趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

振り返る

2010年10月28日 | 日々のこと
日記を書いたり、ブログを書いたり何であっても
記録があると、すぐに過去を振り返ることができて便利ですね~
何といっても一週間前のことなんて忘れてるし、
あれ、あの友だちと逢ったのって何時だったっけ??
なんてね~

旅行など大きなイベントすら行ったことは覚えてるけど
具体的にいつ頃のことだったかなんて、すぐには思い出せなくなりました。
忘れてしまいたいようなつまらぬ事は、よく覚えているのだけれど・・・。
記憶、というより物忘れといった表現の方が当たっているのかも。
何でもかんでも忘却の彼方へ、という感じで心配になっちゃいますね~

読んだ本の影響もあって、
10代の頃の自分のことを思い出そうとしているのですが、
これがなかなか上手くいきません。
ぼんやり、霞がかかっている感じです。

書くことがもともと好きだったので、昔のノートでも
探してみようかな。
押入れの奥深く、お嫁入りグッズと一緒に眠っているかも。
ついでに卒論も探してみよう。
何書いたか、全然覚えていないので^^;

ここ10年くらいは、物忘れ防止用に小さな手帳を愛用しています。
バックが重くかさばらない様に、薄っぺらの簡単なものです。
とにかく数ヶ月先の予定や約束を忘れてしまわぬように・・・。
ここにも簡単な記録を書いておくので、同じ行事を去年はどうしたっけ??と
振り返ることができます。
備忘録、ですね~

最近ここに、好きな文章を記録するようになりました。
印象深い言葉、何度も読み直したい文などなど
あぁ、たくさんあったのに、み~んな忘れてしまっているので。
覚えていたいことだけ、頭の中に残っていればいいのになぁ・・・。。

たそがれ

2010年10月27日 | 日々のこと
急に寒くなって、冬支度の背中を押されている感じがしますね~
季節の変わり目は、体調管理万全にと
ここ数年は心がけるようにしています。

それだけ年を取ったということ。
若い頃は何にも考えずに、過ぎていく季節と追いかけっこでした。
暑ければ暑いなりの、寒ければ寒いなりの楽しみ方があり、
移り往く季節を惜しむより、迎える季節を楽しみにしていました。

人生の移ろいも、季節にたとえられたりしますね~
10代は芽吹きの春。
若さあふれる20~30代は、夏。
人生のたそがれを迎える40~50代は、秋かな。
でも、ここの時期が一番油が乗った感じがするのは気のせい??
迫り来る人生の冬に向けて、あれこれ支度の時かもしれませんね~

どこで、誰と、どんな生活をしていきたいか・・・。
どんな事が好きで、続けていきたいと思っているのか。
好きなことして暮らしていけたら、一番だよな~

そのための、バックボーン、大切ですね。。

『バイバイ、ブラックバード』 伊坂 幸太郎

2010年10月26日 | 
伊坂さんの本は図書館でも大人気で、書棚になかなか並びませんね~
『ゴールデンスランバー』をようやく読んで、それきりになっていました。



この本は、たまたま図書館の新作入荷情報で見かけて予約したのです。
それでも、30人待ちでようやく順番が来たのです。
ホントに人気作家の本を読むのは難しいですね~

本の帯に、
 太宰治の未完の絶筆「グッド・バイ」から想像を膨らませて創った、
 まったく新しい物語。
 1話が50人だけのために書かれた「ゆうびん小説」が、いまあなたのもとに。
とあります。

‘太宰治’という文字に、どちらかというと惹きつけられました。
ふ~んそうなんだ、と。
「グッド・バイ」のように女たらしの物語かな、と思っていたら
ちょっと趣が違っていました。

どちらかというと、「Bye Bye Blackbird」という古いジャズのナンバーの方かも。
主人公の星野一彦は、二股ならぬ五股をかけてるというのですが
どうにも女性関係の派手な、放蕩な雰囲気ではなくて
ただの‘お人好し’にしか見えないのです。

