我が家の周辺は、昔城下町だった。
いや。「城下町の定義」に当てはめると、正確にはそうでないかもしれないが、少なくとも、1430年代頃に城が築かれ、それが150年間ほど存在していたことは間違いない。
城の跡地には現在でも土塁、空堀などが残っていて、往事を偲ぶことが出来るようになっている。
さらにこの周辺には、城址を中心としてお寺も数多くあり、散策するにはうってつけ。
引っ越してきた当初は歩くのがあまり好きではなかった我々も、ここに住むうちにお散歩が大好きになってしまったほどだから、古い町の魅力には計り知れないものがある。
特に私が惹かれるのは、人の手で作られたものたち。
思いや、こだわりが感じられて興味深いそれらは、例えば道祖神、例えば手水鉢など、数え上げればきりがなく、思いが込められた遺物は時代を超えて、私たちの心に何かを訴えかけてくる...。
写真の手水鉢は明治35年(1902年)に作られたもの。ご近所のお寺にあるのだが、その大胆な、意匠を凝らした作りには、ハッと息を呑むものがある。
TVもネットもない時代には、想像力が大いにものをいったのだろうが、この技術。このデザイン。まさにCOOL!である。
さらにこれが一石彫成だと知っては驚愕するほかない。
二頭の龍は今にも動き出しそうで、そのうち生命を持ちそうだ。
いや。きっと彼らはすでに命を吹き込まれているのだろう。
私が魅せられたのは、たぶんこれらに命があるから、だ。
歩いてみれば...
見えないものが見えてくる。
次はどこを歩こうか?
いや。「城下町の定義」に当てはめると、正確にはそうでないかもしれないが、少なくとも、1430年代頃に城が築かれ、それが150年間ほど存在していたことは間違いない。
城の跡地には現在でも土塁、空堀などが残っていて、往事を偲ぶことが出来るようになっている。
さらにこの周辺には、城址を中心としてお寺も数多くあり、散策するにはうってつけ。
引っ越してきた当初は歩くのがあまり好きではなかった我々も、ここに住むうちにお散歩が大好きになってしまったほどだから、古い町の魅力には計り知れないものがある。
特に私が惹かれるのは、人の手で作られたものたち。
思いや、こだわりが感じられて興味深いそれらは、例えば道祖神、例えば手水鉢など、数え上げればきりがなく、思いが込められた遺物は時代を超えて、私たちの心に何かを訴えかけてくる...。
写真の手水鉢は明治35年(1902年)に作られたもの。ご近所のお寺にあるのだが、その大胆な、意匠を凝らした作りには、ハッと息を呑むものがある。
TVもネットもない時代には、想像力が大いにものをいったのだろうが、この技術。このデザイン。まさにCOOL!である。
さらにこれが一石彫成だと知っては驚愕するほかない。
二頭の龍は今にも動き出しそうで、そのうち生命を持ちそうだ。
いや。きっと彼らはすでに命を吹き込まれているのだろう。
私が魅せられたのは、たぶんこれらに命があるから、だ。
歩いてみれば...
見えないものが見えてくる。
次はどこを歩こうか?