趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

二胡ライブ

2011年10月31日 | 音楽
金曜日の晩、二胡の講師の方からライブのお誘いをいただき、
仕事を早めに切り上げて隣町まで出かけてきました~

金曜の夕方なので、行かれないと諦めていたのですが、
会場が美味しいと評判の中華料理店というのに惹かれて
頑張って仕事を片付け出かける事にしたのです。
まったく無敵の食いしん坊ですね!!

時間的に車で行かないとディナーに間に合わないので、
アルコールはおあずけでしたが、
評判の料理はどれも優しい味で、美味しかったです。

前菜の盛り合わせ。


スープも点心も美味しかったですが、
写真の‘天津飯のたらこソース’がとてもキレイで、
優しい味で気に入りました。


お食事の後、いよいよ生演奏です。



ギターとパーカッションとのユニットは、なかなか楽しいものでした。
それでも二胡の音色にどうしても心奪われてしまいます。
当然ですが、中国の民謡など二胡の音色がひときわ引き立ち、
ますます魅了されてしまいました。

「花」や「涙そうそう」など、耳慣れた日本の曲もいい感じです。
二胡を習う事を決めたので、頑張って演奏できるようになりたいなぁ。
練習頑張ろうと、密かに誓ったりして・・・。。

『逃げる中高年、欲望のない若者たち 』村上龍

2011年10月27日 | 
図書館で予約した新刊本にちょっと飽きてしまい、
書棚を眺めていて目に付いた本を何冊か借りてきました。
村上龍さんのこの本も、未だ読んでいなかったので
早速借りてきたのです。



帯にある通り、題名もインパクトが強いですし、
中身も変わらず挑発的なエッセイです。

でも、それはこれまでだってそうでしたし、
龍さんファンは、それを分かって読んでいますよね~
どいらかというと、トーンがダウンしているように思います。
もっとひりひりするような、熱があったような・・・。

でも、小説と違い緊張せずに楽に読めるところがいいです。
横書きなので、ブログを読んでいるような感じで、
あっという間に読めてしまいます。

以前は、龍さんの視点を自分に振り向けて読んでいましたが、
今は、我が子たち若者が直面している現状が知りたくて
読んでいる部分が大きいです。
アナウンスされるモノに時に騙されてしまわないように。

中にはそんなこと言ったら身も蓋もないという感じも受けましたが、
あいまいなモノの言い方に潜む、ずるさやまやかしを思えば
ストレートな物言いは、まさにその対極にあるのだと思います。

村上龍さんのファン以外の人にはオススメしませんが、
思春期の子を持つ親が読んでもいいかもしれないと思いました。。

ドラマ「神様の女房」

2011年10月26日 | テレビ
NHK土曜ドラマスペシャルとして全3回放送された「神様の女房」、
最終話の録画をようやく観ました~

あの経営の神様と呼ばれる、松下幸之助氏とその妻、むめのさんの
夫婦二人三脚の人生の物語。


主人公のむめの役に、常盤貴子さん。
夫の幸之助役に、筒井道隆さん。
この2人がお見合いする所から、ドラマは始まりました。

常盤貴子さんは、おきゃんで気の強い役をさせるとはまりますね~
私は、昔から彼女のファンです。
ドラマ「愛していると言ってくれ」は、マイベストドラマに入っています。

方や天下の松下幸之助氏役の筒井道隆さん、
その育ちの良さそうな、見るからにマイペースな雰囲気が
何とも天才・神様にぴったりな感じがしました。

実にこうした時代は、内助の功という言葉が生きて
また男性達がいばりん坊でも生きていけたいい時代だったかもしれませんね。
どこまでも夫を信じてついていく健気な姿に、
夫を陰で支え続けたむめのさんは、“もう一人の創業者”そのもだと思いました。

高橋誠之助さんの同名の著作が、原作です。
高橋さんは、松下夫妻の最後の執事をされていたそうです。

ドラマは駆け足で戦後までを描いていましたが、
もう少しじっくり観たかったように思います。
なので、原作を読んでみたいと思っています。。

余計な事

2011年10月25日 | 日々のこと
人はいつ頃から自分の好きなように生きるようになるのでしょうか??
というか、好きなように生きる事を許されるのでしょうか・・・。

最近そんな事をよく考えています。
何故か・・・。

年老いた両親を見ていて、あれこれうるさく口を挟む自分に気付いたからです。
「あれしちゃいけない」だの「こうしなきゃダメ」だの、
なんだか調子に乗ってうるさいうるさい。