身から出たさびというわけで、5人の女性と一人ずつ別れていく5つの話と
それに付き合う監視役の謎の女‘繭美’の話の、
合わせて6話からなる構成になっています。

どうしてこの5人の女性達と別れなくてはならないのか、
理由は最後まで語られません。
謎の女も、大いに謎で読者があれこれ想像して楽しむ本なのかな、と思いました。

*ブラックバードとは、不運のことだそうです。。

映画

2010年10月25日 | つぶやき
このところ週末ずっと予定が入っていて
映画館に行く時間が取れないのです。
あれもこれも観たいな、とチェックしていたのに
全部流れそうです。
哀しいな~

不思議なことに、公開直前まで観たい気持ちで盛り上がっていたのに
公開されてから2週間も過ぎる頃には
その熱が一気に冷めてしまう事に気付きました。
ですから、時間ができてもきっと行かないのかも・・・。

これってどうしてなのかしら??
映画館に行かなくなる理由が、ここに隠れていそう。
時間が経つと、だんだんどっちでもよくなる・・・
そのうちDVDになるしな、とか
衛星放送や、映画チャンネルなどテレビでもいつかやるし・・・などなど。

それに録画した新ドラマや番組がイッパイだし
欲張ってもそうそう観られませんね~(^^;)
そうやって遠のいていくのかな~

でも、やはり映画は映画館で観たいと思っているのです。
あきらめないで、新作チェックしようかな。。

『縦糸横糸』 河合 隼雄

2010年10月22日 | 河合隼雄
気持ちがざわざわ落ち着かない時、河合隼雄さんの本を手に取ります。
ささくれたり、どうにも心が定まらない時に
河合さんの言葉は、胸にすーっと沁み込んで来るのです。
厳しく、とても難しい事柄を
それは優しい語り口で、ひも解いてくれます。



この本は、所用で電車で出掛けた時に
駅の本屋さんで見つけて移動中読んでいた物です。
ベッドサイドにいつも置いていたバイブル本は、今は息子の手元にお出かけ中。
なので思い出して、開いてみたのです。

この本は、少年犯罪や和歌山カレー事件、オウム真理教、新潟少女監禁事件などなど
に加えて、自殺者の増加、引きこもりなどという
2000年前後あたりに起きた事件や事柄などについて
河合さんが新聞や雑誌などで書かれた短いコラムを集めたものです。

どの事件も随分昔の出来事のように感じられてしまうのが、
ちょっと怖いです。
どの事件も大きな衝撃であったのに・・・。
でも、そこで語られている河合さんの言葉は、色褪せない。
そのことに気付いて、元気をもらいました。

大切なことは、とてもシンプルなのだ。
そのことを忘れないで、もう一度考えてみようっと。。



新ドラマあれこれ

2010年10月21日 | テレビ
今期の新ドラマ、続々始まりましたね~
いつになくにぎわいを見せているような気がするのは、気のせい??

各局ドラマに力を入れているのかな。
放送時間枠が新たになったり、変更になったり。
何となく数も増えてる気がします。

いつもテレビの番組表で新ドラマを検索して
気になったものを録画予約しています。
取りあえず第1回目の放送を観てから決めています。

ですから今録画がイッパイ溜まっています。
最近のドラマは色々特徴的で、何となくついて行けてない気がしています。
もっとシンプルで単純なモノが好きかも。

そんな中、まだ観ていないのですが
一番注目しているのが「フリーター、家を買う。」です。
これは原作がとても面白かったので、期待値大です。
今晩あたり観られるといいなぁ~

今の所は、「医龍3」、「SPEC」、「秘密」、「獣医ドリトル」を観ました。
回を重ねるうちに気に入ったものなど、また感想など書いていきたいです。。

『ひとかげ』 よしもとばなな

2010年10月20日 | 
図書館の書棚を眺めていて、借りてきました~



本を手に取り、その装丁を見ると近年の出版だと分かります。
イラストが原マスミさんのものなので。
でも、題名を見て「??」となりました。
「ひ?とかげ??」

かつて、ずいぶん昔になりますが
ばななさんがデビューされた当時から、そのあふれる才能に惹かれ
次々に著作を読んでいました。
それこそ熱に浮かされるように、夢中になって読んだのです。

