秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

祇園祭りに関わりなく。

2010年07月16日 10時20分15秒 | Weblog
昨日の昼休みにまた右京図書館へ出かけたんですけど、さすがに阪急や京福の車中で浴衣姿
の若者たちを多く見かけました。

あの蒸し暑さの中、「殺人的人ごみ」に身をユダネルのは若者パワーがないとムリです。

帰り道、京福の西院駅で下車したところでにわか雨にみまわれて一時雨宿り。いつもは
見逃しているこの看板なんですけど、なんかヘンですよね。

鏡に映して見るため?なんでそんなメンドーなことを・・。時々文字を上下逆さまにして
いるのは見かけるけど、そのタグイでしょうかね。ま、ドッチでもいいんだけど。

また話がブレてしまった。祇園祭りと雨ってのはセットみたいなもんです。これは梅雨時から
多発する「疫病のがれ」から始まった祭りですからネ。

山鉾巡業以外にも商家の屏風を鑑賞しつつ歩くという楽しみもありますが、昔はプラス、
豪華な衣装も玄関に飾っていたそうです。(今はどうだか分かりません。なにしろ若い頃に
一度行って人並みに押されまくってコリゴリ、二度と行くものか、と決心したもんね。)

この衣装比べは見栄の張り合いみたいですけど、江戸末期に京を訪れた清川八郎はソレに
ついて「古着屋の虫干し」などと揶揄をこめた文章を書き残しています。

もっともこの人は旅籠から遊女までお気にめさなかったようで、散々悪口を書いてますけどね。

なにかよほど酷い目にあったのかなぁ。後年、浪士組を引き連れてさっさと京を引き払った
のはそれが原因だったりして。(そんなワケはないけど)

そんな祇園祭りとは関わりなく、明日の夜は当店で顔見知りになった女性たちが飲み会で
集合。(少人数ですけどね)。それに祇園催事が今日で終わった相方も参加したら・・・。

なんだかチョット怖い気もするけど・・・・。

男たちは巡行する山鉾を遠目で見学する観光客やね、いってみれば。怖いかどうかは別に
して、この「女祭り」は疫病も顔面蒼白で退散することは間違いないでしょうナ。