のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

露出狂ではありませんっ。

2008年11月13日 01時00分11秒 | 日常生活
先週末から、なんやかんやとバタバタし続けているワタクシ。
スケジュール管理能力も記憶力もまったくないため
来年の新入社員を対象とした内定者研修が開始したことを
すっかり忘れていたのです。
大量に届く郵便を前に途方に暮れていましたが
今週から覚悟を決めて、赤ペン先生に変身っ!しました。

というわけで、月曜日から
30人 × 新聞コラム4編 やら
毎年、この時期最大のお楽しみ、月報 やら
敬語の課題 やら エクセルの課題 やらを
地道に確認し続ける日々です。
特に、新聞コラムは、誤字脱字がないか
さぼらず、きちんと全てを書き写しているか、しっかりチェックします。
遊びたい時期だと思うのに、一生懸命取り組んでくださっているのです。
こちらも真剣に確認せねばー。

というわけで、最近のワタクシは、
各社新聞コラムに妙に詳しいのです。
10月に「霜降」なる節句がある、とか(6回は読みました。)
今回の株価大暴落は1929年の世界大恐慌より深刻で
発信源の米国は株(信用)を落とした、とか
(各社それぞれの論調で20回は読みました。
 てか、「株を落とした」って駄洒落やんっ。)
インゲンは禅僧、隠元が日本に伝えた、とか(8回は読みました。)
清原選手の引退した日、大阪球場に
長渕剛の「とんぼ」の大合唱が鳴り響いた、とか
ノーベル物理学賞、化学賞受賞おめでとう!とか。

各社それぞれの論調あり、雑学あり、で
読んでいてまったく飽きません。おもしろいわー。
みんなの関心の矛先が如実に現れるのも非常に面白い。
そんなこんなでじっくり読みふけっているため
仕事がいつにも増して遅いワタクシ。
危うく、帰りのバスに乗り遅れそうになりました。
自宅が遠くなってしまった今、バスに乗り遅れるのは洒落にならんっ。
と、大急ぎで更衣室に向かうワタクシ。

・・・久々に、ドアの開閉とタイミングが合わずに
ドアと激突する人を目撃しました。
正確には、目撃していませんが。目撃できていませんが。
更に正確に言うならば、
ドアの開閉とタイミングが合わなかったと言うよりは
ドアの種類を間違えたわけですが。
どこもかしこも自動ドアであふれているワタクシの会社。
うっかり更衣室のドアも自動ドア気分で通り抜けてしまいました。

結果、勿論、通り抜けることはできませんでした。





・・・恥ずかしすぎる。
この恥ずかしさを訴える人がいないことが
更に恥ずかしさを増幅させます。

しかし、恥ずかしがっているヒマはないのです。
バスの到着時間は刻一刻と迫っているのです。
急がねばーっ!!

と、勢い込んで制服を脱ぎ捨てるワタクシ。
勢いあまって、完全に目測を誤ってしまいました。
制服以外のものまで脱ぎ捨ててしまいました。

どこまで脱いだかって?
それは、オトメの口からは言えません。

ただ、ひとりで恥ずかしさをかみ締めて悶々としていた
ワタクシですが、「誰もいなくてよかったー!!!」
と心底、安心することができました。

神様、ありがとうっ。

風の中メアリー・ポピンズ/トラヴァース

2008年11月13日 00時57分48秒 | 読書歴
88.風の中メアリー・ポピンズ/トラヴァース
■ストーリ
 東風の吹く日、こうもり傘につかまって空からバンクス家にやってきた
 バンクス家で子どもたちの世話をすることになった彼女は、ちょっと
 風変わり。彼女が語るお話はバンクス家の子どもたち、ジェイン、マイケル、
 ふたごたちを不思議な冒険の世界へと導いていく。

■感想 ☆☆☆☆*
 大好きなシリーズ「メアリー・ポピンズ」の第1作を久々に読み返した。
 シリーズの作品はどれも大好きだが、実のところ、なぜ、こんなにも
 メアリー・ポピンズに惹かれるのか、その理由は自分でもよくわからない。

 メアリー・ポピンズは子供のお世話をするために雇われているが
 子供のために何かをしてくれるわけではない。子供に媚びることもない。
 それどころか、笑顔を見せることも滅多にない。
 口調厳しく、子供たちの言葉もフンと鼻で笑って済ませる。
 街に出かければ、子供の姿よりもウィンドウに映っている自分の姿に
 見とれてしまう。子供たちへの言葉は数少なかったりぶっきらぼうだったり
 するのに、自分の友達、バートへは優しく話しかけ、時には笑顔も見せる。

 なのに、子供たちも私もメアリー・ポピンズに惹かれてやまない。
 彼女に惹かれる理由には、彼女のすぐ傍に「不思議な世界」への入り口が
 見えることも挙げられるだろう。彼女が折にふれ見せてくれる「不思議」
 は、とても魅力的でわくわくする。彼女が話してくれるお話も、
 ちょっとした「不思議」が詰まっていて、聞いているだけで楽しくなる。
 彼女は、魔法をかけてくれる魔法使いというわけではない。
 誰かのために(それが子どもたちであっても、雇い主であっても)魔法で
 何かをしてくれることは、まったくない。けれど、彼女のすぐ隣には常に
 「魔法」に通じる「不思議」がある。そして、彼女は立派な大人で、
 大人以上の現実主義者にも関わらず、その不思議な世界を受け止め
 その世界の中で、実に彼女らしく自然に振る舞う。その自然体の姿
 いつでも、どこでも、誰と過ごしても、彼女が常に彼女らしいこと
 それこそが、彼女の一番の魅力なのだと思う。

 彼女は他人に媚びることはない。けれど、彼女が選んだ「とき」に、
 彼女が見せてやってもいい、と選んだ人に、その不思議を垣間見せて
 くれる。そして、そういった言動がバンクス家の子供たちに抱いている
 彼女の親愛の情を私たちに伝えてくれているから、私はメアリー・
 ポピンズに何度でも会いたくなるのだと思う。