秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

ああ新選組。その1.

2008年01月04日 17時51分04秒 | Weblog
時代劇で何年か事にやってくる「新選組」と「大奥」ブーム。
「忠臣蔵」は毎年、年末恒例ですけどね。

アタシャ、どうもあの「忠臣蔵」ってお話は好きになれません。指導能力の無い社長が
ブチキレて社員を路頭に迷わして、そのうえリストラされた社員たちが何年もかけて暗躍、
ついに相手会社の社長をよってたかって惨殺、巻き添えで相手社員も多数死傷・・。

今風に解説するとこんな感じ。(え~、どうせアタシャヒネクレ者です。)

日本人はそれを「忠義」とか「滅びの美学」なんて尊んでますけど、同じ「滅び」
なら新選組に共感するのは爺が根っからの庶民だったからでしょうかね。

他の理由としては祖母の里親が「島原」で踊りの師匠だった、という事は元芸妓、
新撰組とも関わりが多少あったのでは無いか、という事。
まぁ、これは後でこじ付けた感は有りますな。

多分一番の理由は子供の頃TVで観たドラマの影響でしょう。まだ「沖田総司」
ブームの起こる以前(草刈雅夫が演じて以来総司は美男子になってしまった)で
あくまでも司馬遼太郎氏の原作に近い作品でした。作品は「燃えよ剣」ですョ、
「萌えよ剣」はアニメですから。(見たコトはありませんけど。)

それはともかく、先日大宮へ出かけたついでに壬生までブラブラ散歩。
これは次の転居先の探索も兼ねてるんですけどね。

壬生といえば新選組。

グッズを商うお店
迷所ばかりじゃないトコもたまには案内しときましょ。

次回は久々(自分でも忘れかけていた)「かってに小説コラボ」で壬生のご案内~。

話はまったく関係無いんですけど、着物造りには「蒸し」、という工程がある、
という話を以前しましたね。(随分以前だから覚えてる人は少ないと思いますけど。)

その「蒸し屋さん」の一軒が去年の12月で閉業してしまいました。
今は別の「蒸し屋さん」と取引してるから直接の影響は無いんですけど・・。

前の工房では利用させてもらってたから、感無量、というか、大丈夫なんだろか、
京都の染め業界、なんていつもの不安がふと胸をよぎる年のハジメ・・。