秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

木屋町裏通り。

2008年03月05日 08時09分38秒 | 路地と廃屋
なんだか裏通りばかり歩いている気がせんでもないが・・・・。
繁華街に出る用があると、どうしても人ごみを避けたいからしょうがない。

突き当たりは千枚漬けで有名な漬物屋さん。コロナのカツサンドは有名ですね。↓
  
↑右に見える「フランソワ」も老舗の喫茶店です。昭和11年に発刊された、日本初の
タウン誌「土曜日」を置いていたお店、というほどです。

↓しっとり、密やかな佇まいの質屋さん。人目を憚って入る質屋本来の姿です。
  
大正時代の町屋をリフォームした、と案内板に書かれていた和食のお店。↑

小さな「おせきはし」を渡ると「団栗橋」です。今日はここまで。このあたりに
松華楼という旅館があって、映画監督の新藤兼人氏の定宿だったらしい。下駄ばき
でこの団栗橋を渡り、茶屋で舞妓さんたちとだべりに行った、と回顧されてます。
  
むかぁ~し、夜になるとここにオカマさんが立っていました。ある日スナックで
オールドをイッキ飲みした馬鹿がここで「小間物や」を開いてしまいました。

オカマさんは近所からバケツを借りて、それを綺麗に流してくれ、その馬鹿に
「若いからゆうて、あんまり無茶な飲み方したらあかんよ」と、言ってくれました。

ここでは、その馬鹿が誰か、という事には触れずにおきましょう。(バレバレか。)

今回は角のメインバンク(あ~、またミエはった。ただ通帳があるだけです。)に
用があったので、簡単に付近を紹介してみました。あ、千枚漬けの切り落とし買う
のを忘れてた!もう3月だし終わっていたかも知れんナ・・・・。