趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

『陽だまり幻想曲』 楊 逸

2011年01月31日 | 
楊逸さんの新刊読みました~
表題作ともう一編、「ピラミッドの憂鬱」との2編から成ります。



表紙がかわいいのです。装丁はイラストレーターの南伸坊さん。
かわいいイラストに、そういった物語を期待してしまいます。
ですが、読後は・・・。

いつもの事ながら、楊さんの文章はとても読みやすいです。
所々で楊さん特有の視点からの言い回しや
お国柄の違いを感じさせる表現も見られて興味深いです。

「ピラミッドの憂鬱」では、最近の中国人留学生の生活ぶりが描かれています。
その裕福な生活に、経済成長著しい中国が透けて見えます。
楊さんも、ご自身の頃と比べて驚いているそうです。

題名の‘ピラミッド’とは、中国の一人っ子政策で
子ども一人に2人の祖父、2人の祖母、
両親の計6人が世話するという形の事だそうです。
逆にその後成長した一人っ子が、6人の年寄りの面倒をみるという
‘逆ピラミッド’現象も起きてくるという・・・。
まさに、憂鬱。

表題作の「陽だまり幻想曲」は、
口数の少ない夫と3歳になる息子との3人で暮らす、主婦が主人公です。
この家族が引っ越した先の生活が、描かれています。
隣は6人の子供がいる大家族で、とにかく賑やか。
どんな展開が・・・と思っていましたが、
まさかこういう展開は予想できませんでした。

う~ん、なるほど。。

ドラマ「スクール!!」

2011年01月28日 | テレビ
江口洋介さん主演のフジテレビのドラマ「スクール!!」を観ています。
ここ数年、誠実な医師役が多かった印象の江口さん、
久々の熱血漢な姿が見られて楽しいです。

ドラマは、倒産の決まったゼネコンの現場所長を務めた
ガテン系の熱い男・成瀬誠一郎@江口洋介が、
恩師との約束を果たすため、
廃校の危機にある母校の公立小学校へ
民間人校長として赴任するとこらから始まります。

いじめや学級崩壊、モンペアなどなど
30年ぶりの母校の姿に驚くばかり・・・。
そんなことに簡単にひるまない、熱き男・成瀬。
教師や親、子供たちとぶつかりながらまっすぐに子供と向き合い、
学校を立て直すために奮闘していく物語です。

共演は、成瀬と対立する現実主義のスーパー教師・桐原伊織役を西島秀俊さん、
非常勤講師・武市かの子役を北乃きいさん、
クラスに問題を抱える教師・大橋仁役を塚本高史さん、
成瀬の恩師・武市幹城役を岸部一徳さん、などなど。

それぞれ大なり小なり事情がありそうな雲行きで、
ドラマの行方が楽しみです。
加えて、西島秀俊さんは、注目している俳優さんの一人なので
江口さんとの対照的な描かれ方に注目しています。

何といっても、久々‘おっきい兄ちゃん’の江口さんの、
底抜けの明るさがとてもいいです。
現実の子ども達は、この熱血校長先生をいったいどう思うのかな。。

「ぼくは幸せ」

2011年01月27日 | テレビ
1月24日放送のNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」観ました。
‘涙も笑いも、力になる 院内学級教師・副島賢和さん’の回です。

副島さんは、病気やケガなどで入院中の子ども達のための、
病院内に設置された‘院内学級’で教師をされています。

パジャマ姿で点滴転がしながら通ってくる子ども達の姿は、明るい。
副島さんの優しい笑顔に迎えられるから。
副島さんは、言う。
「病気の子どもたちの中には、病気になった自分を責めたり、
 否定的になってしまう子が多い。
 自分の看病のために走り回る両親や兄弟を見て、
 自分が迷惑をかけていると思い悩んでしまうのです。」

そんな子達の、心を優しくほぐしていく・・・。

そんな副島さんも、病魔に侵された経験を持つ。
熱血教師として、熱心に仕事を続けていた矢先の事・・・。
元通り子ども達と走り回ることができなくなってしまったことから
生きる道筋を見失ってしまう・・・。

