趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

絵本

2011年03月30日 | 
おもちゃ作家として、児童書・絵本作家として活躍中の杉山亮さんが、
ご自身のホームページで「被災地に絵本を送ろう」と呼びかけています。
HPはこちら

杉山亮さんは、『用寛さん』シリーズや『名探偵』シリーズなど、
面白い本をたくさん書かれています。
遊び心イッパイの作品に、男子女子問わず人気があります。

講演会も楽しくて、一度当地にお招きした事があります。
絵本にまつわるエピソードの他、
物語ライブもしてくださり、お腹を抱えて笑ってしまった事も思い出しました。

我が子達にと買い集めた絵本は、その多くを友人に譲ってしまいましたが、
思い出多い本の数々はまだ結構手元に残してあります。
この機会にお役に立てていただこうかと
しまってあった絵本の数々、引っ張り出しました。

ユニセフでも被災地へ絵本を送る支援を呼びかけていますね。
多くの子ども達に届けられる事を祈って。。

切手

2011年03月28日 | 日々のこと
今日は銀行デイ。
ガソリン節約のために自転車であちこち回ってきました。
幸い晴れていて、外は気持ちのいい暖かさでした。

帰りに郵便局にも寄って、支払いをしたついでに
切手も購入しました。
仕事で使う事務的な書類の送付に切手はいつも購入しています。

私の個人的な趣味で、記念切手を選んでいます。
キレイな記念切手がたくさん販売されているのをご存知ですか?
中にはシール式のものもあって、これは貼るのにとても便利です。

今日も記念切手ないかな、と物色していると・・・・・



‘東北のさくら’という80円切手のシートを見つけました!!
平成12年4月の発売と記されています。

秋田、青森、山形、岩手、福島、宮城と印刷されています。
そういえば、東北には桜の名所がたくさんありますよね~
何だかうれしくなって、思わず買ってしまいました。

まだまだ寒さが続く被災地ですが、春の芽吹きはきっと少しずつ少しずつ・・・。
また桜が見られるといいな。。

募金

2011年03月22日 | 日々のこと
駅前やショッピングセンターなど人の多く集まる場所で、
震災支援募金を呼びかける声をたくさん聞くようになりましたね。

募金箱にお金を入れるのはちょっと・・・と腰が引けてる夫くん、
「これこれ、いいね~」とうれしそうに声を上げました。

パソコンでも募金ができるのです。
‘日本赤十字社 東北関東大震災義援金 受付’を見つけて
喜んでいました。

ネットショッピングならぬ、ネット募金、
またしても‘居ながらにして’を実現させちゃいました!
そして、おまけの情報も・・・・

寄付金控除というものもあるのですね~
毎年確定申告している夫くん、しっかり調べていました。
税金に持ってかれるなら、寄付しようと張り切っていました。

ただ哀しいかな、義捐金詐欺も起きているようなので、
寄付の振込みや、募金の際には注意が必要ですね。。





停電

2011年03月18日 | 日々のこと
震災から1週間が過ぎました。
刻々と映し出される被災地からの報道に、様々な事を考えさせられます。

先日夜の時間帯に計画停電があった時、キャンプ用品ひっくり返してみました~
ガスとガソリンの2つの‘ランタン’があるのですが、
もう10年以上使っていませんでした。
さすがに、両方とも使えず、ざんね~ん。
たまにはキャンプしないとダメだな、と夫くん。

防災用品、少しずつ買い溜めておいた物も広げてみたり。
手動で電気を起こして使う懐中電灯とラジオ。
息子が気に入って、ずっと動かしていました。

今の子たちは、停電の経験がほとんど無いのですね~
ろうそくの明かりの下でご飯を食べたり、お風呂に入ったり
私は子どもの頃に、台風の時などよくあったことです。

停電もめったに無くなって、電気の有り難味、忘れていましたね~
キャンプ用品を物置から出していた夫が、
何やら引っ張り出した物・・・・・・


結婚式の時のキャンドルサービス!!
上から数字が書かれているので、
ホントは毎年記念日などに一段ずつ燃やしていくものなのかも^^;

大きくて立派なろうそくなので、地震以外の防災には役に立つかな。
何とも苦笑いして、眺めちゃいました^^;




言葉がみつからない

2011年03月15日 | 日々のこと
今思うことなど、何度も言葉にしようと試みたのですが
うまくいかないのです。
流れる映像にただただ呆然とするだけの、無力を思い知る。

11日、大きく揺れて怖い思いもしましたが、被害も無く無事でいます。
海の近くに住んでいるので、とても他人事とは思えません。

今私にできることは、募金と、節電と計画停電の協力ぐらいです。
余分な買い物は控えて、省電力モードで応援しようと思っています。
そして、祈っています。
天は罰など与えない。けっして。。


