趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

この一年

2010年12月31日 | 
いよいよ大晦日、2010年も大詰めを迎えました。
年末のあわただしさ、なんていっても
そんな気分的なもので盛り上げてるだけなのですが
それが案外役に立っている部分も多々ある事に気付きました。

仕事納めが終われば、なんだかんだ言いつつ大掃除に励んでしまうし
お陰で肩はこるし、腰は痛いし、腕はだるいしでクタクタ~
毎年こうなるのがイヤで、早くから小掃除小まめにしようと思っているのに
なんだか大げさに、大掃除大掃除と朝からばたばたしてしまうのです。

お陰できれいになりました~
家が喜んでいる気がします。
いいお正月、迎えられそうです^^

そんな中で、ブログもこの一年を振り返って・・
今年読んだ本の中から、印象深いもの探してみました~

伊集院静著『お父やんとオジさん』
冲方丁著『天地明察』

桐野夏生著『優しいおとな』
角田光代著『ツリーハウス』

他にも心沁みる物語はいくつかありましたが、
この4冊がとりわけ印象深いのです。
共通する点は、‘成長’。
いずれも長編ですが、物語に惹き込まれた作品たちです。
とりわけ若者へのメッセージの強いものに心惹かれるようです。

番外編として、村上春樹さん。
『1Q84 book3』は、村上龍さんの『歌うクジラ』を読む事で
思い返してしまいました。
細かい部分は忘れているのですが、二人の志士の姿をぼんやり想起していました。
そういう意味で、龍さんのこの本も番外編に入れたいかも。

そしてもう一冊、村上春樹さん。
『夢を見るために僕は毎朝目覚めるのです』です。
実はこの本、過去のインタビュー集なのですが
発売になってからずっと、ちびちびケチケチ読んでいるのです。
とてもとても興味深くて、ファンにはたまらない一冊。
また来年、いつか感想をまとめられればいいな、と考えています。

当ブログにお越しの皆様、今年もありがとうございました。
つつがなく、いえ悩みは尽きませんが
ブログを続けられて良かったです。
また来年も宜しくお願いいたします。
では、皆様良いお年を!!


『歌うクジラ』 村上 龍

2010年12月28日 | 


電子書籍が先行販売されて、話題になっていた
村上龍さんの『歌うクジラ』を本で読みました。
上下巻と長編でしたが、先行販売のニュースを観た時から楽しみにしていました。
村上龍さんは、大好きな作家の一人です。

‘2022年のクリスマスイブ、ハワイの海底で、
 グレゴリオ聖歌を正確に繰り返し歌うザトウクジラが発見された・・・。
 そして100年後の日本、不老不死の遺伝子を巡り、
 ある少年の冒険の旅が始まる。 ’

本当は電子書籍で読みたかったのです。
いずれは小型の専用端末買おうかな、と考えていますが、
まだまだこれから・・・。

龍さんの新刊は、読み進めるのに難儀しました。
過去にそんな思いをした本は無かったので、
最初は自分の読み方に問題が出てきたのかと思いました。
でも、読み進めていくうちに、これがもしかしたら‘ねらい’なのかもと
感じるようになったのです。

100年後の未来の日本の物語、
主人公のアキラを取り巻く状況の、克明な描写が続きます。
「」の会話は見当たりません。
もちろん登場人物は何人もいますし、お互い話すし
思いや、感じた事も描写はされています。

ひたすら100年後の世界を、ある目的を持って‘移動’し続けるアキラ。
下巻の中盤にさしかかる頃になってようやく、物語のメッセージが
見え始めたのです。
そこに気が付いてから、がぜん惹きつけられるのですが
それでもその文章に引きずり込まれないのは、何故???