失意の日々、紆余曲折を経て、院内学級の教師を務めるうちに
副島さんは、一人の少年と出会うのです。

宮崎涼くん。
誰に対しても常に明るく、ひょうきんで
周りの人たちを巻き込んで楽しくしてしまう天才だ。
なかなか他人に心を開かない子も、涼くんとは楽しげに話をしている。
画面に映る涼くんは、屈託なく笑う極普通の明るい少年です。
そんな彼が、先天性の重い疾患を抱えているとはとても見えませんでした。

涼くんが、残した「詩」です。




この詩が紹介された時、思わず絶句してしまいました。
胸をつかれ、心が震えました。
そして欲深い自分の心が恥ずかしくなったのです。

この詩は、きっと副島さんだけでなく
多くの人の心に響くだろうと思います。
そして、きっと世の中の多くの人を助ける事だろう。

涼くん、ありがとね。。

『錨を上げよ 上・下』 百田 尚樹

2011年01月26日 | 
百田尚樹さんの新刊、読みました~

本の帯には、こんな文字が・・・。
‘この男、いったい、何者か。
錨を上げよ――疾風怒濤の2400枚。圧倒的青春小説。’



疾風怒濤??2400枚?
内容は全く知らずに手に取りました。
上下巻ともに厚く、ずっしり重いのです。

この長い小説は、一人の破天荒な男の疾風怒濤な生き様が語られます。
主人公は、作田又三。
昭和30年に大阪の下町で生まれます。
4人の兄弟の長男坊ですが、悪ガキぶりから物語は始まるのです。

そこから、えんえんと波乱万丈ぶりは続きます。
読みながら、幾度となく主人公作田と著者の姿がダブってしまいました。
おそらく、この本に登場するエピソードの幾つかは
著者ご本人の実際の経験や見聞によるものではないかと思うほど
文章に説得力があり、激情がほとばしっています。

こういった小説は、きっと主人公にどれくらい共感するか、
のめり込めるかで、感想が大きく分かれると思います。
読みながら何度もその事を思いました。
そして、自分は作田又三に共鳴するか??
この男を魅力的に思っているか??

答えは、否、です。
ですが、この小説は‘圧巻’です。
ここまで描ききった作者に、拍手です。

共感はしませんが、誰の胸のうちにも似たような思いはあるよな、と思います。
魅力的だとは思いませんが、正直な生き様にエールを送りたいです。

人間誰しも上手くは生きられません。
迷いながら、後ろ向きながら、責めながら、失敗に倒れながら
生きていく道を探していくのだと思います。
その姿は、誰しも変わりはないのだと、
何をしてきたかではなく、どのように生きていくか
その不器用な生き様を、描いて見せてくれた作者に、拍手したいです。。

映画のこと

2011年01月25日 | 映画
昔から映画好きなので、ロードショーは映画館で
見逃したものはビデオやDVDで観るようにしているのです。
ですから新作映画のチェックは欠かしません。

ところが、昨年夏過ぎあたりから急に、
‘観たい!’という情熱が薄れてしまったのです。
急に観る本数が激減してしまいました。

なんでかな~??と考え続けて、思い当たりました。

一つには、食指が動くものが減った事が挙げられます。
かつてのハリウッド映画を代表する様な派手なアクション物など、
気持ちが動かないお年頃になってしまいました。

そして、映画から気持ちが離れた一番の理由は、
せっかく観たいと思った映画が、近辺で上映されない事です。
最近特に単館上映の映画に心惹かれる物が多いのです。
確かに大都市に出向けば観る事は可能なのですが、
そこまで交通費をかけたくはないのです。
そのうちDVDで・・・とあきらめた映画の何と多い事か・・・^^;
観たいリストは溜まる一方です。

それに加えて、年末深夜ににテレビ放送した映画を録画して観たのですが、
いずれも期待値がちょっと高すぎてしまいました。

楽しみな映画を観る前の、
あの何ともいえないわくわくした気持ち・・・アゲィン!!

