週末は写真家気分で

yamtoの週末お出かけ記録

H27 冬の瓶ケ森 その2

2015年01月28日 | 風景写真

1月24日よりつづきです。

 

目を覚ましたのは2時24分、目覚ましの1分前である。スマホの画面が変わり、目覚ましが鳴りだすのと同時に起きだして、KENさんを起こす。重ね着して、靴を履き、アイゼンをつけると出発。時間はちょうど3時だった。

夜間の冷え込みで凍結するかと思ったが、雪は柔らかいままで、踏み出す足は時折膝まで埋まる。山荘から瓶ケ森へは林道を歩くのだが、まともに歩くとかなり大回りなので、子持権現付近からショートカットするつもりだが、夜間のこといつも場所を探すことになる。今年もショートカットの場所を通り過ぎたかと思い、スノーシューに履き替えて歩き始めてすぐショートカットの目印をを見つける。

ショートカットを経由すれば瓶ケ森へはすぐである。時間は6時、日の出前に頂上に出られるかと思ったが、雪の積もった登山道はただでさえ歩きにくいうえに、木々の枝が下がってきていて道を塞ぐ。頂上をあきらめ、見晴らしの良い場所に三脚を立てる。選んだ場所はビューポイントの一つであるが、雪の上に三脚を立てるのは難しい。下は笹の原なのですぐに雪を貫いてしまう。

夜明け前の東の空。平坦な風景だが、平地で見る夜明けとは違って思える。

夜明け前の光に照らされた石鎚。やはり日中とは違う色に見える。

そして太陽が顔を出す。

石鎚はさらに赤く染まっていく。

冒頭の写真はこの時、雪に向けて撮ったもの。朝陽に染まる雪の色も普段は見られない光景である。


北西方向、東三方ヶ森の山並みが雲海に浮かんで見える。

もう一度東を見ると、雲の姿がいい感じ。

朝の風景を堪能してから、頂上を目指すことにしたが、男山頂上は木々に遮られ手登れそうにないので、斜面を横切って女山頂上を目指す。歩くにつれ、違う角度で見る石鎚が魅力的で、何度も立ち止まってはコンデジで撮ってしまう。

朝日に照らされる雪原、雪の世界をたっぷり楽しむ。

女山頂上からまた雪原に下りてきて、雪から顔を出した岩の上に座って食事。KENさんが沸かしてくれたお湯でカップ麺と甘酒の朝食は、格別である。

振り返れば男山が見える。登っていく三人組の声が聞こえてきて、同宿した方達だとすぐわかる。

瓶ケ森を降りて林道を下っていくのは、昨日と同じ晴天下のスノーハイキングで気持ちがいい。、青空の下に子持権現が映えて見える。


今年は山荘まで戻らず、スローシャッターさん達が見つけていた白猪谷ショートカットの道を下る。トレースがあったのと、出会った夫婦連れに教えてもらったおかげでやっとこの道を下ることができる。一気に下るので時間はずいぶん短縮でき、2時前には駐車場まで帰りついていた。

KENさんは途中”道の駅木の香”によって温泉に入るそうだが、私はまっすぐ帰ることにする。今日は早く帰りつけるなとおもいつつ帰路に着いたが、途中風景に見とれて溝に片輪を落としてしまう。雪道ではあったが、スタッドレスタイヤと四輪駆動のおかげで苦も無く脱出。しかしこれが後で大変なことに。

長沢ダム湖沿いの走りやすい道に出てしばらくして、異音に気づく。車を停めて確認してみると左後輪がパンクしている。VEZELはスペアタイヤを積んでおらず、パンク修理剤での応急処置になるのだが、やってみると処置が効かない。どうやらタイヤサイドに傷が入ってしまったようだ。スマホのバッテリー残量が不安なので電話機を探してゆっくり走り出すが、なかなか見つからず、ついにはタイヤが完全にダメになってしまった。仕方なくスマホでJAFに連絡を取る。牽引してもらうことになりそうなので、なじみのHondaCarsに電話して、近い場所のHondaでタイヤ交換してもらえるよう手配してもらう。

