昨夜は久しぶりに自衛隊員のI さんが店に顔を出してくれました。
やはり東北支援に出ておられたそうです、お疲れ様でした。
彼の部隊は4月に入ってからの出動だったので、遺体捜索のような
ハードな任務は無く、配水などの生活支援にまわっていたそうです。
墓場の片付けの任務もあったそうですが、流された墓石も多くあって
骨も散在しており、どこのお墓の骨なのか分からず大変だったとか。
墓石は背の高い立派なものが倒れて流され、低いのは無事だった、
というパターンが多かったそうですよ。
あまり大きな墓石を建てるのも考えものかも?
「ところで、今回の出動は手当てはつくの?」、と聞いたら、僅かです
がついたそうです。これは当たり前だわナ。
それとは別に遺体を発見したときにも別手当てがあったそうですが、
損傷によって金額が違うそうです。あ、こんな話はもうヤメとこう。
でも、ほんとうに東北の人たちは我慢強いです、とくにお年寄りたち
が辛抱強い・・・。
I さんたちがトラックで移動していると、道端でお年寄りたちが、体を
90度以上深く折ってお辞儀をされていたそうです。
なんだか、その光景を思い浮べると、不覚にも私、涙ぐみそうになって
しまった。辛抱強く、礼儀正しい人たちの暮す街の復興を心から祈ります。