趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

東レPPOテニス2012観戦記 3

2012年09月28日 | テニス
有明コロシアムで開催中の、東レPPOテニス25日の観戦記の続きです。

世界中の女子テニスのトッププロが集うこの大会は、本当に見応えがあります。
特にここ数年、長身でスタイルが良くて、美しいトッププレーヤーが多いので、
大きなカメラを担いだ男性の姿も多く目につきます。

私自身は、クルム伊達公子選手のプレイが観たいと思っていました。
それで昨年、思い切って平日に休みを取って出かけたのですが、
残念ながら負けてしまい、観戦する事が叶いませんでした。

今年こそ!の思いで再び観に行く事を決めたのです。
クルム伊達選手は、シングルスは1回戦で負けてしまったのですが、
ダブルスに出場が決まって、25日第1コート、第4試合に登場しました。
ペアは、台湾の荘佳容選手です。


引退後、イベントでキッズテニスを指導する姿は間近で見たことはあったのですが、
選手としてプレイする姿を間近で見たのは初めてなのです。
テレビ画面で観るよりもずっとすらっと細くて、カモシカのような印象です。

第1セットは動きに固さが見られて、クルム伊達選手にミスが続いていました。
第2セットは俄然動きが良くなって、タイに持ち込みましたが、
第3セットタイブレで、惜しくも負けてしまいました。残念!

今回観戦する事をテニス仲間に伝えると、仲間の一人が、
テニス雑誌に東レのイベント参加券が付いてたからあげるよ、と云い、
半信半疑で持っていったのです。

試合観戦の合間にあわててテニス雑誌のブースに行ってみると、
「ああ、良かった、最後の整理券です!」と云われたのです。
その整理券で、選手と写真を撮ってもらえるのだという・・・。
「わ~誰と撮って貰えるのですか?」
「マリア・キリレンコ選手です」
ええっ~??!!うそ~!

ロシアの、マリア・キリレンコ選手です。
大会には欠場とありましたが、スポンサーのヨネックスの宣伝のお仕事で来日中。


マリア、と呼びかけるとにっこり微笑んでくれて、
とっても美しい笑顔でした。
それにしても背が高くてスタイル良くて、一緒に並ぶのがためらわれました^^;
しっかり握手してもらいましたが、
こんなことなら、カタコトでもロシア語覚えてくるんだったと思いました。

朝から晩まで本当に有明を駆け回り、沢山の試合を観戦しました。
以前より随分試合を見る目ができてきて、ショットの種類や球種が分かるようになり
観戦がとても楽しくなってきました。

いつもの自分のふがいないショットの数々思い出しながら、
うん、これで少しはステップアップの道が開けるかな、と楽しみです。

まだ書きたい試合もあったのですが、今回の観戦記はこれで終わりたいと思います。。

東レPPOテニス2012観戦記 2

2012年09月27日 | テニス
25日の第1コート第3試合は、
フランチェスカ・スキアボーネ(左)VSサマンサ・ストーサーでした。


前日の夜にこの日の対戦表がアップされたのですが、見た瞬間、
この試合を最も楽しみにしていたのです。

オーストラリア出身のサマンサ・ストーサーは、世界ランク9位の28歳。
彼女のサーブは、女子では珍しいキックサーブなのです。
その素晴らしいサーブを、是非とも間近で見たいと思っていました。

対するフランチェスカ・スキアボーネは、イタリア出身の32歳で世界ランク37位。
体格のいい選手が多い中、166㎝と小柄なのです。
2010年の全仏決勝戦で、ストーサーを破り優勝したことを覚えています。

