趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

『スイングアウト・ブラザース』石田衣良

2012年02月29日 | 
石田衣良さんの新刊読みました~
帯には、
「女心は永遠の謎。こんなおれたちにも、彼女ができますか?」
振られてばかりの冴えない男たちが、モテ男目指して特訓開始!


表紙の絵を見ると、のどかな雰囲気で、
読む前から笑いがこぼれそうです。
個人的にはこの3人の絵が、なんともオジサンぽくて
とても33歳には見えませんでした。
真ん中の長髪くんは、まるで衣良さんみたいだし・・・^^;

もともと『小説宝石』に連載されていたそうで、
「ミステリー好きな男性読者が多いので意識した」
「今、20代30代は恋愛から腰が引けているように感じます。
 彼らをいい気分で解きほぐす小説を書いてみたいとも思ったんです」
とインタビューに答える石田さん。

ふ~ん、なるほど‘解きほぐす’か・・・。
予想されるとおり、肩がこらず気軽に読める一冊です。
やはり、男性読者向けかな??

男性の対極には、女性がいるわけで
相手を知らない、分からない、上手くしゃべれない状況というのは、
大して変わらないように思います。
そういう意味で、女性の恋愛指南もあるかもしれません。。

雨予報

2012年02月28日 | テニス
先週末テニスでしたが、土日両方とも似たような天気でした。
明け方から弱い雨が続き、昼前にあがってくるという・・・。

週間天気予報では、土曜日は午後には回復して
日曜日は晴れの予報でした。
ですから、土曜日は微妙だけれど日曜日は大丈夫と思っていたのです。

週末テニスをするようになって、コートの予約もしたりして
お天気がとても気になるようになりました。
土日の週間天気予報のチェックを欠かしません。

テニス仲間もみんな同じような事考えてるらしく、
集まるといっぱしの気象予報士の会話です。

微妙に雨が残っていた土曜日、朝から空を見上げて
雨止むかな~と気をもんでいました。
こんな時、インターネットの天気予報サイトの「雨予報」が役に立ちます。
雨雲の動きを予想した動画が見られるのです。
この予報は、テニスをやるかやらないか最終決断するのに使います。
雨雲が晴れていくようなら決行です。

土のコートでは、そうはいきません。
雨が上っても、水溜りで使えないのです。
最近のオムニコートは、雨が上ればすぐに使えるのでびっくりです。
なので、尚の事直前まで雨雲の動きが気になるわけです。

結局「雨予報」のお陰で、土日両日ともテニスすることができました。
天気が不安定なのは、季節が変わり目にきているせいでしょうか。
今週も晴れたり曇ったり雨の予報だったりと、忙しそうですね~
また、週末お天気怪しそうで、またまた振り回されそうな予感・・・。。

ドラマ「家で死ぬということ」

2012年02月27日 | テレビ
NHK25日放送の、土曜ドラマスペシャル「家で死ぬといこと」を観ました。
番組の宣伝を何度か目にしていて、
2年前に訪れた雪の白川郷を思い出したのです。

雪深くて、本当に一面銀世界の中、
あの合掌造りがほっこり美しくて、もう一度見たいなと思いました。
ドラマの舞台が、白川村だったのです。

 「先祖代々守り続けてきた家で死にたい」
 義母の思いをかなえることは出来るのか?
 都会で育った男が、余命三ヶ月と宣告された義母と、
 雪の岐阜県白川村で過ごす“ひと冬”の物語。




娘ムコ役の高橋克典さん、義母ひさ子役の渡辺美佐子さん。
渡辺美佐子さんは、79歳になられたのですね~
とてもカクシャクとしてらして、前の朝ドラ「おひさま」の祖母役を思い出させます。



白川村での日常が描かれて、合掌造りの家屋の生活ぶりや
季節の移り変わりの様子がステキだと思いました。

でも、病は待ってはくれないのです。
東京に住む娘夫婦は、単純に東京の病院に入院を勧めるのだけれど
ひさ子自身はイヤがっているのです。
「この家で死にたい」と。

多分多くの人がそう思うことなのかもしれないと、そんな風に思いました。
事実、私はそう思っているのです。
でも、家族が同じように思うとは限りませんよね。
それぞれ事情があったり、もっと治療を望んだりと、
死を迎える本人の意思より時に優先される事もあるでしょう。
またご本人が入院を望む場合だってあるでしょう。