『キッチン』『哀しい予感』『白河夜船』『TUGUMI』『うたかた/サンクチュアリ』
『N・P』『アムリタ』そして、『とかげ』。
その後子育てに忙しくなってしまい、好きな読書はしばらくお預けとなります。

2006年に出版された『ひとかげ』は、
かつての『とかげ』をばななさんご自身の意思で、リメイクされたものです。
そのことわりと、いきさつが、本書を開くと最初に書かれています。

読みながら、物語の内容をほとんど覚えていないことにびっくり!
ですから初めて読む作品として楽しむことができました。
読了後は、『とかげ』も再読したいと思っていたら、
本の後半に、収録されていました。

久々に若いばななさんに会いました~
でも、順番としてはこちらから先に読みたかったかも。
結局また戻ってリメイクを読み返してしまいました。

う~ん、どっちも好きかな。
設定が同じで、違う物語な印象を受けました。

関係ないのですが、一つ発見したことがあるのです。

物語の中に「短かい金曜日」という本のことが出てくるのですが、
作者は、1940年代に米国へ渡ったユダヤ教徒のアイザック・B・シンガーです。
ノーベル文学賞もとられたそうです。
ばななさんはこの作家の大ファンだそうで、
ご自身のHPで、この「短かい金曜日」を薦めてらっしゃるのです。

発見した事とは、私の卒業論文がこのアイザック・B・シンガーで、
「The Collected Stories of Isaac Bashevis Singer 」の中の
「短かい金曜日」だったのです。
これには、びっくり!!!

卒業研究しながら、その資料の少なさに泣いた記憶、思い出しました~
懐かしさと、何とも奇遇なめぐり合わせのおまけ付きで
別な楽しさの広がる読書となりました。。

週末あれこれ

2010年10月19日 | 日々のこと
先週15日金曜日の晩から息子の所に行っていました。
年に何度も行かないのですが、
行くたびに、だんだん自分の生活スタイルができていく感じがしています。

大学1年生の頃は、やみくもにアルバイトしたり
サークル入ってみたり、
大学祭のスタッフに入ってみたり・・・。
あれこれあれこれ忙しそうに、肩に力がイッパイでした。

部屋も片付かず、物があふれて雑然としていたのが、
少しずつ少しずつ身の回りを整理して
レイアウトを工夫したり、
アルバイトの職種や時間も考え、
やるべき事とやりたい事を吟味する余裕がでてきました。

料理も好きなので食材をあれこれ買おうとすると
無駄になるからと、厳しくダメだしされてしまいました^^;
大人になったなぁ~
現在大学3年生なので就活で毎日忙しそうです。

日曜日息子が朝からバイトなので、
お料理お掃除しまくって、さっさと帰途につきました~
高速がすいていて思ったより早く着いたので
早速夫くん、「テニスするか~」ですって!!

夕方コートが空いていたので、やっちゃいましたよ~
「一週間に一回は必ずテニスしないと!」
ですって!!
あきれちゃいますね(^^;)


『荒野』 桜庭 一樹

2010年10月18日 | 
この本の題名は‘こうや’で、主人公の名前です。
井上荒野さんのお陰で、どうしても‘あれの’と読んでしまいます。
読みながらずっと‘言い直し’繰り返していました~
こんな所にまで荒野効果絶大!

これまで読み損ねていて気になっていた桜庭一樹さん、
直木賞受賞でお名前と、女性であることを知りました。
この本は、図書館の書棚で偶然目にして、借りてきました~
題名と、装丁がきれいでかわいいので目に留まったのです。



恋の、物語でした。
少女から大人への過渡期、
多感な心を丹念に掘り返し、丁寧に描いて見せてくれる・・・。

主人公山野内荒野が、12歳から16歳になるまでの
3部構成となっています。
父親が恋愛小説家で、尚且つ超モテ男という普通とはちょっと違う環境に育つ。
日々の生活のこまごました小さな出来事を
丁寧に拾い上げ、描写していくところにとても惹かれました。
少しずつ少しずつ成長していく様がよく分かるのです。

