秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

悲しき飛魚。

2010年07月27日 08時53分49秒 | Weblog
昨夕takeちゃんから電話がありました。 「今日は営業してる?」(ウチは隔週で月曜定休)

やってるよ、って言ったら、「飛魚あるけど、持って行っていい?」と聞かれて即答。

「イラン!!」

ウチは生魚は扱わないんです。T社長はそれを知っているから、釣った魚は自分で調理
、もしくは鱗や内臓を処理して持ってきてくれるんですよね。

彼は昨日、仕事で宮津へ出かけていたのですが、家族への土産に購入したそうなんですけど、
奥さんに「そんなモノ、急に持ち帰っても調理できません!」と拒否され、家族(takeちゃん以外)
は皆、食卓に鰻が用意されていたそうです。

そんなワケで飛魚だけに「宙に浮いてしまったお魚」、カワイソウです。いや、この場合、
飛魚よりtakeちゃんのほうがカワイソウか。

そこで氷入りのスチロール箱をかかえ、トホウにくれた彼はウチに電話してきたワケ。

ちょうど、T社長が店で飲んでたから「ほんなら、ワシ、刺身にしたげよか?」と助け舟を
出してくれました。さすが漁師、、ちがった氏は工務店の社長でした・・・。

当店の調理場で3尾は刺身&「なめろう」に、2尾は塩焼き、カワハギは煮付けにして常連さん
たちに出したけど、もらい物でお金はとれんしなぁ。まぁ、皆喜んでくれたしタマにはいいか。

ところでtakeちゃん、いくら奥さんに冷たく拒否されたとはいえ、「ドブに流したりたいわ
あんな嫁はん」、は言いすぎだョ~。第一、生モノはドブに流してはイケマセン。

昨日のお昼は「ヨロコビの鰻丼定食」。七条天神川西入る南側に新規オープンした「ふくい」
さんのお昼のサービス定食です。ご家族で頑張ってはる気持ちの良いお店です。

鰻の良し悪しを云々できる舌は持ち合わせてないけど、鰻巻きや小鉢にしっかり「仕事」を
されているなぁ、というコトはワタクシにもわかりました。(カメラを忘れてしまった。)