趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

『百年法』 上巻 山田宗樹

2013年01月11日 | 
今年の一冊目は、山田宗樹さんの『百年法』です。

山田宗樹さんの作品は、これが初めてです。
映画にもなった『嫌われ松子の一生』を書かれた方だそうです。
確か新聞広告で興味を持ったような気がするのですが、
どんな内容なのか、全く覚えていなくて読み始めました。

生活スタイルが随分変わってしまい、読書の時間が少ない事もありますが、
何より眠くて読み進めない状態が続いていたのです。
ですから、年末読みきれずに図書館に返却してしまった本も数冊ありました。

この本も、正直読みきれずに返却かな、なんて考えていたのです。
上下巻あることにもやっと気付いた次第ですし。
ところが・・・・・・・・・・

この本、面白いのです!!



この本は、不老不死が実現した2048年の日本を舞台に描かれたSF作品です。
年号を見て、長生きしてたら生きてる年齢だわ、と思いました。
そしてそれが、この本の登場人物たちに共感していくきっかけとなるのです。

不老不死などの、生き死にの話というのは、本当に身につまされると言うか、
現実をつい考えてしまうというか、
やはりとても身近に引き寄せて考えやすいのかもしれません。

登場人物が多いのですが、読みやすく、物語にすぐに引き込まれます。
下巻がまだなので、読むのが待ち遠しいです。
おすすめしま~す。。

映画「アルゴ」

2013年01月04日 | 映画
元旦病院からの帰り道、そのまま都内に出て映画観てきました~

昨年10月に公開してから、ずっと観たいと思っていた映画「アルゴ」が
新宿ピカデリーで上映していたのです。
私の住まいの近辺では上映予定が全く無かったので、ほとんど諦めていたのです。

元旦の新宿は若者でにぎわっていました。
伊勢丹も丸井も2日から営業なので、それでも人は少ない方なのだと思いますが、
「ビックロ」の前にはたくさんの人でにぎわっていました。

1日1000円なので、映画館も混んでいました。
「アルゴ」は公開してから時間が経っているので空いてると思っていたら、
なんと満席でした!
先にネットでチケット手配しておいたので何とか観られたようなものです。
この映画、評判が良かったですものね~



この映画は、俳優のベン・アフレックが、監督のほか製作・主演も務め、
イランで実際に起こったアメリカ大使館人質事件の救出作戦を描くサスペンスドラマです。

評判どおり、最初から最後まで緊張感たっぷりのハラハラドキドキが続きます。
1979年11月4日に、実際に起きた事件ですが、
当時の報道の映像が流れたり、事件背景をきちんと伝えてくれるので、
なるほどと思い、そしてそれが共に緊迫していく状況に入り込むきっかけとなるのです。

確かにそんな事件があったなぁと思いましたが、やはり他国の事件は
なかなか強く印象にありませんでした。
こんなに大変な状況だったのかと、本当にびっくりしました。
そして改めて、中東をめぐる強国とのつながりの複雑さを思いました。

私自身、ベン・アフレックという俳優さんをよくは知りませんでしたし、
最近映画も撮っているのだぐらいの印象でしかありませんでしたが、
主演の彼が、とてもいいと思いました。
どこまでも押さえた演技で、クールで、誠実さがにじみ出ている・・・。

そして圧巻なのが、その時代をよく再現した映像です。
まるで、古い米映画を観るような‘色’とざらついた感じのする‘絵’が、
とてもよくこの映画を表していると思いました。
演じた俳優達も実在の人物とそっくりで、ホントに良くできていると思いました。

観終わるとぐったり疲れましたが、見ごたえたっぷりな映画です。
おすすめしま~す。。


新しい年を迎えて

2013年01月01日 | 日々のこと
明けましておめでとうございます。

昨年の年の瀬になって、思いもかけない自体に遭遇して、
あたふたしている間に、2012年は怒涛のように過ぎていきました。

時間的にも気持ち的にも余裕が無いと、ブログを書いたり、読書したり、
映画を観たりする事などなどできないものですね~

それでもこの所、読書が少しずつ復活してきました。
こうしてパソコンの前に座る時間も作る気持ちができてきました。

これまでの日常と大きく違う出来事があったりすると、
あれこれ考える事も増えて、頭の中では文章が盛んに流れているのですが、
実際にペンを執ったり、キーボードをたたいたりという出力する気持ちが起きないのです。

この日々を書き留めておこうと、ノートも買い求めたというのに・・・。
これはとても珍しい事です。
自分の中でもてあまし気味な出来事に遭遇すると、必ずその迷いを書き付けることで
バランスとってきたのです。
思いはあれこれとあふれ出てくるというのに。
こんな風にもなるのだと、ちょっとびっくりな感じがしています。

またそのうち、書きたい気持ちがどぉっと湧き出てくるのかな。

今読んでいる本が、とても面白くて早く読みたいのですがなかなか進みません。
そのうちぼちぼちと、感想などアップしたいなと思っています。

今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。。