趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

『彼女に関する十二章』 中島京子

2016年05月19日 | 
『小さいおうち』『長いお別れ』などの著者中島京子さんの新刊、
『彼女に関する十二章』を読みました~



この本、60年前にベストセラーになったという
伊藤整のエッセイ『女性に関する十二章』と共に進んでいくのです。

主人公は50歳の宇藤聖子。
更年期世代?なんて帯の文を読めば、冒頭の言葉の意味が瞬時にわかるというもの。
似たような世代なので、息子が進学で家を出て、
夫の守と二人暮らしになったという状況は、本当に実感を伴って理解できちゃいます。

伊藤整と云う名前に記憶があるので、かつて何か読んだことがありそう・・・。
ちょっと調べてみたら、
ああ、チャタレイ裁判の人でした~
私自身は翻訳モノが大好きでしたので、この方の小説より
翻訳されたものを読んだようです。

古いエッセイが、主人公の生活状況に色々な波紋や示唆を与えて
とても興味深く、面白かったです。

解釈を説明しあったり、感想を言い合ったりする聖子と守夫婦のやりとりも面白いです。

これからミドルエイジに突入する人や、真っただ中の人など
肩こりせずに楽しめる一冊だと思いました。

おすすめしま~す。。

2016年05月12日 | 日々のこと
本当に月日が飛ぶように過ぎていく感じがしています。

お休みも続いたりで、少なからず日常とは違う生活もあったはずなのに、
もうすでに遠くに感じていることにびっくりです。

こんな風に何でも流れて行ってしまうのかな、なんて思ったら
やはり書き留めておきたいと心から思いました。

かなり前から大きな地震が来ると言われている地域に住んでいるので、
熊本の地震には大変驚きました。
こうなると、日本中どこで起きてもおかしくないと云う事ですね。

知り合いと話すこともやはり防災についての情報が多かったです。
できていない備えについても、改めて見直してみたり。
本当に他人ごとではないですね。


そんな中、結婚30周年を迎えて娘からお花のプレゼントがありました。


大好きなテニスのラケットは、ビスケットです。



うれしくて、思わずにんまり。



そして、5月の連休最後に届いたこちらのお花。


母の日にと、息子からです。


お花のセレクトは、婚約者だそうです。

またまたうれしくて・・・。。