趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

『政と源』 三浦しをん

2013年10月31日 | 
三浦しをんさんの新刊読みました~
新聞広告を目にした時は、その題名から人情話か何かかと勝手に思っていました。



本を手に取ると、違和感が・・・。
こんなに可愛らしい表紙なんだ~
見開き開いてまたまたびっくり、漫画のイラストの政と源、格好良過ぎ!!

少女向け雑誌に連載された小説、という解説に、
なるほどと納得しました。


(出版社の本の紹介ページより)

主人公は下町に生まれ育った幼なじみのじいさん二人。
政は、国政、元銀行員。
源は、源二郎、羽二重を細工するつまみ簪の職人。
性格も生き方も正反対だが、生まれた時からの近所づきあいが今も続いているのだ。
あわせて百四十六歳。

描かれているのは、退職して日々の生活に張りの無い73歳のじいさんの日常です。
そこまでに至る話が少しずつ分かってくるのですが、
あちこちで見られそうなありふれた事情なのが切ないところかな。
同い年の幼馴染が、自分とは対照的に張りのある生活をしているところが興味深いです。

話はテンポ良く進んで読みやすいです。
やはり若い読者向けかな、と思いました。。


東北秋色旅情 その5

2013年10月29日 | 旅行記


これ、ナナカマドという木なのですが、
こちらでは、この木が街路樹に多いのにびっくりしました。
最初、バスの窓から眺めていて、あの赤い実何かなぁ、と思ったのです。



バスガイドさんが教えてくれました。
ナナカマドというと紅葉してきれいな葉っぱのイメージがありますね。


鯵ヶ沢駅でバスを降りて、日本海側を通る鉄道、五能線に乗ります。
この五能線は、海岸沿いを走る車窓の景色がいいそうです。


千畳敷駅まで。






千畳敷の海岸を散策です。
かもめがのんびり日向ぼっこしているように見えました。


太平洋側に住んでいるので、何となく日本海側には憧れがありますね~
何故か荒波のイメージで、何故か断崖絶壁!
松本清張の小説に登場しそうな景色が美しいです。
今回の旅行の観光は、これで終わりです。

ここからまたバスに乗り込み、一路東北新幹線の北上駅へ。



途中休憩のサービスエリアで。
とても美しい夕日に、思わずパチリ。

普段、旅行会社のツアーにはなかなか行かないのですが、
こうした旅行もたまにはいいものだと思いました。
何より、とてもお手軽です。
この辺りに行きたいな、と思ったら後は日程さえ合えば何処でも行けるのですから。
もちろんお金は掛かりますが、個人で行くより割安ですよね。

旅程を最初から考えて手配していくのは、大変なことです。
あれこれあれこれ下調べをして、場所を決め、宿泊先を考え、交通手段を決める・・・。

最後に、若き添乗員さんの心配りと、バスガイドさんの頑張りに脱帽でした。
特にガイドさんの、滑らかなしゃべりと程よいユーモアで、
長かったバスの中も楽しく過ごす事ができました。
感謝して、この旅行記おしまいです。。

二胡日誌11

2013年10月28日 | 日々のこと
週末お天気回復が遅れて、テニスが中止になりました。
予想外に時間ができて、さて何をしようか・・・

テニスのつもりで買い物も早めに済ませたので、久しぶりで家でのんびり。
こういう時こそ、苦手な片付けするとホントにいいのだけど・・・。
こういう時こそ、と、二胡の練習する事にしました~

発表会の演目を考えてくださいね~といわれていたのに、
なかなかなかなか決められずにいたのです。

内心、発表会なんてイヤなのですが、
熱心に教えてくださる先生へのお礼の気持ちから、参加を決めました。
それに、参加するといい事もあるのです。

普段の練習より、大分熱が入るので上達著しいのです。
人前で、恥ずかしい姿は見せたくないですよね~
その気持ちこそ、上達アップの秘訣かもしれません。

今までの練習曲を幾つかあたりながら、どれにしようか・・・。
二人で演奏するので、せっかくだから重奏にしようとかと考えています。
音がきれいに合わさると、とてもステキなはずなのだけれど・・・。

おかしいなぁ・・・なかなかキレイに合わないのは、誰のせい??
お互い相手がはずれてる!!って思って、
予想外に険悪なムードの漂う週末になってしまいました。。


東北秋色旅情 その4

2013年10月25日 | 旅行記
10月15日、旅の二日目の宿は青森県の鯵ヶ沢高原温泉のリゾートホテルです。
露天風呂にも入って、ご機嫌です。

夕食は、津軽山海バイキングで、地元ならではの食材や郷土料理も楽しめました。
地酒もお試しメニューがあって、楽しみました。



このホテルに、9台の観光バスが来ていると聞きましたが、
なるほど、大きな会場が大賑わいでした。

3日目最終日は、白神山地へ散策スタートです。











ぶなの森の中は、きのこが沢山生えていました!!
ツアー客の中に、きのこに詳しい人がいて、これはなめこ、これは笑いタケ、
これはさるの腰掛、などと教えてくれるのです。
こんなにたくさんのきのこが生えているのを見たのは、初めてのことです。
写真を撮りながら、興奮してしまいました~

