趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

「ハリー・ポッターと死の秘宝」JK・ローリング

2008年10月30日 | 
このところずっとハリーポッターにかかりきりでした。
発売から程なくして買っておいたのですが
読みたがる子ども達が家にいないので
封も切らず、ずっとそのままになっていました。

娘などは同級生に借りて、とっくに読んでしまったようです。
二人の子どもがとても楽しみに読んでいたので
毎回、予約しての購入でした。
私は、子ども達にすすめられるまま読んだり読まなかったり。

以前書いたように、最近翻訳物が読みにくくなってきたことが原因です。
どうもこの翻訳者と相性が悪いようです。
でも、物語がどのように完結するのかが気になって
ようやくパッケージを開けました。

読み始めて、すぐに思いました。
‘今までと違う’
いつになく読みやすいのです。
おかげでどんどん読むことができました。
そして、どんどん物語の深みにはまっていったのです。

今、下巻の半分を過ぎたところです。
つまり物語りは佳境に入っています。
早く読みたくて読みたくて
仕事なんてしてられない、って感じです!
久々にこんな読書の楽しさを体験しました。
これがあるから読書は楽しい!!止められません!

最後まで読んだ時、どう感じているのかわかりませんが
この本に出会えて良かったな、と思っていることだけは確かです。
そして、この本て、子供向けなの~
大人が読むべきじゃないのかな、と思い始めています。。

恩師

2008年10月29日 | つぶやき
紛失したと思っていた、古いアドレス帳がひょっこり出てきました。
お陰で、連絡の途絶えてしまった友人の実家の電話番号がわかり
実家経由で国際電話がかかってきました。
少し声が変わったかな、と思いましたが
あまりのご無沙汰に、何を話していいのか
なんだかすっかり舞い上がってしまいました~

そういう時は、決まって言葉遣いがめちゃくちゃになります。
だよね~、といってみたり
そうですか~といってみたり。

だけど、きっと近い将来再会が果たせるだろうな、と思っています。
お互いの実家が近所なので。

そのアドレス帳に、懐かしい恩師の住所と電話番号がありました。
私の中学一年の時の担任の先生です。
私は、この先生と出会ったことで
ずいぶんいろいろなことを考えるようになりました。
とても大きな影響を受けたと思っています。
人を思いやるということを。
何が悪いことなのかという事を。
いけないことを見て見ぬふりする人間も同罪だということを。

人を傷つけることもいとわないほど
熱血で、純粋ばかだった思春期真っ只中
頭をがつんと殴られたような衝撃でした。

すぐに転任されたのですが
そのたび遊びにお邪魔していました。
何度か引越しされたので
きっとこの住所も変わっていると思いました。
つながることは無いかな、と思いつつ
電話をかけてみたら、なんと!!
奥様が出られたのです。
びっくりしてしまいました。

今もお元気で
定年もあと少しですが中学校長をされていることなど
伺いました。

これではにわかに同窓会を計画せねばならないですね~
でも、この学年のこのクラスが
学生時代の一番好きなクラスでした。
先生もステキでしたが、同級生も印象深いです。

なんだか、急にみんなに会いたくなってしまいました・・・。。

テニス日和

2008年10月28日 | テニス
このところの好天気で、テニスが楽しいです。
外に出るのも気持ちがいいですよね~
空気が澄んでいて、夕焼けがひときわ美しくて
こういう中、ウォーキングしたいよな~
歩数計を買ったので
無駄に歩きたくてうろうろしてしまいます。

テニス仲間にも夫くんと同じように
テニスやりたい病に感染している人が何人かいて
毎日テニスのDVDを見て研究したり
家の中で素振りしたりして
奥様達にしかられています。

日曜日、テニスの講座の後
夜になってもう来週の連休にテニスのお誘いが・・・。

持ってるDVD交換しようかなんて盛り上がっている姿に
こんな風に熱中して仕事するとはかどるのにね~
と奥様達のつぶやく声が聞こえてきそう・・・。。

映画「幸福な食卓」

2008年10月27日 | 映画
衛星第二で放映されて録画しておいた「幸福な食卓」を観ました。
この映画は、映画化されるニュースから注目していました。

なぜなら、原作が大好きな瀬尾まいこだったから。
この本もよく覚えています。
読みながら号泣してしまったことと、
なんで?!!と思ったことを。

映画はその原作を忠実に映像にしていると思いました。
丁寧な作りにとても好感が持て
作品作りに愛情を感じました。

主人公に北乃きい、相手役の勝地涼。
この二人、とてもよかったです。
原作の雰囲気に合っていると思いました。
最近二人ともドラマで活躍していますよね~

若い世代に観て欲しい、と思いました。
そして、原作の方がもっともっといいよ~、と。。


「人生、成り行き~談志一代記~」立川談志・吉川潮

2008年10月24日 | 
立川談春さんの「赤めだか」がとてもよかったので
続いて師匠の本を探して読んでみました。

この本は、談志さんが吉川さんを相手に
自らの落語家人生を語ったもの。
読みながら思ったことは子どもの頃、
談志の活躍する姿をテレビで観ていたんだな、ということ。
子供心に、
テレビで寄席をたくさん観ていたことを知りました。