読み進めるうちに自分自身も振り返りたくなりました。
細かなことはまだぼんやりなのですが、
その当時のときめきやら、きらめきやらがフツフツ湧いてきて
年甲斐もなく、なんだかとても胸きゅんな感じ・・・。

若い人にもオススメですよ~

ドラマ「塀の中の中学校」

2010年10月14日 | テレビ
TBS特別ドラマ「塀の中の中学校」を録画したのを、昨夜観ました。
番組の宣伝を観たわけではなかったので、
どんなドラマなのかは全く知らなかったのですが、
新聞を開いた時に主演のオダギリジョーさんの写真と
コメントが目に入ったので、あわてて録画予約したのです。



オダギリジョーさんは気になる俳優さんなのです。
ただ、題名が「塀の中・・・」とあるので、
刑務所の中の学校の話かな、とは思いました。

長野県松本市にある「松本少年刑務所」の所内には、
義務教育を終えていない受刑者のための公立中学校
「松本市立旭町中学校桐分校」があるそうです。

この桐分校に赴任してくる教師・石川にオダギリジョーさん。
生徒として入学してくる5人の生徒に
最年長の佐々木昭男76歳に大滝秀治さん、
ジャック原田66歳にすまけいさん、
川田希望50歳に渡辺謙さん、
小山田善太郎39歳に千原せいじさん、
そして最年少の龍神姫之丞22歳に染谷将太さん。

この5人の生徒は、年齢に関係なく皆学らん姿です。
年代も事情もそれぞればらばらですが、
満足な教育を受けていないので
読み書き、計算が覚束ないことは共通しています。

観ながら、若い頃に読んだ夜間中学の本のことを思い出しました。
山田洋次監督の映画もありましたね~
でもそれらと決定的に違うことが、ここにはあります。
生徒が犯罪者であるということ。

生徒同士の私語は厳禁、友好関係を作ってはいけない、
それは先生と生徒も同様・・・。
でも、同じ教室で苦労しながら学ぶ生活を共に続けながら
人としての関係性を絶つことの、なんと不自然なことか。

懸命に学ぶことで自己を見つめなおしていく受刑者たちを観ているうちに
他の受刑者達とは違っているのだろうか??
果たして違いというものがあるのだろうかと
考えさせられてしまいました。

そして、教えている側の人間がいつしか教えられているという、
人間の心がもたらすパワーというものに圧倒され
静かに感動してしまいました。

そういえば、女性が一人も登場しない珍しいドラマでした。。

『トッカン―特別国税徴収官―』 高殿 円

2010年10月13日 | 
「週刊ブックレビュー」で紹介していた本です。
高殿円さんは知らなかったのですが、
ライトノベルや漫画原作を多く書かれているのですね。



装丁も本書もライトな感じで、劇画を読むようにどんどん読めます。

題名の‘トッカン’とは、特別国税徴収官、つまり
税金滞納者から問答無用で取り立てを行なう‘徴収官’の中でも、
特に悪質な事案を担当する人のことです。

‘国税’とか‘税務署’という言葉を聞くと
映画「マルサの女」を思い出してしまいますが、
脱税を取り締まる、国税庁査察部の査察官とは違うのです。

主人公は、新米徴収官ぐー子。
言いたい言葉を飲み込んでしまい、‘ぐぐぐ’と詰まってしまう事からついたあだ名です。
鬼上司・鏡特官のもと、ぐー子は山積する難問奇問に立ち向かうのです。

勝手な理屈を並べては税金を延々と滞納する人びとから
何がなんでも税を徴収しようと、あの手この手で奮闘する様子は
臨場感たっぷり描かれていて興味深いです。

交渉相手は、コーヒーチェーン店の店主、自転車屋のオヤジ、
町工場の経営者、高級クラブのママなどなどと
海千山千の輩ばかり・・・おとなしく納税する者など皆無です。

税金を払いたくても払えない者、払えるのに払わない者・・・。
人間の生活と欲望に直結した、“税金”について
分かりやすく考えることのできる本だと思いました。

読みやすいので、若い人にオススメです!!

