キャンプ屋さんで里山暮らし 20年

茨城県北部の小さなファミリーキャンプ場からの便りです。自然豊かな里山暮らしの日々の気づきを綴ります。

ある虫の話  その2

2013-09-05 22:04:08 | 生き物


うちのグリーンカーテンは工事の足場かと思われるぐらいにしっかりした単管パイプの枠に網が張ってあるのですが、肝心の蔓植物は去年の朝顔のこぼれ種から出たしょぼくれた朝顔です。 
貧疎な葉と花がレースのカーテンを作っています。 
その葉を畳んで卵を産む何者かがいて、卵が孵って出てきた幼虫が葉っぱまでレースにしています。
 
先日、角のある巨大な芋虫が網にしがみついているのに気が付きました。 二匹もいました。 
スズメ蛾の芋虫だと思います。 
すごいスピードで小さな朝顔の葉をバリバリモクモク、次から次へと食べて行くのです。

     

最近、蛾が少ないな~と思っていた矢先でしたので、どっち道グリーンカーテンと言える代物ではないのだから、食べさせてやろうと寛大な気持ちで見ながら、家の中に入りました。
しばらくして外に出ると、2匹の芋虫がそれぞれの網目をかなり上まで這い登っていました。
そして、その下の朝顔は蔓(茎?)だけになっていました。 

私は、「もっと美味しい葉が沢山食べられるところを探しなさい。」と言って、
角のある芋君たちをトングでつまんで草むらにポイと投げました。 
どんなスズメ蛾になるか見てみたい気もあったのですが、
うちに居たのでは栄養不足の蛹になるにちがいないから、ポイは親切なんです。 
でも、やっぱり自分勝手な人間だと虫は思っているでしょうね。

 
コメント
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