秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

怪しい店ではアリマセンョ。

2009年09月11日 12時53分44秒 | Weblog
昨日は一応店の定休日だったんですけど、先日亡くなったKさんのお別れ会で臨時営業。

10時過ぎまで貸切になってしまい、常連さんにご迷惑をかけて申し訳ありませんでした。

この会を言い出したのは先日登場したO女史。

相方が確認のメールを一昨日にうったら、すっかりお忘れのようでした・・・。
なにしろあの日はお昼ころから飲んでおられたしなぁ。

まぁ、無事に来店されて良かったケド。

私自身が前の工房を離れて7,8年。他の人たちも似たようなもんですが、こうして
皆が集まってくれるってのは、やはりKさんの人柄なんでしょうナ。

久しぶりに会った「糸目友禅」の色挿しの職人さんが、今でも別の場所で彩色を
続けている、と聞いて嬉しかったなぁ。

何人か色挿しの職人さんが居たけど、私が一番好きな(認めていた、なんて偉そう
な事は言えまへん)彩色をしてくださった方です。

この人と組んで製作した「菫尽くし」の振袖は今までの作品の中でも秀作だった、
と自負してます。(いや、勝手にそう思っているだけですけどネ)

体の調子が良くないからと言って、昨夜はウーロン茶で最後までお付き合いくだ
さったけど、まだまだ頑張って、正統派京友禅の彩色を続けていって欲しい・・・。


ところで、この前、初めて来店されたサラリーマン二人組のお客様に、

「何度も店の前を通っているけど、ガラガラの時もあれば、満席の日もあるし、
なんか怪しい店やなぁ、思ってなかなか入れなかったんですわ」と、言われたけど

満席の場合、こんな事情です、ケシテ怪しい店ではありませんから、ご安心ください。