猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

目から鱗のきゅうりレシピ

2005年09月27日 18時35分52秒 | 今日のお弁当
我が家の冷蔵庫は、週明け、お腹一杯に中身が詰まってる。
私の買い物方法は、日曜にゴンザとスーパーへ行き、一週間分の野菜や肉、魚を購入し、保存する、というやり方だから、月曜の冷蔵庫・冷凍庫は開けるたびに目が楽しく、「さ~て、何を使って何を作ろう?」と、バリエーションも拡がる感じなのであるが、一方、週末の冷蔵庫ときたらその反対で、「ええと、これとこれが残ってるから、さて、これをどう活用すべきか.....」と、まあ、ある意味楽しいと言えば楽しい、光景としては寂しい絵づらで......(笑)

で、今日のお弁当。

<サーモンのバターきのこソテー><きゅうりと水菜のじゃこ炒め><アボカドとトマトのサラダ> です。

サーモンは
*バターをひいたフライパンに、サーモン、エリンギ、えのきを入れ、塩コショウ。フタをして片面をじっくり焼く。軽く焦げ目がついたらすべて裏返し、火を通す。レモンを副え、好みで醤油を回しかける。
じゃこ炒めは
*きゅうりは斜めスライスから細切りにし、水菜は5センチ程度に切っておく。しょうがと大葉をそれぞれ千切りに。フライパンにゴマ油をひき、しょうがの香りが出るまで炒めたら、じゃこを加え、軽くロースト、水菜ときゅうりを加えて炒め、塩で味を調える。仕上げに大葉、すりゴマを振って、軽く混ぜ、火を止める。
サラダは
*アボカドは1センチ角、プチトマトは1/4に切っておく。アボカドにレモン汁をかけ、色止めをしたら、そこにトマト、塩、コショウ、マヨネーズ、パセリのみじん切りを加え、混ぜ合わせる。

何かの本で読んだところ、きゅうりは体を冷やす食材、だということだが、しょうがと合わせて使えば、体も冷やさず栄養が摂れるとか。炒めれば吸収も良くなるし、おかずにもなるしで、いいことずくめ!?
トマトは大きなものよりも、プチトマトのほうが味が濃く、私のお気に入り。ミネストローネなんかもプチトマトで作れば、ギュッと濃厚な味になるし、色も綺麗に仕上がるし。そういえばいつだか、「トマト料理の仕上がりの色を良くするにはアクをとってはいけない」と、どこかのシェフがTVで言ってたけど.....
ホントかな?
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お金は大事だけどね Ⅱ   - 依存 -

2005年09月27日 01時11分46秒 | ルーツ
私が父の家を出て母の元に来た時、母には付き合っている恋人がいた。
当時の彼女はまだ30代半ば。若さも華やかさもあったからそれは当然のことで、すでに高校生になっていた私も、そんな事は始めから予測していた。
いや、私が彼の存在に薄々ではあるが気付いていたのは母が出てゆく前で、その後、数度母と会うたびにそれを確信していった、と言ったほうが良いかもしれない。
それでも、私にとっては母が幸せであればそれで良かったし、家を出て、突然母の元にやって来た私を、その「母の恋人」が大変可愛がってくれたこともあり、私の、いや、私と母の新しい生活のスタートは、とてもうまくいっているように思えた。
そう。私は知らなかったのだ。
母の恋人が実は妻帯者で、しかも世でいう「ヒモ」だということを。
少なくとも数ヶ月間は.....知らなかった。

ただ、「ヒモ」と言っても、暴力を振るうわけではない。
ひたすら母にマメに尽くし、その見返りに金を貰う、そんなやりかただった。
彼はひたすら細かなことによく気がつき、女性のニーズに敏感だったから、女性にもよくモテた。
母はといえば、元々が不倫なのだから嫉妬も何もあったものではないと思うのだが、彼の浮気が判明するたびに逆上し、泣き、私に自分の辛さを訴えた。
私はといえば、周囲の同年代の子たちから比べれば世の中の良くない部分をたくさん知っていたとはいえ、所詮子供だったから、自分を異常なまでに可愛がってはくれるものの、母を泣かせる彼の事が許せず、彼に対し、次第に憎しみを強くしていった。
なぜなら、もうひとつの事実に気付いていなかったから。
私はほんの子供だったから。