一番いいなと思ったのが、入院を頑なに拒否するひさ子の気持ちに
ムコの純一が寄り添っていった事です。
その高橋克典さんの、
気弱な所があるけれど優しく暖かい眼差しがとてもいいと思いました。
大事な場面で、言われっぱなしの妻に向かって怒鳴る強さも良かったです。

欲を言えば、西田尚美さん演じる実の娘の葛藤が、
もう少し描かれるともっと良かったと思いました。
そういう姿を、我が子達はちゃんと見ているのだから。

「理想の死に方は?」とインタビューに答えて渡辺美佐子さん、

  「私は克典さんと違って(死が)身近。
   冬の山に入ってお酒を飲んで凍死したいです。
   だれにも見つからないで…。
   泣かれるのも拍手されるのも困ります」

と淡々と語っていたそうです。
さすが~

うれしいことかも。

2012年02月24日 | テニス
昨日古い手帳の記事を書きましたが、書き始めは全く別な事を思っていたのです。
それが、古い手帳を読み返した面白さを書いていたら、止まらなくなってしまい、
結局お題も‘手帳のこと’となってしまいました。

何を書こうとしていたかというと、
手帳に書いてあった心に留めておきたい文章を読んでいて、
ああ、こういうことだったのかとはたっと思いついた事柄です。

毎週末、用事が無ければテニスをしている日常なのですが、
土曜日は、テニスコートを早くから予約しておかねばなりません。
テニス大好き老若男女は少なくなく、毎月コートの予約は激戦区です。
この土曜日のコートの予約を、ウチの夫くんがパソコンでしているのです。

予約はずっとしているのですが、冬場、1月から3月までの何回かは
我が家はスキーに出かけてしまい、テニスはできません。
そういう時、毎週やっているテニス仲間がいるので、頼んで出かけるのですが、
あまり評判がよろしくないのです。
頼む事が、ではなくて、テニスを休んでスキーに行く事が、です。

なんかみんなの態度がよそよそしいというか、冷たい、というか
メールのやりとりもそっけない、みたいな・・・??

ウチの夫くんはそんなこと気付きもしないし、
私がそう進言しても、気にも留めないのですが、

手帳に書き残していた文章を読んで、ああ・・・と思ったのです。

  人々が集まったとき、ある人がいないことに欠落感を覚える人と
  その人がいないことを特に気にとめない人がいる。
  その人がいないことを『欠落』と感じる人間、それがその人の
  『家族』である。
  その欠落感の存否は法律上の親等や血縁の有無とは関係がない。
  ・・・・・・・・・・・・・2007/10/31 内田樹研究室より

もしかして、みんな不在を寂しく思ってくれていたのね~
内田先生語るところの、この『家族』と思える人を増やす事が大切だと
読んだ記憶があります。

そうか~そっけない態度はもしかして、うれしいことなのかも???
大いなる誤解をして、ぬか喜びは禁物ですけど・・・。。

手帳のこと

2012年02月23日 | 日々のこと
確認したい事があって、ここ5~6年過去の手帳を引っ張り出したのです。
探し物はすぐに終わったのですが、ついでに眺めていたら
面白くてしばらく見入ってしまいました。

ざっくりだけど、こんなことあった、と書いてあり、
懐かしくなってしまいました~

一番マメに記しているのが、やはり読んだ本です。
次に読みたいと思った本が続き、観た映画の感想とか、
我が子達の学校関係の予定、町内の会合などなど。

ずぼらなので立派な手帳は使いこなせません。
薄くて、大きくない手軽な手帳を使っています。
最後の方のフリーのページには、簡単な旅行記や、
会合の記録など書き残しています。

過去にさかのぼれば、さかのぼるほど、子ども関係の記録が多いです。
受験で大変だった頃は、センター試験の得点や、平均点など走り書きがあったり、
試験日や発表日には、一喜一憂の様子が記されていて可笑しいです。

ページの最後には、読んだ本の中の気に入った文章が書き残してあります。
なるほどなぁと思った部分や、覚えていたいと思った文章なので、
読み返すのがとても楽しかったです。