JAFのレッカーが到着したのは5時半。近くのHonda(愛媛上泉店)までは40kmあり、牽引してもらって着いたのは終業時間も過ぎた7時過ぎ。JAFの方にもHonda愛媛上泉店の方にも良くしてもらって8時前、無事帰路につく。牽引とタイヤ代で約4万円の臨時出費だが、パンクに気づいた時にはどうなるかと思っていたので、安堵感の方が強かった。JAF・Hondaの方に丁寧な対応をしてもらったせいもあるだろう。

9時前に帰宅。最後にとんでもないトラブルがあったが、充実した2日間だった。

 

 

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H27 冬の瓶ケ森 その1

2015年01月27日 | 風景写真

3回目となる冬の瓶ケ森。連休を利用したいところだが、連れて行ってくれるKENさんは連休に地区の用事があるとのこと。それで私の方が休むことのできる土曜日にKENさんの都合を合わせてもらい、1月24日からのトライとなった。

少し早目に出て、待ち合わせ場所の寺川神社に着いたのは8時過ぎ。途中、寒風山トンネルの手前で止まっていた車がKENさんだったような気がしたが、通り過ぎてしまった。少し仮眠をとっていたら、KENさん到着。やはりあの車はKENさんのものだったようだ。すぐに出発して白猪谷の登山口に向かう。高知県内に入ってから所々残っていた程度の雪も、この辺りではしっかり積もっている。かろうじて残る先行者の轍をたどって、登山口までの10kmを30分かけて到着。登山口の駐車場に停まっていた車は1台。車を停めて準備をしていると、後続車が到着。見ると山荘しらさの小森マネージャーである。慣れている小森マネージャーがお先にと声をかけて出発した後、我々も出発。

 雪はまだ新しくて柔らかい。歩くと沈み込むので結構疲れるのだが、斜面を登るときには雪ごと足場が崩れるので一苦労である。天候がいいので気温も高い。汗をかかないようゆっくりしたペースで登っていく。天候が良すぎて、木々に着いた氷が溶け落ちている。しらさの避難小屋近くになってやっと霧氷の名残らしきものに出会えた。

 山荘しらさに着いたのは12時過ぎ。場所を借りて昼食を取った後、使わない装備を置かせてもらい、スノーシューをつけて伊吹山へ向かう。道には結構雪が積もっているが、霧氷はかなり溶け落ちている。晴天下のスノーハイキングを楽しみながら、それぞれ気に入った絵を撮っていく。今年持ってきたのはフルサイズのD800だが、KENさんも新調してCANONの6Dである。

 真っ青な空がバックだが、溶け落ちた霧氷が残念。石鎚や瓶ケ森をバックにどんどん撮っていくが、なかなか気に入ったものにならない。条件的には一昨年の方がよかったような。

昨年のように雪をまとった木々がモンスターに見えるのも面白いのだが。

 4時過ぎに山荘に戻る。太陽が沈む時間になるともう一度カメラを持ち出して石鎚を狙ってみる。あれほど晴れていたのに、石鎚は雲に覆われてしまいつつあるが、夕陽の中、石鎚が面白い色に染まる。

今夜、同宿する3人組が到着。一緒に食事をしながら話を聞いていると、住んでいる場所も仕事も全く違うのに、山好きということで一緒に行動しているらしい。考えてみると私とKENさんも、「JJJさん」「なかちゃん」「おいわさん」をはさんで出会った関係である。今日の宿泊者5人で四国四県をカバーしているというのも、不思議なものである。

我々は深夜出発なので、早々に床につく。パッキングを済ませ、スマホの目覚ましを2時半に合わせて9時就寝。明日の天気は期待できそうだ。

 

 

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雪景色 母衣暮露の滝

2015年01月19日 | 自然写真 滝

1月18日 大神子海岸からのつづきです。

大神子海岸で日の出を拝んだ後、R192を西に進む。山川町でR193へと左折し、さらに美郷郵便局から県道250へと入って、目指すは母衣暮露の滝。

今季初の氷瀑が見られるかと期待していたのだが、県道に入っても雪はなく、道も凍っている様子はない。これはダメかと思いながらも進むと、やっと雪景色に出会う。車一台が先行した跡があるので、やはり物好きがいるのだと思い、もしかしたらと期待が膨らむ。先行者は途中の民家の方のもので、滝の少し手前からタイヤの跡が消える。誰も通っていない雪道を少し走ると母衣暮露の滝の入り口に到着。

