熊澤良尊の将棋駒三昧

只今、生涯2冊目の本「駒と歩む」。配本中。
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作品 文章 写真 販売品

門主家の将棋駒と盤

2017-01-13 21:59:38 | 作品
お寺に伝わる古い駒と将棋盤。
3月に、ほかの寺宝と一緒に展示を計画しているとのことで、写真を見てほしい。
ということでした。

14時過ぎに来訪。
「一時間くらいで終わるかな」と思っていましたが、18時過ぎまで長引いてしまいました。
その将棋駒。
双玉、漆書き。
片方の玉将に「清安と花押」。
「これと同じ作者の駒を見たのは、確か3組目ですね」。

盤は、厚みがおよそ7センチ。
四方の側面と盤裏、足は黒漆塗り。
側面には、牡丹であろうか金蒔絵。
「第一感は江戸時代中期」。

ここまでは今朝の話でした。

訪問者は大寺の学芸部門の方でした。
曰く「将棋関係は、からっきしで・・」ということで、参考資料を何冊か用意しておきました。
大名家婚礼道具の図録。
名古屋の徳川美術館・水戸の徳川博物館、滋賀の彦根城博物館、愛媛の伊達博物館等々。
それに江戸時代の道具類の図説「小坪規矩 (こつほかね)」と「小坪規矩 (こつほかね)追加」。
小冊子「水無瀬駒」など。

一通りは勉強されて、ご自分なりの展示物解説原稿を用意されていました。
それを拝見しながら、質問にお答えする形でしたが、こちらからもいくつか質問。
将棋盤のほかに、同じ部柄の碁盤、双六盤も揃っているとのことです。
「三面が揃っているのですが、家紋がないので・婚礼道具ではないのではと・・」。
「そうですか。三面が揃っているのですね。それは素晴らしい。婚礼道具には家紋のあるものとないものがあります。家紋がなくても婚礼道具に間違いないと思いますよ」。
「実は、この道具はお寺のものではなく、門主のお家のものでして、由来は全く分かりません」。

駒入れも同じ蒔絵の図柄なんですね。
駒の大写しの写真があれば良いですね。
正面からの文字とか、法量も記録しておいてください。
盤は、総箱の内側の仕上げ状態も確認しておいてください。。
真っ平らでなく波を打っているのであれば、槍かんな仕上げ。
これも時代考証の手がかりにもなりますし。



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一週間ぶりの

2017-01-13 06:42:07 | 文章
1月13日(金)、曇り。

しばらくサボっていました。
一週間ぶりの投稿です。

特に話題はありませんが、昨日、京都市内からお一人の来客。
用件は、お寺に伝わる古い駒と将棋盤。
3月に、ほかの寺宝と一緒に展示を計画しているとのことで、写真を見てほしい。
ということでした。

14時過ぎに来訪。
「一時間くらいで終わるかな」と思っていましたが、17時過ぎまで長引いてしまいました。
その将棋駒。
双玉、漆書き。
片方の玉将に「清安と花押」。
「これと同じ作者の駒を見たのは、確か3組目ですね」。

盤は、厚みがおよそ7センチ。
四方の側面と盤裏、足は黒漆塗り。
側面には、牡丹であろうか金蒔絵。
「第一感は江戸時代中期」。

今、7時を過ぎましたので、この続きは夜にでも。
では、また。






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駒の写真集

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