龍さんのメッセージ、確かに受け取れたのか自信がありませんが、
この感覚、ふと思い出したのです。
村上春樹さんの『1Q84』のことをずっと思い起こして読んでいました。
全く違うスタイルの本なのですが、
対極にあって、同じモノを目指しているような、そんな感覚・・・。

「誰の精子と卵子によって生を受けたかより、
 生まれたあと誰に出会うかということのほうがより重要だ。」
移動しなければ、出会いはないのだ・・・。



今年最後の週末

2010年12月27日 | 日々のこと
年末はあれこれあれこれあわただしい事分かっているのに
いつもいつもバタバタと日々暮れていきます。

冬至を忘れないようにゆず湯に入ったり、
かぼちゃをほくほく食したり・・・。
メリークリスマス!!と乾杯したり、
年賀状書きに根詰めたり・・・。
キレイにキレイに片付けて!!と叫んだり、
あれやってない、ここはまだかとケンカしてみたり。

そんなこんなをバタバタこなして
涼しい顔して、テニスです。
強風びゅーびゅーで、寒さに震えながらの土日テニス納め~
テニス病で、全員集合で大笑いでしたが・・・^^;

今年の12月はあったかいね~なんて呑気に言ってたのが嘘のように
列島冷え込んでいますね~
スキーを愛する者としては、各地の雪便りはうれしいですが
なんだかあちこちで大雪の弊害が出ているようで、心配です。

テレビも年末特集番組ばかりで、ちょっと・・と思っていたら
25日に放送した「週刊ブックレビュー」もスペシャルでした。
録画して昨日少し観たのですが、これが面白そうなのです。

いつもメインの司会をしている4人の方々
児玉清さん、藤沢周さん、中江有里さん、梯久美子さんが
今年の10冊をそれぞれ紹介してくれて、
その中の一冊を合評していくというものなのです。
それぞれの方々が選んだ10冊がとても興味深くて、
新たな読書の広がりを感じました。
続きを観るのが楽しみ!!

観ながら、私も今年読んだ本や観た映画を振り返ってみたくなりました。
こういう時にブログはすぐに振り返れて便利ですね~

明日は今年最後の本の感想を書くつもりです。
上下巻と長編で、タイヘン難儀な本でした・・・。
さてさてそれは、何だったでしょう???

「北の国から」のこと。

2010年12月22日 | テレビ
気分はすっかりドラマ「北の国から」にタイムスリップしてしまいました。
10年前くらいかな?ドラマの再放送があった時、
ビデオに録画して子ども達に見せたらとっても評判良かったです。
まさか子ども達と一緒に楽しめるとは、思いもしませんでした。


黒板純役の吉岡秀隆くん、  黒板蛍役の中嶋朋子ちゃん  黒板五郎さんの田中邦衛さん。
本当に、純と蛍はかわいかったし、五郎さんはクニさんそのものでした~
極寒での撮影はハードであったと簡単に想像できるし、
またこだわりのスタッフの中で、俳優達は皆必死だった事だろう・・。
実際、杉田成道さんの著作にも、‘児童虐待じゃないか’の文字が躍っていたし・・・。

とても大好きだったドラマなのに、
その後に続く、スペシャルドラマに少しずつ少しずつ心が離れていくのです。
原因は、分かりませんでした。
観た当時はそれなりに感動し、涙するのですが、
小さな違和感が生まれてからどうもいけません。
その事が、今回杉田さんの本を読む事で分かった気がします。

多分、成長した蛍の描き方が、どうしてもイヤなのだと思います。
そこに大きな違和感を覚えてしまうのです。
蛍、というよりも、女性の描かれ方、と言うべきか・・・。
そんな風に思い至った事もあり、
ドラマまた見たいような・・・。



とてもとても懐かしい倉本聰さんのシナリオです。
「拝啓、けいこちゃん・・・・」で始まる、名台詞の数々。
また読み返してみたくなりました。。

『願わくは、鳩のごとくに』 杉田成道

2010年12月21日 | 
この本は、新聞の紹介記事を読み興味を持ちました。
お名前は知ってはいましたが、
あの有名なドラマ「北の国から」のプロデューサーとして
テロップに流れるホントにお名前だけ。
ですから、この本読んであれこれ驚いてしまいました。



57歳で30歳の年齢差を乗り越え再婚、1男2女の父親となった顛末、
育児の日々が綴られています。

個人的にはこういった暴露的な本は苦手です。
読んでいて、何とも居心地悪くなってしまうのです。
ですが、芸能界に生きる著者ならではのドラマの裏話など
はさまれる逸話についつい「へ~そうだったんだ」なんて思ったり。