11日に自動投稿予定していた記事を、
とりあえず14日の日付だけ換えた事をすっかり忘れていました。
瀬尾まいこさんの新刊本の記事なのですが、
昨日5時過ぎにアップされているのに気付いて削除しました。
また書きたい気持ちが戻ってきたら、
おいおいアップしたいと思います。ごめんなさい。

DVD「誰も守ってくれない」

2011年03月10日 | 映画
夫くんが会員になってせっせとしているネットショッピングですが、
DVD・CDレンタルもお徳情報がメールで来てるよ、と教えてくれました。

初めてのネットレンタルでしたが、簡単なのですね~
居ながらにして手元に届くなんて、やっぱりスゴイ!!
はまりそうだな・・・・。

我が家はレンタルショップが近所に有るので、
子どもがいる時にはついでに借りてきてもらうパターンでした。
でも、郵便ポストは我が家のお向かいにあるのです!!
ネットレンタルは郵便で返送するのです。
返却も超カンタン~♪

そうして借りたDVDの中の一つ「誰も守ってくれない」です。



主人公は、志田未来演じる15歳の女子高生沙織。
彼女の兄が、世間を騒がす殺人事件の犯人として、
ある日突然逮捕される所から映画は始まるのです。

その日を堺に、彼女と家族の世界は一変してしまう。
押し寄せるマスコミ。
際限なく広がるインターネット上での中傷、そして個人情報の暴露。

あまりの暴力的な変化に、観ているだけで胸が痛みます。
日々起きている犯罪報道の陰に、似たような事が起きてるのだと
容易に想像できるのです。

もう一人の主人公、佐藤浩市扮する刑事勝浦。
殺人犯の家族を保護する仕事を命じられるのです。
「犯罪者の家族を守るのか!」と罵倒されながら、
加熱するマスコミ報道から避けるため、沙織を連れて逃避行するはめになる。



この刑事を演じる佐藤浩市さんが、とてもいいのです。
自分自身過去の事件で心に傷を負い、深い哀しみを抱えている。
休暇の予定を返上しての任務だったけれど、
見えない暴力にさらされて心を閉ざす沙織を保護しているうちに、
彼女の哀しみが胸に広がるのだ。
その変化、流れがとても自然で、佐藤の表情に惹き込まれてしまうのです。

‘守る’という言葉に込められた哀しみが、胸を打ちます。
主題歌リベラの「あなたがいるから」が静かに広がり、
ああ、これは映画館で観たかったなと思いました。。



『ワタクシハ』羽田圭介

2011年03月09日 | 
就活、まさに今時のシューカツのお話。
著者自ら就職活動を体験し、実際に就職して会社勤めをしていたのだそうです。

でも羽田さんの経歴は、普通の就活生とは違っていたのです。
高校3年の時、綿矢りささんのデビューに刺激されて書いた
『黒冷水』という小説で文芸賞を受賞されるのですから。

結局就職した会社は1年ちょっとでやめてしまい、
25歳の今は書くことに専念されているとの事です。



無機質な人形の表紙が目を引きますね~
中心にいるのが主人公なのかな。
著者と同じく普通でない経歴を持つ主人公・太郎。
ちょっと引いて、冷めた目で眺めていたシューカツ騒動だったはずなのに・・・。

この本借りてきたとき、ちょうど息子が帰ってきていたので、
「ジャストなタイミングかも」と薦めたのです。
やはりあっという間に読んでしまい、感想を聞くと
「若い作家だと思うよ。就活生が読むとリアル過ぎて笑っちゃう」ですって。
今時のシューカツは、ホントに大変なんだと、
息子達真っ只中の学生達に心から同情してしまいました。。

映画「英国王のスピーチ」

2011年03月08日 | 映画
第83回アカデミー賞授賞式で作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞と
最多主要4部門を受賞した、
話題の作品「英国王のスピーチ」観てきましたよ~♪



とてもいい映画でした。
やはり、主演のコリン・ファースがいいです。

英国王ジョージ5世の次男という生い立ちや、
王族として特殊な生活環境の中での複雑な胸の内、
表情や視線や声というもので、充分表現していたと思います。

人間としてなんら特別な事無く、
ましてや特殊な環境であるからこその哀しみが
胸に沁みてきて応援したくなりました。

その哀しみを引き出す重要な役割が、
ジェフリー・ラッシュ演じる、スピーチ矯正の専門家・ライオネルです。
人を動かすのは人の強い気持ちなのだと
教えてくれます。



そして、ジョージの妻のエリザベス役のヘレナ・ボナム=カーターもステキです。
吃音症に悩む夫を、心から支える姿に完治の光を感じるのです。

広い世界の中に、特別な人間などいないのですね。
誰かに気持ちを話したり、感情を高ぶらせたり、
自分自身の中の様々な気持ちの‘仕分け’をするのが重要なのだと
そこに、肩書きなどは必要無いのだということを
教えてもらった気がしています。

