往路:9月2日(金) 八王子 →東京 :中央特快 東京 →名古屋:ムーンライトながら 名古屋 →名張 :近鉄難波行き特急 名張 →鶴橋 :上本町行き区間快速急行 鶴橋 →天王寺:大阪環状線 運賃:¥3,980+青春18きっぷ1回分
9月になった。夏の青春18きっぷのシーズンも間もなく終了しようとしている。しかし、シーズン中はフルに活用してまめに帰省する。
今宵の宿は定期ムーンライトながら4号車である。
今シーズン、定期ながらに乗車するのは、実のところ初めてである。下りはできるだけ、臨時ながらに乗るというのが、快適さを追求する私のポリシーである。理由は次の通り。
- 臨時ながらの方が空いており静かで寝やすい
- 臨時ながらの方が指定を取りやすい。
- 発車30分前に、品川駅に入線し、発車前から検札が行われるので、早く眠ることができる。
- 全席、大垣まで指定なので、立ち客が少ない(皆無ではないが)。
- 名古屋で、6時発のアーバンライナーに乗り継ぐことができる。
- 大垣到着が早い。
なお、定期ながらの指定券は必ず、窓側を予約するようにしている。定期ながらには、小田原から沢山の人が乗り込み、通路まで、場合によっては、座席と座席の間まで、あふれんばかりの混雑となる。通路側だと、まず、熟睡は困難だろう。もし、通路側に座るくらいなら、ムーンライト信州で中央線まわりとか、別の手段で帰省したい。
ついでに、定期ながらに乗るなら、絶対、始発の東京から乗ることをお勧めしたい。検札が遅いことをいいことに指定券を持たずに、人の指定席にちゃっかり座り込む、あほが多数いるからだ。特に、デッキ近くの席は用心した方が良い。
車内の様子を伺っていると、1両に5、6人は必ずいる。今宵は、横浜から乗車した私の隣客と斜め前の客が憂き目にあった。人の席に座り込んで熟睡しているものだから、非常に質が悪い。また、他人の席を奪う程ではないが、指定券を持たずに乗り込んでデッキで話し込む輩は、それこそ大勢いる。
今宵は、新橋駅で、上り列車が異音を感じたしたため、発車が7分程度遅れる。まぁ、いつものことである。もう、なれっこだ。週末は定時運転できる方が珍しい。
平塚あたりで、ようやく、検札が入る。このペースだと、9号車まで検札できないのではないか? 車掌がもう一人いるのなら別だけれど。
小田原到着、それはもう、凄い数の人がホームで待機している。本当に乗るの? と言いたいくらいの人数である。たちまち列車は、ラッシュアワーかそれ以上の混雑になった。若者ばかりではない。年輩の乗客もいる。なぜ、ここまでして、この列車に乗るのか、本当に不思議でたまらない。どこかで空席が出来るとでも思っているのだろうか?
お決まりのように、ここでアイマスク&耳栓をして眠りに入る。雑踏の中落ち着かないが、それでも豊橋まで目覚めることは無かった。途中、何があったのか全く分からない。
豊橋到着のアナウンスで目覚める。混雑は一向にましにならないようである。今宵は、あまりに混雑がひどいので、豊橋始発の米原行きに乗車することを勧めるアナウンスがあった。何度もこの列車に乗っているが、こんなアナウンスを聞いたのは初めてである。
列車が動き出すと、再び微睡む。このまま大垣まで乗っていくべきかどうか迷ったが、この混雑を考えると名古屋で近鉄に乗り換えた方がよさそうなので、名古屋で下車することにした。立ち客が多く、降りるのも一苦労である。
ところで、いつもの事ながら、名古屋到着は5分遅れた。そこため、これもいつものことなのだが、6時11分名古屋発の近鉄急行に乗り継げず、6時30分の難波行き特急に乗ることになる。この混雑では仕方のないことなのだろうが、18きっぷシーズン週末の下り定期ながらの名古屋到着は6時10分頃である。定刻の6時5分に名古屋に到着することはまれと思われる。
ひとたび近鉄特急に乗れば、帰宅したも同然である。空いた特急で2席使ってゆったりと過ごす。しかし、年のせいか、再び熟睡することはできない。睡眠薬(アルコール)を使用するべきかとも思ったが、もし、眠れなかったら頭が痛くなるだけで逆効果なので、やめておいた。
名張で、いつものように区間快速に乗り換えて、鶴橋で降りる。青春18きっぷシーズン末期の定期ムーンライトながらの酷さを改めて感じた旅となった。私は決してお勧めしない。安さにつられて安易に利用すべきでないと思う。