中には、こんな事書いておいたんだと、すっかり忘れている物もあったり。
私がここ10年くらい使っている手帳です。
バックに入れてもかさばらないので気に入っています。


ブログを始めてからは、手帳にはあまり詳しく書いたりしなくなりましたが、
やはり、お気に入りの文章は自分の手で書くのがいいですね~
一言でも印象強い事柄は、手帳にも残しておきたいと改めて思いました。。

ドラマ「最後から二番目の恋」

2012年02月22日 | テレビ
フジテレビ毎週木曜夜10時放送の、「最後から二番目の恋」観ています。
普段ドラマにあまり興味を示さないウチの夫くんが、
中井貴一さんにすっかりはまっているのです。

我が家は録画して観ているので、いつも視聴が遅れるのですが、
このドラマはいそいそと、夫くんが再生させています。
そして、観るたびに中井貴一さんの和平に大受けしているのです。
ホントにつぼにはまるみたい^^;

中井貴一さんて、ああいう真面目でお人好しの役をさせたら天下一品ですね~
大河では、清盛の重厚な父親役で頑張ってらっしゃいますが、
こういう周りの人に振り回されて困っている姿が魅力的だと思います。

私は、きょんきょんもいいなと思って観ています。
きょんきょん・・・じゃないな、‘コイズミ’って声をかけたいくらい、
さばさばと、自然な感じでいいですよね~
つまりは、W主演のお二人がステキだというわけです。

本音がばしばし飛び交う女子トークも面白いですし、
年齢を重ねてくる事で、また違ったモノが見えてくる微妙な年頃を
うまく描いていると思います。

登場人物のそれぞれを見ながら、もしもこうだったら、とか
別の生き方を想像するのも楽しいです。
もしも、今独身だったら!!とか、ね^^

物語はゆっくりと動いています。
このままでは終われない、波乱??最後から二番目って??
大人の恋のゆくえはいかに・・・。

ドラマのキャッチコピーの‘大人って、淋しすぎると笑っちゃう。’が
なんとも切ないなぁと思っています。。

『境遇』 湊かなえ 

2012年02月21日 | 
この本が発売になる頃、さかんにドラマの宣伝ポスターを見かけました。
へぇ~ドラマ先行?かと思ったら、
ドラマ化のために書き下ろされたのだと知りました。



長さも短めだし、あっという間に読めてしまいますし、
なるほど、ドラマを観るようだという感想を持ちました。

なんにしても、湊かなえさんの本は図書館でも大人気で
なかなか順番が回ってきません。
新刊発売などと目にすると、つい探してしまいますし、
やはりインパクトの強い作家なのだと思います。

ドラマは観ていないので分かりませんが、本とは結末がちょっと違うそうな。
どうして変えたのか知りたい気持ちがありますね~
ドラマのために書かれたのに・・・。

‘境遇’という言葉から、ある程度予想ができますし、
実際読んでいる途中で何となく先が読めてしまいます。
ミステリー仕立てなのでどんどん読ませるのですが、
やはり、これは脚本を書かれたほうが良かったのではと思ってしまいました。

脚本・湊かなえドラマが観たいな、と思ってしまいました。。


週末あれこれ

2012年02月20日 | 日々のこと
来月大学を卒業する息子が、金曜日夕方帰って来ました。
卒論提出して、直行して来ました。
ゼミでの発表も無事終えていたので、これで大学はおしまいです。
後、ゼミ室掃除が残ってる??

気になっていた就職の配属先も決まったようで、
早速物件探しの連絡があったのです。

でも、今回の帰省はスキーに一緒に出かけるためです。
息子はスノボだけれど。
子どもの頃から毎年出かけている新潟のリゾートマンションです。
私の友人から借りています。
息子は、姉と共にこのマンションが大好きなのです。

宿に泊まるよりも自由気ままで、落ち着くのです。
我が家のスキー&スノボライフは、このマンションのお陰で続いています。
友人に、本当に感謝しています。

その新潟ですが、ニュースでも盛んに伝えられていますが、
ものすごい雪です。
もう20年以上毎年来ていますが、今まで目にした事も無いほどの豪雪です。
そこでの暮らしの大変さ、地元の人にも伺いました。
ホントに、申し訳ないような気持ちに駆られます。
「でも、こうして来てくれるとうれしい」との言葉に、ちょっと救われます。