『マボロシの鳥』 太田 光

2011年01月24日 | 
NHKの「爆問学問」を毎週面白く観ているので、
処女作発売のニュースに、いよいよか~と思っていました。
番組で覗かせている読書量の多さと、
考える深さをいつも面白いなと感じていました。
どんなものを書かれたか、興味がありました。



9編からなる短編集で、それぞれ別の話でつながりはありません。
けして面白くないわけではないのですが、
読み通すのに何故か時間がかかってしまいました。
かかった分だけ、惑う感想で
正直記事にするか迷いました。

お伽話を言葉で表現した、というか
寓話風に織り交ぜた思いの強さ、という印象を受けました。

やはり日頃の発言の数々が邪魔をしている気がします。
小説を書く、物語をつぐむというのは
本当に難しいものなのだと思いました。。

ドラマあれこれ

2011年01月21日 | テレビ
今期新ドラマも続々スタートしましたね~
いつにも増して刑事モノ多いですね。
どれを観ようか思案中ですが、
今期はちょっと候補が少ない気がしてます。

今の所期待しないで観た「外交官・黒田康作」が、
予想外に面白く感じています。
映画はチョットな感じでしたが・・・。
主演の織田裕二さんが、やはり存在感たっぷりの演技で、
イ・ビョンホンに負けてないぞ!と思いました。
出演陣も豪華ですよね~

久々の連ドラ出演で気になる田村正和さん、
初回が黒田康作と重なってしまい、上手くダブル録画できなっかったので
観損ねてしまいました。

久しぶりと言えば、「スクール」で‘おっきい兄ちゃん’的熱い男を演じる
江口洋介さんを観るのも久々な感じです。
救命救急では、別の熱き男を演じてらっしゃいましたが・・・。

大河ドラマ「江」も上野樹里ちゃんに期待大ですし、
大ファンのトヨエツ信長にも目が離せません。

あ、恋愛モノが見あたりませんね~
恋愛ドラマ自体減っていますし、食指が動いたモノもありませんでした。
身の回りに色気のある話題がさっぱり無いので、
大人の恋愛モノなど、期待してしまうのですが・・・。。

激してしまった。

2011年01月20日 | 日々のこと
気が小さいので他人に怒りを爆発させる事など無いに等しいのに、
思わず激してしまいました。

ある役所の相談窓口に尋ねたいことがあったので、
表記されていた番号に電話をかけたのです。
番号の下には、‘どんなご相談でもお気軽に’の文字が。

具体的なやりとりは、思い出すだけで腹立たしいので
書きませんが、
「こちらは聞きたい事があるから問い合わせているのに、
 ちゃんと答える気が無いなら相談窓口なんて書くな!!」と
最後は声を荒げてしまいました。

あ~気分サイアク・・・・。
心臓はいやにバクバクするし、落ち着くまでに時間がかかってしまいました。
こんなこと、ほ~んとに珍しいのです。
血の巡りがゆっくりな事もあり、
大抵その場で自分の思いを自覚して、
感情を言葉にできずに悔しい思いをするのに・・・。

何にしても負の感情という物は、持て余すものですね~
激しようがしまいが関係なく、嫌な気持ちが残ります。
わからんちんのトンチンカンを相手にした時、
柳のようにしなやかにいられればいいのにな。
まだまだ修行が足りないぞ!!

映画「ノーウェアボーイ」

2011年01月19日 | 映画
今年最初の映画は、「ノーウェアボーイ」です。
この映画は、ジョン・レノンの生い立ちを描いた作品で、
昨年11月に公開されました。
観たいなと思っていたのですが、近辺の上映が無く残念に思っていたのです。

ですが、評判が良かったせいか遅れて2週間限定上映されたのです。
早速観に行ってきました~



ジョン・レノン役のアーロン・ジョンソン。
ジョンをしっかり研究してオーディションに臨んだとの事で、
なかなかいい雰囲気でした。
ギターを抱えている場面で、時折はっとするほどそっくりで、
映画の成功に貢献大だと思いました。



実は、学生の頃からジョン・レノンのファンなのです。
ビートルズ世代には大分遅れているのですが、
ソロ活動の、ヨーコと結婚してから聴くようになりました。
「ダブルファンタジー」のレコードアルバムは、まだ大事に持っています。
本当にこれからたくさん活動を見守りたいと思っていた矢先に、
銃弾に倒れるなんて・・・。

映画は、古き良きイギリスの雰囲気がよく出ていて、
タイムスリップしたかのように楽しめます。
ジョンが、バンジョーを習い、ロックンロールを知り、エルビスに憧れ、
やがて自分の意志でギターを手にするまでの様子が丁寧に描かれます。

