熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。
送料込み5000円。
残部僅少ながら、注文受付中。

目次

作品 文章 写真 販売品

あるご相談

2019-08-18 18:50:56 | 文章

先ほど「古い駒だが、修理してもらえないか」との相談を受けました。

なんでも、「古い彫り埋めの駒だが、漆が飛んでいるところがあって、これを直してほしい」ということでした。[だれが作った駒かは聞きませんが、もともとこれを作ったとき、木地と漆の食いつきがシッカリとできていないまま、そのことを考えずに作られたものでしょう。多分、現在は漆がはがれていないところも、針先か爪楊枝の先で突けば、ポロポロと剥げ落ちると思いますよ。それに、禿げたところを新しい漆で修理しても、駒自体に手垢とか油がしみ込んでいるので、漆が完全にくっつかないのです。ですから、手間と費用をかけて修理しても、無駄になると思います」。

「はあ、そうですか。彫り直すとかすればどうですか?」。

「思い入れがある駒なら、そうお考えになるかもしれませんが、良い結果は期待できません。無駄な手間をかけるより、新しく駒を作ったほうが手間もかからず、良いものができまます。                                                                                                                                                                                                                      ということで「わかりました」と、この一件は落着しました。

 

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もう一組の活筆駒、「正化」

2019-08-18 17:43:14 | 写真

8月18日(日)、おおむね晴れでも、夕刻に一時雨。

酷暑。昼に妻と買い物に行くが、体だるく、熱中症の兆候のような感じでしたが、今は元気です。                       本日の映像は、一組残していた「活筆駒、正化」。

 

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駒の写真集

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