落語協会を脱退する騒動も
なんとなく記憶に残っていました。
「あいつは生意気だから」と
マスコミや大人たちがそういった色合いで
語っている姿をなんとなく覚えているのです。

本の中にたくさんの落語家の名前が出てくるのですが
自分が好きだった落語家の名前を思い出したのです。
自分の中に落語を楽しむ種が育っていたことを
初めて自覚しました。

これを機会に
また寄席に出かけて生の落語が聞きたいと
心から思いました。。



ドラマ「風のガーデン」

2008年10月23日 | テレビ
新しいドラマが続々始まりましたね~
1回目だけはとりあえず観てみようかな、と
次々録画予約したのはいいけど
ちょっと欲張りすぎて、なかなか観られません。

そんな中で、この「風のガーデン」は全部観るつもりです。
それは、倉本作品だから。

倉本聰のファンなのか??
う~ん難しい・・・。
しいて言うなら、「北の国から」のファンです。
五郎さんと純と蛍が好きなのです。
学生時代、すっかりとりこになり
倉本作品のシナリオというシナリオを読みまくりました。

その後数年ごとに放送される
「北の国から」スペシャルドラマを楽しみに観ていましたが
段々と倉本聰さんに違和感を覚えるようになってきたのです。

特に女性の描き方かな。
五郎さんに育てられた蛍は、不倫なんてしないよ、とか。

さて、「風のガーデン」は・・・
神木隆之介くんの成長に目を見張りました。
ちっちゃくて、女の子のようにかわいらしかったのに。
びっくりしました。
そして、やはり緒形拳さんに見入ってしまいます。
物語はまだまだ始まったばかり。
これからの展開を楽しみに観ていきたいです。。

本心は

2008年10月22日 | つぶやき
たとえば職場で
たとえば好きな趣味の会で
たとえば何かの集まりで
それらの集団・会といった集まりが
楽しいものになるか、苛立ちの原因になるかは
その集団そのものの内容や目的に関係があるのではなく、
そこに集まる‘人’にあると思いませんか。

そこにどういう人がいるのか。

若い頃というのは、自分を曲げてでも
またその事に気づきもしないで
懸命に自分を回りに合わせようと努力してきました。
もともと自己主張よりも協調性を選ぶ方です。
ですが、
歳をとってくると段々そういった作業が面倒になってきます。
自分と合わない人間とは、なるべく距離を置きたくなります。
一緒に何かして楽しい人たちと
なるべく楽しいことをしたいと思うようになってきました。

以前にはなんてことはなかった違和感が
微妙なずれとなって迫ってきます。
すると、だんだんと楽しくなくなってきます。
憂鬱、と言っても良いでしょう。
そんなことに気に病むなんて、と何度も思ってみるのですが
そんなことにこだわってしまうのが、私なのです。

そういうことに気がつき始める年齢なのかもしれません。
気がついてしまうと、意外とあっさり決断できるものです。

15年も続けてきた会を
辞めることにしました。
辞めた後、ぽっかり、なんて気が抜けるのかもしれませんが
今はすっきり気分です。
でも、けっして本心は言えませんが。。


「阪急電車」有川浩

2008年10月21日 | 
そのお名前から
ずっと男性の作家だと思っていました。
この本も売れていることは知っていましたが
友人に勧められなかったら
多分読まなかったと思います。

関西に縁が薄く
ほんの数えるくらいしか足を踏み入れていません。
ですので、阪急電車、という題名からは
何の感慨も浮かばずといったところでしょうか。

全編軽いタッチで読みやすいです。
ほのぼのさせたり
うんうんとうなずかせたり
話題になったのがよくわかります。

若い人に本を薦めるには
丁度いいころあい、と言う感じがします。

ですが、私にはちょっと軽すぎかな。
それだけひねくれた年頃ということでしょう。
また、この沿線に住んでいたり
よく利用したとかあると
また違う気持ちが起こったのかもしれませんが。

