山の奥の細道から

今日からブログを始めました。 山野草が好きでこんなタイトルをつけました。

新緑から深緑へ

2024-05-27 15:44:14 | 日記

天気が良い日にはもう夏日です

 

「ライラック」別名「リラ」 です

甘い香りをいっぱいに咲きます

リラは札幌市の木だそうです

其の為に     みどりなす、北国の町、時計台、リラの花咲く、五月の空に と詠われおります

又その優しい香りから香水のげんりょうともなるそうです

花ことばも恋愛、青春の思い出、恋の芽生え等だそうです

遠くにいても「リラが咲いたな」爽やかな気分になります

 

 

自宅前に咲きます「のばら」 です

この花も咲き始めますと一寸毎朝窓を開けて深呼吸します

私の志福のひと時です

花の美しさや香りは格別ですが何せこのす鋭いとげが?

この野薔薇は一寸花も大きくて見ごたえが有ります

その代わりとげも又大きいのです

なぜ?と思って調べていますと

このとげをあちこちにひっかけて這いあがってゆくのだそうです

又草食動物から身を守っているそうです

成るほど又植物の知恵に驚きです

人気の野薔薇ですのでゲーテのあの詩に154曲も曲が作られているそうです

 

 

純白大きな毬の様な花「おおでまり」

気温の上昇を合図に様々な草木が生き生きと成長です

  子供ら手まりつきつつこの夕べ遊ぶ春日は暮れずとも良し   良寛様

思わず花と手まりを重ねて大好きな良寛様の短歌を思います

ちなみに花ことばは華やかな恋、品格、天国だそうです

濃い緑の中に大きな真っ白い毬の様な花からこのような花ことばが産まれるのでしょう

 

菖蒲科で小さくて可愛い「ひめしゃが」 です

花の細かさから花ことばも可愛くて

「隠れている私を見つけて」「内気な恋」です

短歌も密やかに春野に埋もれヒメシャガよ桜吹雪に吹かれて咲くや、、等です

如何にも木陰で控え目に咲きます花らしいの短歌です

 

住職が長年務めた比叡山を辞する時にその御宿だった

滋賀院門跡寺の御庭に有りました「せっこく」二株分けていただきました

ピンクと白です

白の方は釣りしのぶに着生してとても華やかですが

私の手が届きませんその代わりピンクが近くの木に着生して

こんなにきれいに咲きました

花ことばも「わがままな美人」「潔癖」「私を元気付ける」だそうです

これらはせっこくが持つ美しい外観やその成長過程などからでしょう

 

 

昨日も今日も雨で肌寒い日です

山野に音もなくそぼふる雨は辺り一面を濡らしてやがては渓谷になってゆくのでしょう

雨にぬれた草木の緑は心を癒してくれます

木の香や花の香が漂う良い季節です五月はもう少ししかありません

そんな思いで庭を眺めておりますと今ここに私は生きています、、、と

実感します

 

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春から夏へ

2024-05-17 10:22:24 | 日記

鶯の優しい声からホトトギスの声に変わって、、、

 

山林深くびっしりと咲きます「ほうちゃくそう」 です

はなの形が山門の屋根などにさがっていますほうちゃくに似ていてこのような名前です

花の先が薄緑の可愛い花です

緑の山中に静かにうつむいて咲く姿から

花ことばは「あなたを離さない」だそうです

小さいながらも夏の訪れを感じます

 

 

「みやこわすれ」です

暦の上では小満です

万物次第に長じて天地に満ち始めるだそうです

動植物が成長しゆっくりと命が満ちていく季だそうです

   ♬もう二人はここには戻れない、君が呟いて歩いた帰り道、、、、

    春に芽生えた恋心、計画を練る夏の午後、終わらない秋を過ぎ、、

    手ぶらだった二人には譲れない愛が有る・・・と

延々と歌にも歌われます

都忘れの花の気品や清楚さはそのままやはり茶花として御茶席に飾られるようです

1221年承久の乱に敗れた順徳帝が佐渡に流罪になった折

玉座近くに咲きます都忘れの花に心を慰められて

都の事をしばし忘れたとのエピソード

花ことばも「しばしの慰め」「穏やかさ」だそうです

 

