趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

映画「あなたへ」その2

2012年09月04日 | 映画
昨日「あなたへ」の記事を書いて、書き忘れた事がたくさん有ることに気付きました。
本も映画もなるべくネタバレしないように心がけていますが、
もう少し映画そのもについて、書き留めておきたいです。

高倉健さん演じる倉島英二と田中裕子さん演じる妻洋子との、夫婦の物語。
最愛の妻とキャンピングカーで旅することを楽しみにしていた倉島なのに、
病で妻を亡くしてしまう。
妻の遺言をかなえるために、キャンピングカーで一人旅立つ。

この映画、原作は森沢明夫さんの『あなたへ』だそうです。
私は読んでいないのですが、映画とは大分違っているそうです。
原作は原作、映画は映画、と切り離して考えていた方がいいかもしれませんね。

配偶者を亡くすというのは、とても切ないものですね。
どんな覚悟を持ってしたって、太刀打ちできない気がします。
そんな打ちのめされる姿を、健さんは静かに演じてらっしゃいました。
たとえ元気でいたとしても、必ずいつか訪れる別れ。
そのことを、ずっと考えながら観ていました。

そして、先立つ人にもいろいろな思いがあるのだと、
その事も考えてしまいました。
そして、自分自身がその立場になったら、
洋子さんみたいに謎かけしていきたいな、と思ってしまいました。

あと、映画とは関係無いのですが、
世の夫たちは、退職したら妻と旅行したいと思っている人が
多いのかなぁと考えてしまいました。
妻も同じように考えてくれていると問題ないのでしょうが・・・。

仲が良くても悪くても、必ず訪れる別れ。
できるなら、仲良くありたいと心から思いました。。