最初は、ストーサーに肩入れして見ていたと思うのです。
間近で見る彼女のサーブは素晴らしかったし、調子も良さそうでした。


スキアボーネは、よく走る走る走る!
小柄な身体を目いっぱい使って、果敢に攻めていくのです。


試合はキープ合戦で、どちらがセットを取るのか分からない状況でした。
どちらの選手も、ショットが多彩でネットプレイも多く、
本当に見ていて息もつけないほどでした。

試合中ほとんど表情を変えることの無いクールなストーサー。
対して、スキアボーネは表情がくるくる変わり、情熱的なパフォーマンスで
いつしかすっかりスキアボーネを応援していました。

試合は、4-6, 6-2, 7-5の逆転でストーサーが2時間25分の大激闘を制したのです。
とてもとてもいい試合でした。
負けてしまったけれど、スキアボーネも悔いの無い表情で観客の声援に答えていました。

この試合を観られたことが、最大の成果だったと思います。
でもこの試合、自由席3000円で観られるのですよね~
高いCS席のチケット買ったのですが・・・^^;

まだ続きます。。

東レ・パンパシフィック・オープン2012

2012年09月26日 | テニス
東京有明コロシアムで、女子テニスの東レ・パンパシフィック・オープンが
開催されています。
昨年に引き続き、昨日25日に観に行ってきました!!

海外のトップ選手が顔を揃えるこの大会は、本当に見ごたえがあるのです。
25日は、本戦シングルス2回戦とダブルス1回戦が行われました。

センターコート第1試合のクビトバ選手。

第4シードでしたが4-6、4-6で、マルティッチ選手に負けてしまいました!

第1コートの第1試合は、パブリュチェンコワ対ナ・リー。

フルセットの末、中国のナ・リー選手が勝ちました。

第1コート第2試合、イバノビッチ選手。

対するラドワンスカ選手。

彼女は昨年の東レPPOの覇者のアグニエシュカ・ラドワンスカ選手の妹なのです。
プレイスタイルが姉妹でとても似ています。
フルセットの末、ラドワンスカ選手が勝ちました。

センターコート第3試合のシャラポア選手、フルセットでしたが勝ちました。


この日は試合がたくさんあって、本当に多くの試合を観戦したのです。
朝から、晩まで~
合間にイベントにも参加したりして、本当に有意義な一日でした。
まだまだ観戦した写真がたくさんあるので、
今日はここまでにします。。

映画「最強のふたり」

2012年09月24日 | 映画
公開を待ちかねていた映画「最強のふたり」観て来ました!
本当に久しぶりのフランス映画、久しぶりの洋画鑑賞です。



この映画、期待通りとてもいい映画でした。
本当によく笑い、よく哀しみ、よく心配?もしました。
そして、じんわりと心の底からあったかい気持ちがあふれてきました。
観終わって、多くの人が元気になる映画だと思います。

その日その日を気持ちよく、楽しく過ごす事ができるなら、
それが一番いいのかもしれません。
気持ち良さや、楽しさは、ホントに人それぞれだし、
誰かと比べたり、誰かと同じにしなくてもいいのですよね。
そうして選んだ事柄は、いい事も悪い事も全部ひっくるめて、自分持ちなのです。
それを受け止めていく、引き受けていく、その事が大切なんだと思いました。

そして、「同情」という言葉について、
自分なりのスタンスを持っていなくてはならないと、強く思いました。。

『Sydney!』 村上春樹

2012年09月21日 | 
2001年1月に発売されたこの本は、
シドニー・オリンピックの23日間を取材見聞してまとめたものです。



私はこの本のことを全く知らなかったのです。
友人の、オカダさんのブログで知りました。

早速図書館で探してみると、ありました!!