母が、「彼の浮気の証拠さえ握れれば、私はきっぱり彼と別れるつもりだ」と言ったとき、私は本気でそれを信じ、まだ十代の子供とは思えないやり方で色々な事実を調べあげた。
そうすれば、母が不実な男の呪縛から逃れ、彼に流れてゆく大金を彼女自身のために使ってくれると信じたから.....。
しかし、実際に現実を、事実を目の前にした母は、怒り、泣き、叫び、最終的には
「あなたはこれだけ尽くした私を捨てるのだ。あなたが私に今まで言ったことはウソだったのか」と言って、彼にしがみついた。

母と彼の「関係」を私が理解するには、そこからさらに数年の歳月が必要だった。
そこまでには.....同じような繰り返しが、さらに数度必要だったから。

そして。
私は悟った。
お金を貢ぐということは、貢ぐほうも相手に依存しているのだ、ということを。

数年の時を経て、幾度もの修羅場に立ち会ってわかったことは、金を渡すほうも、「金で何でも出来る」と思っている、ということだ。
金で誰かの心を買い、時間を買い、行動を制限する。自分の我がままを押し通す。そして買われるほうは、どんなに相手に見下されようと、そんなことには構わずに、ただひたすら、遊ぶために、いい服を着るために、外で見栄を張るために、軽やかに、狡猾に立ち回る。
私はいつしか、そこにちゃんと利害関係が成立している事を悟り、母のことを諦めた。

その結果。
母は人の心を理解しようとしなくなり、何事にも無頓着になり、努力もせず、少しの距離を歩くことすら嫌がるようになった。何をしてもつまらなそうに暮らし、ギャンブルと愚痴、睡眠薬の常用、それによる体調不良が日常で、家族の心でさえ、平気で踏みにじる言動を繰り返した。
そして.....結局はいつしか、その「ヒモ」とも別れ、彼女が彼に依存している時間に失ったものたちだけが、確かに、彼女のしてきた事の結果を物語っている。
金で自分のいう事を聞く男と過ごす「快適」な時間に馴れたために、人との正常な関係も築けず友もなく.....。
わが子への愛情まで、金がないと表現できないと思ってしまっている。

そんな母に、私、妹、弟は、いまだに根気よく、
「人は変わらなければいけない、何事も遅いということはない。誰かに愛情を伝えたいなら、お金で表現するのではなく、自分自身が毎日をきちんと、楽しんで生きれるように努力する事だ。それで充分、私達には愛情が伝わるのだ」
と、言い聞かせているのだが.......。

果たしてこれから彼女が変わっていってくれるかどうかはわからない。
なぜなら彼女はいつも何かに依存しているし、その中のひとつ、ギャンブルは不治の病であるからだ。この、ギャンブルについてはまたいつか改めて書こうと思っているが、私には理解不能な重篤な病であるようだ。

ちなみに、私が今まで目にしてきたお金持ちたちも金に「依存」している人が多かった。そして、一様につまらなそうだった。それもまた、機会があれば書こうと思うが......。

お金は大事だけどね。
金に使われるようになってしまったら人間つまらない。
何より、心の豊かさは、決してお金では買えないのだから。
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デパ地下は良いお手本   - 作ってみよう -

2005年09月26日 23時35分20秒 | 今日のお弁当
デパ地下のお惣菜って、どれもすご~く美味しそう。
でも、なんであんなにお高いの?
毎回感じるこの疑問。
では。
同じ物を作ってみてはどうだろう。
まったく同じとまではいかなくても、なんとか似たものなら作れそうだし。

というわけで今日のお弁当。

<秋刀魚の香味揚げ><韓国風大根の煮物><チンゲン菜のおひたし> です。

秋刀魚は
*はらわたを抜いた秋刀魚を三枚におろしてひと口大に切り、醤油、砂糖、おろしショウガ、梅肉(梅干をつぶしたもの)をあわせたものに漬けておく。
15分以上経ったら、片栗粉と小麦粉を混ぜたものをまぶして揚げ、油を切る。
フライパンに、水、醤油、砂糖、酢、鷹の爪を入れて沸騰させ、水溶き片栗粉でとろみをつけておく。そこへ揚げた秋刀魚を入れてからめ、冷めるまで待つ。水にさらした水菜(5cm)、カイワレ、ニンジン細切り、大葉細切りを加え、秋刀魚の身を崩さないよう、軽く混ぜる。
韓国風煮物は
*厚さ7-8ミリのくし型に大根を切り、水を入れた鍋で煮る。鍋が沸騰したら、牛骨ダシ(韓国食材店などで粉末が入手できる)を加え、大根が柔らかくなったら、醤油、少量の砂糖、粉唐辛子(これも韓国食材店で手に入る)で味を整え、大根に味が浸みるまでさらに煮る。
おひたしは
*チンゲン菜の葉を1枚1枚、縦半分に切り、火の通りを良くする。沸騰したお湯でさっと茹で、冷水にあげて水気を絞り、食べやすい大きさに切る。からし酢醤油で和える。

