山の奥の細道から

今日からブログを始めました。 山野草が好きでこんなタイトルをつけました。

物の哀れを感じる季節

2020-11-10 13:10:29 | 日記

初氷の季節になりした

 

 

 

カラマツの林を過ぎてカラマツをシミジミと見き

カラマツは寂しかりけり

旅ゆくは寂しかりけり

中略             世の中は哀れなりけり      北原白秋

カラマツは芽ふく時は黄緑の若々しい芽吹き、盛夏ともなれば深い緑の葉を茂らせて

元気を与えてくれます

秋にはこのように黄色く黄葉いして

細かい葉をチラチラと丸で粉雪でも舞うように散ってゆきます

まさにその散りざま世の中の哀れを感じさせられます

 

これは「ささゆり」の種です

この一房にびっしりと種が詰まっていて

百合の当て字にもなりました

百ばかりではないと思います

昔は沢山はもう百と言ったのでしょう

この種はおよそ二千位はあるでしょう

五日にササユリ会を開いて

草刈りをする人、たねを撒く人、に分かれて行いました

ササユリ の開花にははおよそ六~七年かかるといわれておりますが

この種が花咲くころはもう自分達はどうなっているのでしょう?

等と言わないで皆様懸命に作業しました

ある日お年寄りが舞子菊を見に来ました

昔ササユリ会に入ってい何度もここに来たと懐かしがっておられました

私は背中に手を置いて「きっとその花はどこかでさいていますよ」と

言いました

ササユリ会は「咲いた盗掘だ」だけは無くて

皆さんと作業したことが残って心が温かくなるのです

だから延々と今もって続いているのです

 

夏には綺麗な花を差jかせていた蓮池です

五日のササユリ会の朝全面に氷が張りました

初氷です

この池の中にいますメダカ、フナ、ヤゴ、もきっと静かに春待っているのでしょう

 

 

これはくたびれた顔をしていますが「なでしこ」 です

六月頃から咲いて今もって頑張っています

およそ五カ月後この頑張りが大和ナデシコの語源でしょう

 

 

 

今年も頂きました五月様の盆栽菊二種です

今年は大阪に大会が有って一等賞になったそうです

彼女の頑張りにただただ敬服です

又我が家の舞子菊にも大変に喜んでくださいました

頂いた盆栽から若芽を取り出して我が家の庭に咲かせることが出来まして

それを見に来て下さる方が有りますことは

五月さんへの恩返しと思っております

 

この華やかなもみじは自宅の奥深くに有りまして

みなさまほとんどみることがありません

このもみじが紅葉しますと外灯がつけっぱなしかと思えるほど家の中が明るくなるのです

私達夫婦意外には誰も観ることがないもみじす

人が見る、見ないには関係なく一心にその役目を果たしている姿には感動です

又我々もかくありたいですね

又葉が散った後でかさこそと踏みしめる音を聞くのも素敵です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (3)
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