趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

映画「ロッキー」

2009年08月31日 | 映画
テレビを観ようと、ちょうどつけたら
ムービープラスで「ロッキー」が始まったところでした。
懐かしいな~
他の録画した番組を観るつもりでしたが
目の前の懐かしいスタローンの姿に
このまま観る事にしたのです。

「ロッキー」は大好きで
その後続く作品もずっと観続け
「ファイナル」も映画館で観ました。
どの作品もそれぞれにいいところがあるのですが、
やはりこの最初の作品が、一番好きかな。

ゴロツキの生活をしているのに
それを善しとはしていない、
自分が大事にしている物を
温かく見守るような、優しさ。
底辺の暮らしにもユーモアを忘れず
明るく穏やかな人柄が、とてもとてもイイです。

きっとどんな状況になっても
エイドリアンとともに
仲良く楽しく暮らしていくのだろな、と思えるのです。
そこには理由など何もいらない。
あれがないから、こうでないから・・・

でも、何といってもトレーニングを頑張る姿は
あのテーマ曲とともに、気分が高揚しますね~
思わず腕立て伏せ、やりたくなっちゃうのが不思議です。

自分の心に正直に生きるロッキーに
元気をたくさんもらった夜でした。。

トモダチ

2009年08月28日 | つぶやき
昨日の記事に書いた、
角田光代さんの「森に眠る魚」を読んでいる時からずっと
心をしめていた言葉‘トモダチ’
公開中の映画ではないですが
この言葉には魔力がありそう。

「トモダチなんだから」
「トモダチじゃない」
「もうトモダチだよ」などなど。
ここに‘シンユウ’が加われば天下無敵!!
どんな人でもメロメロになってしまいそうです。
‘トモダチ’くんに振り回されて
すっかり自分を見失う・・・。

トモダチ、で思い出すのが
重松清作「きみの友だち」。
この本、私のお気に入りです。
ここで描かれる‘ともだち’は
ちゃんと‘友だち’です。

すっかり‘トモダチ’くんに食傷気味で
気分がどんよりしていましたが
いつもコメントくださる、ソルトさんが
いい言葉を教えてくれました。

  大日向雅美さんの言葉ですが・・・
  「公園デビューで知り合った人に、家族のことまで洗いざらい話す。
  孤独感は和らぐが、付き合いが息苦しくなっても逃れられない。
  親しんでも慣れない。
  あらゆる人間関係に礼儀を忘れず、心に踏み込み過ぎないように」

洗いざらい話すことが親しさの証のように感じてきました。
そんなことまで話してくれたんだから私も、と。
確かにそうやって意気投合したり
うれしく思ったりするけれど、忘れちゃいけないんだ。
慣れすぎて、礼を欠いてしまうことを。
心にむやみに踏み込みすぎないことを。。



「森に眠る魚」角田光代

2009年08月27日 | 
この本は、10年前に起きた
文京区音羽幼女殺人事件をべースにしたものです。
当時お受験殺人事件と大きく騒がれていました。

その頃私の子どもも小学生でしたので
とても強い衝撃を受けたことを覚えています。
できる限り事件の詳細を知りたいと
新聞を読み、後に書かれたルポなどを追いかけた記憶があります。

この「森に眠る魚」も注目していました。
図書館の予約の多さは、やはり関心の強さなのかと思います。
気長に順番を待ち
ようやく手元にきたのです。
読みながら、息が苦しくなるようでした。

表紙の写真が幻想的で
なんだ不穏な気持ちが湧き上がります。
ある程度分かっている話、
予想のつく展開だというのに
どんどんどんどん引きずり込まれていくのです。

同じ幼稚園に通わせている
極普通の、ありきたりなママ友たち。
誰もが友達になったことを喜び
誰もがこのまま仲良くしていけると信じていたのに。
ほころびと言うのは、いったいどこから生まれたのだろう。

人と自分は違うのだ、ということが
だんだんにじんでいくようです。
親族や配偶者であったとしても
それは同じ事で、
人間はその違いというものを受け入れることができず
人間関係を壊していくように見えます。

子育て中のママたちは、自分を振り返っても
育児に対して不安で
刻々と変わっていく、
つまりは目の前の子どもの成長というものに
追いついていかないと
いつの間にか自分の立ち位置というものを
見失うように思います。

見失ってしまったママたちを救うもの、
支えてくれるもの、
見失ってしまった気持ちを取り戻せるのは
本当は、夫たちにしかできないことなのですよね、きっと。。

月刊テニスジャーナル

2009年08月25日 | テニス
テニスが楽しくて仕方ないのですが
段々欲が出てきて、もっと上手に
もっと鋭いショットを
な~んて柄にも無く熱くなってしまうのです。

