趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

情緒

2008年07月31日 | 子育て
昨日の「14歳の子を持つ親たちへ」の中に
‘知性とは情緒だ’という内田先生のお言葉があります。

「情緒豊かに」って
最近聞かれなくなりました・・・。
一昔前盛んに子育て現場や
学校教育現場で耳にしましたが。

最近のキーワードは
「コミュニケーション能力を育てる」
ですね~

少年犯罪など論じる人たち
そろって「人間関係のまずさ」
「コミュニケーション能力の低下」を
叫んでいますね~

でも、これってきっと
同じことなのだと思うのです。

情緒って、いったい何??
実体のない、目に見えないものって
説明がつきにくいですよね?
説明がつきにくくて
結果がすぐにわかりにくいものって
‘絵に描いたもち’なのですよね~

でも、具体的にはなかなか示してもらえなくて
親はどうしたらいいのか・・・。

親子で楽しい時間を共有すること、
これなのでは、と思います。

一緒にごはんを作ること
一緒に食べること
一緒に本を読むこと
一緒に映画やDVDを観ること
一緒に買い物に行くこと
一緒に・・・いろいろして
笑顔になること。
情緒を育ていくには
それらの積み重ねしかないのでは、と思います。。



「14歳の子を持つ親たちへ」内田樹・名越康文

2008年07月30日 | 内田樹
この本は、お気に入りで
何度読んだかわかりません。
初めて読んだ頃
親しい人たちによく勧めていました。
買ってプレゼントしたこともあります。

今回は本当に久しぶりにまた読み返しました。
たま~に読みたくなるのです。
考えてみると
内田先生の本は、そういう著書が多い気がします。

14歳の子なんてもういないのですが
子育てハウツー本ではないので
青春さんがが読んでも
独身さんが読んでも
子育て真っ最中の人が読んでも
歳とって読んでも
きっと、うんうんとうなずけること請け合いです。

人として大事なことって
時代や性差や年齢差など
きっと、関係ないのです。

読み手の立場によって
心に響いてくるところが
たぶん違うのだと思います。

たまに読んで
自分の‘コミュニケーション能力’が
錆び付いていないかどうか
確かめないといけない気がします。。




「のぼうの城」和田竜

2008年07月29日 | 
話題の本を読みました~
たいてい話題の新刊本は
図書館の予約が殺到するので
いつも忘れた頃に読むことが多いのですが。

この本は、最近知り合った本好きの
友人が貸してくれたのです!!
うれしくてうれしくて、年甲斐もなく
はしゃいでしまいました。

読みたいと強く思っていたわけではなかったのですが、
新聞紙上でも書評を目にしていたり
話題になっているのを知っていただけなのに
いざ、どうぞと本を目の前にして
思いもしないアドレナリンが駆け巡って
自分でもびっくりでした。
こんなことなら
どんどん買って読めよ~
てな感じ。

さて、そんな「のぼうの城」ですが
面白く読めましたよ~
学生時代一時期時代小説にはまっていましたが
また再熱しそうです!!

著者の和田竜さんは
この本の前に脚本を書いていて
そちらで『城戸賞』受賞されているそうです。
それを元に書籍化されたようです。
処女作にして大ヒットですね~

貸してくれた友人が
本を手渡すときに
「これはきっと年内にドラマになると思うよ」
と言っていた意味がわかりました。

著者が丹念に史実を追い
過去の人々に命を吹き込んで
その人物たちへの愛しさが伝わる
読後さわやかな一冊です。

是非、どうぞ!!

暑い!!