雑誌『ナンバー』の仕事で、シドニーオリンピックを取材する事になったそうです。
400ページと、厚い本ですが、とてもとても興味深く、面白い本でした。

ロンドンオリンピックが終わったばかりなので、何だかあれこれ重ね合わせてしまい、
オリンピックの年に読むのがいい本だと思いました。

この本の中で、著者の村上春樹さんは、幾つかの違う顔を見せています。
その違いが、村上ファンにはたまらない面白さなのではと思いました。

特に、23日間のシドニー日誌は、
「日々、あらゆる場所で、キーボードに向かって機関銃のように文章を書いていた」
                             (あとがきより)

と、書かれている通り、村上さんが感じられたそのものが、言葉になって文章になって、
気持ちがずしんと響いてくるのです。
いつものクールで穏やかな文章とは違う、熱き血の通うほとばしる言葉が、
とてもとても面白くて、とても興味深かったです。

読んでいてこんなに笑った村上作品は初めてです。

そんなシドニー日誌を挟むように、前と後ろにマラソンランナーの事が書かれています。
インタビューだったり、走りの記録であったり。
読みながら、改めて村上さんの文章の奥深さと、アスリートへの敬意と、
ランナー村上春樹という存在の大きさを強く感じました。

村上ファンには、おすすめです!!

二胡日誌11

2012年09月20日 | 音楽
二胡のレッスン続いています。
練習も何とか時間を見つけてやっています。
練習しないと、上達しないので^^;

夫くんの方がもっと時間が少なくて、四苦八苦していますが
頑張っています。
なので、夫二胡も買うことになりました。

次回のレッスンで手元に来るかな?
なんとも楽しみです。

ある程度練習を繰り返せば、一通り曲は弾ける様になるのです。
聞いたことのある曲や、好きな曲もそれなりに弾けるようになります。
ただ、それは譜面どおりに音を何とか出した、というだけで、
音楽を奏でているのとは違うのです。
音読で言うところの、「棒読み」なのです。

そこからどうやって次の段階へ上れるか、その壁に突き当たっている所です。

「ド」という音を出すにしても、弾き方で全く違った音色になります。
ここに、弦楽器の難しさ、奥深さがあるのですね。
そのことをやっと実感しているという感じです。

来年の発表会のお話が、先生からありました。
正直人前で弾くなんて絶対ダメ、と思っていますが、
熱心に指導してくださる先生の手前、むげに断る事もできません。

すすめて頂いた曲も大好きな「蘇州夜曲」です。
練習頑張って、なんとか音楽にしていきたいです。。

テニス三昧

2012年09月19日 | テニス
週末から連休と、テニスな日々でした。
毎週の土日のテニスに加えて、お誘いが重なり、
土曜日4時間、日曜日5時間、月曜日3.5時間と、テニス漬けでした。
何だか合宿に行ってきた気分。

連休中、お天気も晴れたり曇ったり雨降ったりと、色々だったのですが、
雨の合間をぬうようにテニスができたのが不思議です。
日中の暑い時間あり、夕方、夜間、と用事の合間を埋めるようにテニスしてました。

こんな事は初めて!!

どの時間帯にテニスをしても、汗の量は変わりませんでした。
夜はもっと涼しいかと思ったのですが、雨雲の影響で蒸し暑くて、
少し動くだけで汗びっしょり。
これでは、日中の暑さの中のテニスとちっとも変わらないと思いました。

お陰で大量の洗濯物の山!!

テニスをするようになってから、汗をかく量が格段に増えた気がします。
もちろん飲む量も増えているので、体重はあまり変わらないのですが、
夏バテしなくなりました。

もともと胃腸が弱いタイプで、暑い夏は食欲減退して大抵今頃夏バテしていたのです。
やはり、運動の効用かなと思っています。

でも、ちょっと度が過ぎてるよな・・・。。

ヘンな人。

2012年09月14日 | 子育て
娘が、職場の不満をブチブチ話していたら、先輩に言われたのだそうです。
「それはあなたの方がヘンな人なのよ」

話の流れから、それは善意の言葉であるのが娘にも分かっているのですが、
「私がヘンだなんで」とむくれています。

‘ヘンな人’というのは、一般的には確かに褒め言葉には使われないかな。

実は私も、かつて結婚前の就職して2年目くらいの時に、女性の上司から言われたのです。
「あなたは、周りがヘンなんじゃなくて自分がヘンなのだと思っていなさいね」と。

その上司は、とても仕事のできる方で私自身とても尊敬していたのです。
ですから、その言葉に深くうなずき、全く不審にも感じずに、
その言葉を肝に銘じてその後を生きてきたのです。