スクールに入っているわけではなく
テニス好きが集まって練習しているだけなので
指導してくれる人はいないのです。
それぞれが、本を買ったり
ビデオを観たりと
工夫して頑張っています。

以前は本を読んでも
DVDを観ても
ぜんぜん分からなかったのですが
最近やみくもにたくさん観たせいか
俄然説明していることが分かるようになってきたのです。

すると観ていると面白くなって
家事をしながらテニスのDVDをかけて観ています。
な~るほど、なんて言いながら
お玉片手に振り上げたりして^^;

中でもお世話になっているのが
月刊テニスジャーナルという雑誌です。
DVDが付録に付いているのですが
これがなかなか良くできているのです。

台所で家事をしながら
フライパン片手にスマッシュ!!
人には見せられない光景ですね^^;

あぁ・・・・

2009年08月24日 | つぶやき
 私は私のことをします。
 ですから、
 あなたはあなたのことをして下さい。

 私は、あなたの期待に添うために
 生きているのではありません。

 そして、あなたもまた
 私の期待に添うために生きているのではありません。
 
 あなたはあなた、私は私です。

 でも、私たちの心が
 たまたま触れ合うことがあったのなら
 どんなに素敵なことでしょう。

 でも、もしも心が通わなかったとしても
 それはそれで仕方の無いことではないですか。

   ‘ゲシュタルトの祈り’ フレデリック・パールズ

詳しくは知らないのですが、何年か前に偶然目にした詩です。
読んだ時、その時の自分の気持ちにぴったりくる詩だと
急いで手帳に書き留めておいたのです。

昨日から、また同じような目にあってしまい
あぁ・・・とため息ついていました。
気分がどんよりしていたら
この詩のことを思い出したのです。

なんだか気持ちがすーっと楽になるような気がします。
肩に入っていた力が
すーっと抜けていくような。
思い通りにならない自分の気持ち
もてあましていました。

でも、これですこ~し楽になりました。
明日もがんばろっと!!

漫画「エースをねらえ」山本鈴美香

2009年08月21日 | 
このところ読んだ本にはずれが多くて
ちょっと読書お休み~な気分でした。
だんだん融通が利かなくなってきたのかな。

娘が書棚の奥から引っ張り出した
「エースをねらえ!」が見えたので
懐かしくなり
つい手に取ってしまいました。
そしたら、止まりません。
当然ですが。

第1部の方を娘が持っていってしまったので
第2部を読んでしまいました。
第2部は、岡ひろみのコーチの宗方仁が亡くなってからのお話です。

週刊マーガレットに連載当時から欠かさず読み、
単行本も出るたび買い、
何度繰り返し読んだかわかりません。

実家に残してあったのは友人に譲り
すでに手元に無かったので
今手元にあるものは
何年か前に文庫本化して発売された時に
また買ってしまったものです。
それをまた娘が夢中で読んでいました。

久しぶりの再読、といっても
台詞が口をついて出るほどストーリーは熟知しています。
それなのにそれなのに
物語に夢中になってしまい、
気が付けば涙と鼻水でぐしょぐしょです。
すごいな~

ますますテニスがやりたくなり
ますますテニスに没頭してしまいそう・・・
早速明日は午後3時から4時間テニスです!!

「きのうの神さま」西川美和

2009年08月20日 | 
好評の映画『ディア・ドクター』
本当は映画の方を先に観たかったのです。
私の住むあたりでは、来月ようやく上映が決まり
それでも観られることに喜んでいました。
ですから図書館の予約の順番が回ってきても
ためらっていたのです。

西川美和さんという方は、『ゆれる』という
とても印象深い映画を監督された方で
小説もお書きになるのです。

この「きのうの神さま」は
映画で描けなかった別の話の短編集です。
映画の人なので、文章も映像的かなと思いきや
そうでもなく、
伝えたい思いの強い人なのだと思いました。
先だっての直木賞候補にも選ばれていましたね~

どの短編も色々な角度からの医療関係の話で
私は特に最後の短編が気に入りました。
孫が亡くなった両親に代わって
祖母を介護している話のところで
‘楽しく生きる’
このことを医師が孫に伝える場面がとてもいいです。
老若男女どんな状況になったとしても
生きていることに楽しみや満足が無ければ
辛いだけになってしまう。

がぜん、映画が楽しみになりました。
早く観たいな~


恋に落ちる

2009年08月19日 | テレビ
ドラマ「ブザー・ビート」をちょっと理由があって観ています。
若者向け月9ドラマに、山ぴー主演となると
ちょっと気恥ずかしいのですが。

このドラマを観ていて思ったのですが
人が恋に落ちる時というのは
自分ではまるで分からないのだ、という事。

人を好きになるときは
いつの間にか。
気持ちにズレが生じるのも
いつの間にか。
そんなの当たり前じゃないかと言われそうですが
これがなかなか分からないから
ドラマが生まれるのですね~

