東京-大阪 単身赴任 旅物語

2003年10月1日から2012年9月30日まで経験した単身赴任。帰省旅行の思い出と、お得情報を綴っています。

いざと言うときの近鉄頼み

2012-08-19 14:29:41 | ムーンライトながら

復路:8月18日(土)      →天王寺  :関空紀州路快速 天王寺  →鶴橋   :大阪環状線 鶴橋   →名張   :特急松阪行き 名張   →伊勢中川 :快速急行松阪行き 伊勢中川 →名古屋  :急行名古屋行き 名古屋  →東京   :ムーンライトながら 東京   →八O子  :中央線各停 運賃:¥210+近鉄株主優待券+¥870+¥1,280+¥510+青春18きっぷ

午後、近畿地方では、雷雨に見舞われた。

小生の住む堺では、大した事は無かったのであるが、京都近辺では結構雨が強かったらしい。

出発前に、JR西日本の運行情報を確認すると、まぁ呆れる程、沢山の遅延情報が掲載されている。東海道線もダイヤが乱れているとのこと。おまけに信号トラブルで、大阪環状線が止まっているらしい。これは、天候とは無関係と思われるが、何もこんな時にトラブルを起こさなくとも、...

さらに追い打ちをかけるように、19時頃、夕食を摂っていると、東海道新幹線、京都~米原間で豪雨のため運転見合わせとのテロップが流れてきた。東海道新幹線が止まるくらいだから、在来線の状態も非常に怪しい。

一方、JR東海の運行情報を見ると、在来線は、中央線、高山線でダイヤが乱れているらしいが、東海道線に関して、特段の情報は無い。米原~大垣間で、トラブル発生を予想していたのだが、意外である。

本日、小生は、ムーンライトながらで帰京する予定である。

過去、JR東海道線のトラブルには、何度と無く泣かされている。

今夜、京都~米原間で運休/遅延が発生しており、米原~大垣間が通常通り運行されているとすればどうなるか? 10分、20分程度の遅れなら、多分、大丈夫と思われるが、それ以上遅れた場合、ムーンライトながらは、米原方面からの列車との接続を取らず、出発してしまう可能性が高い。

ムーンライトながらは、名古屋と東京とを結ぶ臨時夜行列車だと割り切らないと。

同じJR東海管内の米原~大垣間のダイヤが乱れているならまだしも、京都~米原間の在来線ダイヤの乱れにどこまで対応してくれるか? 列車指令の匙加減一つだろうが、予測は不可能である。まして、青春18きっぷを利用する以上は、列車の遅延/運休に対する保証は何も無いのである


それはさておき、如何なる手段でムーンライトながらに辿り付くか?

JRの駅の改札で、青春18きっぷにスタンプを入れて貰うべきかどうか、小生も、ギリギリまで悩んだ。が、結局、トラブル発生時にはできるだけ確実な手段を取るという鉄則に則り、名古屋まで近鉄で行くことにした。

幸い、こんな事もあろうかと、近鉄の株主優待乗車券は入手済みである。本当は、下りの大垣バトルを避けるために使いたかったのだが、そうも言ってはいられない。

前回、上りのムーンライトながらに乗車した時と同様、鶴橋からは松阪行きの特急に乗車する事にし、携帯電話で特急券を購入した。本当は同じパターンは嫌なのだが、今は、確実さを追求する。

阪和線は、ほぼ、ほぼ、ダイヤ通り動いている様であるが、大阪環状線に乗り入れる関空/紀州路快速は天王寺発着となっている様で、阪和線ホームの殆どを223/225系の快速列車が占領している。こんな光景は余り見たことが無い。

地下鉄への振り替え輸送も行われているが、大阪環状線は、一応、間引きされ、遅れながらも動いているらしいので、JRで鶴橋へ行く事にしたが、天王寺駅環状線ホームには土曜日の夜とは思えないほどの多くの人が列車の到着を待っていた。