現物をじっと見て同じ物を作る、パッケージの表示を見て何が使われているか研究し、同じ物を作る、というのはゴンザの得意技。
彼はほとんどのものをそうやって再現するし、また、アレンジも大変上手である。
自然、私も段々ゴンザの真似をするようになり、おかげでデパ地下は美味しく楽しい場所のみに留まらず、私にとっての良い勉強の場となった。
ちなみにこの<秋刀魚香味揚げ>は昨日、渋谷で「観察」を行った成果であるが...
きっとお店のお姉さんは、少し離れた場所からブツブツ言いながらガラスケースを覗き込む変な二人を見て、さぞかし不審に思ったことだろう(笑)

さて。
観察の甲斐あって、美味しく出来ましたかどうか。
ゴンザさん、どうですか~?



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早起きは三文の得

2005年09月25日 13時52分46秒 | お出かけ
今日も今日とて行って参りました、渋谷・東急東横店「なにわうまいもん市」。
昨日は出遅れて(というより、あんなに行列ができているとは思わなかった)、買い損ねた「蓬莱」の肉まんと、その美味しさに感激して、もう一度食べておかねば絶対後悔すると確信した「大寅」の魚練天をゲットすべく、生まれて初めて開店前のデパートに並んだという次第。

まずは早起きして準備万端整え、電車に乗り、開店30分前には催事場のある西館エレベーター前で待機。
が、さすが人気の催し物。我々の後ろもすぐに人で一杯になる。
そして.....首を長くして待つこと30分。
いよいよ開店のときを迎え、我々は綿密に練った作戦のもと、態勢を整える。

まずは、4台あるエレベーターのうち、どれが1番早く来るのか、また1番早く8階に到着するのかわからないので、二手に別れることにする。ここまで早くに乗り込んできて、その辺の不首尾で結局行列に並ぶようでは意味がないから、失敗は許されない。
我々は互いに顔を見合わせ親指を立て、
「後でまた会おう!」
と再会を誓い、それぞれエレベーターに乗り込んだ。
すると、いつもなら各階に停まるエレベーターも、今日は各人が目的を同じくしているのか、ノンストップ。気持ち良いくらいにグングン昇ってゆく。
しかし、周囲はオバサマ方で一杯。目的の8階に着けば、そのすべてがなだれを打ってフロアに散ってゆくのだと思えば、油断は禁物だ。
何しろ、オバサマの動きというのは予測不能であり、人を遮って立ち止まる、周囲をまったく見ない、など、急いでいる人間にとっては、そこまでがたとえ順調であっても、すべてを覆してしまうような危険に満ちたもの。
私は、エレベーターが8階に到着し、扉が開くと同時に、怒涛のごとく動き出したオバサマ方とはまったく逆の方向へと駆け出した。

「ふっ♪」
何しろ私は昨日もここへ来ている.....
ということは地の利があるということで、無駄な動きをしなくて済む.....
案の定、オバサマ方は目の前にずらっと並ぶ各店に気をとられているようだし...

「蓬莱」前に私が到着したとき、私の前には2人のオジサンが並ぶのみだった。
私は小さくガッツポーズをすると(心の中でね)、自宅用、両家の家族用、お使い物用と、ゆったり豚まんを注文した。

「終わった.....」
大量の豚まんを手に、後を振り返れば、そこにはもう「40分待ち」の札。
そう。我々がその全知力、精力をかけて立てた作戦は見事成功。ゴンザの情熱と努力が功を奏したのだ。

あ.....でも、
そういえばゴンザは???

私は周囲を見回し、どこにもゴンザの姿が見当たらないことに初めて気づき、急に焦りを覚えた。.........まさか、迷子?
が、しばらくするとキョロキョロしながらもゴンザがやってきて、私が手にした豚まんを見ると、ホッとした表情を浮かべている。そして私が
「ずいぶん遅かったね」
と声をかけると、うって変わって困ったような表情を浮かべ
「だって.....エレベーターは各階に停まるし、ドアが開いてるのに降りないオバサンはいるしでさぁ」と、一生懸命状況を説明する。
どうやら、いつもは勇猛果敢なゴンザ隊員も、歴戦の勇士であるオバサマ方には勝てなかったようである(笑)
大量の豚まんを抱えた我々は、その後、着々と目的を達成し、豚まん1個を熱々のまま食し、戦場をあとにした。