平均寿命を生きてこれたのだから、もういいじゃないかと
悲しそうにする顔を見て、はっとしました。

日常のこまごました些細なこと一つ一つ、
その人自身が選んできたやり方や好きな方法は、それぞれ様々で千差万別。
肉親であろうと、夫婦であろうとそれは決して同じではないのです。

そんな事分かっているのに。
自分自身がそんな風に‘余計な事’言われたらイヤなのに。

全く自分目線で思うとおりにしようとしたりして、
ちょっと反省してしまいました。

例えばそれが寿命を縮める行為であったとしても、
本人がそれを好み、それを選ぶのならば、それでいいのですよね。

それでは、いつ頃から囚われる事から逃れてもいいのでしょうか。
これ好きなんだけど家族に嫌われる、とか、
親なんだからこんなことしちゃダメだよな、とか、
タブーとされていた事柄が大好きだったら・・・。

回りから変な目で見られるからとか、
叱られそうな事を、もういいじゃん、ってカミングアウトしてもいいのは
いつ頃なんだろう・・・??

そんな事を考えていると、全く別な自分自身が現れてくるようで、
ちょっとコワイかも。。

映画「海洋天堂」

2011年10月24日 | 映画
観たいと思いつつ、近隣での上映予定が無くて諦めていた作品です。
それが遅れて上映が決まり、早速観に行って来ました♪



親子の、とても深い物語でした。
観ながら様々な思いが駆け巡り、
気持ちを通い合わせるという事の素晴らしさが、胸に沁みました。

一人前に育てる事、親なら誰だって願うと思います。
正解や答えが決まっているわけでもない、ひとり立ち。
私自身、子育ての目標は‘一人で生きていけるように育てる’でした。

ガンで余命宣告された父親役に、ジェット・リー。

残される息子を案じる父親を、静かに熱演されています。
その笑顔がとてもいい。息子に向ける、笑顔が。
それだけで、彼がどんな父親であるかが窺い知れます。

自閉症の息子を演じた、 ウェン・ジャン。

難しい役柄を、微妙な表情と手の動きと身体を使って表現していて、
何となく彼が今どう感じているかが、分かってくるのです。

言葉で相手に伝える事が、どんなに狭い範囲か思い知りますね。
分かっていても、言葉で、頭で理解しようとしてしまいます。
でも、心を通わせるには、それだけではダメなのです。
そして、この心を通じ合わせることこそが、人を動かし、
目には見えない安心感をもたらすのです。

心に沁みるいい映画だと思いました。。

ドラマ「カーネーション」

2011年10月21日 | テレビ
朝ドラ、観ています。
前作の「おひさま」、とても良かったですよね~
好評の後続は難しいかな、と思っていましたが、
「カーネーション」、とても面白く観ています。

ヒロイン・小原糸子役は尾野真千子さん。


第一週の子ども時代は、子役の二宮星ちゃん。
母親役の麻生祐未さん。


子役の二宮星ちゃんもパワフルで、存在感たっぷりでしたが、
何と言っても尾野真千子さんがスゴイのです。

一見おしとやかな大和撫子に見えるのに、
思い込んだら一直線の糸子を体当たりで演じています。
そのパワフルでエキサイティングな発露の仕方が、
とてもとてもこの、小原糸子という人物を魅力的に見せるのです。

こんな風に何かに一途になれたら、こんなに幸せな事は無いのだということを
身体いっぱいに表現してくれます。
糸子の泣き笑いを見ていると、元気にならざるを得ないと言う感じです。

のんびり呑気な母親麻生祐未さんもいいですが、
気の小さい威張りん坊のお父ちゃん、小林薫さんも絶品ですね~

物語はまだ始まったばかりの序の口。
さてさてこれからどんな破天荒が待っているやら・・・。
楽しみです。。




『キャベツ炒めに捧ぐ』 井上 荒野

2011年10月20日 | 
井上荒野さんの新刊読みました~
この本、表紙がとてもかわいいのです。



物語の舞台は、東京の私鉄沿線にある小さな総菜屋「ここ家」。
店の主人の江子61歳が、‘ここ’と呼ばれていたことから、「ここ家」。
共に働いている、麻津子60歳、郁子61歳と、
3人でお店を切り盛りしているのです。

3人それぞれの、これまでの生活や今抱えている思いなど、
それぞれによって少しずつ語られていきます。
60歳という年齢からいっても、これまで過ごしてきた日々の重さが
否が応でも染み付いているのですよね。

そんなあれやこれやが、美味しそうなお惣菜と共に登場するのです。
料理の描写がとても丁寧なので、読んでいるだけでいい匂いに包まれます。
お腹もへっちゃうので、空腹では読まない方が賢明です。

