あなたのお店はどんなお店ですか?と訊ねられたら、「ろおじの
ような店ですョ」とお答えいたします。
「ろおじ?」と、たいがいの人は首を傾げるでしょうね。文字で書くと
「路地」ですが、それはただの道路の縮小です。
私たちの年代は「ろおじ」は、ほぼ同じ年代(多少の年齢差はありました)
の子供たちが集うコミュニティでもあり、ときにはシェルターでもありました。
さすがに小学生の高学年になると「ろおじ」からは卒業して、遊び場は
広範囲になりますが、幼稚園~低学年時代の子供にとっては年上の子
から遊びを伝承されたり、講義を受けたりする寺子屋みたいなもんです。
ひとしきり遊んだあと。「また明日なぁ~!」と言って家に帰るけど、次の
日には誘いあわさなくても自然と子供たちは「ろおじ」に集合。
て、ことは大人になりきれないダメ人間の集まる店?いや、そんな意味
ではありません。(あ、でも一部そんな部分もあるかも?)
こんなコト言うと排他的な店だと勘違いされそうですが、そんなことは
ありませんョ。一見さんも大歓迎、無理やり仲間にしようなんて事は
いたしません。(拒絶もしないけど)
そしてモットーは「毎日が地蔵盆」。これも京都や、大阪で子供時代を
過ごしていない人にはわからないと思いますけど。
今のところ、少子化の進んだ街中の「地蔵盆的状態」ですけど、なんとか
往年の地蔵盆的賑わいの店にしたい、と願う日々であります。