趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

車に乗っていると

2017年06月08日 | 日々のこと
実家に向かう車に乗っていると、あてどなくつらつら思いが浮かんでは消えを繰り返していたのです。

早くてもたっぷり2時間はかかるので、多分たくさんの泡がわいては消えているのだと思います。

そんな事を思い出したのは、いわさきちひろさんの文章を読んだからです。

「何も気付かずにいた、情けなくあさはかだった若い日々には戻りたくない。」

私は車に揺られながら道行く人々をぼんやり眺めて、
ああ、あんなに若い頃は自分の楽しみの事しか考えていなかったなぁ
自分自身の事だけ考えていればそれですんでいたような気になっていたなぁ
私はまた、あの頃の自分に戻りたいかな?
何にも考えずにいられた頃に戻りたいかな?
若い頃に戻って、何かをやり直したいかな?

そんな事をぼんやりと考えていたことを思い出したのです。

そしたら、猛然とそのことを書きたいという衝動に襲われました。

久々の、書き留めておきたい思いです。

自分の事を考えていればすんでいた若き日々は、それはそれで幸せであったのだと思います。

その時点でその実感が無かったとしても。

でもそれはその当時には分かりようがないのです。

時が過ぎ去り、あれやこれやの経験を積み重ねた今だからそんな風に思えるのだと思います。

そして、それは確かに、情けなくあさはかだった、と思います。

現在進行中の今を、心から愛おしく思っているのだと思いました。。