趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

大掃除

2008年12月29日 | 日々のこと
ここ数日穏やかな天候が続いているお陰で
どうにか大掃除終了できました。
やけどのせいで随分手抜きでしたが
どうにかいいお正月さんが来そうです。

でも、疲れた~
くたくたです。
普段の手抜き掃除がバレバレですね

年を取ったら大掃除じゃなくて
小掃除がいいよと、母からアドバイス
なるほど、日常こまめにお掃除を、ですよね~

毎年大掃除のたび
思っていることなのですが
上手くいったこと、一度も無いな~

今年は大晦日から年明けまで出かけてしまうので
お正月の準備は最小限です。
おせちが無いのは楽なのですが、
なんだか忘れ物してきたみたいに
買い物にも熱が入りません。

でも、最後に玄関をきれいにして
お正月飾りをつけると、ほっとしました。
来年も良い年になりますように・・・

ブログにおいでのみなさま、どうぞ良いお年をお迎えください。
また、来年も宜しくお願いいたします

「ワンちゃん」楊 逸

2008年12月26日 | 
楊逸(ヤンイー)さんは、
今年「時が滲む朝」で芥川賞受賞されました。
中国籍の作家として、
また日本語以外の言語を母語とする作家として
史上初めての受賞となり話題になった方です。

テレビに出演されているのを観て
興味を持ちました。
とてもおおらかな明るい女性です。
もちろん日本語も流暢に話されていて
その著作が読みたくなりました。

この「ワンちゃん」は、デビュー作だそうで
昨年文學界新人賞に選ばれ、
また芥川賞の候補にもなったそうです。

読んでみて、なんだか懐かしい感じがしました。
主人公の‘ワンちゃん’が
身体一杯気持ちを表現していて
その細かな表現の仕方が
懐かしさなのかもしれません。
日本語の文章も完璧で、受賞もうなずける感じです。

このところ芥川賞関連の本が続きました。
普段はあまり受賞作品は読まないのですが。
なんといっても予約が殺到して
なかなか手元に来ないので。

図書館で予約していた
井上荒野さんの「切羽へ」の
順番が回ってきたと連絡がきました。
わ~い!!

とてもとても楽しみです。。




23日のこと

2008年12月25日 | 日々のこと
せっかくの祝日ですが
23日というとなんだか年の瀬も迫り
小さな子どもでもいないと
なかなかクリスマス気分というわけにはいきません。

お天気も良かったので
テニス日和~なんていいながら
大掃除やりました

夜は自宅でプチパーティでもと思い
ケーキも焼いたりして。
夕方買出しに行くからと
掃除も時間を決めてはじめたのに
やりだすと止まらない、夫くんと私です

予定より2時間も遅れて
ようやく出かけよう!という時に
「疲れたから、食事でもしてくるか~」
なんて珍しく夫くんのお誘い
ラッキー

お気に入りのイタリアンは予約でいっぱいかな~と
心配しながら早めに出かけました。
クリスマス特別ディナーに一番乗りでした

クリスマスに外食するなんて
ホントに何年ぶりのことでしょう!!
ずっとずっと子どもやじじばばと‘巣ごもり’でしたから。

思いもかけない美味しいディナーで超ご機嫌
大掃除まだまだ終わらないけど
頑張ってよかったな

このあと思いもかけずサンタも来たりして
なんだか心がぽかぽかな一日でした。
神様、ありがとうございます・・・。。

「ラジ&ピース」絲山 秋子

2008年12月24日 | 
ここのところ続けて絲山さんの著作を読みました。
芥川賞受賞作の「沖で待つ」などなど。

読んだものは短い小説ばかりだったので
あっという間に読んでしまったのですが
記事にすることができずにいました。
それで、もう少しもう少し読んでみようと
続けて三冊読みました。