実は、この本の感想書こうかどうしようか
さんざん悩んでしまったのです。
結局書く事にしたのは、一つ
ドラマ「北の国から」を当時リアルタイムで楽しんだからです。
当時大学生だった私は、シナリオというものに初めて魅せられたのです。
脚本家・倉本聰という名前を追っかけて追っかけて
読みまくりました。

でも、結局好きなのは最初の連続ドラマの部分だけなのです。
その後何年にも渡り続いていくスペシャルドラマも
テレビにかじりついて観た口ですが、
今思い返して、心に強く残っているのは最初の連続ドラマです。

どんな人なのか全く知らなかった杉田さんと、
その後の倉本聰さんをずっと見つめてきて
私自身が見ていたものとの違いに、気付かせてくれた本となりました。。

ディナーに

2010年12月20日 | 日々のこと
先日、友人と近所にできたイタリアンのお店にランチに行きました。
住宅街のマンションの1階で、あまり目立たないので
全く気が付きませんでした。

友人の住むマンションがすぐ側なので、
美味しかったよ、と教えてもらい一緒にパスタランチいただいてきました~

久しぶりの外食、ランチです。
新しいお店ですし、やはりわくわくするものですね。
子どもが大きくなると、ママ友たちともめっきり会う機会減りました。
近所に気軽に行けるお店とあらば、やはり期待しちゃいます!!

地元の野菜にこだわりを持つ女性のシェフらしく
料理の雰囲気が、穏やかな優しさに満ちていました。
何より、手打ち生パスタが絶品です。
パスタ好きの私は、とても気に入り、近所にうれしい発見しました。

このお店で、今月ピアノの生演奏つきディナーがあると聞き、
早速この土曜日に行ってきました。
一足早いクリスマスのつもり、です。

生演奏も楽しみでしたが、何よりお値段が
ハーフコース2000円、フルコースで3000円と、
とってもリーズナブル!!
しかも美味しい、とくれば言う事なし、ですよね~
家族でやっているお店らしく、アットホームな感じも良くて
すっかりディナーを楽しむ事ができました。

次の日、大掃除頑張りましたよ~
頑張らないと、罰当たり。
そんな楽しいディナーに感謝です。。


ネットショッピング

2010年12月17日 | 日々のこと
最近友人知人に会ったりしておしゃべり弾んでくると、
「ウチのがネットショッピングにはまっちゃって」とばらしています。
すると大抵の人が、怪訝な顔をして
「へ~」とつぶやくのです。
恐らく、意外なのだと思います。
視線は、完全に「あなたじゃなくて??」と私に向けられていますし。

私もまさか夫くんが、嬉々としてネットショッピングを楽しむようになるとは
思ってもいませんでした。
何故なら、夫くんは‘買い物キライ’だからです。
仕方なく買い物に出かけても、
さっさと済ませたくてリミットタイムを必ず決めるし、
時間がかかりそうな物は、買わない選択をするし。

お陰で愚図な奥さん、よけな買い物しなくて済んでるけど・・・^^;

そんな夫くんがはまったのは、どうしてか??

店頭に並んでいる商品と全く同じものが
値段も安く、しかも出かけずに届けてくれるという点に
すっかり魅了されたのです。

で、最初はDVDやCDだったのです。
ついでに私が本を頼んだりして。
そのうち、○天会員になり、○天カードを作り、
ネットオンリーの格安商品の存在を知るようになるのです。
実にそのシステムがよくできていて、驚いちゃいます。
時間内に人数が集まる事で、商品の値段が下がったり
分けあってみたり、ちょっとした所におまけが付いていたりなどなど。

このところ連日届けられる荷物の数々。
‘珈琲豆’‘ワイン’‘みかん’‘りんご’‘たまねぎ’‘おいも’
‘インドカレー’‘スイーツ’‘アイスクリーム’などなど。
食べるものばかり^^;
でも、どれもお安くてなかなか美味しいものばかり。
明日は何が届くのかな。楽しみになったりして^^;

『ツナグ』 辻村深月

2010年12月16日 | 
新聞広告を見て知った、辻村深月さんの最新刊です。
『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』を読んだ事を思い出したのです。