正直、その言葉に救われていた事を、ずっと後になって知りました。

他人と違う考えを持ったり、違うモノを選んだり、違う感想を持っても、
それは単に自分が変わり者だからだと、あまり気にせずにすみました。
なるべく人と違う事は口にしない術も見につけられたし、
とりあえず、表面的には衝突する事も、あつれきを感じる事も無く、
周囲と旨くやることもできたのです。

私は、今でもその言葉をかけてくれたことを感謝しています。
そして、世の中周りをよ~く見渡してみれば、
あちこちに、ヘンな人、いっぱいいますよね~
みんな自分が普通だと思い込んでるだけです。

「ヘンな人だって、全く問題ないよ。父さん母さん見てれば分かるじゃない?」
そんな風に笑い飛ばせて、なんかすっきり!
娘は、ちょっと困った顔して苦笑いしていただけですが・・・。。

選べるということ。

2012年09月13日 | つぶやき
この所テレビの放送も含めて、映画を続けて観たのです。
これは最近ではとっても珍しい事。
しかも、全部邦画だったというのもちょっとびっくりです。

どれも人間ドラマである事には変わりませんが、
年代や設定など、全く違うモノだったのですが、
考え続けていく中身は、不思議と同じようなモノになっていくのです。

おそらくは、自分自身の年齢的なものが一番大きく作用しているのだと思うのです。
「これから」のことより「これまで」の事の方が多いのですから。

そんな中、娘と息子は「これから」に満ちていて、
しかもそれらはようやく自分自身の元に舞い降りてきたかのように、手元にあるのです。
常に与えられてきた状況や環境を、自分で選んでいけるのだと知らされるのです。

その事をバクゼンと不安に感じて恐る恐るだった娘も、社会人3年目を迎えて
いっぱしになってきました。
特に女性の生き方は多様化しているし、自分が何を選んでいくのか、
自分自身で考えていかねばなりません。

映画や物語の中に描かれる生き方も、本当に様々で、
唯一云える事は、どんな事になったとしても結果は自分持ち、だということです。
自分で選んで、自分で引き受けていく。
そのことの、しんどさと、自由さとが多分人生の分かれ道を作るのでしょうね。
そして、そこにその人がどういう人かが現れる・・・。

「誰かの人生に乗っかっているだけ」という台詞が、とても印象に残っています。
生きている今を、どんな風に考えているのか、
共に生きる人がいるなら、それぞれ何を考えて生きているのか、
この瞬間を自分自身が選び取っているのだと思うと、
無駄にしてはいけないと少しは思えるかな。。

