冬至に向けて一日一日日が短くなります
見渡しても花と言える花の姿はほとんどありません
去る三日は伝教大師様の入滅を記念して
生前の徳を讃える大師会が有りました
これをもちまして寺の行事は後越年法要のみです
ほっとして重い脚を引きずって家に戻ってきますと
甘い香りいっぱいに「においざくらが」ほほ笑むように
迎えてくれました
膝に乗せて目閉じにていますと
一気に疲れを忘れさせてくれました
春の祭典、夏のお施餓鬼、と
慌ただしかった日々が思い出されました
原産はインドのアッサム地方で別名アッサム匂い桜だそうです
義母が元気なころに一鉢有って毎朝車いすでこの花の前に連れてきてあげますと
「きれいな花!」 「匂い桜です」 と
毎朝同じ言葉の繰り返しでした
それほど仲良しも無かったの今になると
なぜか懐かしいのです
そんなことをyuu 様に話したら
ありがたいことに買ってきて下さったのです
花ことばも優美な人と彼女にピッタリです
車がひっきりなしに通る路の傍に寒さに震えながら咲きます
「ふゆさくら」 です少し疲れた表情でようやくここまでたどり着いた
と言っている様に楚々と咲きます
自粛一辺だった此の二年余りでだったのですが
何事も無かったように毎年同じ所に毎年同じ姿でに咲いています
冬仕事の最後です
銀杏洗いを一日半かけて行いました
冷たい北風の中で踏んでは拾い踏んでは拾いと繰り返して
コンテナ二杯有りました
日向でしっかりと干して
昨日頂く時に健康効果を調べていて本当に驚きです
あのくさい果肉は小鳥や動物よけだそうです
パワーフードとも言えます程さまざまな成分が有って
寒い中で頑張った甲斐が有ったのです
いつも私は我が家で取れた野菜など食べる前に必ず
健康効果を調べて食べます
そうしますとなお一層美味しく感謝して頂けるのです
南天の出荷や門松飾りを新聞でみて
「もうお正月の準備かと」
どこか急かされるような時期ですね