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‘芥川賞夫婦・川上未映子さん結婚’の文字にびっくり!!
ちょうど彼女の新刊について書こうと思っていたので。
お相手は、阿部和重さん43歳。
2005年『グランド・フィナーレ』で芥川賞を受賞されたそうです。
阿部さんの作品はまだ読んでいないので、読む本リストに入れようと思っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/a3/1a3d432ff78912545007d9b983cc4eb8.jpg)
川上未映子さん、2年ぶりの長編小説だそうです。
前作『ヘブン』から2年も経ったなんて・・・。
過去記事探してホントに2009年11月の記事でした。
初の恋愛小説は、著者の胸のウチを感じる事となりました。
主人公の冬子という女性・・・
最初のうちは透明な印象なのだけれど、
彼女の目を通して語られる日常に、次第に色が加わっていくような
細やかな描写が心地いい文章なのです。
彼女のフィルターからこぼれる表現の一つ一つが
共感を誘う。
最初は、冬子の仕事仲間の聖という女性に惹きつけられたのです。
聖が冬子に語って聞かせる‘信頼’と‘信用’の話にとても共感してしまったので。
冬子と聖は同じ34歳だけれど、
大手出版社で仕事ばりばりこなして、言いたいことははっきり口にして
美人で私生活も楽しむ聖。
冬子は、その全てが対照的に描かれています。
それがだんだんと、冬子と同化していくように
彼女の心と共に物語に入り込んでしまうのでした。
そして、冬子が感じているように緊張し、
うつむいたり、はにかんだり、哀しんだり、微笑んだり・・・。
そして感極まり、涙がこぼれてしまいました。
ああ、冬子と同じ思いで人を恋うているのだと、
雑踏の中で立ち尽くす冬子の思いが胸を締め付けるようでした。
伝える言葉を持たなかった14歳から、
もがきながら懸命に生きる中で、人が言葉をつかむ、そんな物語だと思いました。。
*川上未映子さん、ご結婚おめでとうございます!
ステキな物語をありがとう!!
末永く、お幸せに。。
‘芥川賞夫婦・川上未映子さん結婚’の文字にびっくり!!
ちょうど彼女の新刊について書こうと思っていたので。
お相手は、阿部和重さん43歳。
2005年『グランド・フィナーレ』で芥川賞を受賞されたそうです。
阿部さんの作品はまだ読んでいないので、読む本リストに入れようと思っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/a3/1a3d432ff78912545007d9b983cc4eb8.jpg)
川上未映子さん、2年ぶりの長編小説だそうです。
前作『ヘブン』から2年も経ったなんて・・・。
過去記事探してホントに2009年11月の記事でした。
初の恋愛小説は、著者の胸のウチを感じる事となりました。
主人公の冬子という女性・・・
最初のうちは透明な印象なのだけれど、
彼女の目を通して語られる日常に、次第に色が加わっていくような
細やかな描写が心地いい文章なのです。
彼女のフィルターからこぼれる表現の一つ一つが
共感を誘う。
最初は、冬子の仕事仲間の聖という女性に惹きつけられたのです。
聖が冬子に語って聞かせる‘信頼’と‘信用’の話にとても共感してしまったので。
冬子と聖は同じ34歳だけれど、
大手出版社で仕事ばりばりこなして、言いたいことははっきり口にして
美人で私生活も楽しむ聖。
冬子は、その全てが対照的に描かれています。
それがだんだんと、冬子と同化していくように
彼女の心と共に物語に入り込んでしまうのでした。
そして、冬子が感じているように緊張し、
うつむいたり、はにかんだり、哀しんだり、微笑んだり・・・。
そして感極まり、涙がこぼれてしまいました。
ああ、冬子と同じ思いで人を恋うているのだと、
雑踏の中で立ち尽くす冬子の思いが胸を締め付けるようでした。
伝える言葉を持たなかった14歳から、
もがきながら懸命に生きる中で、人が言葉をつかむ、そんな物語だと思いました。。
*川上未映子さん、ご結婚おめでとうございます!
ステキな物語をありがとう!!
末永く、お幸せに。。