おすすめしま~す。。


映画「ヒアアフター」

2011年03月07日 | 映画
久しぶりに映画観て来ました~
DVDも借りたりして、続けて映画を観たので
またおいおい記事をアップしたいなと思っています。

監督:クリント・イーストウッドと聞けば
無条件で観に行きたくなるのです。
この所土日に時間が取れなくて、なかなか映画館に行けませんでした。
今ひとつだったとの感想も聞こえてきて、
何だか気になっての鑑賞になりました。




中心になる登場人物はこの3人です。
それぞれの事情で‘死’というものに強く関わることとなった3人の
運命が交錯するのです。

とてもとても心に沁みる物語だと思いました。
もっと違った感じのお話なのかと思っていたのです。
もっとスピリチュアルな・・・。

私には、直球ストレートに届きました。
自分にとってとても辛い経験が、別の誰かを救う事になるという・・・。
そのことがじわじわと心に沁みて、胸が熱くなりました。
孤独だった3人に笑顔が浮かぶ終盤が、とてもいいです。

そしてまた、エンディングテーマが素晴らしくて
いつまでもいつまでも映画の余韻に浸ってしまいました。

でも、きっと観る人によって感想が分かれる物語なのだと思います。
何故自分の胸に響いてきたのか、上手くは説明できないです。
もう少し時間が経てば、もう少し上手く言葉にできるのかもしれません。。

ドラマ「てっぱん」

2011年03月04日 | テレビ
NHKの朝ドラ「てっぱん」面白く観ています。
好評だった前作「ゲゲゲの女房」の後なので、
あんまり期待しないで観ていたのですが・・・。



バトンタッチは昨年9月!!
もう今月で終了だなんて月日の経つのが早すぎですね~

このドラマ、だんだんだんだん目が離せなくなっていったのです。
ヒロインのあかり役の瀧本美織さんがいいですね~
素直に役にぶつかる姿に好感を持ちました。
そして、このドラマを支えるあかりの祖母初音役の富司純子さん。
やはりこの方の存在は大きいですね。
‘いけず’なおばあちゃんを好演しています。
若い出演者たちを表情で支える感じがステキです。



今、物語はまさにクライマックス!!
私は、あかりに思いを寄せる滝沢という青年が大好きなのです。
遠くに行ってしまう滝沢・・・・。
あかりはどうするのかな。
恋敵の浜野は、どうするのかな。
誰もが皆、相手の事を思いやる・・・そんなドラマだと思います。
あと少し、物語はどう終了するか、とても楽しみ。。

ひな祭り

2011年03月03日 | 日々のこと
今日はひな祭りですね~
我が家のお雛様も年季が入ってきました。
お道具など、ちょっとずつ傷んできたり、
桜の花などの色合いが褪せてきたり、
白い生地にしみが付いたり。



でも、今年はちょっとばかりゴージャス!!



何故かと言うと、お内裏様の隣にある‘お花’。



フラワーアレンジメントなのですが、
これ、息子作。

就活で訪問した会社のイベントに参加したとのこと。
突然送られてきて、びっくりしました!
桃の花が入っていて、なんとタイムリーな・・・。
お雛様も喜んでる気がします。

それにしても真ん中にチューリップとは・・・
息子らしい作品に、笑ってしまいました!!
思いがけず、楽しいひな祭りになりました~

『村上春樹 雑文集』 村上春樹

2011年03月01日 | 村上春樹
ちょうど図書館の本が途切れたので、今がチャンスと読みました。
というより、読み出したら止まらなかったというのが本当の所です。

本当に村上春樹さんの文章が好きなのだと思いました。
選ぶ言葉や、切り口や展開の仕方などなど。
そして何より、文章のリズムがいいのです。

村上さんの小説でも同じことが言えるのですが、
ちゃんと物語を追っていけないことも度々あります。
途中ではぐれてしまい、道に迷うというような・・・。
でも、ちっとも嫌ではないのです。
流れに任せて読み進めばいいのだと分かっているので。

でも、こういった雑文やエッセイの類は、とっても気楽ですね。
心地いい文章に身をゆだねて、ただただ楽しめばいいのですから。
もしかすると村上春樹さんの小説が苦手な人は、
エッセイなど読まれるといいかもしれません。
とてもすっきりした、リズムのいい文章で読み易いと思います。



読み出したら止まらなくなったのには訳があります。
最初のほうに‘牡蠣フライについて’というくだりがあるのですが、
この表現の仕方が面白くて、ついつい読み進めてしまったのです。

読者の質問に答えた文章でした。
その答えが実に村上さんの創作活動を表していて、興味深かったです。

もっとも印象深かったのは、地下鉄サリン事件について
アメリカの雑誌の依頼を受けて書かれたものです。
結局この文章は掲載されなかったそうですが、
とても心に響く内容でした。

また、改めてエルサレム賞受賞のスピーチを読むと、
‘システム’という言葉がじわじわ迫り、
決意のような、村上春樹という人の何かが
胸に迫ってくるような感じがしました。

音楽についてもたくさん書かれていて、
ホントにあれこれ楽しみな一冊です。
おすすめしま~す。。