 

 

前ページもありましたがササユリ会の会員の方から頂きました

「利休梅」です

主張し過ぎない清楚な花が茶人に好まれて

お茶席等の飾られますので、千利休さんにちなんでこのような名前だそうです

花ことばはそのまま「控え目な美しさ」「気品」 だそうです

わが家でも初めての花です [Yさん咲きましたよ!有難う!」って

伝えたいです、きっと見ていて下さると信じています

 

 

「いちはつ」の花です

アヤメの中ではいちばん早く咲くことから一初との事です

花弁の中央に白いひらひらした筋が特徴です

花ことばは「火の用心」だそうです

昔は火災を防ぐ植物と言われて萱ぶき屋根の頂上に植えられたそうです

萱ぶき?いったいいつの事?ですね

 

 

雨上がりの裏庭です、春早くに目を楽しませてくれました白根葵も

これから咲くであろう五月の緑も

瑞々しい若葉が人々の心を癒してくれます

草木も夏を迎える準備に入ります

そんな草木たちの輝きをエールと思って見ています

利休梅や都忘れの様なささやかさや控え目はありませんが

華やかにド~ンと咲きます「アマリリス」 です

今年は一寸外に出すのが遅れましたので

色白の花です、却って私にはこの方が好きです

以前に真っ赤な八重咲きを見ましたのですが、それはそれで美しいのですが、、、、?

名前の由来はギリシャで輝くという意味だそうです

彼岸花科の外来種だそうです

花ことばはうつむいてさく姿から「おしゃべり」だそうです

 

池のほとりに咲きます「あやめ」です

「いずれあやめか、かきつた」といわれますが

アヤメには花弁に網目模様がありカキツバタと見分けられるようです

今は春と夏をつなぐ季節、気温の上昇を合図に様々な草木が生き生きと成長する

すがたをみせてくれます池の向こうに見えますハンカチの木の花もゆらゆらとゆれて、、、

 

季節が夏に向かって新緑がうつくしくかがやき

陽光が水面にきらめいています

本格的な夏はまだまだですがもうすでに夏日を感じる時が有ります

四季が二季になったかのように感じられてこわいですね

これから長~~~~~い夏が、きびし~~~い夏が、やってくると思えば

シャンとなければ!と自分に言い聞かせております

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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目に青葉(感謝)

2024-05-10 15:40:47 | 日記

青葉若葉が美しく映えて眩しい良い季節になりました

 

 

 

山門前の道路沿いに咲きます「せいようしゃくなげ」 です

大きくて鮮やかなピンクはなかなか華やかで何時も車が止まって

どなたかがカメラを向けているのです

 

 

自宅を新築しました折に川沿いに有りました「やぶでまり」 を1枝取ってきて挿し木をして

ここまで大きくなりました

真っ白なこの花には想い出が有ります

十一年前に病のために入院4月ほどでしたがもう悲しくて天井を

ぼんやりと眺めておりました

その時友が手にいっぱいのこの花を抱えて来てくれました

その時私はいっとき我が家のあの沢沿いを思って慰められました嬉しかったです

あれから十一年だんだんと不自由になるもなんとか日常をこなして生きておれます

現代の医学と友の暖かさの賜物です

 

今年も咲きました「かくれん」 です

大きな葉を広げてまるで日傘をさしているようでも有ります

この花が蕾の頃は葉は下向きでつぼんで見えますが

いざ花ひらくとなりますと大慌てで葉を広げてまるで美しい和服の女性が「陽に焼けてしまうわ!」と

言っているように思えるのです

この花を下さった方は数年前に他界去れました

人間はいつかは亡くなるけれども植物は生き残って皆様を楽しませて癒してくれます

その方への感謝とともに、、、

 