「ラジ&ピース」を選んだのは
『週間ブックレビュー』という番組で
紹介していたのを覚えていたからです。

この題名は、主人公の女性が地方のFM局でやっている
ラジオ番組の名前です。
読んだ本はどれも働く女性が主人公で
一様にかたくなな
媚びない女性達という印象でした。

著者は、ご自身の何かを削り取りたいような
余裕の無いせつなさを秘めているような
そんな印象を持ちました。
でも、まだ私には上手く著者の気持ちが
つかみきれていないのです。
それで、なかなか記事にできませんでした。

また他の作品も読んでみようと思っています。。



待合室で

2008年12月22日 | 日々のこと
右手にやけどをしたせいで
久々の病院通いです。
自転車でひとっ走りの所にあるので助かっています。
なかなかにぎわっている皮膚科なので
待合室はいつも混みあっています。

多いのはやはりお年寄りかな。
次は子どもです。
意外と小さなよちよち歩きの子も多く見かけます。

この、ヨチヨチ歩きというのが曲者です。
ほおっておくとどこでも入って行っちゃうし
すぐ転ぶし
そのままはいはいし始めちゃうし
追っかけてるママさんたち、たいへんそう~

備えてある絵本に突撃したかと思うと
また絵本を取替えにうろうろうろ。
一時たりともじっとしていません。
ついには、抱っこで自由を奪われ・・・。

観ているこちらは楽しいけれど
ホントに怪我しないように見守り追い掛け回す
若いママさんたちは大変だろうと思います。

真っ只中にいるときは
無我夢中で過ぎてしまった子育てですが
後悔の無いよう、
精一杯振り回されてやることが大事だと思います。

子育て中のママさん、パパさん
どうかどうか頑張って!


去年の今頃

2008年12月19日 | 日々のこと
ブログを続けていると
簡単に過去を振り返れます。
去年の今頃何してたのかな~なんて。
奇しくも同じような日にちに友人と会い
同じような日にちに図書館でフェスティバルでした。

毎年同じような生活してるのかな~
なんて思いましたが
違うことも見つけました。

そうです、息子が大学受験を控えて
追い込み中だったのです。
なんだか、遠い日のことのように感じてしまいますが
大変だったことなんて案外忘れるのも早いのかも。
追い詰められたように
ひたすら机に向かう姿を思い出しました。
当のご本人は、今頃何してるのかな~

そういえば来週末帰省してくると言ってたっけ・・・。
そうするとあっという間にお正月!!
早くやけどが治らないと
大掃除ができないなぁ・・・。。


「官邸崩壊」上杉隆

2008年12月18日 | 
上杉隆さん、売れっ子ですね~
最近テレビでよくお顔を拝見します。
書評を読んで興味を持ったので借りてみました。

~安倍政権迷走の1年~と副題にある通り
政権発足から崩壊に至るまでの約1年がつづられています。

読んでみてびっくりしました。
新聞やニュースをにぎわす議員達が実名で登場して
その人となりが語られているのです。
‘政界裏話’という感じがしました。

まだ記憶に残っている数々の事件やスキャンダルが
あ~こういう風に起きていたのか~と
解説してもらっているようです。

一番強く思ったことは
‘こんな人たちが日本の政治を動かしているのか’でした。
そして、一つの例外も無く
大切なものは『人』につきると
どういう『人』が関わるかによると
心から思います。。


おはなしフェスティバル

2008年12月17日 | 
13日土曜日は、ボランティアをしている図書館の
「おはなしフェスティバル」でした。
4つのボランティアグループがそれぞれ
スクリーンに絵本を映して読み聞かせをしたり
人形劇をしたりします。
大ホールでやるので
子ども達もたくさん来てくれます。

私達のグループは「三びきのこぶた」の人形劇をしました。
ぎりぎりの人数でやるので、だんどり命です。
私は三びきのこぶたの人形担当でしたので
動きっぱなしです。
リハーサルでも息切れしてましたが
本番は、頭から大汗かいての熱演してしまい
小道具担当した人から
倒れるかと思ったよ~と言われてしまいました。