楽天オープン観戦記

2010年10月12日 | テニス
雨模様の9日、有明コロシアム行って来ました~
数日前からの雨予報で、前日のお天気とは打って変わって
寒い土曜日となりました。



雨で屋外の試合が変更になり、予定していた試合全てが
屋根付きのセンターコートで行われることとなりました。



最初の試合は、男子シングルス準決勝で
ラデク・ステパネク(チェコ)VS ガエル・モンフィス(フランス)

モンフィスは前日、第2シードのロディックを破り
そのプレイに注目が集まりました。
結果は6-3,6-3でモンフィスの勝ち。
危なげなく、あっという間の終了という感じでした。
やはり、サービスが早い!!



2試合目に登場したのが、第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)。
ビクトル・トロイツキ(セルビア)と対戦しました。

同じく男子準決勝のこの試合、
「今日は運を使って勝った試合だった」と
ナダルが振り返ったほどの大接戦となりました。

第1セットは、互いにサービスキープを続けながらタイブレークまで進み
均衡が崩れないのです。
互いに200キロを超えるビッグサーブの応酬で、
共にリターンゲームではほとんどポイントが取れない。
ラリーになっても甘いボールは即、攻撃につなげられ、
ほとんどのポイントがウイナーで決まる緊迫した試合となりました。

ここまで1ゲームも落とさずに勝ち上がってきたナダル、
予想外の苦戦に、びっくり!!
また相手のトロイツキの素晴らしいプレイに、思わず大きな拍手が・・・。
本当に息詰まる試合運びに、世界のスーパープレイを堪能しました~
結果は、7-6(4),4-6,7-6(7)で、ナダルが2時間38分の激戦を制しました。

会場にはテニスメーカーが多数出店していて
どこも50%引きの大安売り。
試合の合間をぬって、お買い物楽しみました~
雨でちょっと大変でしたが、いっぱい買っちゃいました!!

この後、女子のシングルス準決勝、女子ダブルス決勝、男子ダブルス準決勝と
続き、試合は深夜まで及びました。
私達は駐車場がしまる23時ぎりぎりまで観戦して
有明を後にしました~
司会進行をしていた、熱き男松岡修造さんが
盛んに電車の最終時刻をアナウンスしていました。



疲れたけれど、熱戦に次ぐ熱戦で
帰りの車中、テンション高くあれこれあれこれ大いに盛り上がりました。
これからのテニスが、みんな何より楽しみになってきた一日となりました。。

楽天ジャパンオープンテニス 2010

2010年10月08日 | テニス
楽天・ジャパン・オープン・テニス・チャンピオンシップス2010が
東京有明コロシアムで、10月4日(月)から開催されています。
こちらは、つい先日‘東レPPOテニス2010’が行われたばかりです。



‘東レPPOテニス2010’は、女子の大会で、
楽天ジャパンオープンテニス は男女あるのですが、
男子が中心となっています。

テニスの国際大会には、グレードというものがあって
グレードの高い大会で勝つと、ランキングの元となるポイントが高く
また優勝賞金も大きいのです。
‘東レPPOテニス2010’は女子の大会でもグレードが高いので
世界のランキングトップの選手達が集結していました。

楽天ジャパンオープンテニス は、男子のグレードは高いのですが
女子はそうではないのです。
それで、男子のほうはトップ選手が参戦しているのです。



初来日で話題となっているのが、
なんと言っても世界ナンバー1、全仏、ウィンブルドン、全米を3連勝した
ラファエル・ナダル(スペイン)選手です!!



フェデラーを倒し、4大大会制覇した素晴らしいプレイが
日本で観られるのです!!