こうした場所を散策していると、‘コロボックル’のような小さい人たちに
逢えそうな気がしてくるから不思議です。




いいお天気で、森の中に陽光が差し込むと不思議な温かさに包まれるのです。




こんな中にならいつまでも居たいと思いました。
マイナスイオン、たっぷりいただいて気分がとても爽やかです。

つづきま~す。。




『ペコロスの母に会いに行く』 岡野雄一

2013年10月23日 | 
いつもコメントくださる、オカダさんのブログで知った本です。
おすすめの通り、とても面白かったです。



「母は、人生の重荷を下したかのように、ゆっくりとゆっくりとボケていきました─」
  
  62歳、無名の“ハゲちゃびん”漫画家が、
  施設に暮らす認知症の母との「可笑しく」も「切ない」日々を綴った
  感動のコミックエッセイ!(出版社紹介文より)

読み始めると、すぐに笑いが止まらなくなりました。
温かな絵が、お年寄りの日常をコミカルに描いていきます。

読み進んでいくと、母親の生い立ちや、父親との結婚後の生活や苦労の数々、
夫婦の関係などと、楽しい話ばかりではないのですが、
全体が、母親に対する温かな視線に満ちているのです。
それが読後に、とても深い味わいを残してくれます。

この本は、実際に介護の現場に直面している人だけでなく、
介護というものに全く無縁な人たちにも読んで欲しいと思いました。

日本がまだ貧しい時代を懸命に生き抜いてきた人たち・・・
時代や生活が大きく変わり、予想もしなかった長寿を迎えて、
大きな戸惑いの中にいるようです。
それを描いて見せてくれた、ペコロスさんに感謝したいです。

映画化されて、もうすぐ公開だそうです。。

東北秋色旅情 その3

2013年10月22日 | 旅行記
旅行2日めの10月13日朝、十和田湖畔、奥入瀬渓流沿いは、
紅葉はまだまだこれからな感じでした。

車が混み始めた奥入瀬を後にし、バスは一路八甲田山へ。

八甲田山は昨日の八幡平より標高は低いのですが、
山道を登っていくにつれ、木々の色づきか変わって行くのがわかります。









やはり標高の高いところはすっかり紅葉していて、とても美しい・・・。
山の紅葉は、これまでもあちこち見てきましたが、
紅葉の仕方が微妙に違っているのが面白いです。
おそらく、地方によって山の成り立ちや樹木が違うのでしょうね~
その違いが何とも不思議で、興味深かったです。

でも、さすがに外はさむ~い!!



ロープーウェイに乗って、頂上へ。
ここでの乗車は、だいぶ混雑して並びました。
やはり、紅葉シーズンは短いですよね。

つづきま~す。。






映画「タイピスト!」

2013年10月21日 | 映画
上映が決まって、楽しみにしていた映画「タイピスト!」観て来ました~

物語の舞台は1950年代フランスなのですが、この映画、
とってもカラフルで可愛いのです。



タイプの早打ち以外には取りえのないヒロインが、
タイプ早打ち世界大会優勝を目指して奮闘するラブコメディーです。

主演は、デボラ・フランソワという女優さんなのですが、
見覚えないと思っていたら、
2005年『ある子供』という映画のソニア役で映画デビューだそうです。
このデビュー作、かつてテレビで放送したのを録画視聴したのです。
とても心に残るいい映画でした。

2006年『譜めくりの女』でもセザール賞最優秀新人女優賞受賞にノミネートされたそうで、今最も期待されている女優さんのひとりだと、解説にありました。

本作では、くるくる表情を変えてキュートなヒロインを好演しています。

何となくストーリーも想像ができてしまうのですが、
テンポ良く進んでいくので、いつの間にか物語りに入り込んで
笑ったり、怒ったり、哀しんでみたり、大いに楽しんできました。



50年代カルチャー&ファッションは、ポップで楽しかったですが、
何といってもその道を極めていくには、先ず体力ですね。
そして地道なトレーニング!!

それにしても、この年代に生きる人のスモーカーの多い事にびっくり!!

