猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

元気な大人

2005年06月05日 21時48分49秒 | ハ~プニング!
昨夜、ゴンザの職場近くでばったり知人と出会った。
いつもならスーツ姿の彼だが、なぜかその時はサッカー日本チームの青いユニフォームを着ている。
その人は、時折ゴンザのお店に訪れては、「erimaにやれ」と言って、海外(仕事?)のお土産である化粧品を持たせてくれたりする、とても良い人なのだが(笑)、昨日も私とゴンザの顔を見るなり、「おっ、お土産をやるよ。持ってけ。」と、ひとつの化粧品を差し出す。
そこで、私は満面の笑顔で「わぁ~、ありがとう!どこ行ってきたの?」と、何の気なしに聞いたのだが...返ってきた答えにびっくり。

「バーレーン」
?????.....普通に答えられても...ねぇ。

「えっ?バーレーンってあのバーレーン?何しに行ってきたの?」
「サッカーの応援」
「ええっ?だからそのユニフォーム?」
「うん」
って...。

お土産を貰っておきながら
「これってさ、お土産本体より値札のほうが貴重だよね」などと、本人を前にして失礼なことを言う私も私なら、そんな私たちに腹を立てるでもなく、「そうだろ?そうだろ?それにしても、あ~疲れた!」などと、フツーの顔をしているご本人もご本人。

その後、「メシ食いに行ってこようっと!」と、夜の街に消えたその方は、スーツの内側に「木村拓哉」などという刺繍を入れている、お茶目な大人です...(笑)

<補足・バーレーン戦があったのが、日本時間で土曜の午前0:15くらいから。
                そして...私が彼に会ったのは土曜の午後9:00頃です!>
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どしゃ降りの雨、ぴかぴかの笑顔

2005年06月05日 21時21分25秒 | 日記
昨夕、突然の雷雨に見舞われた。と、言っても、私とゴンザは車の中にいたから、ずぶ濡れになることは免れたのだが、ひどい渋滞に辟易していた矢先の暗い空に、少しばかり無口になっていた。
そこはちょうど、私鉄駅前の街道で人の往来が激しかったが、傘をさしていない人はおろか、さしている人まで一様に濡れ鼠、という、気の毒な情景が拡がっており、私は同情の抱きながら、それらの人々を見つめていた。
しかし...次の瞬間、私はそこにあるものを見つけ、途端に嬉しくなってしまった。この突然の雷雨が素晴らしい恵みであることを、一瞬のきらめきであることを思い出したのだ。

そこには、行きかう人々にまぎれて、弾けるような笑顔で走る少年がいた。野球帰りらしい、ぶかぶかのユニフォーム姿のその少年は、壊れた傘を片手に持ち、滝のような雨の中、嬉しそうに飛び跳ねている。
後ろには、同じユニフォーム姿の二人組。二人でひとつの傘さし、片方の少年の腕は友人の肩にまわされている。また、その数メートル後にいた二人組みも、盛んに先を行く少年を指差しては、互いに顔を見合わせ笑っている。

彼らにとっては。
この雨も、壊れた傘すらも、楽しい遊び道具で、かけがえのない仲間との時間なのだ。
忘れることのない、大切なきらめきの一瞬なのだ。

少年たちの純粋さに、雷雨に負けないぴかぴかの笑顔に、私とゴンザの心は晴れ渡った。
そして、その少年たちのように、互いに目を見合わせて笑いあった。


コメント (2)
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