土曜日は寒波で、朝から晩まで降雪が続いていましたが、
翌日日曜日はよく晴れて、スキー場に車が続々!!
スキー場で働くおじさんたちも、びっくりしていました。
雪の降った次の日は、とても快適に滑れるのです。

ボーダーの姿が多くて、スキーヤーとしては肩身が狭い感じですが、
それだけ若い人がウインタースポーツを楽しんでいる訳で、
それはとても喜ばしい事ですね~

滞在中や行き帰りの車の中などで、息子の新生活の話など盛り上がりました。
一歩ずつ大人になっていく姿に、なんだか置いてけぼり・・・な寂しさが。。

二胡日誌 5

2012年02月16日 | 音楽
二胡のレッスン楽しいです。
弓に松脂を塗ったことで音の出が良くなったようで、
なんだかやる気満々です。

マイ二胡です。
床に置いて上から撮っているのですが、なかなか雰囲気伝わりませんね~




二本の弦の間に、弓がはさまっているので、
そのままでは自立しません。

内側の弦と外側の弦をこすって音を出すのです。



竿に飾り彫りが付いていて、ちょっとステキなのです。


本体はとても軽いですし、二本の弦を押さえるだけなので指も痛くなりません。
あとは弓を弾けば音は誰でも出す事ができます。
ただ、美しい音色を出すにはやはり、熟練が必要です。


宿題に出された「ムーンリバー」の楽譜です。
音を数字で表す数字譜なのです。

「ムーンリバー」は、スラーや付点音符がたくさんあって、難しいのです。
音を間違えずに出す事で精いっぱいかな。
でもそれではキレイな演奏には程遠いのです。

二胡の音色は、弓の弾き方にあります。
微妙な弾き加減がとても難しくて、なかなか上手くできません。
音がようやく安定して出せるようになってきたので、
ここは一つ弾き方のレベルアップしたいです。
それには練習あるのみ、ですよね・・・・・・。。

『本へのとびら―岩波少年文庫を語る』 宮崎 駿

2012年02月15日 | 
宮崎駿さんが、長年親しんできた岩波少年文庫の中からお薦めの50冊を選び、
思い出の一冊から、まだ読み切っていない作品まで(?)、
選りすぐりの書目リストと、つい読んでみたくなる推薦文を書かれたという本です。



本書ではあわせて監督へのインタビューを収録。
自らの読書体験、児童文学の挿絵の魅力、
そして震災後について語っています。

宮崎駿さんは、無条件に名前を追っかけてしまう人です。
この本の企画の事は、昨年夏に都内の大きな書店で知りました。
店内にその案内のポスターが貼られていたのです。
その書店では、実際に選ばれた50冊を展示・販売するとありました。

へぇ~どんな本を選ぶのかな、と単純に思ったことを覚えています。

それきりその事は忘れていたのですが・・・・・・・。

新聞に本の紹介が載り、具体的に選ばれた本が紹介されていて、
わぉ~と思いました。
ただ文字で見る‘岩波少年文庫’は何にも思わなかったのですが、
本の写真や、題名を見て、思い出したのです!

懐かしい!!!

実際に本書を開くとそこには、小学校の図書室で、手に取ったり、借りたり、
親に買ってもらったりした本の写真が、カラーで並んでいたのです。

私はこのシリーズの本の装丁が、とりわけ気に入っていました。
小さくて、薄くて、箱カバーが付いていたのです。
それまでの単行本より、小さくて、大人びた雰囲気で
少し背伸びしたように感じたのでした。

私は小さな頃からお転婆で、外遊び大好きで毎日外で遊んでいたのですが、
本を読むのもとても好きな子どもでした。
物語の中にすぐに入り込んで、ぼんやりぼーっとした所がある子だったのです。
家にいると大抵本を読んでいたように思います。

宮崎駿さんのコメント読みながら、
私自身子ども頃読んだ本をひっくり返してみたくなりました。
どんな感想持つのかな。
特に好きだった、‘魔法使いモノ’読み返したいです。