東北秋色旅情 その2

2013年10月18日 | 旅行記
ちょっとこの題名、ベタな感じですよね~
実はこのツアーの名前の中に入っていたのです。
「東北秋色旅情」か~絶対に自分の中には生まれない言葉だな、と思ったのです。
それで、ちょいと拝借。

十和田湖レイクビューのホテルなので、朝食の会場のレストランから、
キレイに湖が見えました。
ただ、風が強くて外は寒そう・・・。
十和田湖というのは、青森県と秋田県とにまたがっているのですね~


遊覧船に乗って十和田湖散策です。
十和田湖の周辺は、紅葉はこれからです。





また観光バスに乗り、奥入瀬渓流へ。



バスから降りて歩いて散策です。
奥入瀬というと、カレンダーを思い出します。
にわかカメラマンがホントに沢山・・・私も張り切って撮りました。





渓流沿いに遊歩道と、道路が続くのですが、時間が経つにつれて
車がどんどん増えて、私達と一緒に移動していた観光バスも
なかなか止められない状況になってきたり。
朝一番で来るという旅程は、正解だったと思いました。

続きま~す。。






東北秋色旅情

2013年10月17日 | 旅行記
先週末の連休に、旅行会社のツアーで東北に行ってきました~



東京駅から東北新幹線に乗り、一路青森へ。
盛岡駅に12時に到着して、地元の観光バスに乗り込みます。

12日土曜日の東京は、まだ蒸し暑くて半袖姿でしたが、
さすがに盛岡は涼しいです。

バスの中でお弁当を食べながら、八幡平を目指して山を登っていきます。
八幡平アスピーテラインは、11月には凍結で閉鎖になることもあるそう・・・。
車窓に広がる、紅葉の景色がキレイでした。





頂上に近付くにつれて、雲行きが怪しくなってきました。
急に雨になったり、さーっと明るくなり陽が差したり。
山のお天気は変わりやすいですね~



頂上に着いたとき、丁度霧が出て視界が悪くなってしまいました。
何よりその寒さにびっくり!!
一応寒さ対策にダウンなど持ってきていましたが、あわてて荷物を開けて
着替えをしました。

頂上から下りながらもずっと紅葉の景色が広がっていて、
この辺りは見ごろを迎えていました。
所々に駐車スペースがあり、自家用車の人々は車を止めて景色を眺めていました。
ただ、そういった駐車場は大型バスの駐車スペースが無いので、
途中止めることはできないのですね。
でも、なかなかここまで車で来るのは大変ですよね~



バスは八幡平を下り、十和田湖へ。
一泊目の宿は、十和田湖の湖畔にあるホテルです。

続きま~す。。


いいわけ

2013年10月16日 | 日々のこと
連休、旅行してきました!
その記事も書きたいし、読んだ本の感想も書き留めたいし、
二胡のレッスンでは決意表明もしたい・・・などなどと、
面倒くさがり病、すっかり回復???のはずなのに、
時間が無くて、書けない事もあるのです。

子育て中、こんな時によく口にしたのが、

「ばたばたばたぁのバタコさん。あ~忙しい忙しい。」でした。

バタコさんの生みの親の、やなせたかしさんお亡くなりになってしまいましたね。
ついこの間まで、テレビの画面のお姿を拝見していたように思うのに。
姿勢のいい、元気なお声を思い出します。

子ども達もアンパンマンが大好きでした。
私は、何とも憎めないばいきんまんも好きでした~

本当にお疲れ様でした。
ご冥福をお祈り申し上げます。。

『白ゆき姫殺人事件』 湊かなえ

2013年10月11日 | 
もう一冊、図書館の書棚で見つけた湊かなえさんの本です。



化粧品会社の美貌の女子社員が惨殺される事件が起きる・・・。
彼女の会社の人間達と、容疑者とされる同僚の、故郷の人々や同級生達が
取材した週刊誌の記者に語る形で、物語は進みます。

噂話やゴシップ記事というのは、誰の興味も惹きやすいですよね。
そんなの悪趣味とか、えげつないと思っても、
耳に入ってくれば、そばだてたり。
しかも大きな事件となれば、嬉々としてしゃべってしまう人の気持ちも
分からなくはありません。

そのうちあの人怪しいんじゃない?なんて勝手な憶測が憶測を呼んで、
あれこれ大げさに尾ひれがついてしまったり。
ネットの世界ではそれが瞬く間に行われ、大炎上したりするわけです。

他人からどんな風に見られているのか、というのは中々興味深いものですね。
人物評というのは、全く当てにならないものだと思いました。

この本、映画化されるのですね~
井上真央ちゃんと、綾野剛くんだそうです。
確かに映像に向いてる作品かも、と思いました。。

テニスラケットを選ぶ

2013年10月09日 | テニス
先日の日曜日に、テニスショップの‘ラケットドック’というものに参加しました。
‘ラケットドック’というのは、その人に合ったラケットを
専門のコーチが選んでくれるというもの。