そして、それは間違いなく2人の母によって形作られるのだと。



とても切ない打ち明け話が展開されますが、
親子の物語というのは、万国共通の不変のテーマなのだと分かります。
エンディングに、‘Mother’の一節が流れます。
私は、この曲に衝撃を受けてジョンのファンとなったのです。
できれば、この曲を最初から通してエンディングテーマに使って欲しかったです。。

『小暮荘物語』 三浦 しをん

2011年01月17日 | 
『風が強く吹いている』、『天国旅行』がとても面白かった三浦しをんさん、
新刊入荷の案内に内容は全く知らず予約ボタン押してました~

何の情報も無くまっさらな状態でする読書もいいですね~
余計な先入観が生まれなくて。



読みながら‘心中’をテーマにした短編集『天国旅行』を思い出していました。
この『小暮荘物語』 は、小暮荘という名のぼろアパートに住む住人と
住人に関わる事になった人々の、連作短編集です。
テーマは‘性’。
老若男女の別の視点からの‘性’を真正面から描いています。

本来はとてもベタな内容になりがちな物語を、
ばっさりと正攻法で描く作者の力を感じました。
そのけれんみの無さ、
潔さ、クールさが、とてもいいな、と思いました。

読んだ人は、どの登場人物に心惹かれるかな。
私もお気に入りがいますが、ナイショにしときますね~
おすすめしま~す♪

三浦しをん著『風が強く吹いている』の記事はこちら
三浦しをん著『天国旅行』の記事はこちら

八重山スペシャル最終回

2011年01月14日 | 旅行記
仲間川ジャングルクルーズの後、西表島に別れを告げ、
石垣島に帰ってきました。
ホテルに戻り、夕食はオプションを頼まず自分達で街に出ることにしました。



沖縄・石垣ならではの料理を求めて、あれこれ調べて行ってみました~

写真の右手前の緑色の山盛りは、海ぶどう。
初めて食べましたが、ぷちぷちした食感でくせは強くなく
海草といくらを合わせた様な感じです。
海ぶどうの後ろの小さな赤いものは、豆腐よう。
クリームチーズのような食感で、泡盛のような、味噌漬けのような味がしました。
おつまみにいいかもです。
豆腐ようの隣は、お通しのゴーヤーの和え物と鳥肉の和え物。
石垣に来てから毎日ゴーヤーを食べていましたが、
これが一番美味しかったです。


写真は、沖縄ソバの焼きソバ。
こちらのソバは、本州のうどんと中華麺の中間のような太さと食感です。
もちもちした食感で、私は気に入りました。
スープに入った暖かいものも食べましたが、美味しかったです。



お店の情報に、三線の生演奏有りとあったので楽しみにしていたのです。
沖縄民謡から、‘涙そうそう’やビギンの曲など
たくさん歌ってくれました。
三線も教えてくれて、ドレミの音階覚えてきましたよ~
なかなか楽しくて、三線習いたいなと思いました。
ちなみに、写真の彼は高校生だそうです。
とても明るく場を盛り上げて、楽しませてくれたので
まさか高校生とは思いもしませんでした。あっぱれ♪



翌日10日ホテルを後にし、雨が降ったり止んだりの中、石垣島川平湾へ。
評判通りの素晴らしい眺めに、お天気が良かったら・・と思いました。
でも、グラスボートに乗船して見た海底の様子はとてもキレイで
様々なサンゴや熱帯の魚達にめぐり合えて、楽しんで来れました。

たった3日のツアーでしたが、あれこれ楽しめて良かったです。
団体行動での旅行は初めてでしたが、
自分で考えなくてもいい手軽さは、旅のハードル低くしてくれます。
今度はまた、自分達で計画して行きたいと思いました。



曇天の那覇空港を飛び立ち、雲海の上に出るとこんなに青空が!!
飛行機の窓からでしたが、とてもとても美しい景色でした。



やがて日がゆっくりと沈む様子が続き、刻々と変わる景色に
心奪われました~
やがてゆっくりと近付く夜の帳。
旅の最後を飾るにふさわしい光景でした。

こうして振り返る旅は、とても心に残るステキなものとなりました。
その只中で夢中で過ごしてしまった気がしていましたが、
ここに記せる幸せをかみしめています。
沖縄で出会った人たちに感謝!!