日本人選手も予選から勝ちあがってきたり
推薦枠で出場したりと、男女ともたくさん参戦しています。
中でも日本の期待の星は、錦織圭選手です。



錦織選手は、本来の力を出しきれず残念ながら
一回戦、ビクトル・トロイツキ(セルビア)に敗退してしまいました。

実は明日、テニスの仲間達と一緒に観戦しに行くのです!!
男子女子シングルス準決勝、男子ダブルス準決勝、女子ダブルス決勝戦
観てきますよ~
スーパープレイを間近に観られるのが、楽しみです。

観戦記は、連休明けをお楽しみに~(^^)

『小さいおうち 』 中島京子

2010年10月06日 | 

第143回直木賞を受賞された、中島京子さんの『小さいおうち』読みました~
中島さんの作品を読むのは、これが初めてです。



装丁が懐かしい感じで、かつて手にした文学全集を思い出させてくれます。
物語は、昭和初期の頃から戦後にかけての、
いわゆる‘いいおうち’で起きる日常生活が綴られています。
語り手は、そこで女中さんとして働いてきた老婦人・タキです。

著者が、史実を調べ、ひっくり返し、言葉に耳を傾けて
描いてみせようとしたものがしっかり伝わります。
昭和初期の東京でのモダンな暮らしぶり。
山形の田舎から奉公に出るために上京してきた少女タキにとって
見る物全てがきらめいて、ときめきに満ちていたと思います。
登場人物が実に生き生きと描かれていて
まるで‘テレビ小説’を観るようだと思いました。

私も初め、絵本の「ちいさいおうち」を思い出していました。
でも、読み進めるうちそのことは頭から抜け落ちます。
そして最後になって、改めてそのことを思い出すのです。

一つ思ったことは、ここで描かれる‘ぼっちゃん’と
私の両親は恐らく同年代だと思われます。
両親から、貧乏暮らしで戦争中食べ物や着るものに苦労した話を
散々聞かされていたので、
女中さんが活躍する‘ぼっちゃん’のいい暮らしぶりを見るにつけ
貧富の差の大きさに、ガクゼンとしてしまいました。
そして、改めてその貧乏暮らしの詳しい話を
聞いてみたいな、と思いました。。

TBS「夢の扉~NEXT DOOR~」

2010年10月05日 | テレビ
3日日曜日夕方、偶然観た番組です。
普段夕食の準備をしながらNHKのニュースなどかけておくのですが
ニュースをやっていなかったので、チャンネルを適当に変えたのでした。
そこに、リハビリする様子が目に飛び込んできたのです。

番組途中からでしたし、夕食の準備しながら気軽にかけていたのに
目の前に繰り広げられる映像に、思わず見入ってしまいました。

そこでリハビリに励む人々は、若者からお年寄りまで幅広く
共通しているのは、いずれも歩けない、ということ。
医療界での治療は不可能とされ、一生車いすで生活を続けて行くしかないと
諦められていた、脊髄損傷者たちなのです。

彼らが受ける新しいリハビリの訓練の末、自ら立ち上がり、
自らの一歩を踏み出している様子に釘付けです。
えぇ?!こんな方法が日本であったの??
と、びっくりしてしまいました。

このリハビリを進めるのが、J-Workoutの渡辺淳さんです。
渡辺さんは日本でただ一人、
世界でも10人しかいないという脊髄損傷回復スペシャリストだそうです。

渡辺さんの行うリハビリは従来のものとは違い、
感覚を失った神経に刺激を与え、
再活性化させるという新しい発想のトレーニングだそうです。
切断された神経繊維とわずかに生き残った神経繊維との間に新しい神経回路を創り出し、
歩行を可能にさせるというもの。

この新しいリハビリ法をアメリカで目の当たりにし、
猛勉強して現在に至ったそうです。
何よりその気持ちを支えたのが、ご自身の辛い体験だったそうです。

多くは交通事故やその他の事故が原因で脊髄損傷症に突然なってしまった人たちです。
昨日までの生活が一変してしまい、果てしない絶望に打ちのめされても
人間の身体というものは、すごいものだと
これほど‘諦めてはいけない’と思ったことはなかったです。

「歩くことを諦めていた脊髄損傷者を、自分で歩けるようにさせたい」
力強く語る言葉に、勇気をもらった一時でした。。