テニスを初めたばかりでラケット選びに迷っていた頃、
ネットで夫くんがこの‘ラケットドック’を見つけたのです。
そこで選んでもらったラケットが、とても打ちやすくて良かったので、
そのままずっと使い続けてきたのです。

さすがにもう新しくしないとなぁ・・・と思っていたので、
思い切って参加してきました。

やはり使い込んだ古いラケットは、その性能がすっかり落ちて
飛ばないラケットになっていたようです^^;
これでは無駄に力が入って、いいショットは打てません。

ベストフィットのラケットは、スリクソンのラケットでした。
フィッティングコーチに、「いいボールが安定して打てていましたね」と言われて、
本当にうれしくなってしまいました。

当日の様子をビデオ撮影してくださったので、届くのが楽しみ!
今週末はテニスお休みなので、来週までお預けですが
新しいラケットに、きっと仲間のみんながびっくりするかな。。

何となく。その2

2013年10月08日 | つぶやき
日々、色々な事を考えたり感じたりして過ぎていくのだけど、
そういうものが目の前を、時間と共に流れていくような気がしていました。

あ、今思ったこと書き留めたいな、と思っても、
次の瞬間忘れてしまっていたり。
常に書き留める習慣がないと、なかなかできませんね~

そんな書き留める作業の一端を担っているのが、このブログなのです。

そしてそれは、ただ、書くかどうか、それだけなのですよね。
流れていく感情をすくい取ることで、気付かないでいた気持ちを知ることができたり、
違う角度で見ることができたり、
文字通り出力する事で、別な入力が生まれたりして、
考えが知らぬ間に深くなっていったり。

つまり、それをするかどうか、なのですよね。

今日はいいや、と思った瞬間そういった作業から開放される・・・。
気楽になり、あ、今日もいいや、なんて。

書いていこう、書き留めていこう、続けていこうということに尽きるのですね。

書くのに飽きてしまったのかな、と思っていましたが、
どうもそうでは無いようです。
面倒くさがる気持ちが、ハードル下げてただけでした。

ああ、ホントに怠け者な自分。。

『Nのために』 湊かなえ

2013年10月07日 | 
図書館で本を探していて見つけました。
湊さんの本も書棚に並ぶようになったのですね。

特別ファンな訳ではないのですが過去記事探してみたら、結構読んでいました。

『告白』『少女』『贖罪』『夜行観覧車』『往復書簡』
『花の鎖』『サファイア』『境遇』
そして、この『Nのために』。

やはりその話題性から、図書館に予約を入れて次々読んできたのですが、
最近はちょっと遠ざかっていました。

図書館の書棚で見つけたときは、ちょっとびっくりしてしまいました。
もう一冊読んでいない新しい著作が並んでいたので。

話題の新刊本も、数年が過ぎると簡単に借りられるようになるのですから、
新刊に飛びつかずに気長に待てばいいのですけどね。



沢山の‘N’が登場します。
物語の初めは、軽い感じで進んでいくのでどんどん読めてしまいます。
それが、登場人物が一巡する頃段々段々不穏な雰囲気を帯びてくるのです。

どのNの胸にも秘めたる思いが交錯して、ぶつかりあったり、寄り添いあったり。
でもそれが少し、てんこ盛りな過剰さを感じてしまいました。
この感じこそ、湊さんの真骨頂なのかもしれないですが。

過去に読んだ作品の中では、『夜行観覧車』が一番好きかな。
これはドラマにもなりましたね~
新刊が出ればまた気になって手に取ってしまうのかも、です。。

ぶどう狩りツアー 2

2013年10月04日 | 旅行記
テニス仲間と行ったぶどう狩りツアーの続きです。

山梨県は本当に多くの果樹園が続き、遠くに見える山並みも美しいのです。



ほろ酔い気分でサントリー白州蒸留所を後にして、
前回桃狩りに行った、中込農園さんに向かいました。
シャインマスカットがまだあると、幹事さん確認済み!!



先週の台風列島縦断を心配していました。
見事なシャインマスカット!!

シャインマスカットを初めて食べる人が多かったので、
本当に歓声が上りました。
一粒一粒が大きく立派なのです。
そして、何よりその甘さに、皆びっくりしていました。

台風の影響を受けていたのは・・・


これはりんごの木で、根っこから倒れていました。
倒れた木は多くはありませんでしたが、傷ついたりんごの実が・・・。
「売り物にならないから持ってって~」と沢山いただいてきました。

飲んだり食べたり本当に楽しい一日でした。
お土産に沢山いただいてきたりんごで、帰ってきてからもお楽しみが・・・。

そのりんご達使って、ケーキ焼いてみました!!



大きなりんごを沢山入れて、とても美味しく焼けましたよ♪