八重山スペシャルその2

2011年01月13日 | 旅行記
‘八重山スペシャル’とは、このツアーの名前です。
八重山諸島を巡るツアーです。
2日目の9日が、メインの島巡り観光の予定です。
週間天気予報では、この9日が一番雨の確率が高くて
心配だったのです。
ですが、8日到着後の天気が薄曇りで暖かく
また翌日の天気予報も曇りとなったので、なんとか持ちそうかなと思ったのです。

ところが・・・
翌朝いつまでも暗いな、と思っていたら外は小雨が。
確かに日の出日の入りの時間が、本土と一時間ぐらい違っています。
随分遠くまで来たんだと、こんな時実感したりして。

小雨そぼ降る中、石垣港から船で西表島へ。

西表島の美原というところから、小さな由布島へ、この水牛車で行きました~



由布島というのは、西表島のすぐ側で目と鼻の先に見えます。
遠浅の砂浜広がる浜から、由布島側の浜まで水牛くんは車を引いて
私達を渡してくれるのです。
残念ながら小雨降る中でしたが、海のその青さ、砂浜の美しさ、
水牛くんの大きな背中とお尻に揺られながら、
のんびり進むその牛歩に癒されていました。

由布島の亜熱帯植物園の中の「ちょうちょ館」にて。
写真の蝶は、‘オオゴマダラ’で、館内にたくさん飛んでいるのですが
とてもとてもフレンドリーな蝶で、人間のすぐ近くを飛んで回るので
何だか仲間のような気分になるから不思議です。



水牛車で西表島に戻り、仲間川のジャングルクルーズへ。
この頃次第に強まる風に、寒さを感じるようになります。
最高気温19度の予報でしたので、ちょっと薄着でした。
やはり、ウィンドブレーカーのような上着が必要だったかも。

写真は、マングローブ。
クルーズを操舵しながら説明をしてくれるガイドの人の話が
とても興味深く、面白かったです。


続きはまた明日。。



八重山スペシャル!!

2011年01月12日 | 旅行記
8日土曜日早朝家を発ち、連休沖縄の石垣島へ行って来ました!
えっ???またなんで??
と回りに驚かれつつ、実は一番驚いているのが私だったりして^^;
「えっ??スキーじゃないの??」

子どもが小さい頃から、冬はスキー、夏はキャンプと決まっていました。
スキーだって、新潟の湯沢にリゾートマンション持っている友人が、
部屋を貸してくれるので毎年出かけられるわけで・・・。

新聞広告を目にして、心が動いたという夫くんに理由を尋ねると、
「年末年始やお盆休み、連休は同じツアーが3倍ぐらいの値段になるのに、
 この連休の‘八重山スペシャル’ツアーは、安い!!」
料金の安さと、行った事のない沖縄に一度は行きたいと思っていたから、ですって。
ふ~ん、なるほどね・・・確かに格安です。
その一週間前は、3倍の値段がついていました。

私は学生時代に船で沖縄本島、石垣島と旅行した事があります。
でもそれはとっても暑い夏休み。
観光もせず、ひたすらビーチを巡り、泳いでいました。
冬の沖縄は、どんな感じかな~
夫婦2人で飛行機に乗っての旅行は、新婚旅行以来のことです!!


8日、羽田空港にて。お天気良くて、富士山もすっきり見えました~
久しぶりの羽田でした。
国際線も復活して、またまた大きくなった感じがしました。
連休なので、人も飛行機も大賑わい。



今回の旅行は、こんなにいいお天気で気持ちよくスタート!!
沖縄地方の週間天気予報は、雨と曇りと微妙な所ですが・・・。
今頃の天気は雨が多いとの情報も。
だから格安なのかな。
ただ、最低気温もこちらの最高気温より高いので、
さすがにダウンジャケットはいらないよね、と
旅行かばんの底に圧縮して詰め込みました。

初めてのツアー旅行です。
受付カウンターでびっくり!!
スゴイ人数なのです。
やはり、連休で格安旅行ということで申し込みが多くて
総勢結局バス8台分の人数だそうです。
少しずつ時間を調整して、ツアーをこなすそうです。

