いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

トムソーヤクラブ道東キャンプ4日目

2009-08-26 22:39:02 | うえだんな
そんなわけで、
3日間、たっぷりと道東の森と水に遊んでもらいました。
普通なら、「あーおもしろかった」なのですが、
そして、それはそれでもOKなのですが、
ここまで、北海道の人たち、あるいは
先住民の方々が守ってきたこの自然環境です。
楽しませてもらったわけですから、少しぐらい恩返しというか
なんか貢献してから帰りたい、というものです。

そう、日本地図を開けば、
北海道と、自分たちの住む関東地方、距離は確かに離れていますが、
水という無形のパイプで確実につながっているわけです。
北海道の自然が荒れるということは、
自分たちの生活空間が荒れるということにもなります。

まあ、そんなことを暗く深刻に考えていたばかりではないのですが、
そんな旅の締めくくりにちょうどよい活動を見つけました。

ウチダザリガニ釣り&塩ゆで です。

今、北海道じゅうの水辺を闊歩しているウチダさん。
この駆除を、初日に訪れた釧路湿原・温根内でやることになりました。



レンジャーの磯野さんから手渡されたのは、つりざおとスルメ。
そういや、オレ小さい頃これでザリガニ釣りやったなあ。
まさか、大人になってもやるとは思わなかったなあ。
と思うのは大人だけ。
子どもたちは、今子どもであり、
今、その活動に夢中です。

24匹。はぎーが塩ゆでして、昨日のトウモロコシとともに
鮮やかに盛り付けてくれました。
相変わらず、ハッとするような赤。




皮をむいて、背ワタを取って、食べます。
たしかに、おいしい。おいしいんです。
でもね。
本来いるはずのない、しかも人為的な理由で増えてしまった、
そしてザリガニには何の罪もないわけで、
でもこうやって食べられているウチダさんの味。
おいしいのだけれど、ちょっと切ない味です。

と、そんな風に、美しい道東の森と水、そこに生きる動物や人たちと
出会う旅は終わりました。

本州の子どもにとって、いや子どもだけじゃなくて、大人にとっても、
北海道という場所は特別な場所。
そして、事実いつ来ても、特別なものことをたくさん体験できます。
なので、これからも、こんな形で
本州の子たちと北海道の自然や文化をつなげていきたいと
強く思った4日間でした。


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