。
・クリスチャンである私たちは、主日礼拝から始める。
・かつて、主日礼拝で「国のために働くべき」という教えが
 牧師の口から語られたことがあった。そういった動きが来ないか
 礼拝が私達の手で守られているか、私たちが教会につながっているか
 そういったことを見定める。

それでも、やはり人に意見を伝えることも、意見を伝えたことによって
「クリスチャンって、こういうことに敏感で面倒くさい。」と思われること
どちらもとても怖いわけで、そういった思いを率直に「質問」として
ぶつけてみました。その質問に対する牧師のアドバイス。

・人とこういったことで意見を交わすとき、分かったような口をきかない。
・自分を「分かっている人」だと思わない。
・上から意見を述べない。
・それでも、人と意見がぶつかってしまうときはある。
・人との対立を恐れない。
・信念を持ち続ける。
・時代に左右されない価値観を持つ。

・・・どれも難しいなぁ、というのが私の率直な感想です。
でも、その場その場で、自分の思いを丁寧に伝えることは
大切なことだろうな、と思いました。

そういえば。
1月末に放送された「今夜も生でさだまさし」では
さださんが思いを伝えることについて、こんなことを言っていました。

「最近、日本人全体の日本語力がどんどん低下しているんだよ。
 だからね、自分で自分の気持ちをちゃんと伝えられない人が増えてるの。
 自分の中の感情を言葉にできなくて、言葉にできないから人に
 伝えられなくて、その結果、切れる人が増えてるんだよ。

 でね。日本語力が低下しているってことは、自分の思いを言葉に
 できないだけじゃなくて、人が話している言葉もきちんと理解できない
 人の話をきちんと聞けないってことなんだよ。
 だから、人と人との間でいろんな摩擦が増えてるんだと思うよ。」

言葉はすごーく曖昧ですが、こんな言葉でした。
今日の講演会を聞いて、特に講演の最後で「自分の意見や疑問点を
その都度、こまめに人に伝えることの大切さ」を聴いて、
まっさんのこの言葉を思い出しました。

私たちの時代

2011年02月11日 20時22分26秒 | テレビ鑑賞
■2010年12月 フジテレビにて放送

■内容(番組HPより)
 2007年能登半島を襲った震度6強の地震が石川県門前町を直撃した。
 町が、声をあげて泣いた。その落胆と絶望の町の中を胸を張って
 駆け抜けていく少女たちがいる。
 石川県立門前高校「女子ソフトボール部」の若者たち。悲嘆にくれる町中に
 突然響きわたった女子高校生たちの明るい掛け声。そこには「明日への希望」
 が映し出されていた。3年に及ぶ密着取材が捉えた青春ドキュメンタリー。 

■感想 ☆☆☆☆☆
 年末に録画していたドキュメンタリー番組。あまりに素敵な作品で
 年が明けてからも3回ほど見返しました。「民放」らしくないつくりで
 この作品を年末の特番シーズンに(お昼の時間帯ではありましたが)
 放送したフジテレビさんもすごいな、と思いました。
 
 番組は石川県門前高校の卒業生で、ソフトボール部マネージャをしていた
 女性の大学生活から始まります。2007年からのソフトボール部練習
 風景を思い返す卒業生。彼女たちは、毎年国体に出るほどの強豪校で
 その生活のほとんどをソフトボール部に費やしています。
 ナレーションも彼女で、ゆっくりとかみ締めるような言葉が印象的です。

 過疎が進む門前町でソフトボール部の監督を30年続ける室谷監督。
 彼女は、自分の自宅に遠方の学生を常時、20名ほど下宿させています。
 そんな室谷監督を慕って、コーチをするべく門前高校の図書室に
 司書として就職した道コーチ。彼らが一途に練習に明け暮れる様子を
 丁寧に追いかけるカメラ。
 そんな中、彼女たちは能登半島地震に襲われます。震源地は門前高校の
 すぐ傍の海。呆然と立ち尽くす町の人々。部員たちもみな被災者です。
 それでも練習を続ける彼女たち。コーチは懸命に叫び続けます。
 「声出してー。声は祈りなの!まだやれる、こんなもんか!
  まだやれる!という気持ちを込めなきゃ!」
 自分たちの元気な声が街中に響くように。
 早く「震災地」から「日常の生活」に戻れますように。
 自分たちの元気な声でみんなも元気になりますように。

