秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

ホンマかいな。

2011年05月08日 09時19分53秒 | ハマチャンネル

 昨日は短大時代の友人Kが来店してくれました。彼は山科で暮らし
いているのと、仕事も早朝から始めなければいけないもんで、当店に
はめったに顔を見せられないんですけどね。(半年ぶりくらいかナ)

Kは、今はD高校になっているけど、当時はH高校の美術科(彫刻)
出身です。なぜにH高を目指したかという理由がですナ・・・・・。

入学案内のヌードデッサンの授業風景の写真を目にしたから。
なんて不純な男なんだ。

なんて、人のコトは言えません。かくゆう私もその高校を受験して
ますから・・。その理由は同級生のお姉さんでした。

志望校をそろそろ決めなくてはいけない時期に、同級生のO君が
H高を受験することになり、冷やかし半分で学校見学に同行した
んですけどね。

その案内をしてくれたのがO君のお姉さんでした。T駅を降りて、
H高へ向かうお姉さんの後ろを私たちはカルガモの子みたいに
ついていったのであります。

そのスタイルがレザーのミニスカートにブーツ。今じゃ、どおって
ことないけど、当時の高校生ではまずありえないファッションでした。

ワタクシはそこに自由さと、若干の淫靡さを嗅ぎ取ったワケ。

しかし、出願2週間ほど前にいきなり決定した受験校に合格する
わけありませんワナ。

見事、実技試験で不合格。そりゃそうだ、中学の3年間、まともに
美術の授業なんて受けてなかったモンなぁ。

やはり、お姉さんのミニスカートでは、モチベーションが低すぎます。
一方、K君のほうはヌードが見たい!という崇高?な動機ですから
無事合格。

Kいわく、「日本画コースみたいな競争率の高いとこを受けるから
失敗したんや。オレみたいに受験者のおらんとこ受けたら良かったのに」

なんて言ってますけど、なんせ思いつきで決めたんだし。でも多分、彫刻
でもダメだったと思います。デッサンなんてそれまでしたこと無かったし・・。

それから彼は薔薇色の高校生活、ワタクシは高校生ギャンブラー・・・。

で、なにが驚いたかと言うとですナ。ワタクシの受験動機になったO君の
話をKとしていたんですけど、彼は今、大原野である寺の住職に納まって
います。実家もたしか寺だったはずです。

住職のかたわら、陶芸も続けているそうなんですが、私は中学卒業以来、
一度も会っておりません。

Kも数年前に同窓会で顔を会わせた程度です。どうしているんだろ?なん
て話をしつつ、彼は阪急と京阪を乗り継いで帰宅。

そのKから11時前に電話がありました。なにか忘れ物でもあったんかいナ
と思ったら、なんと阪急で話題のO君とばったり再会したんですと!!

ありえない・・・。

「褒めるよりそしれ」。これは悪口を言っていると、その本人が現れる、という
言い伝えだけど、そしった覚えもないんですけどね。

帰りぎわ、今月の21日にまた来るワ、と言ってたけど、O君も一緒に来店
してくれることになりました。お姉さんは来ないけど・・・・・。