でも、子ども達がお話に乗ってる声が聞こえてきて
一段と熱が入ってしまいます。

ところで、このお話はいろいろな絵本が出ているのですが
本元は、オオカミがこぶた2匹を食べてしまい
3番目のこぶたが知恵を働かせて
オオカミを煮て食べてしまうというお話です。
意外と残酷な内容なのですが
子ども達は初めてだったようで
「へ~オオカミ食べられちゃうんだ」
と感心しているのが印象に残りました。

子ども達の歓声に、中腰で頑張った甲斐があるというもの。
でも、日々の筋肉痛、なんとかしておくれ~


やけど

2008年12月16日 | 日々のこと
昨日の昼間、やかんをひっくり返して
右手にやけどしてしまいました。
え~ん

すぐに流水で冷やしたのですが
しんしんと沸いた熱湯をかぶったので
冷やしても冷やしても
すぐに痛みが増してきます。
その痛いことといったら

パソコンでやけど検索して病院行こうかどうしようか・・
結局このままでは夜寝れないだろうということで
病院に行くことにしました。

水につけておけば痛みは感じないのですが
五分くらいですぐにじんじん痛んできて
耐えられなくなります。
困ったのは病院の待合室です。
ただでさえあったかい上に
水に手を漬けて置くこともできず
(保冷財を持っていったのですがダメで)
洗面所に駆け込みの繰り返しでした。

まさに焼けるような痛み、なのです
普段は飲まない痛み止めも飲んで
覚悟を決めて寝ましたが
痛みのピークを超えたのか
あるいは痛み止めの効果かわかりませんが
夜は無事なんとか眠ることができました。

今日病院でも痛むことなく
別人の気分で診察受けました。
昨日の看護士さんが心配そうに顔を出してくださり
笑顔で答えられて良かったです。

全治二週間ですって
年末の、この忙しいときに何てことだ・・・。。

「大人のいない国」鷲田 清一・内田樹

2008年12月12日 | 内田樹
鷲田 清一さんと言う人を知りませんでした。
大阪大学の学長だそうです。
小気味いい文章で、好きかも、と思ったのですが
それは間違いでした。

内田先生の章を読むと
それがすぐ分かるのです。
内田先生びいきなのでだめですね~

これはブログの文章と違っていて
より精度が高い
切り口鋭い
おぉ~という感じです。
常々いろんな顔を持つ‘内田樹’としてご自身ブログでも
アナウンスされていますが
違うお顔が見られると
ファンとしては襟を正して答えたくなるのです。
内田先生に一票!!

大人になるということはどういうことなのか。
異物を嫌い、異質を排除していく先には
あくまでも自分と同化したものだけしか受け付けられない
かたくなな子どもばかりが育っていく。

自分に降りかかる運命を
覚悟を決め、黙って受け入れる。
フロドが仲間に励まされながら指輪を捨てる旅に出るように。
そうして大人になる儀式を終えた子どもだけが
真の大人と成り得るのだ。

私は大人になる儀式を終えられたであろうか??
そして我が子達に
大人になるという杖を
与えることができたのだろうか?
はなはだ疑問だ・・・。。


ドラマ「SCANDAL」

2008年12月11日 | テレビ
久々にTBSの日曜ドラマを観ています。
きっかけは、‘桃井かおり’
特別ファンというわけではないのですが
学生時代、観る映画観る映画よく出演されてて
年代はちょっと違うのだけれど
一緒に年とってきた様な
妙な連帯意識があるのです。

で、このドラマなかなか面白いのです。
中心となる4人の女優たち
鈴木京香、長谷川京子、吹石一恵、桃井かおりが
とてもいいです。
それぞれ身の回りにいそうな人物設定を
それぞれオーバーに演じているのですが
嫌味にならなくて思わず笑ってしまいます。
あ~こういう人いるいる!って。