一時期作家の井上荒野さんの本を読みまくっている時に
考えていたことなのですが
結婚をしていて恋に落ちると
とても悲惨な目に合うのだ、という事。

だから、そうならないためにも
恋をして、そして結婚すべきだと
そんな風に思っているのです。

せめて若く純粋な時に
恋をして、気持ちというものの融通の利かなさを
実感して欲しいな、と思います。

命短し恋せよ乙女~

映画「ローマの休日」

2009年08月18日 | 映画
帰省していた娘も大の映画好きです。
最近古い映画に興味を持ち出し
レンタルショップの100円デーを利用して
観始めたようです。

帰省中に借りてきたのが
言わずと知れた名作「ローマの休日」です。
付き合って一緒にみてしまいました。

学生時代名画座で観ました。
懐かしいな~
ヘップバーンがかわいらしいです。
レトロなモノクロ映画ですが、
古臭さを感じさせないのはさすがだと思いました。

大学生の娘にも好評で、他にも観るぞと言って帰っていきました。
イイ映画というのは世代を超えて面白いですね~
ファッショナブルなヘップバーンに、改めて魅了されてしまい
毎日腹筋、ダイエット宣言しちゃいます。
だって、あのウエストの細さといったら!!

涼しい~

2009年08月17日 | 日々のこと
お盆休みに、信州八ヶ岳山ろくに出かけてきました~
このあたりはキャンプ場も、スキー場もたくさんあるので
子ども達が小さい頃から毎年出かけてきました。

それでも来る度に、「なんて涼しいの~」
と繰り返し叫んでいます。
本当に2、3時間のドライブで別世界なのです。
標高の違いなのでしょうが、
宿泊したペンションにはクーラーなどありません。
というか、必要がないのです。
高原の涼風が、本当に心地よく
「テニスはこんな所でするものだよね~」と
思わずつぶやいてしまいます。

今年は山歩きしてきました~
1900メートル位の低い山で、
湿原を歩いていくとハイキング気分で登れます。
テニスで鍛えた体力で^^;
わりと自信たっぷり、足取り軽く・・・
と思っていましたが
結構足腰にきて、降りてきた時は膝ががくがくしていました。

でも、頂上は良く晴れて見晴らしもよく
本当に気持ちの良い風に包まれました。
この気持ちの良さに魅せられるんだな、きっと!!
まだ、山登りに手を出してはいないのですが
なんだかやりたくなってしまいそうです。
娘に、「中高年の遭難が多いからやめて!」と
厳重注意されてしまいましたが^^;

国内のこんな狭い範囲でも
気候の違いに驚いてしまいます。
住む場所ってなかなか選べませんが
どんなところに生まれたかによって決まってしまうと
ちょっと寂しいかもしれません。

ある程度成長したら、
生まれた場所を離れてみるのも良い事かもしれません。
自分の生活スタイルに合った場所、というものが
意外な所に有ったりするかもしれないです。。

お盆休み

2009年08月12日 | 日々のこと
今夜の夜行バスで娘が帰省してきます。
就職も決まり、のんびり夏休みかと思ったら
ゼミの実験とかなんとかで、毎日大学だそうです。
お盆休みでようやく帰ってくることになりました。

学生生活最後の夏休みとばかり、心置きなく遊びたい様子。
私達も明日からお休みなので
娘の大好きなペンションに行くことにしました。

子ども達が小さい頃、というか中学生までは
夏はもっぱらキャンプで
ホテルや旅館といった宿泊施設に泊まったことは
数えるほどしかありません。
それで、ここ数年は
少しは思い出作りをとばかりにネットで探し始めました。

宿探しサイトがたくさんあるのですね~
お陰で目的に合わせて宿を探せたり
空室情報やお得なプラン情報もあったりで、なかなかいいです。
ネット予約割引なんていうのもあったりして。
何より写真や動画が充実していて
宿の雰囲気もよく分かります。
夫くんはクチコミ情報が気になるようで調べています。

我が家は全員食いしん坊なので、何より食事が気になります。
最近のペンションは、本当に本格的な料理の楽しめる所が増えたようで
あれこれ目移りしてしまいます。
涼しい高原で避暑を兼ね、のんびり過ごせるといいなぁ~

また来週、休み中の出来事などアップしたいと思っています。。

びっくり!!