『頼むから、ほっといてくれ』 桂 望実

2012年09月12日 | 
桂望実さんの新刊は、男子トランポリン選手5人と、
親やコーチなど、周辺の大人たちの物語です。

表紙のイラストはスカイエマさん。
題字の強さと、好対照なクールさがいいです。



オリンピック出場をはさみ、選手達が成長していく様子が、
それぞれ群像劇のように描かれていきます。

ちょうどオリンピック熱に浮かれた後なので、絶妙なタイミングだと思いました。

実際描かれる選手達の苦悩は、テレビ観戦しながら少しは想像したり、
家族と話したりしていた事でもあったので、
違和感無く、しかも臨場感を持って迫ってきました。

読みやすいので、あっという間に読めてしまいます。
そして、読み終わると、
「分かった、ほっとくよ」と声を掛けたくなります。

改めて、オリンピックに出場した選手達のことを考えてしまいました。
メダルの有無に関わらず、一人一人の人生は皆違っていて、
日々の生活は続いているのですよね。

次のオリンピックを目指して練習している人もいるでしょう。
続けるかどうか、迷いの中にいる人もあるでしょう。
実際、引退表明された方もいらっしゃいましたね。

どういう道にしても、これからの道のりが、
それぞれに幸せをもたらす事を祈りたいと、心から思いました。。

『ひらいて』 綿矢 りさ

2012年09月11日 | 
綿矢りささんの新刊『ひらいて』を読みました。
若い作家の、若い物語。
その若さがほとばしる様な物語でした。



芥川賞を受賞された、『蹴りたい背中』を読んだ気がするのですが、
どうも記事にしていなかったようです。
透明感のある文章が印象に残っています。

『ひらいて』は、心象風景が美しいと思いました。
その言葉のきらめきに、すっと惹き込まれ、あっという間に読んでしまうのです。

読みながら、何故だか、瀬尾まいこさんの『僕らのご飯は明日で待ってる』
思い出してしまいました。
どちらも似たような年齢の、恋の物語ですが、
物語の展開に似たところは無いと思うのです。

それでも、過去の読書が蘇ってきたのは、
多分、主人公の女子高生が恋する‘たとえ’という少年と、その恋人‘美雪’との
関係が、瀬尾さんの主人公達に似ていると思ったからです。

雰囲気や設定が同じような感じなのでは無いのです。
2人の関係性、とでもいうのか、つながり、絆、といったモノが
似ていると思うのです。

それは、私自身がとても大切にしているものなのです。
その事を、今回の読書からも知る事となりました。

ただ、物語終盤、もっと違った展開になるのではと予感していたのが
見事にはずれ、はずれて良かったな、と思いました。。

映画「夢売るふたり」

2012年09月10日 | 映画
公開してまだ間もない映画「夢売るふたり」観て来ました!
西川美和監督と、主演が阿部サダヲさんと松たか子さんの2人だと知ってから、
ずっと公開されるのを楽しみにしていたのです。

西川監督の前作「ディアドクター」はとてもいい映画でしたね~
書かれた本『きのうの神様』も興味深く読みました。

さて、今作は、監督曰く「女を描きたかった」そうです。
左端が西川美和監督です。


言葉どおり、阿部さん&松さん演じるどん詰まりな夫婦の前に、
実に様々な女性が登場してきます。
どの女性達も、一見特別な環境に見えたり、
自分とは違うよね、なんて簡単に思ってしまうのですが、
物語が進むうちに、どっぷりとその心の奥深さに引きずり込まれるのです。

引きずり込まれると、自分の中にも似たような感情のとろ火がある事に気付かされ、
今度はもうその心に過敏に反応してしまい、
何とも云えない苦い物をかみしめるような心持になってしまうのです。

圧巻は、やはり松たか子さんです。
彼女を念頭に考えたという、監督の言葉どおり、
期待以上の熱演だったのではと思いました。

観終わってスカッとする映画ではありませんが、
心に浮かぶ苦い思いの正体をじっくり考えてみるのもいいな、と思いました。。

ドラマ「リッチマン、プアウーマン」「トッカン」

2012年09月07日 | テレビ
小栗旬さん、石原さとみさん主演の月9ドラマ
「リッチマン、プアウーマン」見ています。


始まったばかりの頃は、何気なく見ていただけでしたが、
最近とても面白くなってきました。

主演の2人がとてもいいです。
誇り高き孤高の人を演じたら、小栗旬さんぴったりですよね~
その誇り高き男を心から慕う、不器用で生真面目な就活生のさとみちゃんも
すっかりはまっている感じです。

個人的に、井浦新さんはどうしてこんなに嫌な役ばかり引き受けるのかな、と
思ってしまいました。
スマートで温和な雰囲気の、井浦さん演じる朝比奈の屈折を、
もう少し別の形で見たかったと思いました。