一応謎解きサスペンス有りで
最終回どうなるのか興味しんしんです。

前回は、桃井演じるたまきの悲しみが切なかったです。。



三つ目の用事

2008年12月10日 | 日々のこと
昨日の記事に書いた週末の用事で
三つ目の用事だけ、お楽しみでした。

近所に住む長男のママ友が
ご主人出張中なので遊びに来ないか、というお誘いでした。
うれしいお誘いに
前二つの用事のハードさも忘れ
行くよ~と即答メールでした。

第一子が長男と同級なので
まだ下の子が高校生です。
久しぶりに会うので、なんだか緊張しちゃいました。

彼女とは息子の幼稚園で知り合いました。
子供同士、本当によく遊び仲良くしてもらい
親子ともども感謝なのです。

小さい頃を知っていると
身体が大きく成長しても
なんだか親戚の子に会ったような感慨がします。

彼女の長男も進学で家を出ているので
もっぱらいない子ども達の悪口で盛り上がりました。
そのうち、今度はお嫁さんの悪口になるんだね~なんて
笑い合ってしまいましたが
最近のデキ婚話を聞くに付け
まったく笑い事じゃないですね~

子離れちゃんとできるように
励ましあおう!!と別れた夜でした。。

ハードな週末

2008年12月09日 | 日々のこと
覚悟はしていたのです。
6日土曜日は午後から三つの予定が入ってしまい、
カレンダー見る度ため息ついてました。

しかも三つのうち二つはやらねばならぬ楽しくないこと。
気合を入れて頑張りましたが
やっぱり疲れた~

お陰で読書がすすみませ~ん
本を顔にかぶったまま
ぐ~ぐ~ぐ~

実は来週もそうなのです。
予定自体は二つなのですが、
一つが朝から一日かかります。
夜が忘年会。
アルコールなんて飲んだらすぐに寝ちゃいそう・・・

これを乗り切ると一気に年末ですね~
またまたばたばたばたばた追い立てられそう・・。
せっかく内田先生の新刊本が手元にあるのに
果たして年内に読みきることができるのだろうか??


「乳と卵」川上未映子

2008年12月08日 | 
NHKの番組『わたしが子どもだったころ』に出演の
川上未映子さんを観ました。
若くして芥川賞を受賞されたこと、
受賞作がこの「乳と卵」だということ
歌手としてCDも出されているということ
それくらいの知識しかありませんでした。

この番組で自身の子どもの頃を語る彼女を見て
著書を読んでみたくなったのです。
ひところの騒ぎが収まりすぐに
図書館の棚に「乳と卵」を見つけることができました。

読み始めて‘句読点が少ない’という書評を思い出しました。
でも、嫌なリズムではありません。
言葉の選び方も悪くないなと思います。
ただ、女性にとっては表現が生々しいなぁと思いました。
文体は違うのだけれど
村上龍さんを思い出させるようなリアルな生々しさを感じました。

彼女自身の子どもの頃を語った内容が
何より心に響いてきたのです。
その番組を観ながら、いつの間にか
私自身の子どもの頃のことに
思いを馳せていました。
まだまだ自覚しえていない感情が思い起こされ
ずっと若い彼女に
導かれているような錯覚に陥ってしまいました。

そうして読んでみて良かったです。
しゃべらない緑子の心が
親子を語っていて
胸が痛かったです。。


カナタ 1

2008年12月05日 | つぶやき
ふとしたきっかけで
記憶の扉が開かれる。
それは予期せず
突然ふわっと降り注ぐ日の光のように。
気が付くと心に何か刺さったように
胸に湧き上がる痛みと
あふれる涙で
われにかえるのだ。

この時のこの思いは
何だったのか・・・。
何かを見、
何かを感じていたはずなのに
気付かないようにそっと
深く深く深く
閉じ込めてしまったのだ。

ゆっくり
解きほどこう。
まだそれは目には見えないけれど
ゆっくり、ゆっくり
必ずや浮かび上がってくるはず。
必ずやその姿を見つけることができるはず。
そのために
前にススムのだ。。