題名の‘ツナグ’とは、「使者」のこと。
死んでしまった人と生きている人をツナグ窓口。

この‘ツナグ’が引き逢わせた4つの‘再会’と、
‘ツナグ’を引き受ける17歳の事情の話との、
5つの連作短編集になっています。



どの‘再会’も、胸に迫るものでした。
中には涙が止まらなくて困ったものもありました。
ですから、電車の中や屋外で読むのはオススメしません。

それぞれに立場が有る。
それぞれに思いが有る。
その違いの中で、人を思う、ということ。
人を思う気持ちの、強さ、というものを
見せてもらった気がしています。

目の前にあるその人に、しっかり向き合い、
正対する事でしか叶わない、気持ち。
心の奥深い所を揺さぶられ、ただただ涙があふれました。

おすすめします。。


自己満足なんだけど

2010年12月15日 | 日々のこと
最近、‘ちょこっと掃除’にはまっています。
う~ん、はまっていると言うほどでもないかな・・・。
胸を張れるほどやってはいないし^^;

でも、常々家の中、外キレイにしていたいと願望はあるのです。
そして、この願望は大抵12月の年末に湧き上がるのです。
そう、あの大掃除と言う奴・・・。
毎年のように年の瀬ぎりぎりになってドタバタドタバタ。
毎年のように小まめに日々のお掃除、と言い続け
いい加減自分に呆れてしまったのです。

雑誌やテレビなどで、お掃除の極意や片付けのテクなど
なるべく多く目にするようにして、
自分自身にやる気の素を植え付けるよう努力してきました。
その結果・・・・




買っちゃいました~
道具は大事だよね、って事で・・・


これも!



これも!!
重曹はもう既に買ってあるので、無敵です!!

さてさて準備は万全、あとは予定通りに‘やるぞ!!’って
ここが、カンジンなんだけど・・・。。




「逃げろ。」

2010年12月14日 | 子育て
先日読んだ角田光代さんの『ツリーハウス』が
時間が経つにつれ、じわじわと胸に沁みています。
一言では語れない、家族というものの集大成のような・・・。

読み始めは、もっと違う物語だと思っていたのです。
ダメ家族の、崩壊を描いていくのかな、と。
実際藤代家の誰もが自分達家族をダメだと思っているし、
自分自身の事も胸を張れている人はいないのだから。

考えない、しゃべらない、尋ねない、
とにかく面倒なことからは、「逃げろ。」

そういうスタイルでは、
イイ生活も、イイ親も、イイ人生もあるわけない。
ひたすら目の前にあることに終始して、
ひたすら背を向けて生きていく。
‘幸せ’を求める事もしない、そんな藤代家3世代の物語。

読み進むうち、ずっと自問していました。
‘こうあるべき’って??
‘立派な親’って??
‘幸せな生活’って??
今までこうしなきゃ、ああしなきゃ、と思い込んできたものが
ぐらぐら揺らいでいるのです。
思い込んできたものの正体が、だんだんと見えてきたような気がします。

ここに、かすかな光を感じるのですが、
それが何だかまだ、言葉にできない・・・。
きっと気付きたい事柄なのだと予感する。
もう少しで分かるのかもしれないと、日々思う今日この頃です。。

ココロモヨウ

2010年12月13日 | つぶやき
最近の、眠たがりには困ります!!
もともとどんな場所でもどんな体勢でもグースカ眠れる事で
家族から呆れられているのですが、
夕飯を食べ終わって寛いでいるとソッコーでこっくりです。

困るのは、録画した番組を観ながら途中で寝てしまう事。
どれもこれも、最後まで観た覚えのないものばかり・・・^^;
一緒に観ている夫くんに、叱られてばかりです。

当然、読みたい新聞や雑誌や本の類が貯まっていくわけで、
これにはちょっと真剣に困っています。
別段過酷な肉体労働で日々ヘトヘトなわけでもなく、
いたって呑気な毎日なのですが・・・。