車を降りて振り返ると、雪の上にはVEZELのタイヤ跡だけ。

 谷を見るとかなりの水量がある。となると氷瀑は難しそうだなと思いながら、長靴に履き替え、装備をもって遊歩道へと進む。野鳥の会で購入した長靴はぴったりして履き心地はいいのだが、薄手の為、雪道では少し冷たい。

遊歩道途中の小滝。水はしっかり流れている。

母衣暮露の滝が見えてくる。やはり凍り付いてはおらず、むしろ普段より水量が多いようだ。

滝前に張られたロープから氷柱が垂れ下がる。岩に着いた飛沫が凍り付いて面白い形になっていた。

帰り際に振り返っての一枚。凍っていない時のこの滝は、ここからの絵が一番好みだ。

残念ながら氷瀑を見ることはできなかったが、雪景色の中の母衣暮露の滝もいいものだ。

30分ほどの滞在で母衣暮露の滝を後にして帰路につく。今日は香川県写真家展の最終日。今迄写真展を見に行くことはなかったが、冨田さんらが出展しているとなると見ないわけにはいかないし、自分が知っている場所が撮影されているのを見るのは勉強になる。2月にはカフェ・セゾンで写真展があるようだし、3月には風景写真協会の展示もある。機会を作って見に行けるようにしたい。

 

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みたび大神子海岸 H27

2015年01月18日 | 自然写真 滝

今年に入ってから、休みのたびに徳島からのだるま朝日を取りに通っている。きょうも大神子海岸へ向かうのだが、徳島に向かうのはもう一つ理由がある。ガソリンが安いのである。高松と比較して10円/㍑も違う。今日も徳島市内のセルフスタンドで給油してから大神子海岸へ。晴天だが、東の空には雲がかかり、日の出を臨むには難しい感じ。私の到着後、2台程帰った車があったのは、朝日をあきらめたカメラマンだろうか。

少し待っていると、水辺付近が赤く染まっている。あきらめた後に陽が昇った経験は何度もあるので、装備を抱えて浜辺に出る。ほぼ同時に常連さんらしき人たちも出てきて位置取りを始めた。先週の状況から判断してこの辺り・・・と思ったあたりに、常連さんたちも集まっている。

7時6分、想定通りの位置から太陽が昇り始める。

雲の間の隙間は太陽1個分に少し足りない漢字。だるまになる頃には頭が雲にかかってしまう。

まだあと数日はこの場所からだるま朝日が臨めるだろうが、私にとっては今期はこれが最後。三度のトライで三度ともだるま朝日を拝める幸運に恵まれた。絵としてはまだまだなのでもっと研究して来冬に活かしていきたい。

 

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大神子海岸 H27 Part.2

2015年01月12日 | 風景写真

連日の大神子海岸。昨日の撮影でいい感じがつかめたので、今日も幸運を期待して早朝の高速を走る。途中雨に降られたりもするが、大神子海岸の駐車場に着く頃には雲間から月も見えていた。

昨日と同じように600mm望遠を抱えて砂浜へ。昨日の場所より少し南寄りと考えていたら、すでに常連らしき人たちがいたのでその脇に三脚を据える。

陽の登る辺りには雲がかかっている。少しずづつ移動しているので、日の出頃までに開けるといいなと常連さんが話している。

そしてほぼ想定した位置から太陽が顔を出す。

常連さんの話によると、潮が引いているため遠方の島影が見えるらしい。このままではダルマになる位置で島影に被ってしまう。

うまい具合に船が通るが、少しタイミングが早い。ファインダーでのぞく太陽はくっきりしているが、撮った絵では輪郭がぼやける。薄い雲がかかっているようだ。

輪郭のボケはピントの所為かと思って操作しているうちにタイミングを逃しそうになる。

2日続けての大神子海岸。撮ったものには不満が残るが、ここでは望遠ズームを使った方が良いことがよくわかった。これからの構図に活かしていきたい。

 

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