2008年07月28日 | テニス
暑いなんて字も見たくないほど
この夏の暑さはひどいですね~

年とともに
段々顔の汗がひどくなるような気がします。

こんな暑さの中、
やはり日曜日はテニスです。
外に出るのに勇気がいるのに
テニスだなんて・・・・。

ホントに自分がこんなにテニスばかになるとは
思いもしませんでした。
汗の量が増えたのは
週一でも運動をするようになったせいなのか
はたまた年のせいなのか
わかりませんが
確かなことは
暑さバテしなくなったことです。
なので食欲が落ちません。

若い頃、毎年毎年夏バテして
食欲減退で
体重は減るけど
胃腸の調子も悪くなるという
悪循環を繰り返していたのですが
それがなくなりました。

暑くて汗びっしょりで
大変ですが
ご飯がおいしく感じられるのって
幸せですね!

落ちない体重に
体重計に乗るのが怖い今日この頃です。。

花火

2008年07月26日 | 日々のこと
今日明日と二日間、河川敷で
花火大会が行われます。

河川敷の近くに住んでいるので
毎年見に出かけます。

夜店もたくさん出るので
たくさんの人でにぎわいます。
子供たちが小さい頃は
お小遣いを握り締め
何を買おうかうろうろうろうろ。
肝心の花火そっちのけで
チョコバナナを食べたり
リンゴ飴をかじったり・・・。

子供の成長にともなって
ここ数年は夫くんと二人で見に行きます。

近くで花火があがるので
家の中にいてもドン、と響いて
とてもじっとしていられなくなるのです。

どうも花火見物が大好きなようです。
今夜の花火は・・・
なんだか最近の不景気のせいか
ちょっとこじんまりしてしまったような感じがしました。

でも、もしかしたら
最初の頃のような感激が薄れたのは
年をとったせいかも!!

また明日に期待しよっと。。



仲良くする

2008年07月25日 | つぶやき
昨日夜夫婦喧嘩してしまいました。
仲良く仲良くと思っていても
許せない一言は許せないし
わかってもらいたいことは
わかってもらいたいわけです。

喧嘩を繰り返していくうちに
段々と相手のことがわかってきたり
そんなこと思ってたんだ、な~んて。

けんかをするのは体力いるので
めんどくさくなってしまいますが
辛抱強く話をしているうちに
ちゃんと解決にたどり着くようになってきました。

若いときには理解できなかったことも
少しずつできるようになって
夫くんも大変だなぁ~なんて
思えるようにもなりました。

けんかはイヤだけど
避けて通らないで頑張ると
ちゃんと仲良くなれるのかもしれません。

すぐに仲直りできて良かったよ~

言うことを聞くということ

2008年07月24日 | 子育て
今日、最初の子のお産で知り合った友人と
久しぶりに会う機会がありました。

どこかでお茶でも、と
久々のおしゃべりに花が咲きました。

上の子も下の子も年が同じで
ずっと子育て一緒にやってきた、
いわば同士のような関係です。

下の子が生まれると同時に
我が家の近所から
実家近くに引っ越されました。

それでも年に何度か
子供たちと一緒に行き来していました。

そのうち、彼女は第3子を儲け
年の離れた末っ子を現在子育て中です。

話はもっぱらその三番目の末っ子くんのこと。
上二人は大変お行儀の良い女の子です。
現在は二人とも大学生。
末っ子くんは小学3年生。

「言わなくても上二人はそれなりに何でもやったのに
末っ子はいちいち言うこと聞かずに頑固で困る」
初めての男の子の子育てに苦労が多いようです。

子供に言うことを聞かせたかったら
先ずは親が言うことを聞いてやらなくては
いけないと思います。
だから、君も聞いてねと。

子供は意外とちゃんと話してやると
理解してくれるものです。
頭ごなしに言われるのって
大人だっていやではないですか?

夏休みで、暑くてなおさらいらついてしまいますが
イライラするのは
子供も大人もたいして違わないと思います。

先ずはゆっくりおしゃべりしてみてください。
急がば回れ、です!!



