趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

映画「アバウト・タイム ~愛おしい時間について~」

2014年11月25日 | 映画
ミニシアター祭りのお陰で、映画鑑賞続いています。
お祭り終わっても、上映続けてくれないかなぁ・・・。



今回の映画は、2013年のイギリス映画です。

  「この映画のメッセージは、“How to be happy”。
   どうすれば幸せになれるのか、というシンプルなことを、
   面白くて複雑でワクワクするようなやり方で描こうと思ったんだ。」

と話すのは、ロマコメの名手リチャード・カーティス監督です。

映画は、監督の狙い通りシンプルでワクワクする物語に仕上がっていると思いました。
一つ仕掛けがあるのですが、そのことは映画の終盤にはいらないものとなっていくのです。

分かりやすくシンプルなので先が読めてしまいますが、
そうしてたどり着いていく主人公たちに、拍手したくなります。

観ながら、思わず自分の人生を振り返ってしまいました。
そして、一生懸命だった若き日々をとても懐かしく、愛おしい時間だと思いました。

おすすめしま~す。。

『老いのみち』 河合隼雄

2014年11月21日 | 河合隼雄
図書館の書棚で別の本を探していたのですが、目についた河合隼雄さんの本を借りてきました。

この本は知りませんでしたが、23年前に出版されている本です。
ああ、こんな本もあったんだと、ちょっとうれしくなって借りてきたのです。



  積極的な老い先を送るための110のヒント。
  読売新聞文化欄連載の好評コラム集。(出版社紹介文より)

この本、見開き一話で、とっても読みやすいのです。
人生50年といわれて、老後の生き方など考えもしなかった時代の変化をいち早くとらえて、
警鐘を鳴らしています。

23年も前から発信されていた事に、びっくりしました。

当時は子育て真っ最中で、‘老後’という言葉に目をやる余裕も無かったのでしょう。
河合隼雄さんの本は読んでいましたが、もっぱら子育ての本が中心でした。

誰もが歳をとっていき、死を迎えるのです。
でも、若い頃にはそんな当たり前なことに心を砕いたりしなかったなぁ・・・。
そういうものに目が向くようになったというのも、
まさに自分自身の老いを考える年頃に近付いて来たからに他なりません。

なんだかちょっと気持ちが下がってしまう感じですが、
この本は、楽しく読めます。
さっすが~河合さん!!

高倉健さん。

2014年11月19日 | 日々のこと
昨日のお昼、そのニュースを目にしました。
一瞬「えっ?!」と言葉に詰まってしまいました。

2年前の映画「あなたへ」の公開当時の姿を思い浮かべて、
お歳は召されたと感じられたけど、お元気そうだった事と、
そしてちょうど去年の今頃、文化勲章を受賞されてテレビの映像を見たことを思い出しました。

昨日もブログの前で考えていました。
何か言葉を連ねたいと思ったのに、まとまらず、時間だけが過ぎてしまいました。
今も、なかなか思うように気持ちが定まらず、
言葉にするのが難しいです。

高倉健さんの映画は沢山観てきました。
著作も何冊か読んでいます。
ずっと気にしていたい、見ていきたい俳優さんでした。
亡くなられて、とても寂しいです。

ご冥福をお祈り申し上げます。。


寝不足・・・

2014年11月14日 | テニス
今週は、一日おきに寝不足気味なのです。

何故かというと、
ツアーファイナルに出場している、錦織圭選手を応援しているからです。
BS朝日が錦織選手の試合だけ生放送してくれたので、
テレビ生観戦することが叶いました。

もちろん録画予約しているのですが、ついつい生放送を見てしまいます。
そして、そのうち拍手したり、ゲキ飛ばしたり、ため息ついたり、大騒ぎしながら
力のこもった応援してしまうのです。

要するに、じっとしてられなくなるのですね~

きっと多くのファンがテレビの前で同じような思いをしているのでしょうね^^

錦織選手の、眠っていた潜在能力が爆発して、ほとばしっているように感じます。
一気にトップ選手の仲間入りして、堂々と戦う姿に、感無量!

願わくば、怪我の無いように・・・。

錦織選手の準決勝、テレビ朝日が地上波放送するそうです。
楽しみです。。

映画「めぐり逢わせのお弁当」

2014年11月11日 | 映画
娘と一緒に映画を観てきました~♪

いつもの映画館で、ミニシアター祭りをやっているおかげで、
見たい映画がいろいろあって楽しいのです。

二人で映画はホントに久しぶりです。



インドで広く利用されている実在の弁当配達システムを題材に、
誤って配達された弁当がもたらした、男女の偶然の出会いと心の触れ合いを描いたドラマ。

物語の舞台は、ムンバイ。
そこに住む人々の日常生活の様子から、映画は始まります。

そして自転車に何やらたくさんの水筒のようなものを下げて走る人を
カメラは追っていくのです。

これこそが、契約家庭から受け取った弁当をオフィスに届ける
「ダッバーワーラー」と呼ばれるインドの弁当宅配システムなのです。

何人もの人の手を使って成り立つこのシステム、人々の雇用を支えていると感じました。
日本のように出がけに持たせる弁当だと、仕事は生まれませんよね。
反対に、早朝から弁当作りを頑張らないといけませんが・・・。

見ながら、いつものインド映画とは違う感じがしていました。
歌って踊ってという、いつもの陽気さがないのです。
そのせいなのか分かりませんが、予想していた内容と違う印象を受けました。

主人公の二人が、幸せではないのです。
その寂寞の感じがとても身に染みる感じがして切なくなりました。

余韻の残るラストでしたが、さて・・・。。

映画「365日のシンプルライフ」

2014年11月06日 | 映画
連休に、とてもシンプルな映画を観てきました~

「365日のシンプルライフ」


2013年のフィンランドの映画です。
1年間、全ての持ち物を倉庫に預け、
1日に1つずつ必要なものを選んでゆく生活を送る青年の姿を追ったドキュメンタリーです。

監督のペトリ・ルーッカイネンは、自らこの実験的な生活を通じて、
“人生で大切なものは何か?”という問いを見る者に投げかけてくるのです。

この実験を試みようと思ったきっかけは、失恋です。

モノが溢れ返った自分の部屋にウンザリしたペトリは、ここには自分の幸せがないと感じて
自分の持ちモノ全てをリセットする”実験”を決意するのです。

ドキュメンタリーなので、何か大きな事件も起きたりはしないのですが、
倉庫に次は何を取りに行くのか、とても興味をそそられるのです。
最初は、これかな?次はこれ?という感じに。

そして、だんだんだんだん考え込むようになるのです。

実に見ていて身につまされるお話でした。
こんな風に一回リセットして始めたくなってしまいました。

おかげで、連休中、買い物の手がいちいち止まり、
結局何も買わずに帰ってきたりして・・・・・。

面白かったです。。