私自身幼い頃から電車をよく利用していたので
いろいろな事を電車の中で見聞きしてきたように思います。
そうやって人間観察して
耳をダンボにしまくって
段々大人になっていった気がします。
大人になってからは
もっぱら読書タイムに化して
ひたすら本の虫でしたが。

電車通学・通勤を思わず懐かしんでしまいましたが
あの満員電車には、二度と乗りたくはありませ~ん。。

「と、おもったら.....」イエラ・マリ

2008年10月20日 | 
土曜日は月一回の市立図書館読み聞かせの日。

いつも二週間前に読み聞かせの本や紙芝居を
図書館で下調べして借りて読んでおきます。
でも、今回候補に上げた紙芝居は
どれもイマイチで
あ~これは始まる前に少し探さなければ、
と思い早めに出向きました。

そういう急いでいる時に限って
トラックが道をふさいでいたり
事務室に頼んでおいた駐車場が
手配できてなかったりと
結局大して早く到着しなくて
あわくっての本選びとなってしまいました。

それでも、前の晩ネットで面白そうな絵本を
探しておいたので
それがとても役に立ちました。

面白そうな、評判の絵本というと
次々借り手がついて
予約しないとなかなか手にとることができません。
子どもの本の世界も大人な並に大変です。
親がマメにチェックして予約したりしない限り
新しく、人気の本は読めないのです。

そんな中で図書館にあった一冊。
「と、おもったら....」
‘と、おもったら’と言う言葉で
シンプルな絵がしりとりのようにつながっていくのです。
ぱらぱらめくっても
それほど目新しい感じはしないのですが
これが子ども達にとても受けていました。
作者はイタリアのデザイナーだそうで、
シンプルな絵柄にセンスのよさが伺えます。
子どもというのは、本当に面白い物に対する
嗅覚が素晴らしいな、と
つくづく実感した日でした。。

ドラマ「七瀬ふたたび」

2008年10月17日 | テレビ
NHKの木曜ドラマ「七瀬ふたたび」を観始めました。
私にとっては懐かしい「七瀬」です。

学生時代の一時期、原作者の筒井康隆にはまっていました。
「七瀬」もお気に入りの一つでした。
原作、とても興味深く面白かった記憶があります。
筒井自身は、最近は断筆宣言したり
役者をしたりまた執筆したりとお元気そうなご様子。

以前にもドラマになったのを観た覚えがあります。
主演の女優さんの顔しか思い出せませんが
今回のドラマの方が全体的に深刻な雰囲気ですね~

観ながら、人よりも秀でた能力というものは
どんなものでもその人に苦難を強いるのだなと
しみじみ思ってしまいました。
たとえそれが、七瀬たちのような特殊な能力でなく
運動能力や頭脳でも、芸術的才能でも。

子育て中に思ったことがあるのです。
ピアノ教室やスイミングといった習い事の世界で
たまたま覚えが早かったり
他の子どもより優れていたりすると
親の方が熱心になって
強化チームに入れようとしたり
自主練習を増やしたりと
普通の生活が一変してしまいます。
そういう親子の様子を見るにつけ
我が子の凡才ぶりにほっとしたものです。

そんな能力を持つ七瀬を心配して
能力を封印してきた両親を失い
七瀬は自分の能力に目覚めていく。
苦難の道の始まり。

物語の展開はすっかり忘れてしまったけれど
サイコパス世界が見られるかな。
がんばれ、七瀬!!

家族

2008年10月16日 | つぶやき
内田樹先生のブログ15日の「親密圏と家族」を読んで
深く深く心に落ちてきたものがあります。

私自身が長い間ずっと追い求めてきたもの、
なんなのか形が見えず
どういうものなのかさえ分からずに
ただただ闇雲に本を読み
話を聞き
そのたびにわきあがる疑問に
誰にも問うこともできず
ふたたび本に答えを求めてきたものなのです。

『もっとも安定的な家族とは、
 役割が固定している家族ではなく、
 むしろ「気づかう人間」と「気づかわれる人間」が
 局面ごとに絶えず入れ替わるような
 流動性のある家族だろうと私は考えてる。』ブログより

「支えあう役割のバランス」
これこそが、家族を支えるもっとも大切なことなのです。
このバランスが崩れてゆがんでしまうと
家族は、夫婦は、親子は
ばらばらになってしまうのだ、ということ。。

内田先生、ありがとうございます!!