「どっからでもかかって来い」日垣隆

2008年07月23日 | 
日垣隆さんの本は、以前「父親のススメ」
という本を読みました。
読みやすく、なるほどね、という感じでしたが
特に印象強くなかったのですが
この本にはびっくりしてしまいました。

日垣さん、世の中の不条理に真っ向勝負していくのです。
お役所や銀行などでの???な対応や
「規則ですから」の怠慢傲慢に
果敢に挑んでいきます。
読んでいるとその理不尽さに著者と共に怒り
著者の挑みに拍手したくなるのです。

誰かが声を上げて異を唱えていかなければ
決して改善されることなどないのです。

槍玉に上がったみずほ銀行の
講演会の依頼には笑ってしまいました。
どんな意図があったのかな・・・。

でも、正しいことを通そうとすると
必ず叩かれます。
日垣さん、強い!!

映画「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」

2008年07月22日 | 映画
月曜日はカップルデイで割引だったので
ようやくインディを観てきました。

ジョーンズ博士若すぎ!!
そのいでたちも
シルエットも
殴り合いのシーンも
アクションも
以前と大して変わりません。

せっかく前作から間が空いて
かつてのマドンナもそれなりに
年を重ねているのに
インディ若すぎ!!

せっかくインディパパの
ショーン・コネリーの写真が出たんだから
息子のジュニアを育てるべく
派手なアクションシーンは
ジュニアに任せたほうが良かったのでは?
と思いました。

なんといってもその偉大なる
考古学者の魂が
全ての謎を解き明かしてくれるのですから。。

映画「アフタースクール」

2008年07月20日 | 映画
ついに観てきました~
新しくできたシネコンではやっていたのですが
ポイントカードを持っている
昔ながらの映画館ではやっていなかったのです。

ただこの映画館は、ヒットした映画を
少し遅れて上映したりしていたので
早くから期待していました。



良かったですよ~
面白かったです!!

「キサラギ」を観たときもそうでしたが
こういった、派手なアクションなど無くても
充分いい映画は作れるのだな~と思います。

映画館は久しぶりに子供たちでにぎわっていました。
「ポニョ」「ポケモン」人気で。
夏休みに入ったのですね(^.^)

「青春の蹉跌」

2008年07月18日 | 
「ショーケン」を読んでいて
懐かしい映画やドラマの数々を思い出し
それらを観た頃、
ちょうど学生だったので
ちょっと懐かしんでしまいました~

この「青春の蹉跌」は
中学から高校にかけて読みまくった
石川達三が作者です。
この作家の何に惹かれたのか
忘れてしまいましたが
とにかく好きで、次々と読んだ記憶があります。

最初、この題名の‘蹉跌’という言葉を知らず
読めなかったのでてきとーに読んでいた記憶があります。
この作品は石川達三の著書の中でも
好きな作品で、映画化を知っても
あまり期待していたわけではありませんでした。

たいてい原作が気に入っていると
映画化されたものはなかなか好きにならないのですが
これは違っていました。

映画もとても良かったのです。
独特の世界が広がり、原作から感じていた
‘やりきれなさ’に共感しました。
気に入って、何度も観てしまいました。
ショーケンももちろん良かったですが
何より、映画全体が醸し出している雰囲気に
惹かれた記憶があります。
もう20年以上前のことですが・・・。






ライバル

2008年07月17日 | テレビ
プロフェッショナル 仕事の流儀
ライバル・スペシャル 最強の二人、宿命の対決

~ 名人戦 森内俊之 VS 羽生善治 ~
を観ました。

番宣を観た時からこれは見逃せない!と
楽しみにしていました。
実際名人戦が行われている頃も
その一戦一戦気になって
報道を楽しみにしていました。
羽生さんが勝ったことも知っていました。

カメラは森内さんにもせまっていて
初めて普段の表情を見せてもらいました。
いつも羽生さんとの対局相手として
笑わないむっつりしたお顔しか知らなかったので
笑顔がこぼれる様子に
羽生さんよりもずっと普通の人な感じが良かったです。

対局中の羽生さんは
カミソリの刃のようにきらきらとがっていました。
その姿は、まさに天才そのものという感じです。
そして
その行き詰る対局を観ているうちに
この二人はまるで
ウィンブルドン決勝戦の
フェデラーVSナダルのようだと思いました。
お互いがお互いを引き上げ、
どんどん高めあう
まさに好敵手!!

