山の奥の細道から

今日からブログを始めました。 山野草が好きでこんなタイトルをつけました。

立秋に寄せて

2022-08-08 08:49:00 | 旅行

     七夕や秋を定める夜のはじめ      松尾芭蕉

今日から暦の上では秋ですね

秋という響きだけでも何やら涼しげで嬉しいですね

 

確かに野に咲く花は秋のものになってきました

秋の七草のひとつに数えられ古典的な美、と気品にあふれる「ききょう」 です

根は桔梗根といって胃腸薬になるそうです

花はもっぱら「極楽j浄土をねがうはな」 と言われて

主に墓地等に植えられます

近年自生種が少なくて絶滅危惧種となってきましたが

我が家は山の中でこぼれ種で殖えるので

墓地一体に咲いていています

花ことばもすてきで変わらぬ愛、気品だそうです

又明智家や加藤清正家の家紋でもあります

 

 

不動堂の前の御名号の大きな石碑の前でゆれて咲きます

「なでしこ」 ですこの花も七草のひとつです

やはりナデシコはカワラナデシコが一番ですね

この優しい花姿に似遭わず今から咲いて晩秋の霜が降る頃まで頑張るのです

思わず撫でたくなるような可愛い子、、、、が

花の名前の由来だそうです

花ことばはそのままで大胆、可憐だそうです

 

まだまだ暑い日が有ります 山門奥の入道雲を背景に咲きます「おみなえし」です

この花も秋の七草に数えられております

万葉集や源氏物語にも登場して

古くから親しまれてきました

昔は桔梗、おみなえし、は  お盆花といって仏さまにお供えするものでした

ただオミナエシはこぼれだねでは殖えませんので

晩秋に心して種をまかないとだんだん減ってしまいます

 

 

やはり秋の花「ふしぐろせんのう」 です

この華やかなオレンジの花が草深jい山中に咲くと

ふっと秋風を感じるのです

どこか似ていると思っておりましたら

やはりナデシコ科だそうです

花ことばはこの花の美しさそのままで恋のときめき、機転 ウイット、だそうです

 

 

秋は実り季節でもあります

まだ緑濃き中でこのうわみずさくらの実が赤、黄色黒とさまざまに色んで際立って見えます

春先に白い穂のような独特の花を咲かせて

今の時期にいちはやく実を付けて「あんにんご」と呼ばれます

この実は滋養、強壮の漢方薬としてつかわれるそうでさうです

地方によっては大変に大事にされているようですが

この地区ではもっぱら熊、猿のお楽しみです

 

秋の七草の筆頭を務めます「はぎ」 です

この花が風に揺らぐ姿は格別です

昔は男性が馬に乗って萩の花見に行ったそうです

    秋風は涼しくなりぬ駒並めていざ見にゆかん萩の花見に

そして帰りには枝を髪にさして帰ったそうです

ふ~ん、なんと優雅な時代でしょう

 

 

 

 

見上げるような杉木立の中に刈り残された一筋の「たまあじさい」 が見頃です

まだまだ厳しい八月ですが季節は少しずつ秋へと進んでいきます

木陰に涼しげに咲く花にです

蕾の頃の大きさに比べてこの小さな装飾花がむしろ可愛いのです

 

 

 

 

 

お盆月になりますとあちこちからこのような美味しい「モモ」 が届きます

まずは仏様にお供えして その後頂きます

縁あって桃の産地の他県からも頂くのですが

私達はいつも「この地区の桃が一番だ」と

言っております

現に桃でもリンゴでもどちらに送っても

長野の果物が一番おいしくて愉しみ、、、、と

言われておりまして

その言葉を信用して自信を持って送っています

 

世界を見渡せば戦争、難民、豪雨、などなど

あげればきりが有りません

私達は本当にお陰さまで天変地異も無く

平和で穏やかな日々を送っております

まずもってこのことに感謝!感謝!です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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