 年が明け、卒業式。卒業生代表の答辞がとても印象的でした。

 「今、日本中が大きく揺れ動いています。何を信じ、頼りにすればいいのか
  生きる指針が定まりません。心が痛む凶悪な事件が多発し、荒みきった
  人の心が浮き彫りになりました。自然界では人間の力の及ばざる災害が
  相次ぎ、私たちもそのおそるべき力の前に屈し、改めて人間という存在の
  小ささを実感しました。そんな不安ばかりが募る日々、助け合うことの
  大切さを学び、家族や友達とのつながり、絆の強さを再確認しました。
  今こそ本当に大切なものは何か、平和、真実とは何かということと向き合い、
  やるべきことを見つめていかなければならないと思います。

  私達の前途は決して容易なものではありません。時には急な坂道が待ちうけ、
  孤独という文字が襲い掛かってくるかもしれません。
  そんなとき、この門前高校で育んだ規律を守る精神、友情、感謝する心を
  胸に、苦難を乗り越えていく覚悟であります。」

 番組のラスト、クライマックスはインターハイ石川県予選の決勝。
 昨年の新人戦では惜しくも1-0で負けた相手で、今回も0-0の
 緊迫感漂う展開となります。そんな中、ノーアウト満塁で追い込まれる
 相手チームのエース。味方がエラーをしても、常に笑顔でマウンドに
 立ち続ける彼女の姿をカメラは丁寧に追いかけます。その映像から、
 門前高校の生徒たちだけでなく、相手高校の選手にも惜しみない賞賛と
 応援の心を込めている番組スタッフの姿が伝わってきます。

 門前高校の生徒たちも相手チームの生徒たちもみんながみんな懸命に
 必死に祈る場面でさよならヒットを打つ3年生。彼女は1年生に
 レギュラーを取られ、「控え」選手になっていた選手でした。
 その瞬間のみんなのくしゃくしゃの笑顔、涙、笑顔、涙、笑顔。
 番組は、マネージャーのかみ締めるようなナレーションで終わります。
 おそらく、思い返して、またこみ上げてくるものがあったのでしょう。
 その声は涙ぐんでいます。

 「全力で戦ったからこそ流すことの出来る涙がある。
  全力で戦った後に始めて見えてくる情景がある。
  あの時、戦っていたのは、本当は相手チームではなかった。
  みんな懸命に自分と闘っていたような気がする。

  勝ったから嬉しいということではなく。
  負けたから哀しいということではなく。

  今だからわかる、
  先生たちが、私たちに全力で伝えようとしてくれていた事の意味が。」

 そのナレーションにかぶさる監督とコーチの声。
 「言葉は祈りなんだから!」
 「諦めちゃ、だめー!!」
 「まだできる!まだやれる、こんなもんじゃないんだ、と自分に
  言い聞かせてあげなきゃ。」

 言葉に重みがあるってこういうことなんだな、と思いました。

今週の作業報告

2011年02月11日 09時27分36秒 | 日常生活
今週の作業報告。

・農業分野でのICT活用の歴史についての調査
・農業機械の調査
・デフレについての調査
・S&Pの格付けについての調査
・世界各国の平均年齢についての調査
・BRICS、VISTA、Post VISTAについての調査
・自動車部品についての調査

ひたすらに資料まとめを行った1週間でした。

・・・あれ?
あたしの仕事内容ってなんだったっけ??
中盤以降は「IT業界」とすら関係のない生活だったなー。
とはいえ。
自分の知識不足、世界への関心の薄さを改めて実感したし、
ものすごーーーーーーーーーく勉強にはなりました。

勉強にはなったんだけど!
でも、やっぱり作成資料をこそこそと隠す日々です。