3人は、ごく普通のおばさんたちなのですが、
それぞれ性格だって、環境だって違ってもそこは年の功で
ワイワイがやがや賑やかしく、飲んだり食べたり泣いたり笑ったり。

少しずつそうして乗り越えていくんだと、
やり過ごしていけばいいんだと、教えてくれます。

米屋の進くんの存在も、なかなかなかなかステキだと思いました。。

秋の夜のテニス

2011年10月19日 | テニス
昨晩、テニスしてきちゃいました!
平日の夜など、めったに無い事です。

昨日の早朝、テニスのお誘いメールが届いたのです。
予定していた人がテニスできなくなってしまい、
コート予約していた人が、土日のテニス仲間に助けを求めてきたのでした。

朝、このメールの事を夫くんに伝えると、
「まったくしょうがないな~」なんて言いながら、
ニコニコうれしそうな表情に・・・。

こういうイレギュラーはうれしいものですね~
なにやらウキウキしちゃって、その後の仕事もはかどるはかどる・・・。

19時から21時までなので、早めに仕事を終わらせ、
夕飯食べて出かけました。

各地で気温が上ったこの前の日曜日の昼間もテニスしましたが、
とても暑かったです。
でも、もう朝晩は随分涼しくなったので、出かける時には上着を着ていました。

平日の、しかも夜のテニスコートはとても静かです。
照明はとても明るくて、エコじゃないね~なんてつぶやいてしまいましたが、
周りの公園は、所々に照明がありますが、とても暗いのです。
駐車場なんて暗くて、怖いくらいでした。

でもお陰で虫の音がきれいに響いて、いい感じです。
月も星もキレイに見えるし、トスアップで見上げると
飛行機のライトの点滅が見えたり、なかなか気持ちのいい夜空でした。

寒いくらいかと思っていたのに、動き始めると汗びっしょり!!
仕事の後のテニスは、もっと疲れるかなと思っていましたが、
思いのほか気持ちよくて、これは癖になりそう・・な予感。
週2回のテニスが、3回に増えたりして・・・^^;

ドラマ「ラストマネー -愛の値段-」

2011年10月17日 | テレビ
秋の新ドラマが続々始まっていますね~
どれを観ようかまだ検討中です。

番組改編とは関係ないですが、
火曜10時のドラマ「ラストマネー」観ています。
NHKのドラマは、はずれが無くて楽しみなものが多いのです。
でも、副題の‘愛の値段’には、ちょっと引いてしまい、
あまり期待していなかったのです。
ところが・・・・・・。

主演は、伊藤英明さん。
生命保険会社の社員として、問題のありそうな支払い請求に対し調査したり、
査定したりする仕事しています。


保険金目当ての殺人や病院ぐるみの保険金詐欺にはじまり、
不正申告や自殺者への支払いなど様々なケースがドラマになっています。

観ながら、実際に起きた事件を思い出させるものがあったりして、
とても興味深く観ました。

伊藤さんは、私の中では何と言っても海猿の「仙崎」なのです。
今回の役柄は、過去に傷を持つ陰のあるやり手の査定員、と言う雰囲気で
陽気な伊藤さんではないのですが、
説得力があり、おさえた演技がいいと思いました。

調査員の如月役の松重豊さんも、何ともいい感じです。


そして何と言ってもこの人、高島礼子さんです。

ノーメイクに見えるほど、生活感にあふれ人生に疲れた雰囲気で、
この重要な役を熱演されています。
回が進むに連れて、その凄みのある表情に惹き込まれてしまいました。

今週で最終回?かな。
さて、保険金は果たして支払われるのでしょうか???






『恋愛検定』 桂 望実

2011年10月14日 | 
『嫌な女』『ハタラクオトメ』が面白かった桂望実さんの新刊読みました~

「恋愛の神様」が、突然目の前に現れ、受験する事と級を告げ、
その名の通り、恋愛検定試験を受験するお話です。


四級から一話ずつの、最上級のマイスターまで独立した6つの短編です。
読んでいくと、何故この人が「はい、三級受験ね」と恋愛の神様に言われるのか
何となく分かってきます。
一つ一つの話は短いですし、さらっと読めてしまいますが
私は、この受験級の決定場面が面白く思いました。
読みながら、自分なら何級と言われるかななんて思いますよね~

