2月にイエティにてでかけるポロト湖を見てきました。
折からのシバレのおかげで、しっかりと結氷しているようです。
天気が良いからでしょうか、平日にもかかわらずワカサギ釣りテントの花が咲いていました。
ポロトのスケートリンクはこんな感じです。
一昨年は結氷せず断念、昨年は積雪に見舞われるという
なかなかプログラムディレクター泣かせのリンクです。
(去年の雪は、それはそれでおもしろかった!)
今年は2月20日です。なんとかそこまで持ちこたえてほしいものです。
胆振地方、とくに室蘭~白老~苫小牧の海岸沿いというのは、太平洋側にあるために、
北海道にありながら雪のとても少ないところです。
ちなみに我が家は白老の虎杖浜という臨海地なのですが、
今年はまだ雪かきをしていません…。
一方、北からものすごい冷たい風が吹きさらし、
ただひたすら冷たい風が吹きすさぶ…その気候を利用して、
学校やら公園やらに水を撒いて、スケートリンクを作るのです。
十勝や釧路も、そんな感じです。
ぼくは、10数年前にこの風景を初めて見た時、感動したというか、
度肝を抜かれたことを今でも覚えています。
そして、その風景は、胆振地方ならではの風物詩であり、地域の伝統であり、
実に北海道らしい、そして何よりも美しく、世界に誇れる社会教育だと
思っています。
でも、やはり温暖化のせいなのでしょうね。
「水を撒いた先から凍る」「水を撒いたリンクから、湯気が立つ」
そんなシバレが来るのは、年に1度あるかないか、になってきています。
むしろ、一日中マイナスにならなかったり、雨が降ったりして
「手間暇がかかる割に、スケートができる期間が短くなった」という理由で、
ぼくが北海道に来て以来の10数年の間に
まずは公園のリンクがなくなり、
そして学校の校庭からリンク用のフェンスが消え、
そして水撒きの風景すら見られなくなる、という感じで
またたく間に手作りリンクが姿を消していきました。
確かに、水撒きは大変です。
保護者の皆さんも学校の先生も、夜な夜な水を撒いたのに
翌日解けてた、なんてことはざらですからね。
でも、私がお世話になっている幼稚園では、今でもかわいいリンクが
作られています!
今日も、楽しそうに滑っていました。
お母さんたちが、靴の紐を結んであげたり、
上手に滑れた子の帽子にお星様のシールを貼ってあげたりと
そっちもなんだか楽しそうです。
そんな身近なスケートリンクと地球の現状を
つなげて考えてみたら、
人々の意識も変わるんじゃあないかなあ。