「スポーツ大陸 ~陸上短距離 朝原宣治~」

2008年10月15日 | テレビ
NHKの「スポーツ大陸」を録画して観ています。

舞い降りた夢のメダル~陸上短距離 朝原宣治~

 北京五輪400mリレーで、
36歳にして念願の銅メダルを手にした陸上100mの朝原宣治。
誰もが不可能と考えていたメダルの夢を追い続けることができた背景には
妻の存在があった。
 陸上短距離でのメダル獲得の夢を、
「現実の目標」として追い求めてきた朝原。
北京五輪400mリレーの決勝を翌日に控えた夜、
朝原の執念がリレーメンバーに乗りうつり、
選手宿舎では深夜まで綿密な戦略会議が続いた。
 番組では、朝原に夢を授け、支え続けた妻・史子さんや
子どもたちとの秘話を交え、朝原が奇跡のメダルを手にするまでの物語を追う。
<番宣より>

実際にリレーの決勝をテレビで観戦していたので
その時の感動はしっかり伝わっていました。
だから、この番組の放送を知ってからも
内容は大体予想していたのです。

それなのに・・・。
段々と画面に引き込まれて
最後はもう、涙と鼻水と共に
この4人のリレーメンバーと駆け抜けていました。
本当にほんとうに素晴らしいリレーだったと思いました。
決勝でその走りができたことこそが
彼らをヒーローたらしめていると
心から思います。

そして、朝原というランナーが
後を継いで行く3人をちゃんと育ててきたのだと
そのことの証の銅メダルだと思いました。。

朝原選手、本当にお疲れ様でした。
あなたの姿に心から感動しました。
ありがとうございました。。



山形へ

2008年10月14日 | 日々のこと
連休を利用して
山形まで、久しぶりに遠出をしてきました。

11日はお天気が心配されましたが
時折薄日が射し、眺望素晴らしい山寺を堪能してきました。
最近はいろいろなおまけ付のおみくじが
流行っているのですね~

その後蔵王温泉でロープウェイに乗り
山頂付近の紅葉を見てきました。
みごとな眺めで、びっくりしました。
とても寒かったですが、散策して落ち葉拾いなどして
紅葉を満喫してきました。

翌12日、米沢へ向かい
米沢牛に舌鼓を打ちました。
普段魚派なのですが、こんなに美味しい牛肉は初めてでした。
これならお肉もいいですね~

その後スカイバレーで裏磐梯へ。
行く道すがらの眺望スポットで、山々の色づきを楽しみました。
この日は、急遽予約した五色沼周辺のペンション泊となりました。
このあたりは、山々がせまり
木立に囲まれた湖や沼が数多くあり
広々と景色の良い所ですね~
本当に空気も澄んで、気持ちの良いひと時を過ごしました。

すっかりリフレッシュして
さあ、また日々の生活のはじまりはじまり~。。

「漂泊の王の伝説 」ラウラ・ガジェゴ・ガルシア

2008年10月09日 | 
BSで放送の『週間ブックレビュー』で
翻訳家の金原瑞人さんが紹介していた本です。
図書館では、児童書に配架されていました。
そうですね、最近はやりのファンタジーの仲間に
入れられそうです。

物語自体はとても面白く
ドラマチックな物語の展開は
まさにファンタジーと呼べるかもしれません。

読んでいて一番強く思ったことは
以前のように翻訳物が楽しめなくなったと言うことです。
子どもの頃から翻訳物が大好きで
児童文学も大人になっても
日本の著作よりも翻訳物の方を好んで読んでいました。
大学の専攻も英米文学でした。

ハリーポッターを読んだ時にも
感じたのですが、日本語なのに英語な感じがするのです。
その違和感は初めてのもので、
とても戸惑いました。

児童文学だからなのかはよくわかりません。
物語が興味深いだけに
自分には合わない感が強かったです。。

ドラマ「キャットストリート」

2008年10月08日 | テレビ
先週最終回だったNHKドラマ「キャットストリート」を
毎回楽しみに観ていました。
原作は、『別冊マーガレット』(集英社)に連載されていた
神尾葉子の漫画です。

本当に最近のドラマは漫画原作が多いですね~
若い才能が漫画界に流れていると言う感じですね。

でも、このドラマとてもとても良かったです。
出演は、谷村美月、勝地涼、黒川智花、木村了、生瀬勝久etc...。

‘かつては天才子役として活躍していていたが、
 ある事件をきっかけにひきこもっていたた恵都(谷村)が、
 不登校者が集まるフリースクール「エル・リストン」に通い始め、
 そこで出会った仲間とともに成長する姿を描く。’

中心になる不登校の4人が、
それぞれの役柄を自然に演じていて
とても好感が持てました。

中でも、勝地涼演じるクールな浩一がとても良かったのです。
口には出さず谷村演じる恵都を心配し、見守る姿に
これぞ男ゾ!!と惚れてしまいました~

観ながら、我が子達にこんな恋愛して欲しいと
心から思いました。。