物語は終盤に入っていますが、小栗さん演じる日向と朝比奈はどう決着していくのかな。
そして、主演の2人の恋の行方も。楽しみ~

そして、同じく最近になって面白くなってきたドラマ「トッカン 特別国税徴収官」です。
こちらは、主演の井上真央ちゃんが、大熱演しています。



このドラマの原作は、高殿円さん作の『トッカン』で、面白かった覚えがあります。
最初、上司の鏡特官役にちょっと違和感あったのですが、
見ているうちに、真央ちゃん演じるぐー子との絶妙な掛け合いが面白くて、
とても楽しみな展開です。

それにしても、井上真央ちゃんの熱演が光っています。
どこからみても、ドジで不器用な熱血新米徴収官ぐー子そのもので、
そのカッコ悪さに惹き込まれました。

さて、こちらのドラマも佳境を迎え、一難去ってまた大きな問題が起きそうですね。
楽しみに見ていきたいです。。

『楽園のカンヴァス』 原田マハ

2012年09月06日 | 
新聞記事を読んで興味を持ち、図書館に予約しました。
既に話題になっていたので、予約が殺到していました。
原田マハさんの著作を読むのは、これが初めてです。

インタビューに、小説『ダ・ヴィンチ・コード』に触発されたと答えられていました。
ご自身の本職でもあった美術の世界の物語を書きたいとずっと考えてらしたと。

本作は、素朴派を代表する画家アンリ・ルソー随一の代表作『夢』にまつわる物語。
なかなか認められなかった画家ルソーの、ある謎に迫ります。

そして、本作は第25回(2012年)山本周五郎賞を受賞されたそうです。



読んでいるとすぐに、ここに登場する絵が見たくなります。
絵を見るのは大好きなので、一時期展覧会めぐりをしていた事がありました。
別にアートに詳しいわけではなく、実物を見るのが好きなのです。
学生時代に、たまたま行ったアメリカの美術館で見たモネの「睡蓮」に感動して以来、
なるべく足を運ぶようにしていました。

なので、当然ルソーも実物見ているのですが、
正直心に留めていなかったなぁと思っていました。
でも、その作品たちの細やかな描写のお陰で、小さな写真であっても
その魅力に迫れるような錯覚を起こしました。


物語は、ミステリー仕立てでテンポ良く進みます。
不遇なルソーの才能にいち早く気付いた、ピカソや他ののアーティストたちとの
交流などとても興味深く読みました。

また絵が見に行きたくてたまらなくなりました。
もしかして、これが原田マハさんの本当のねらいだったりして。。

映画の原作

2012年09月05日 | 
映画を観に行くと、予告が楽しみです。
思わぬ作品の映画化を知る事ができたり、
できのいい予告のお陰で、観に行こうと決めてみたり。

今回観た予告編は、『天地明察』『ツナグ』
『黄金を抱いて翔べ』『のぼうの城』でしたが、
どの作品も小説が原作なのです。
しかも、どれも面白く読んだ物ばかりです。
予告を観ながら、さてさて映画観ようかどうしようか考えてしまいました。

原作に思い入れが強いと、基本的に観ない事にしています。
それは、マンガが原作でも同じです。
最近、マンガの原作の映画やドラマがたくさん有りますよね~

現在公開中の「るろうに剣心」も、キャスティングが旨いなと思っています。
よくできた映画化、ドラマ化作品も数多くありますよね。

でも、やはり映画は映画、原作は原作として楽しみたいと思っています。
物語の展開が判って観るのと、知らないで観るのとでは
そのわくわく度に大きな差があると思うのです。

さて、これから公開の映画ですが、『黄金を抱いて翔べ』は随分前に読んだので、
内容ほとんど忘れているので、観てもいいかも、かな。
作者の高村薫さんが大好きで、その頃夢中になって読んだ記憶があります。

『のぼうの城』は、とても面白くてあっという間に読んでしまった覚えがあるのです。
『天地明察』『ツナグ』は、原作に感動してしまったので、考え中です。
でも、両方とも好きな俳優さんが主演されるので、悩ましいトコロです。。