A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

THE COOL SOUND OF PEPPER ADAMS

2007-01-06 | PEPPER ADAMS
PEPPER ADAMSが気になるので、彼のアルバムをもう一枚。

JAZZサウンドの魅力は、低音の魅力と高音の魅力がある。
フュージョン系は、何となくベースラインは低音をより重視するが、メロディーラインは高音域を重視しているような気がするが。低音のメロディーを重視したフュージョンは似合わないのかもしれない。

ストレートなジャズでは、特にトランペットではハリージェームスやキャットアンダーソン、メイナードファーガソンのようにハイノートを競う一方で、低音が魅力を思い切り引き出した演奏もある。

楽器はトランペットよりトロンボーン。サックスは、アルトよりテナー。そして、より低音で迫るならやはりバリトンだ。

PEPPER ADAMSは男っぽい低音で、ゴリゴリ吹きまくるバリトンプレーヤーだが、このアルバムでは、相棒に低音の魅力を持つプレーヤーをもう一人。
EUPHONIUMを吹く、BERNARD McKINNEYだ。
EUPHONIUMとはいわゆる小型のテューバだが、音域的にはトロンボーンと同じらしい。多少丸みを持った音が、ゴリゴリのADAMSのバリトンを旨く包んで心地よい。
このアルバムでしが知らないので、他での演奏は知らないが。

JAZZの演奏で低音域の魅力というと、真っ先にカーティスフラーの「BLUES-ette」が思い浮かぶ。奇しくもレーベルも同じSAVOYだ。何か合い通じるサウンドである。
タイトルは「COOL SOUND」だが、HOTなプレーだ。
ADAMSの初期の録音で若々しさを感じるが、この時27歳まだまだ発展途上だ。

1. BLOOS, BLOOZE, BLUES
2. SEEIN’RED
3. LIKE…WHAT IS THIS
4. SKIPPY

PEPPER ADAMS (bs)
BERNARD McKINNEY (eupjonium)
HANK JONES (p)
GEOGE DUVVIER (b)
ELVIN JONES (ds)

Recorded in NYC, November 19, 1957

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