2001年1月に発売されたこの本は、
シドニー・オリンピックの23日間を取材見聞してまとめたものです。

私はこの本のことを全く知らなかったのです。
友人の、オカダさんのブログで知りました。
早速図書館で探してみると、ありました!!
雑誌『ナンバー』の仕事で、シドニーオリンピックを取材する事になったそうです。
400ページと、厚い本ですが、とてもとても興味深く、面白い本でした。
ロンドンオリンピックが終わったばかりなので、何だかあれこれ重ね合わせてしまい、
オリンピックの年に読むのがいい本だと思いました。
この本の中で、著者の村上春樹さんは、幾つかの違う顔を見せています。
その違いが、村上ファンにはたまらない面白さなのではと思いました。
特に、23日間のシドニー日誌は、
「日々、あらゆる場所で、キーボードに向かって機関銃のように文章を書いていた」
(あとがきより)
と、書かれている通り、村上さんが感じられたそのものが、言葉になって文章になって、
気持ちがずしんと響いてくるのです。
いつものクールで穏やかな文章とは違う、熱き血の通うほとばしる言葉が、
とてもとても面白くて、とても興味深かったです。
読んでいてこんなに笑った村上作品は初めてです。
そんなシドニー日誌を挟むように、前と後ろにマラソンランナーの事が書かれています。
インタビューだったり、走りの記録であったり。
読みながら、改めて村上さんの文章の奥深さと、アスリートへの敬意と、
ランナー村上春樹という存在の大きさを強く感じました。
村上ファンには、おすすめです!!
シドニー・オリンピックの23日間を取材見聞してまとめたものです。

私はこの本のことを全く知らなかったのです。
友人の、オカダさんのブログで知りました。
早速図書館で探してみると、ありました!!
雑誌『ナンバー』の仕事で、シドニーオリンピックを取材する事になったそうです。
400ページと、厚い本ですが、とてもとても興味深く、面白い本でした。
ロンドンオリンピックが終わったばかりなので、何だかあれこれ重ね合わせてしまい、
オリンピックの年に読むのがいい本だと思いました。
この本の中で、著者の村上春樹さんは、幾つかの違う顔を見せています。
その違いが、村上ファンにはたまらない面白さなのではと思いました。
特に、23日間のシドニー日誌は、
「日々、あらゆる場所で、キーボードに向かって機関銃のように文章を書いていた」
(あとがきより)
と、書かれている通り、村上さんが感じられたそのものが、言葉になって文章になって、
気持ちがずしんと響いてくるのです。
いつものクールで穏やかな文章とは違う、熱き血の通うほとばしる言葉が、
とてもとても面白くて、とても興味深かったです。
読んでいてこんなに笑った村上作品は初めてです。
そんなシドニー日誌を挟むように、前と後ろにマラソンランナーの事が書かれています。
インタビューだったり、走りの記録であったり。
読みながら、改めて村上さんの文章の奥深さと、アスリートへの敬意と、
ランナー村上春樹という存在の大きさを強く感じました。
村上ファンには、おすすめです!!
早速読まれたんですね。
>「日々、あらゆる場所で、キーボードに向かって機関銃のように文章を書いていた」
確かに村上さんは毎日毎日大量の文章を書いていて、ジャーナリストとしても十分やっていけそうですね。まさしく「現場」で書いている文章で、それ故「熱き血の通うほとばしる言葉」となっている点がこの本の特色であるとの御指摘は、そのとおりだと思います。
そして、結構ユーモアたっぷりに書かれているのも、『村上朝日堂』シリーズに通じるものがあって、面白く読めた大きな要素ですよね。
また、「ランナー」としての視点で書かれているのも、この本の特徴ですよね。だからこそ『ナンバー』から取材依頼が来たのでしょうけど。
ロンドンオリンピックをきっかけとしてこの本を読むことができ、こうして感想をやりとりすることができて楽しかったです(^_^.)。
本当に面白く読みました。
意外と春樹さんは、毒舌ですよね~
オーストラリアに、何だか妙な親近感を持ちました。
行った事無いのですが。
>そして、結構ユーモアたっぷりに書かれているのも、『村上朝日堂』シリーズに通じるものがあって
ホントにそうですね~
何だかまた読み返したくなってきました。
オカダさん、教えてくださってありがとうでした!!