那覇空港から飛行機乗り継いで、石垣空港へ。
到着は予定通り、16時半。
那覇から合流した添乗員さんの先導で、バスに乗りミンサー工芸館へ。
ミンサーとは、八重山地方の伝統工芸品の織物のことです。





私はこの織物がとても気に入って、お土産にバックやクロスなど買っちゃいました~
石垣島の出身の歌手、夏川りみさんが紅白歌合戦に出場の際に着た
ミンサー織の衣装も展示されていました。
手仕事で丁寧に作られた、とても美しい衣装でした。



この後石垣島鍾乳洞を見学して夕食をいただき、ホテルへと向かいました。
団体旅行はいつ以来かな~
何だか修学旅行みたいだな、と夫くん。
続きはまた明日。。

『最初の哲学者』 柳 広司

2011年01月07日 | 
今年最初の本は、柳広司さんの新刊です。
内容について何の情報も持っていなかったのですが、
そのお名前だけで、図書館の予約ボタンをクリックしてしまう作家のお一人です。



手に取り、びっくりしました!
へ~ギリシャ神話なんだ・・・と。
12の神話と最後の一編は、‘歴史の父’ヘロドトスの『ヒストリエ』誕生のお話。

小学生の低学年の頃、世界の神話シリーズが大好きで、
繰り返し読んだ事思い出しました。
宮崎アニメや映画や児童文学のベースに
多くの神話や‘ものがたり’があることを知り
いつか読み返したいと思っていました。

天地を創造してきた神々たちの、なんと直情的な生き方なことか・・・。
感情のおもむくままの、嫉妬や権力欲や征服欲などなど
赤裸々な物語に、びっくり!
だんだん人間界の諍いや争い事が、当たり前な感じがしてくるから不思議です。

これって、学生時代‘源氏物語’を読んだ時にも感じた事です。
古典の名作は、実に人間臭く感情あふれるものが多い気がします。

改めて、人間の根源的なものを思い知る本でした。
こういったものを読むと、日々憂う持て余す感情と言うものも、
なんだ、普通じゃないかと思えてきて元気が出ます。

‘最初の哲学者’タレス。
「最も困難なことは何か」と尋ねられ
タレスは答える。「自分自身を知る事だ」

「それでは最も簡単な事は」と尋ねられ
タレスは答える。「他人に忠告する事だ」

「どうしたら、最も善くて最も正しい人生を送れるか」と尋ねられ
タレスは答える。
「他の人を非難することを、自分自身が行わないならば」

う~ん、深いなぁ・・・
新年に心するのにふさわしい内容だったかも、と思いました。。

年の初めに

2011年01月06日 | 日々のこと
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

年末帰省していた息子が、一緒にお正月を過ごして昨日帰っていきました。
お正月休みも終わり、本格始動です。

このお休みの最中に、当ブログのアクセス数が10万を越えました!
何故だか私にとってはとてもインパクトのある数字で、
なんだかうれしくて報告しちゃいました^^;

カウンターとかアクセス解析とかアプリとか
盛んにオススメしてもらうのですが、全然その気が無いのです。
それでも、自動的に前日の訪問者数と閲覧数をカウントしてくれています。
その数を見ながら、「ふ~ん、この話題は人気なのね」と思ったり、
「更新しないと減るのね」と思ったり。
いつの間にか、あと少しで10万なんだ~と気にするようになったり・・・。

始めた当初は考えもしなかった事が、
続ける事でいろいろ出現して面白いですね~
やはり、続けるって大事ですね!

元旦は家族で過ごし、近所に初詣。
その後アウトレット初売りへ。
2日はテニス初打ち!
その後急いで支度して、恒例の新潟へスキーに出かけました。
入れ違いに帰宅するリゾートマンション持ち主の家族と
久しぶりの対面に、会話が弾みました~
一緒に滑れないのがとても残念でした。

年頭の挨拶に回ったり、あちこち初売りセールを冷やかしてみたり
増えた携帯メールの‘あけおめ’の返信に手間取ったり・・・^^;
大きく変わったところは見当たりませんが、
今年もいい年にしたいと思っています。

今年もいい本との出会いに期待を込めて・・・