週末は写真家気分で

yamtoの週末お出かけ記録

徳島山中桜巡り 岡見堂のエドヒガン

2013年04月02日 | 自然写真 季節の花

3月31日 徳島山中桜めぐり のつづきです。

旧・半田町の山中へとすすむ。山腹にはあちこちに桜が咲いているのが見える。廃校となった紙屋小学校のグラウンドに車を停め、見上げると岡見堂のエドヒガンが見える。
Ds3_8726  到着と同時に、まだ生きている校舎のスピーカーからチャイムが流れ出す。正午である。
 グラウンドには工事中の立て札と工事車の跡。岡見堂の下側の崖を補強しているようだ。小学校の少し上手から斜面を登って岡見堂へ行こうとしたら、丁度補強工事の部分が道を分断しており、先に進むことができなかった。

 右の写真はお気に入りのアングルのひとつだが、右下に見える工事個所が道を分断している部分。
 工事部分が入らないで、桜が美しく見える角度を探すが、無理のようだ。
Ds3_8735  岡見堂に上がるルートはもう一つあるが、こちらは民家の敷地内と畑を横切る必要がある。
 勝手に入りこむわけにもいかないので、民家の入り口から桜を見上げて数枚を撮影。それで引き上げようとしたら、家の中から呼びとめる声がする。家の御主人らしき人と、おばあさんが出てきて、桜を撮るならどうぞとおっしゃる。
 厚意に甘え、敷地に入り込んで撮影。「どうしてこんな桜を撮りたがるのか判らん。あっちの桜の方が綺麗だろうに」と御主人はおっしゃるが、写真被写体としては、あちこちにある桜とは格が違うように感じる。
Ds3_8749  
 この桜を撮るために訪れるカメラマンと話をしている内に、自分がスロットにはまり込むのと同じ趣味の世界だと悟った、と語る御主人にお礼を言って、畑の中の道を登って岡見堂へ。

 枝垂れ桜のようにボリュームのある花の付き方ではない。しかし、大きく張り出した枝、年齢を感じさせる幹、この桜の持つ風格は他にはない。一昨年訪れた際の感動を、今回も味わうことができた。

 立て札によれば、岡見堂が建立されたのは1700年頃。この桜もその頃からあるとのことで、樹齢は300年を超える古木である。仁淀川町のひょうたん桜が樹齢500年を超えるとされるが、時を経た古木の持つ風格は、やはりソメイヨシノにはない魅力であり、被写体としてはやはりこちらの方に魅かれる。

 一昨年訪れた際には青空だったが、今回撮ったものの方が、味わいがあるように思う。やはり少し腕が上がってきたようだ。
Ds3_8756
 しっかり堪能して、岡見堂を降りる。御主人が見当たらないので、おばあさんにお礼を言って車に戻る。

 桜を見上げながら、おむすびを頬張る。コンビニで買ったおむすびでも、いい景色の中で食べると御馳走に感じられるからいいものだ。

 1時間を過ごして、岡見堂を後にする。今日の目的は果たしたので帰路につくが、早起きした所為で眠い。途中車を停めて30分ほど仮眠したので、帰宅したのは3時過ぎ。

 255km 6,603歩 条件はよくなかったが、桜の撮り方が少しわかってきた気がする。こうやって少しづつ進歩しているのを感じると、やはり同じ題材を狙っていくのも大事なのだと、改めて学習した遠征だった。

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