真上から見ると八角の大きな葉の「ハッカクレン」 です

カクレントつい比較してしまいますが

この花の真っ赤さが毒々しくて調べておりまいたら

カクレン、ハッカクレン共に毒草とありまして

驚きました

ササユリ会の勉強会でkさんの家をたずねました

ササユリ、山ユリ、いわうちわなどなどもう驚くほどの山野草です

初めてその時に白根葵の群生を見て「一株わけて」といいますと、、、

その年の秋に沢山の株を持って 来て下さったのです

その翌年からはササユリ会は白根葵の会のごとく

会員の皆様が大変喜んで下さったのです

何度かkさんのお家に行っていますと

自宅前林に珍しい八角の葉がさわさわ風に揺らいでいました

「あれはなに?」私と八角連の初めての出会いです

感動して見入っておりますとkさん「が今度行く時持っていくから」とのことです

やはり秋にはトラックに沢山積んで持ってきて下さいました

この日を機にkさんは二度と我が家におみえになりません

身体を壊して今は介護される身だそうです

あのときのkさんはこれっきりと感じていたのかもしれません

人間は老いても花は益々元気で皆様の憩いと癒しの場になっております

昨年虫に冒されて危うく枯れそうになった「はんかちのき」 です

今年も元気に白い大きな花をまるでハンカチを振っているようにさかせました

ここ二~三日の霜でいくらか黄ばんでおります

まさか今頃になってrこの寒さ?」と花も驚いています

大きなつつじの花「レンゲツツジ」です

見た目には綺麗ですがヤマつつじと違って一寸毒が有るそうです

以前中国でこの花を食べた羊が足踏みをしながら息絶えたそうです

そのため?植物なのに躑躅と足片なのだそうです

昔から綺麗な花には毒が有るって云いますよね

ちなみに花ことばはその華やかさから「情熱」だそうです

 

我が家の裏庭のちょっとしたみずべりに植えました

「ふいりのはなしょうぶ」 です

葉ものが美しい季節になりました

この小さな水たまりにかえるやおたまじゃくしなど

なかなか楽しいのです

一寸足音がすれば慌てて水の中へ、、、こんなのどかさが嬉しいのです

これも以前はササユリ会のメンバーだった方に頂きました

 

この家を建てて一七年初めは何もない原野でした

以前からあってもの、庫裏から運んだもの、そして何より

私たちが花が好きの為に皆様が少しずつ下さった物などです

今では家の周りには珍しい植物がいっぱいです

他界された方、体を壊された方

皆さまの心を背負って今咲いています

全ての花に皆様の心を感じます

多くの方々が  この場所で心を癒して元気になっていく!と

信じています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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命漲る五月

2024-04-30 16:18:01 | 日記

 

五月になりましたやはり端午の節句ですね

高々と泳ぐこいのぼりを見ますその家の繁栄を見るようです

 

我が家も早速出てきました兜飾りです

今はもう高校二年生です

家族は皆(父親)以外の身長を越されております

又行事のたびに御衣を着て末席に座ってくれます

有り難い事です

 

昨日と今日の雨で門前の緑が更に美しくなってきました

草木がすくすくと伸びて軽やかに命のリズムを奏で始めました

風薫る五月桜は散って彩りが一層豊かな「やえざくら」 です

この時期の花々は素晴らしいです

晴天ですと輝いて見えます

 

新緑の眩しい中にひときわ鮮やかに「やまつつじ」 です

陽射しは日に日に濃くなって早や初夏さえ感じます

心穏やかに耳を澄ませば乃山に息ずく草木の声が

風に乗って聞こえてくるようです

 

 

