いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

地質と地形図に関する知識

2010-11-30 09:15:11 | やまちゃん
冷たい風が吹く登別です。冬も本番になってきました。

自然ガイド養成講座17・18回目は地質と地形図に関する
知識がテーマに行われました。

午前中は「地質について」NPO法人モモンガくらぶの荒川さん
にお越し頂き、実際に何万年前の地質が見ることができる場所へ
行ってきました。


クッタラ火山の噴火したときの地質を見にランポーゲ岬へ。
4万年前に爆発したときに軽石や火山灰が堆積してできました。
層の間には細かく石が混ざっており、ボロボロと崩れてきます。


他には、登別に高速道路を通すために、山を切り崩したとき、
化石林が発見されました。4万年前に爆発したときにここら辺
いったいの森が火山灰などで埋もれてしまったということです。
森が一瞬で消えてしまったとは、自然の力ってすごいですが、
人間の私たちから見れば脅威ですよね。
炭になって保存されていた木の種類はほとんどがグイマツ(針葉樹)
でした。この樹は現在は樺太に生息しており、寒冷地に育つ樹種。
この発見により、様々なことが新たに解明されたそうです。

地形の形や、地層から大地の変動や生態系など歴史を読み解いていく
ことができる。
何気なく見ている今の風景や地形には、物語が刻まれているとは
あまり想像したことがありませんでした。奥が深いですね。



午後からの「地形図に関する知識」では、モモンガくらぶの松原さん
から地形図の読み方やコンパスの使い方について教えて頂きました。


コンパスの使い方は地形図を実ながら、立面図に起こしてみる作業
をしていくうちに、ふむふむ。コンパスってすごい。これがあれば
迷わずに目的地へ行くことができるんだと思っていました。
目的地を通り過ぎたことに気づかずその方角に向かって進んでしま
ったときは、現在地を地図上で把握しなくてはいけません。
と、言われたとき・・・
そういう迷い方があることを全然考えていなかった自分がいました。
方角を指しているだけで、ナビのように目的地を指しているわけで
はないですもんね。

うまく使えるように精進したいと思います。
そしたら、地図が読めるようになれますよね。

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