この本は、きっと子どもに向けたのではなくて
その親達、じじばば達に向けられたものなのではと思いました。
懐かしさを話しながら、子どもと話す本なのかもしれません。。

仕事考

2012年02月14日 | つぶやき
ドラマ「運命の人」を観ていて、色々思いました。

松たか子さん演じる主人公の妻の良妻賢母ぶり、とか
もっくん演じる主人公の新聞記者の激務ぶり、とか
政治家や国家公務員の出世にまつわるあれこれ、とかなどなど。

仕事に使命感を覚え、やりがいの高揚感の中にいる人は
その事で一層仕事にのめりこみ、心血を注ぎ、
全ての時間を仕事に費やすと思います。

それはそれで、そういう生き方もあるよなと思います。
どちらかというと、他人からうらやましがられる様な事かもしれません。

でも、そういう人達に子どもの誕生日とか、
キャッチボールの約束とか、
家庭で起きる出来事などといった日常は、大切なんでしょうか??

「仕事なんだから」という免罪符は、相手に有無を言わせない強さがあり、
説得力があります。
友人と待ち合わせしていて、「急な仕事で」とドタキャンされるのと、
「遊びに行くので」というのでは、起きる感情が微妙に違いますよね~

でも、と思うのです。
仕事はその人の一生を面倒見てはくれません。
必ずや終わりが来るのです。
そして、終わってしまってからの人生が、昔よりも随分長くなっているのです。

働かなければ日々の糧は得られないし、それはとても大事な事ですが、
それが全てになってしまうと、家庭はなかなか難しそう。

あれもこれもと、いいとこ取りはできないのだと、
何を大切にするのか、したいのか、
取捨選択というものを、どこかで立ち止まって考えた方がいいなと
そんな事を考えてしまいました。。

映画「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」

2012年02月13日 | 映画
公開中の映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』が
日本での興行収入が前作『M:i-3』を超えたことを記念して、
11日(土)より“大ヒット御礼キャンペーン”を実施しています。

「ミッション:インポッシブル」は前作まで全部劇場で観ているので、
今作も観に行きたいと公開当初思っていました。
それが、どうもタイミングがうまく合わず、行きそびれていたのです。
こういう映画は、大きなスクリーンで観るに限りますよね~

11日土曜日に、時間ができたので早速観てきました!


この絵のステッカーがもらえました~

毎回様々なアクションに自らトライして、
ファンをびっくりさせるトム・クルーズは健在でした。
その表情に少し年齢を感じさせていますが、それがまた哀愁を帯びたようで
なかなかステキなのです。

今作の目玉は、何と言っても話題のドバイ、
世界一の超高層ビル“ブルジュ・ハリファ”での壁面登りですね!
実際にトム自身がワイヤーでアクションしたという記事を読んで、
またまたびっくり!!

分かっていても、ハラハラドキドキのシーンの連続で、
息もつけないほどでした。

最近はこういったハリウッド型のアクション映画は、
ノーサンキューだったのですが、
観ているうちに、『007シリーズ』を思い出していました。

アクションもお色気も、まるでボンドガールの雰囲気で、
違うのが、トム演じるイーサンがプレイボーイではないことかな。

そして何より、トム演じるイーサンの徹底したスパイぶりに圧倒されるのです。
考える間もなく、目の前の事象からミッション完了のため
次へ次へと展開していく様は、本当に圧巻です。
そして、映画の最後の場面がとても印象深いです。

本当に娯楽映画の大作だと思いました。
観終わって、スカッといい気分で家に帰りましたよ~
まだの方は、是非どうぞ。。

お金を貯める

2012年02月10日 | 日々のこと
今日職場の人と貯蓄の話で盛り上がりました。
その人は私より一回り近く年上の女性です。
とても真面目な堅い人で、共に仕事をする上で助かっているのです。

その彼女が、結婚前の姓名判断で「あなたはお金が貯まらない」と
言われたと言い始めたのです。
だから結婚して早く姓が変わるといいと言われたと。
ところが、結婚してからの姓でも、また「あなたはお金が貯まらない」と
診断されてしまったとの事でした。
ひょえ~

実は私、占いの類は信じないことにしているのです。
自分が気にしいなのをよく知っているので。
そんなことはもちろん言いませんが、
当のご本人は、納得している感じなのが面白いです。