2009年08月11日 | 日々のこと
早朝、大きな地震で飛び起きました!!
本当にびっくり!
もう随分前から大地震が起こると言われていたので
まさか、ついに、と頭をよぎりました。

でも、大きな揺れはすぐにおさまり
その後の余震も小さなものでした。

折りしも台風接近で大雨が降り続き
雷鳴がとどろく中の事でしたので
本当に怖かったです。

このあたりでは幸い大きな被害は無かったようで
ほっとしました。
でも、これは想定されていた大地震とは違うようで
それはもっと大きなものらしいですね^^;

大自然のなせる業、手も足も出ません。
せいぜい防災対策をしっかり見直して
備えることしかできないと痛感した一日でした。。

「日本語が亡びるときー英語の世紀の中で」 水村美苗

2009年08月10日 | 
以前、内田樹先生のブログで紹介していて
興味を持った本です。
親の都合で、著者が12歳で渡米後も
英語が嫌いで近代日本小説を読みまくったり
仏語を勉強したりと、変わった経歴をお持ちです。

その著者が指摘する
英語が<普遍語>というのは、説得力があります。
実際テレビ映像で観る国際会議も、母語ではない英語で
話されているのを多く見かけます。
それに私達が海外に出かける際にも、
国は違ってもとりあえず頼るは英語だと思います。

既に、科学や数学の世界では英語が採択され
英語で論文を書き英語でプレゼンは必須のことなりました。
それを受け、大学の理系では英語の授業が増え
TOEICなど盛んに受験させています。

読みながら、翻訳もなさる村上春樹さんは
どうするのかな~と思いました。
ご自身の作品を初めから英語で書かれたりするのだろうか、と。
う~ん、しないのでは、と勝手に想像しています。

物語というのは自身の中から生み出される物で
それはうんと原初的なものだと思うからです。
ル・グウィンの『ゲド戦記』を読んだ時に
これは原書で読むべきだと思ったのです。
翻訳では生かされない普遍的なもの、根源的なもの、
(「日本語が亡びるとき」の中では<テキスト>と表されていましたが)
その母語が持つ言葉こそに大きな意味があり
それを学び、自分の物にするためには
やはり<優れた翻訳>というものが必須なのだと思います。

子どもの頃から翻訳物に多く親しみ
英文学を専攻しましたが
一番読みたいと思ったものは露文でした。
でも、ロシア語を勉強する勇気が持てず
安易に英語に走ってしまったと思っていました。
でも、水村さんのこの本を読んで
案外その選択は間違いではなかったかも、と思いました。。

夏休みのこと

2009年08月07日 | 子育て
暑い毎日が続いていますね~
近所に小学生の子供達が何人かいるので
朝からにぎやかな声が聞こえてきます。
夏休み中、ママたちの悲鳴が聞こえてきそうです。

子どもが家を出ていると
自分が親というものから解放されていることに気が付きました。
そんなこと思ってもみませんでした。
ずっと一緒にいると、いるのが当たり前で
自分が親をやっている、という感覚などありません。
常にどこにいても子どもと一緒で
それは子どもと別行動であってもでした。

家を出て一人暮らしを始めた子ども達が帰省してきて
初めて、気が付いたのです。
親モードに切り替え、って感じで。

知らず知らずのうちに力が入っていたのかもしれませんね~
‘親’というものに。
力入り過ぎ、だったかもしれません。
すぐ目の前のある者にばかり気持ちが囚われ
余裕の無いものだったな~と思います。
それでも一生懸命子どもはついて行くのです。

夏休みで気持ちが目イッパイなママさんたち、
いらいら気味ならいっそのこと
子どもと一緒に仲良く遊んでしまいましょう!
水遊びでも、土遊びでも、トランプでも、
お絵かきでも、テレビゲームでも、
何でも、親と一緒に遊ぶのが一番楽しい時期なのですから。

かあさんと、一緒に遊んで楽しかったよな~って
大人になって思い出してもらえるように。。

ブログ2周年!!

2009年08月06日 | つぶやき
2年前の今日、唐突にブログを始めました。
まさかこんなに続くとは思ってもいませんでした。
去年も同じことを書いています^^;

去年の8月の記事を見てみると
やっていることの変わり映えの無さにため息な感じ。
相変わらず本を読み
相変わらず映画の記事を書き
相変わらずの日常で
テニスが楽しくて仕方が無い様子。

去年と変わったところは無いのかな~
・・・・・・・・・・・・・・・。
ありましたありました!!
テニスコートを借りるのに去年は2時間だったけど
今年は4時間テニスです。
2時間では物足りなくて、ついつい長くなってしまいます。
暑い中、それだけ体力ついたということです。
それくらいかな~

考えていることはきっと緩やかにでも変わっているのだろうけど
実感はあまりありません。
一つ確実なことは、お気に入りの本が減ったこと。
自分の中に好きな文章のリズムのような物があって
そのリズムに乗れないと、なかなか読めなくなってきたのです。
反対にリズムに乗ると
すーっと身体の中に文章が流れ込むような感じがします。
以前からその感覚はあったのですが、
考えてみると最近顕著になったような気がします。

こんな風に思いつくまま気の向くまま
ブログを続けていけたらいいな、と思っています。
おいでの皆様、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m