鶴橋からは、20時16分発の松阪行き特急に乗車。

つい、先程特急券を購入した時には、前後左右は空席だったはずだが、実際乗車すると、ほぼ満席状態である。小生の隣にも既に人が座っていたが、どうも飛び乗りだった様で、車内で精算していた。飛び乗りなら、何もわざわざ小生の隣りに座らなくてもと思ったが、向こうにしてみれば、難波か上本町で2席空いている場所を捜して適当に座ったのだろう。

隣人は八木で降りたので、これで漸く落ち着いた。

小腹が空いたので、ここでおやつとする。

外は暗闇で、車窓は何も見えないが、軽快な走行音を聞きながら、暫しの間、旅行気分に浸る。

前回同様、名張で特急から降りて、松阪行き快速急行に乗り換える。

名張で、上り特急列車の先頭部に作業員が集まって何かしていたので、ひょっとして、人身事故でも発生したのか? と思ったが、作業はそれほど時間がかからず終了し、上り特急列車は発車した。

駅のアナウンスによると、何でも、青山町~伊賀神戸で鹿と衝突し、上り列車が少し遅れているらしい。


恐らく、先程の難波行き特急が当該列車の可能性が高い。

さて、やってきた松阪行き快速急行は、前回同様、便所前のみクロスシートの6両編成。この車両、生まれた時には、JR東日本も真っ青の4扉完全クロスシート車両だったのだが、このクロスシート、シートピッチが狭く、不評を買ったとの事で、便所前を除いて全てロングシートに改造されてしまったらしい。

小生もよく利用したが、シートピッチが狭いとはいえ、空いている時には、ボックスを占領できて非常に快適だったので、残念極まり無い。

中川で、名古屋行き急行に乗り換える。が、普通ならホーム向かい側で待っているはずの、急行がまだ到着していない。

何でも、先程の鹿との衝突事故の影響でダイヤが乱れているらしい。

数分後列車は到着、停車時間もそこそこに直ぐに出発した。

約3分遅れて中川を出発、回復運転を行った様で、ぶつかった鹿君には申し訳ないが、名古屋到着はほぼ定刻であった。流石近鉄。これがJR東日本なんかだと、目的と手段を取り違えた様な過剰な安全確認を行った結果、1時間近く遅れること請け合いである。

近鉄が定刻だったのは良いとしても、肝心のムーンライトながらの運行状況が気になるところではあるが、なんでも、大垣出発時に米原方面からの列車の接続を取ったために、5分遅れで運行されているとのこと。

米原方面に向かう新快速は30分周期、米原~大垣間も30分周期。遅れたら遅れたなりに、同期を取って、接続させたのだろう。

だが、大阪発何時何分の新快速なら間に合ったのかは、全く不明である。

アナウンス通り、23時25分に、ムーンライトながらは名古屋に到着する。遅れているため停車時間を切りつめて、直ぐに出発する。岡崎の手前あたりで検札を受ける。後は、睡魔がやってくるのを待って、眠るだけ。

今宵の宿はムーンライトながら東京行きである。

名古屋から多くの乗客が乗り込んできたが、それでも、かなり空いている。豊橋出発後も空席が目立つ。幸い、小生の隣りも透明人間の様である。

豊橋出発後、「お客様のお呼び出しをいたします。舞阪までの乗車券をお持ちのお客様、10号車車掌室までお越し下さい。」という奇妙なアナウンスがあったが、既に、本日の舞阪までの列車は終わっているはず。それとも、飯田線が遅れて、浜松方面の終列車に接続出来なかったので、浜松までムーンライトながらに乗車させたのだろうか??

程なく入眠。

途中、何度か姿勢を変えたのは覚えているが、横浜到着前のおはよう放送まで、目覚める事は無かった。

その後も睡眠を継続して、品川到着のアナウンスでしぶしぶ起きた。

それにしても、下りの夜行列車では眠れなくて、上りの夜行列車で熟睡できるという最近の傾向は、一体、何故なのだろうか?

終点、東京に到着。

長い長いエスカレータを昇って中央線ホームに向かう。

今日も暑い一日となりそうである。
普通の方には夜行バスをお勧めします。
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