でも、その話を聞きながら、「当たってるじゃない!」とも思っていました。
真面目で堅い彼女ですが、案外買い物好きで散財気味なところが
普段のおしゃべりからうかがい知れるのです。
多分それで「お金が貯まらない」が口癖になっているのです。

お金は使えば貯まりません。
本人も充分承知していますが、「あると出て行っちゃうのよね~」
お金に羽が生えているみたい^^;

私は・・・・・・
どちらかといえば、無駄遣いしないほうかも。
週一回の食料品の買い物以外、ほとんど買い物しません。
出かけたりしないと、ほとんど外食しません。
ホントに狭いテリトリーで日々生活してる気がします。
お店に行かなければ、お金使いようも無いということですね。
老後のお金の事は、心配がつきないので
やっぱり本腰入れてお金貯めとかないといけないかも。。

とどまる。

2012年02月09日 | つぶやき
最近読んだ本や雑誌の影響もあって、どうも人間の暗闇に目が行っていました。
ストーカーという言葉だって、様々なハラスメントだって、
確固たる線引きができているわけではないですよね。

微妙で、あいまいな境界線は、見る人や受け取る側によって
全く様相が一変してしまいます。

かつて学生時代から就職していた期間、満員電車の通勤通学を経験しました。
毎日ぎゅうぎゅう詰めの電車に揺られていると、たまに不逞の輩に出くわします。
そんな時、気配を察して移動させてくれたり、
明らかに助けてくれる人もいたのです。
それはとても助かる事で、感謝していたのです。
それで、その事をまだ結婚前の夫くんに言った事がありました。
その事を覚えていた夫くん、満員電車で窮屈な体勢だった女性に
うまく隙間を作ってあげようとしたら、すごい勢いで睨まれてしまったそうです。
つまり、不逞の輩と勘違いされてしまったらしいのです^^;

訴えられなくて良かったけれど、苦笑いですよね~

受け取る側に勘違いは発生するけれど、投げかける側には意図がありますよね。
その意図を、どこでストーカーやハラスメントと区別するのか。
その境界には、深い底があるのか、高い壁がそびえているのか、
それとも、ちょっとまたいだ所に存在するのか、
曲がり角を曲がる気軽さで、越えてしまえるのか。

読書を続けてきながら、その境界は深いのではないかと
ずつと考えてきました。
簡単には越えられないように、幾重にも網が掛かっているような。
でも、それによって、自分とは無関係なこととして捉えているわけではないのです。
深いと思いたい願望なのかもしれません。

そして、そこにとどまれれば、
また一つ、境界の深さを実感できるのかもしれません。。

『ジェントルマン』 山田詠美

2012年02月08日 | 
ちょっとご無沙汰な山田詠美さんの新刊読みました。
新聞広告の不穏な言葉の数々に食指が動いたのです。

 眉目秀麗、文武両道、才覚溢れるジェントルマン。
 その正体―紛うことなき、犯罪者。




本の帯にも刺激的な言葉が踊り、読む前からある程度予想ができます。

‘背徳’というものに魅せられた主人公、夢生。
人が人に惹かれるのに理由はいらないのだ。
惹かれてしまい、魅せられてしまったら、もう後戻りはできない。
その事を彼は知っている。

読みながら、かつて読んだ竹宮恵子さんの「風と木の詩」を思い出してしまいました。
熱にうかされた様に、夢中になって読んでいた時の事を。
どうして夢中になったのかなんて、高校生だった頃考えもしませんでした。
同級生に熱狂的なファンがいたこともありましたが、
「トーマの心臓」などで知られる萩尾望都さんも大好きでした。
私はどちらかというと、萩尾望都ファンで、
竹宮ファンとよく盛り上がったこと思い出しました。

人はきっと心の奥にある暗黒面、ダークサイドを抱えて生きているのですね。
無意識であれ、意識的であれ、どこかでその琴線に触れる事で
あっという間に引き込まれてしまう・・・・。

‘負のパワー’は強烈で破壊的。
どこまでも背徳の危険な香りが漂う。
夢生の親友の、圭子に最も共感しました。
彼女の存在は、救いだと思いました。。