......と、帰りの切符を買い求めていると、すぐ横で流暢なフランス語を操り、困っている外国人を助けているホームレスのおじさんがいる。

思わず
「かっけぇ~」(格好いい!の意)
とつぶやくゴンザと私。
そして、「早起きは三文の得だね~」などと言いながら、まだまだ自分自身の知らないところで、自分の心が偏見に満たされていたことを反省する。
豚まんはもとより、得るものの多い日曜の朝。

迫り来る台風の中、電車に乗り込んだ我々は、熱々の豚まんと熱々の練天を抱え、一路、猫達の待つ自宅を目指したのであった。
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読書と芸術はどこへ?   - 食欲の秋 -

2005年09月24日 16時27分43秒 | 美味しいもの
渋谷、東急東横店で開催されている、「なにわ うまいもん市」に行ってきた。

実は先日、ブックマークさせて頂いているt-cat様のblogでそれに関する記事を拝見して以来、必ずこの催しに出かけようと決心していた我々。
幸いなことに、「世の中は三連休だから」と、ゴンザの店も急遽三連休となり、そのおかげで本日の早起きも実現。開店間もない時間に目的地である、東急東横店に着くことが出来た。

我が家から渋谷までは電車で40分弱。
目的地に着くまでに空腹がピークに達してしまっては、絶対に余計な買い物を山ほどするに違いないと踏んだ私は、起きてすぐに餃子を作り始める。
朝っぱらから餃子などと、これから電車に乗るというのに迷惑極まりない二人組となるのは間違いないが、まあ、午前10過ぎなら、それほど電車も混んでいないだろうと、図々しくも遠慮なく、ニンニクも投入する。

我々は、とりあえずの腹ごしらえというにはあまりにもしっかり過ぎる量の食事を平らげ、気休めながら入念に歯磨きをして、出かけて行った。

すると、東急東横店8階にある催事場はすでにオバサマがたの戦場と化しており、いくつかの人気店の前には、すでに長い長い行列も出来ている。
特に、その場で食べることの出来る、たこ焼き、イカ焼きはその香ばしい匂いが人を吸い寄せるのか、行列、テーブル共に溢れかえらんばかりの人、人、人の波。
しかし、実際我々が目にしたところ、それほど美味しそうにも見えないたこ焼きだったりで、やはり、お腹をある程度満たして出かけることが効果的であると自ら立証&ガッツポーズ。もし、これが空腹であれば、それこそ匂いにつられ、見境なく買い食いをしたに違いないであろうから.....。
ゴンザと私は当初の目的であった、おぼろ昆布、とろろ昆布、魚練天、黒五いわしを買い込み、さらに試食して気に入ったウメ入りの塩昆布を追加して、さっさとその場を後にした。

帰りの電車では.....。
まだホカホカと袋から「揚げたてですよ~」と伝えてくる魚天に我慢が出来ず、密かに二人でつまみ食い。
あまりの美味しさに感激しながら、人目をはばかり口をモグモグ(笑)
帰宅後などは手を洗うのもそこそこにつまみ食いが始まり、放っておけばすべてを食べつくしてしまいそうなので厳しく自分を律し.........

の、はずなのに。
ゴンザが英会話に出かけた先ほど、ウメ塩昆布でお茶漬けを食べてしまい、さらに、とろろ昆布にお醤油をちびっとたらしたお吸い物まで飲んでしまった私。
今日買って来た物、もしかして今日中に食べつくす気?と、現在やや反省中。
でもっ、でもっ!
美味しいの♪全部美味しいものばかり!

皆様も機会がありましたら、お出かけになってみては?

おお、そういえば。
大寅で魚練天を売っているおじさんは面白かった。
目的のものを探す我々を見て
「誰かに聞いて来たん?」と話しかけてきたそのおじさん。私達が
「ある方のホームページで見たんです(「ブログ」じゃ通じないかな、と思って)。ここのが美味しいって。おでんなんかにしたら勿体無いから、揚げたてを食べるようにって...」と答えると、
「なんや~。そんなん載せてくれるんやったら先に言うてくれたらその人にサービスしたのに~。なんて。まぁ、ホントはそんな気全然ないねんけどな」
なんて(笑)

買い物の醍醐味は良いものを安く手に入れるだけではなく、人との会話にも見出せる。
美味しさだけではなく、大いに「なにわ」を満喫した、我々だった。
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