そしたら、祥伝社のこの本の特設サイトで恋愛検定受験できるのです。
私も早速受験してみました!!
マイスター不合格、でしたが・・・・。

最後に、精神科医のゆうきゆうさんによる、解説「傾向と対策」があります。
一話ずつの解説してあるのです。
専門家の視点での解説は、なかなか興味深いと思いました。

個人的には恋愛とは無関係な日常生活なので、
いろいろ昔話を思い出しての読書となりました。
恋愛真っ只中の人に、オススメかも。。


同期

2011年10月13日 | 子育て
昨日息子が友だちを連れて、泊まりに来ました。
何でも、内定式前後に仲良くなった‘同期’たちと、
飲み会したり、イベントしたり集まっているようなのです。

今回は富士急ハイランドから、山中湖へと25人が参加するとのこと。
息子が連れてきた友だちは、鈴木くん、スーさんです。
スーさんは、関西方面から参加とのことで、
急遽我が家に前泊する事になったのです。

急いで息子の部屋を片付け、2人分の布団が敷けるようにしたり、
あちこちあちこち部屋を片付け、お掃除しまくり、
夕飯の材料を買出しに行ったり、久しぶりに目が回りました!
ふ~

スーさんは、とっても真面目な好青年で、
夕食を共にしながら、話が弾み、
夫くんなんて、楽しいらしくてワインも舌も、進む進む・・・^^;

話の中で同期たちの事になり、
とても個性的なキャラが集まっているとうれしそうに話してくれました。
とりわけ息子はその刺激が面白いらしくて、
大学生活に支障が無い限り、集まりにはできるだけ参加している様子です。

お土産にいただいた地元のお菓子屋さんのバームクーヘンの美味しかったこと!
そのお店についてうんちくを熱く語るスーさんの姿が、ほほ笑ましくて・・・。

来春には共に社会に出て行くわけですが、
いい仲間に出会えた様子に、少しばかりほっとしているハハでした。。



二胡体験!

2011年10月11日 | 日々のこと
連休中に近所のイタリアンのお店で、生演奏があると聞き
行ってきました~♪

サックス、ギター、ピアノにボーカルと、主にジャズの演奏でした。
お店自体がそれほど広くないので、ホントにミュージシャンを囲むように
テーブルが配されて、間近で楽しむ事ができたのです。
ジャズは詳しくないのですが、曲の紹介も詳しくて、
また馴染みのある曲が多くて、良かったです。

ミュージシャン仲間も来店されていたようで、
飛び入り参加として、演奏してくれました。
その中に、二胡の奏者がいたのです。
テレビで見たことありますが、生の二胡の演奏は初めてです。
その音色にすっかり魅了されてしまいました。



一時期、‘女子十二楽坊’が注目されて、二胡ブームが起きましたね~
チェン・ミンさんなども活躍されていますよね。
テレビで観ているときにはそれほど感激しなかったのですが、
やはり、目の前での生演奏というのは強烈ですね!

終わってから奏者の方とお話が盛り上がり、
「近くで二胡教室やっているの是非体験においで下さい」と、
お誘いいただいたのです。

何か楽器を始めたいと常々思っていたので
早速行ってきちゃいました!!

二胡自体はとても軽くて、大きくないので
小柄な私でもOKです。
弦は2本。この2本を弓でこすって音を出すのです。
左手の指先で弦を押さえて、音階となるのですが、
弦を押さえる事よりも、弓を引く方が難しいと思いました。

音はなんとか出るのですが、滑らかな音色に程遠くて
ひたすらドレミの練習してきました。

果たして上手くなれるのか、全然わかりません。
先生は「大丈夫、大丈夫」とおっしゃいますけど・・・。
でも、こういうものは習うより慣れろですよね。
練習あるのみ、かなぁ~
そうなると、マイ二胡が必要かも・・・。
う~ん、どうしようかな。。

『無罪』 深谷忠記

2011年10月07日 | 
深谷忠記さんの作品を、初めて読みました。
トラベルミステリーや社会派本格ミステリーなどたくさん書かれているのですね~

今回、何故読もうと思ったかと言うと、

「無罪判決が下された時、本当のドラマが始まる。
 愛する息子と妻を通り魔に殺された男。
 我が子を殺しながら、心神喪失で無罪となった女。
 刑法第39条の壁で隔てられた、被害者、加害者双方の苦悩と葛藤を描いた
 書下し心理ミステリー。」

という内容紹介文に興味を持ったからです。



物語は、息子と妻をシンナー中毒の通り魔に殺された新聞記者の小坂の事件と、
11年前、我が子2人を殺しながら心神喪失と判断され、無罪判決を受けた香織の事件と
二つの事件を軸に展開するのです。

二つの事件に関連性は全くありません。
唯一共通する点が、刑法第39条が適用されたこと。

刑法第39条とは・・・・
 心神喪失者の行為は、罰しない。 
 心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。

