ここに嫁いできましてまず驚いたのは、
こんなにも美しい花が、
ごく自然に、当たり前のように自生しているということでした。
この花との出会いは、感動と言うほかありません。
朝に、昼に、夕べに、と何度も観に行きました。
ある日の夕方、ふとそこに美しい女性がたたずんでいる、
そんな気がしました。
この花が、散ってしまうまでに
夕方に観に行くと、必ずそんな気がするのです。
それからというものは、どの花にも必ず「精が宿っている」と信じるようになりました。
そして、野山に咲く花にも、庭で育てている花にも
「かわいいね、きれいに咲いてね」となるべく声をかけるようにしています。
大切に見守っているうちに、だんだんとその数が少なくなり、
それが盗掘によるものと解った時は、
本当にがっかりしました。
十年程前、「ササユリ保存会」を立ち上げました。
盗掘は相変わらずですが、
皆さんの力で、徐々に又増えつつあります。
深山に有って蝶や、蜂の目に留まって子孫を残すように
より美しく咲くことに一生懸命だったササユリは、
その美しさゆえに 人間の被害に遭ってしまう………。
皮肉なものですね。
とても育たないと、思うのですが………。
でも、その会のお陰で、いろんな方達と出会い、
花の交換をしたり、育て方を教えて頂いたり、と大勢のお友達が出来ました。
まさに、「ササユリに感謝」です。
とにかく、ササユリきれいですね!
また、雨に濡れているのも趣深いですね~!
一度は病気になって、捨ててしまおうかと、思ったこともありました。でも、三年後、見事に復活し、こんなにきれいに咲く様になりました。
私の尊敬する、大切な方も大病を患いました。
私はこの花のまえにいって、「どうか、元気になりますように」と毎日の様にお願いしました。。
でもその方は、ついに帰らぬ人になってしまいました。
悲しい、つらい思い出ですが、花は毎年美しく咲いてくれます。(三枚目の写真のゆりです)
盗掘ならぬ、盗撮させて頂いております。
でもね、感謝しながらです。
保存会の方々や、手入れされる方皆さに・・・・。
何方かのブログで知ると、直ぐにお邪魔しています。 自分から咲いたよ!って言えないのがニュース音痴、これからも花たちのためにも優しい言葉がけをしていただいて、咲かせ続けてください、お祈りします。 哲学の道も大好きですのでまたお邪魔します。
ササユリ会の皆さんも、そんなところに、楽しみを持って集まって下さるのでしょう。
それぞれの花に、色や大きさの違いがあって、
皆さんそれぞれに好みもあって、ファンが有って
見ている私も 面白いです。