ひどい時にはストレッチしながら寝てる事もあります^^;
次の日、身体のあちこちがヘンに痛かったり。

そんな眠たがり屋にもかかわらず、
昨晩は、ぐっすり眠る事ができなかったのです。
何度も目が覚めてしまい、寝た気がしなかったです。
何故かと言うと・・・

一つの事に囚われると、とめどなく考え続けてしまい
眠りに影響するようなのです。
割とデリケートなのね、って言っても
日々のどこでも居眠り君では、誰も信用してくれませんが^^;

人間関係はやっぱり難しい・・・。
他人と自分の違いを認識しているつもりであっても、
アンビリーバボーな感情は起きるわけで、
すると起きてしまった感情というものを、無かった事にはできないのです。
自分の気持ちというのが一番厄介かも。
ま、いいや、考えても仕方ないから止めよう、と思った次の瞬間
もう、また同じ事を考えているし・・・。

堂々巡りのメグコさん、です!!
あ~ねむい、ねむい・・・。。

『ツリーハウス』 角田光代

2010年12月10日 | 
家族の事を思い起こす物語でした。
ルーツ、というか、代々伝わるもの、と言うべきか・・・。
新宿で中華料理店を営む藤代家の、長い物語。



角田光代さんの著作を、初期の頃から好んで読んでいるとは思いますが
著作全部を、という勢いではありませんでした。
それが、ここ数年の作品は読み応えのある長編が多くて、
いつの間にか新刊を心待ちにするようになりました。

この『ツリーハウス』という新刊も、期待通りの力のこもった作品です。
というか、えぅ??角田さん、こういう感じのものもお書きになるんだ~と
新境地な感じがしてしまい、びっくりしました。

前作の『ひそやかな花園』を読んだ時にも感じましたが
登場人物も多いのですが、一人一人の人物像がとてもしっかり描かれていて
それぞれの成長していく様子、移り変わっていく様子が
実に丁寧に映し出されるのです。
それこそが、この長い藤代家年代記をとても魅力的なものとしていると思いました。

最近年老いた両親を見ていて感じていた事と実にリンクしていて、
とてもとても興味深かったです。
人生をより良く生きるために必要なことって何なのだろう・・・。
題名の意味を、考えて考えて最終章を閉じました。
おすすめで~す!!

「THE BEST BANG!!」 福山雅治

2010年12月09日 | 音楽
2人の子どもも福山雅治さんのファンなので、
「THE BEST BANG!!」(Best inst集6曲CD+DVD付 初回限定盤) 買っちゃいました~



このアルバム、ジャケットに色々な仕掛けが・・
本体のこのジャケットに写っているのは、ぜ~んぶ歴代の福山さん。
それぞれの説明も付いています。

それと、もう一つ外側のカバーのジャケット 表裏に同じポーズで。

19歳の福山さん                 41歳の福山さん

端正な顔立ちには変わりありませんが、微妙に変化が見られるのが面白いですね~

私が初めて福山さんを知ったのは、確かテレビドラマで脇役をされている時。
また新人俳優が出てきたのかな、ぐらいの感想で
第一印象は、あまり良くなかったのです。
何となくその端正な顔立ちに、勝手に反感を持ってしまい
ずっと好きではありませんでした。
もちろん、ミュージシャン志望だとは知りませんでしたし。

それが変わったのが、やはりドラマ「ひとつ屋根の下」を観てから。
主役の江口洋介さん演じる‘おっきいにいちゃん’よりも、
いつも冷静な福山さん演じる‘ちいにいちゃん’に魅力を感じました。
ですので、それ以来ずっと‘ちいにいちゃん’の愛称で呼んでいます。

そしてもう一つ、ラジオのDJ番組が面白くて、
すっかり大ファンになっていくのです。
代々木のライブにも行きましたよ~
本当にサービス精神旺盛で、とてもとても楽しいステージでした。

こんな風に、福山雅治という人の歩みを大きく振り返る
集大成のようなアルバムだと思いました。
とりわけ気に入ったのが、DVDです。
過去のPVが入っているのですが、「MELODY」の若さにギャフンです!!
これはお宝~♪

オレオレ詐欺

2010年12月08日 | 日々のこと
携帯電話の普及で、知り合いから家電にかかってくる電話が
めっきり減りました。
かかってくるとすれば、親たち位で
あとはほとんど営業電話ばかりです。
そして、大抵は夕食の準備に忙しい時間帯をねらったように
かかってくるのです。