そして、この刑法第39条が、奇しくもこの二つの事件を引き合わせるのです。

被害者家族と加害者、またその家族というと、
先月放送されていたドラマ「それでも、生きてゆく」を思い出してしまいます。
とても切ないドラマでした。
当事者にしか分からない哀しみやジレンマやいたたまれなさが
静かに描かれていて、そうして、生きてゆくんだね、と
声をかけたくなってしまいました。

この『無罪』という本も、あちこち無様にぶつけながら、
出口の見えない暗い淵をさまよいながら、
それでもそうして生きていくんだと、
自分の気持ちにケリ、なんてつけようもないけれど、
そうして無様でも、生きていかなくてはならないのだと、
胸に、迫りました。
読んで、良かったです。。


『水底フェスタ』 辻村深月

2011年10月06日 | 
昨日のグチが一気に吹き飛んでしまいました~
この所油の乗った作品が続いてる気がする辻村さんの、新刊読みました!



野外ロックフェスが行われる、ある山間の小さな村の物語。
地縁血縁絡み合う、表面的には和やかな田舎の暮らしが広がる。
主人公は、そんな村で生まれ育った、村長の息子で高校生の湧谷広海。

本の帯にもあるように、穏やかな日常に静かに影が忍び寄る・・・。
湖面に波紋が広がるように、じわじわと包囲される。
何ともいえない閉塞感に包まれ、
そしてまた、その力強い筆致に思わず惹き込まれてしまいました。

広海を通して見た人々や生活が等身大に語られ、それがとてもいいのです。
偏狭ではあっても純粋で、単純ではあるけれどそれが物語の核となる・・。
この本は、登場人物の誰に一番共感するかで見方が随分変わりそうです。

そして、‘恋’というものを久々に真剣に考えてしまいました。
恋する心を、誰にも止めることはできませんよね。
その切なさを、思い出してみました。
どんなに傷ついても、
知らなかった昔には、決して戻れないのだから。

今夏、息子がちょうど野フェスにテントを持って出かけていったので、
様子がよく分かって興味深かったです。
私も学生だったらきっと行っただろうな、と思いました。。

最近

2011年10月05日 | 日々のこと
読書は変わらず続いていますが、どうもピンとこない物が続いているというか、
新しい著者に何冊か挑戦したりもしたのですが、
どうも筆が進まぬ・・・というか・・・。

好みは人それぞれ千差万別、分かってはいるつもりでも
多くの「面白い」の声に共感持てないと、ちょっとどんよりしちゃいます。
もう少し読んでみれば面白くなるかも、と呪文のように唱えながら
本を手に取るのもため息ついてしまったり。
早々に見切りをつけて、
どんどん切って捨てていかれる方も多いと思うのですが・・・。

ははは、どうもグチになってしまいました~
いけないいけない、読書は趣味だし、好きで読んでるのだから
愚痴る話ではありませんよね。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

今日書こうと思っていたことは、読書とは全然関係ないお話。

最近こんなお醤油使っています。


こんなのも、使っています。

それまでは、いつも買い物をするCOOPのペットボトルタイプの物を
長年愛用してきました。

何故替えたかというと、写真のようなパウチタイプだと
開封後、何度注いでも中に空気が入りにくく、
酸化を防いで常温でも長期間鮮度を保つことができるという紹介を
テレビで偶然観たからです。

それまで、開封すると冷蔵庫に保存していましたが、
確かに残り少なくなる頃に色が黒く変化しているらしい事に気付いていました。
変色しているのですから、味だって劣化していますよね~

しかも常温でも鮮度を保つとあったので、
何かと混み合う冷蔵庫に入れなくていいというのも助かります。

お味もなかなかいい感じで、使い続けてきたのですが・・・・・。

一つ困った事があるのです。
それは・・・・・・・・・

味付けが、超薄味になってしまうのです。
なんちゃってお料理長年続けているうちに、
味付けは、ボトルから出るお醤油をそのまま鍋に回し入れてしていました。
つまり、回し入れる目分量で、何とも微妙な味付け覚えてきたのです。

新しいパウチタイプの物だと、注ぎ口がとても細くてお醤油注しみたいです。
回し入れても量の目安が全くつかめず、
何度となく注ぎ入れ、何度となく味見をする羽目となりました。
何度も味見していると、段々訳わからなくなって
もう、いい加減いいやとなります。
そうすると、大抵が薄味すぎて美味しくないな~となります。

そんな事が続いて、自分のいい加減な味付けのツケが回ってきたみたいです。
ここはキチンと反省して、計量すべきよね~
というのは、ゴメン^^;

次回お醤油買う時は、以前使っていたペットボトルタイプに戻そうと、
密かに考えています。。