一寸足を延ばせばもう何処を切り取っても絵葉書の世界ですね

「やまぶき」の細い枝が風に揺れていて

   面白や今年の春も旅の空    松尾芭蕉

今年は物価高などで連休も安、近、短と

芭蕉さんの時代の様にはいかないですね

 

華やかに咲きます「西洋しゃくなげ」 です

大型のこの花はなかなか見ごたえが有ります

のびやかに成長する草木が美しい季節です

花ことばも「警戒」「危険」「威厳」「荘厳」などです

山に自生するシャクナゲは高山の危険な場所だからでしょう

 

 

一寸暑くなりますとやはり白い花が涼しげでいいですね

「大花八重咲きエンレイそう」と「きくざきいちげ」 です

このところの暑さに驚いておりますがまだまだ序の口かも

白い花に涼しさを求めて

何時しかうぐいすがカエルの声になってきました

もう少しすれば田植えも始まって

早苗が風になびく季節ももうすぐですね

 

南アルプスに雪が残っていて安心です

蓮池や菜の花や新緑の向こうにかすかに

見えるのも今に時期ならではです

カエルの声がどうぞこれから

風雨順次でありますように、、、と言っているようです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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欄満の春

2024-04-24 18:19:29 | 日記

遅れ気味でした桜前線がこのところの暖かさで

足早に来て足早に去って行きました

 

 

 

門前に咲きます凡そ百年の「ヤマザクラ」 です

 

 

 

この花の特徴は芽吹きの葉が赤くて花が淡いピンクなのです

このバランスが絶妙で私は殊に綺麗だと自負しております

この時期に毎日報道される桜ですが

私は我が家が一番だ!と思っております

百余年前にご先祖様が吉野から取り寄せたそうです

いわばあの有名な「ヨシノノヤマザクラ」の仲間だそうです

参道にしっかりと植えられていて盛りにはピンクのトンネルだったようです

 

 

 

この「しだれざくら」はまだまだ若木です

古木のオーラはなくてもはなやかかで風に揺れて咲けば

まるで流れるように美しいのです

どちらが?と言いません

それぞれの好みですね

私たちは本当に桜が好きなのですね

桜はその花の美しさは勿論ですが散ってゆく様も

日本人好みなのでしょうパッと咲いてパッと散る

そして今だに学生服の金ボタンが桜というのも?ですね

又桜茶とか桜餅又桜饅頭などなどきりが有りません

 

 

毎年この時期のおたのしみの「しれねあおい」 です

白根山に自生してその葉が葵に似ていることからその名が付いたそうです

山野草の中では割合に大きめの花で見ごたえが有ります

花ことばも「優美」「完全なる美しさ」などです

以前に約束しました節分草を持って見に来て下さいました

お茶を頂きながら山野草の話が尽きません

大好きな花で新しい友達が出来て

又新しい山野草を頂いてこんな楽しい事はありません

 

♬「なつがく~ればおもいだす~」♬

早くも「水芭蕉」 です

花ことばも「美しい思いで」「変わらぬ美しさ」

葉につつまれて咲く姿や香りからでしょう

自然界の物が全て清らかで生き生きとしています

雪の季節には真っ白に雪を被っていました庭木が暖かい気候の中で

次々に花を咲かせています

ことりが身の丈の三倍くらいの枝を運んで行きます

巣作りの準備でしょう

欄満の四月草木も人間の営みも希望に向かって大きく動きだす時ですね

百花繚乱の春です

次々に咲く花にもう私の足がついてゆかないのです

優しピンクに咲きます「はなもも」 です

花ことばは「チャーミング」「気立てのよさ」「わたしはあなたのとりこ」「天下無敵」と

沢山ですが素敵な花の美しさゆえでしょう

 

大型連休を前にして私はそわそわとしています

あのトンボ少年が又きっとくるでしょう

何せ二種の新種を発見したそうですから

新聞で初めてその顔をはっきりと見たのです

楽しみにしています

 

 

 

 

 

 

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