そういう電話に辟易して、かかってきた電話の番号表示するようにしたのです。
お陰で‘ヒツウチ’や何度もしつこい勧誘電話などの番号を拒否できたりで、
なかなか快適になりました。

それでも子ども関係の名簿でしょうか、年齢をねらった営業電話が
たまにかかってくるので、完全には無くなりませんね~
中には子どもの同級生を騙るものもあるので、びっくりです。

昨晩珍しく電話が鳴ったと思ったら、
ディスプレイに‘ヒョウジケンガイ’の文字が・・・。
ヒョウジケンガイ??って何???

思い切り不信感イッパイに、受話器を取ると
「母さん、オレオレ」の声が・・・。
???母さんって、もしや息子???なんで家電???
電話の声を確認したくて、誰かと問うと、
いつもの電話に比べて遠くに声が聞こえるようで
息子の声なのかどうか確信できません。
これってもしかして、‘オレオレ詐欺’なの??

そのうち間違えました、と電話は切れたので
やっぱり、不審な電話だったんだと夫くんにも話しました。
すぐに息子の携帯に電話をしましたが、留守電になっていたので
電話頂戴と入れときました。

その後また家電が鳴り、またもや‘ヒョウジケンガイ’の文字が・・・。
取るのをためらううちに留守電に入ってしまい、そして切れました。
息子なら、留守電に入れるだろうし、
何より私達の携帯の番号を覚えているので
そちらにかけてくるだろう、と夫くんと話していたのです。

ひっかかっていたのが、‘ヒョウジケンガイ’です。
普通、‘ヒツウチ’‘コウシュウデンワ’という表示はされますが、
この‘ヒョウジケンガイ’は謎でした。
いったいどこから??

そのことを夫くんと話している時、
「駅の公衆電話の中に、NTTじゃないのがあるよ」と夫が言ったのです。
もしかして、息子の携帯電話の電池が切れて
電車に乗る前にかけてよこしたのかも・・・^^;
そこで、はっとしました。
新幹線の中の公衆電話からかけてきたのかも、と。

「息子の声、分からなかったの?!」と
夫にはバカにされるし、息子は爆笑だし、
すっかり‘オレオレ詐欺’だと思い込んでたおばかなハハ・・・。
原因は、息子の携帯電話の電池切れ。

新幹線の公衆電話は、ドコモの携帯でないとかけられなかったそうで
とんだナンバーディスプレイ騒ぎの夜となりました。。
とほほのほ~

『リアル 10巻』 井上雄彦

2010年12月07日 | 
近所に本屋さんが無いので、ホントに書店に足を向けなくなりました。
土日の買い物のついでで寄るくらいです。
本好きでもそれでも困らないのは、図書館とネットの存在のお陰。

でも、用が無くても本当はぶらりと書店に立ち寄るのが好きなのです。
新しいインクの匂いに包まれながら、平積みにされた新刊本を手に取ったり、
あ、こんな本出てる、と発見したり
あ、もう文庫版が出たんだと思ったり。

先週用事で駅前に出た時、少しだけ時間ができたので
書店に立ち寄りました。
そこで、見つけました!!『リアル』10巻!
発売になったばかりでレジ前に積んであったのです。



そうか、そろそろ年に1回の発売日なんだ・・・
毎年すっかり忘れて、年明けにあわてて買ったり。
今年は偶然に感謝です♪
(昨年の9巻の記事はこちら)

戸川、野宮、高橋と、それぞれ全く違うキャラで、
それぞれ状況も立場も環境も全く違うのだけれど
その中で、抱えているものと向き合いながら
少しずつ少しずつ変わってきていることが分かります。
物語が静かに動いている感じが、とてもいいのです。

そうして昨年の記事を探していて、思い出しました。
‘化学反応’の事を。
自分でも改めて記事にしていたのを読んで、
すっかり忘れていた事を思い出したのです。
この、化学反応の考え方って、とても大事だと思うのです。
今の自分に足りない事だと、ホントに思いました。
忘れてた事思い出させてくれて、良かったです・・・。。