対戦すればするほど
お互いの中に眠る未知なる能力があふれ出す・・・。

きっとこの二人はこれで終わらない。
人生をかけて対局していくのだろうと思います。。

「ショーケン」萩原 健一

2008年07月16日 | 
以前コメント欄にて
showken-funさんにお勧めいただいた
「ショーケン」をようやく読みました。

読んで、良かったです。
読んで、何故一時期にしろファンだったのか
わかったからです。

ショーケンという人は
‘男気’のある人です。
それはどんな悪い状況であっても
変わらないのです。
この‘男気’というのは
伊達に身につくものではないようです。
でも、魅力的な男になるには
欠かざるもの、という気がします。

私も学生時代、武道館のライブを見に行きました。
そこにゲストとしていしだあゆみが登場して
びっくりしました。
仲良く一緒に歌っていました。

結婚のきっかけとなったドラマ
「祭ばやしが聞こえる」を見ていた友人が
だんだんショーケンといしだあゆみが
ホントに恋愛してると言っていたことが
思い出されます。

役柄にのめり込む役作りに
共演がきっかけとなって
恋愛が始まることも多かったようですね~

でも、今の彼はいろいろなものを失い
ひとりぽっちだ、とありました。
そして、自らの健康を気遣い
食生活を考え、歩き続けるいるという・・・。

今後、どのように復帰されるのか
楽しみに待ちたいな、と思いました。。

映画「ある子供」

2008年07月15日 | 映画
ムービープラスで放送した気になる映画を
いくつか録画しています。

この「ある子供」も、録画しておいたものです。
確かカンヌで賞をとった作品だと記憶していたので
迷わず録画リストに入れていました。

とてもとてもいい映画でしたよ~
この映画、音楽がないのです。
派手なシーンや効果音など無縁な
若い夫婦と生まれた子供との日常から
段々と若い二人のことが
わかってきます。
そしていつの間にか若い父親の
ブリュノに気持ちがついていってしまいます。
彼の行動の数々を追ううちに
やがて、その題名の意味が
わかってきます。

監督は2度のパルムドール大賞に輝く
ベルギーの名匠、ダルデンヌ兄弟です。

でも、私、そんなにすごい監督だと
知りませんでした。
映画の予告を偶然見て
とてもそのストーリーに惹かれたのです。
映像は古いフランス映画を思わせる
とてもシンプルな画面で
出演している俳優たちにも
見覚えはまったくなかったのですが
そのシンプルな無機質さが気になっていました。

結果は予想をはるかに上回り
素晴らしいものでした。
とてもとても、心に残るいい映画です。。

仕事

2008年07月14日 | 日々のこと
私の仕事は、小さな会社の経理事務です。
会社の決算が5月なので
6月は帳簿を仕上げるのに忙しい時期でした。

今朝、担当の税理士さんがお見えになるので
必要な書類、帳簿の完成などと
ここ数日バタバタしていました。

本当は、もっと早くに
出来上がっていなくてはならないのに
のろのろと
ぐずぐずと
お仕事しないでおさぼりしてました

結果、昨日の日曜夜
しなくていい仕事をやらねばならなくなってしまったのです。
でもこれは、さっさと終わらせない自分が悪いので
そのつけを自分で払うという限りにおいては
誰にも迷惑かけてはいないのです。
被害をこうむったのは
せいぜい、いらついて
八つ当たりされた夫くんくらいなものです!
夫くん~ごめんよ~

サボり放題でお気楽役人天国な記事を目にすると
やっぱりむかついちゃう私です。。